綱の系譜

p41横綱が締めている「綱」には、サガリの代わりに、御幣がたれさがっている。神社のご神木などに見られる、あのジグザグに折られた白い紙だ。御幣を身にまとうことを許された横綱は、とりもなおさず、神聖な現人神(あらひとがみ)であることを自ら体現している。

この「綱の系譜」では、そんな現人神たちのプロフィールを個別に紹介してみたい。第16代の西ノ海以降は写真付きである。今となっては貴重なものも多数あるので、そのあたりもお楽しみいただきたい。


平 成 第72代:稀勢の里 寛

本名 萩原 寛
生年月日 昭和61年7月3日
出身地 茨城県牛久市
身長・体重 187cm、175kg
所属部屋 田子ノ浦
初土俵 平成14年3月
新入幕 平成16年11月
横綱昇進 平成29年3月
最終場所
幕内勝率
横綱勝率
優勝回数
年寄名
没年月日
享年
平 成 第71代:鶴竜 力三郎

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本名 マンガルジャラビーン・アナンド
生年月日 昭和60年8月10日
出身地 モンゴル・ウランバートル
身長・体重 186cm、155kg
所属部屋 井筒部屋
初土俵 平成13年11月
新入幕 平成18年11月
横綱昇進 平成26年5月
最終場所
幕内勝率
横綱勝率
優勝回数
年寄名
没年月日
享年
平 成 第70代:日馬富士 公平

平成24年7月場所から2場所連続優勝を決め、3度目の挑戦が実り第70代横綱への昇進を決めた。
2場所連続優勝での横綱昇進を決めたのは、平生6年九州場所の貴乃花以来。
5年ぶりの横綱誕生で2年10ヶ月ぶりに東西横綱が揃う。
28歳5ヶ月の昇進は、昭和33年以降7番目の年長、外国出身では武蔵丸の28歳を上回る最年長記録。
初土俵から70場所での昇進は史上5番目、新入幕から47場所は史上4番目に遅い記録。
昇進した場所(平成24年11月場所)で幕内最軽量、これは昭和57年9月の千代の富士以来30年ぶりとなる。
土俵入りの型は、不知火型となり、史上初めての両横綱(現在白鵬)不知火型での揃い踏みとなる。


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本名 ダワーニャム・ビャンバドルジ
生年月日 昭和59年4月14日
出身地 モンゴル・ゴビアルタイ
身長・体重 186cm、133kg
所属部屋 伊勢ヶ濱
初土俵 平成13年1月
新入幕 平成16年11月
横綱昇進 平成24年11月
最終場所
幕内勝率
横綱勝率
優勝回数
年寄名
没年月日
享年
平 成 第69代:白鵬 翔

平成16年3月場所から平成19年5月場所まで続いた朝青龍の一人横綱を、
平成19年3月・5月と2場所連続優勝し、満場一致で横綱へ昇進、解消した。
曙、武蔵丸、朝青龍に続く4人目の外国人横綱となった。
22歳2か月での昇進は北の湖、大鵬に続く史上3位の若さで、初土俵から所要38場所も曙、朝青龍に続く3位のスピード出世である。


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本名 ムンフバド・ダヴァジャルガル
生年月日 昭和60年3月11日
出身地 モンゴル・ウランバートル
身長・体重 192cm、155kg
所属部屋 宮城野
初土俵 平成13年3月
新入幕 平成16年5月
横綱昇進 平成19年5月
最終場所
幕内勝率
横綱勝率
優勝回数
年寄名
没年月日
享年
平 成 第68代:朝青龍 明徳

横綱と大関が次々休場していくなか、一人で踏ん張った平成14年九州場所で念願の初優勝。平成の大横綱・貴乃花の引退場所にまるで入れ替わるように横綱へと昇進し、曙、武蔵丸に続く3人目の外国人横綱となった。
初土俵以来25場所での横綱昇進は史上最速である。


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本名 ドルゴルスレン・ダグワドルジ
生年月日 昭和55年9月27日
出身地 モンゴル
身長・体重 183cm、140kg
所属部屋 高砂
初土俵 平成11年1月
新入幕 平成13年1月
横綱昇進 平成15年3月
最終場所 平成22年1月
幕内勝率 79.6%
横綱勝率 83.6%
優勝回数 25
年寄名
没年月日
享年
平 成 第67代:武蔵丸 光洋

曙に続く二人目の外国人横綱であり、入門から2年で入幕。新入幕場所で敢闘賞を受賞して、その実力を発揮した。大関昇進後は勝ち越しているものの、なかなか優勝できずにいたが、平成11年、春と夏の2場所連続優勝で横綱昇進となった。
武蔵丸の容姿はどことなく、上野の西郷隆盛像を思わせる。


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本名 フィヤマル・ペニタニ→武蔵丸 光洋
生年月日 昭和46年5月2日
出身地 米国ハワイ州オアフ島
身長・体重 190cm、224kg
所属部屋 武蔵川
初土俵 平成元年9月
新入幕 平成3年11月
横綱昇進 平成11年7月
最終場所 平成15年11月
幕内勝率 72.5%
横綱勝率 76.3%
優勝回数 12回
年寄名 振分
没年月日
享年
平 成 第66代:若乃花 勝

実弟である貴乃花より小柄ではあるが、立会いの呼吸をはかるタイミングや、しぶとさ、うまさは天下一品だった。平成7年九州場所の優勝決定戦で初の兄弟対決となり、見事弟を破り賜杯を手にした。
平成10年、春と夏の二場所連続優勝で横綱に昇進したが、その後は優勝もなく成績は振るわなかった。相撲ファンには「お兄ちゃん」と呼ばれ親しまれていた。


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本名 花田 勝
生年月日 昭和46年1月20日
出身地 東京都中野区本町
身長・体重 180cm、134kg
所属部屋 藤島→二子山
初土俵 昭和63年3月
新入幕 平成2年9月
横綱昇進 平成10年7月
最終場所 平成12年5月
幕内勝率 66.3%
横綱勝率 63.1%
優勝回数 5回
年寄名 藤島
没年月日
享年
平 成 第65代:貴乃花 光司

最年少幕下優勝、最年少関取、最年少幕内優勝など数々の記録を打ち立てながら、確実に番付を上げていき、平成6年秋場所と九州場所で連続全勝優勝して横綱に昇進。まさに相撲の天才児である。
平成13年5月場所以降は故障のためかほとんど休場しており、そのまま引退となった。実兄である若乃花と共に「若貴人気」で相撲ブームを巻き起こした。


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本名 花田 光司
生年月日 昭和47年8月12日
出身地 東京都中野区本町
身長・体重 185cm、160kg
所属部屋 藤島→二子山
初土俵 昭和63年3月
新入幕 平成2年5月
横綱昇進 平成7年1月
最終場所 平成15年1月
幕内勝率 76.0%
横綱勝率 81.8%
優勝回数 22回
年寄名 貴乃花
没年月日
享年
平 成 第64代:曙 太郎

貴乃花、若乃花と同期生で、出世を競い合うように横綱へと昇進。外国人初の横綱誕生であった。入門以来18場所連続勝ち越しの記録もあり、長いリーチを生かして突っ張りを炸裂させれば、相手はひとたまりもなかった。
平成8年夏場所前に日本への帰化が認められ、平成10年長野冬季五輪の開会式では土俵入りも披露した。


tsuna64

本名 ローウェン・チャド・ジョージ・ハヘオ
生年月日 昭和44年5月8日
出身地 米国ハワイ州オアフ島
身長・体重 204cm、235kg
所属部屋 東関
初土俵 昭和63年3月
新入幕 平成2年9月
横綱昇進 平成5年3月
最終場所 平成13年3月
幕内勝率 72.7%
横綱勝率 78.2%
優勝回数 11回
年寄名曙
没年月日
享年
平 成 第63代:旭富士 正也

北海道と青森は相撲王国といわれるだけあって、41代千代の山から、この63代旭富士まで、23人中14人も横綱が生まれている。近大相撲部を中退後、初土俵から7場所で十両昇進。「津軽ナマコ」といわれるくらい柔軟な体で、相手を崩して攻めるのが上手かった。
千代の富士とすい臓炎が壁になって、横綱にはなかなかなれなかったが、7回目の挑戦でついに横綱となった。力強さも生まれ千代の富士も倒せるようになったが、横綱としては短命に終わる。


tsuna63

本名 杉野森 正也
生年月日 昭和35年7月6日
出身地 青森県西津軽郡木造町曙
身長・体重 189cm、143kg
所属部屋 大島
初土俵 昭和56年1月
新入幕 昭和58年3月
横綱昇進 平成2年9月
最終場所 平成4年1月
幕内勝率 63.7%
横綱勝率 71.0%
優勝回数 4回
年寄名 安治川
没年月日
享年