2019.07 本場所 中日 昼 情報!

■豪栄道
8日目の14日、休場した。
師匠の境川親方によると、以前から右肩を痛めており、6日目から2連敗するなど7日目まで3勝4敗と不振だった。
再出場の見込みはなく、9月の秋場所は8度目のかど番となる。
今場所は4大関のうち、貴景勝、栃ノ心に続いて3人が不在の事態となった。
境川親方は「本人は『しんどくて力が入らない』と言っていた。
だましだましやってきたけど、治療に専念させる」と説明した。
豪栄道の休場は昨年九州場所以来9度目。
8日目の対戦相手、平幕明生は不戦勝。
今場所の十両以上の休場は平幕嘉風、十両安美錦を含めて5人目となった。

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2019.07 本場所 中日 情報!

■鶴竜
危なげなく正代を破って7連勝を飾った。
立ち合いから左前まわしを取ると右上手もガッチリ。
同じ時津風一門で、普段は一緒に稽古しているが「稽古場と本場所は違うから」と、油断せず5秒3で退けた。
場所前に腰を痛めたが「(今場所の)最初は負担がかからないように速い相撲を取ろうと考えていたけど、日に日に落ち着けるようになった」と、状態も上向きで自信をのぞかせた。

■白鵬
7日目、白鵬は勝つには勝ったが、大栄翔にだいぶてこずった。
立ち合い左から張ったが右をさせず、つかまえられないまま何度もはたきにいった。
最後ははたき込んだが、アップアップだった。
6日目の碧山戦もそうだったが、白鵬には一時の圧力が確実になくなっている感じもする。
対戦相手にすればそんなに慌てて出る必要もなく、おっつけたり、突っ張ったりと見ながら押していくべきだろう。
しかし、染みついたかつてのイメージはそう簡単には拭えないのか、いかなきゃいかなきゃと出ている。

■高安
7日目、平幕碧山の右からのすくい投げでまわしを切られたが、すかさず突いてさがったところを押し出した。
1敗を守り、優勝戦線に踏みとどまった。
「落ち着いてとれました。
(土俵際の)詰めだけしっかりとりたい」と気を引き締めた。
中日は12勝12敗と五分の関脇玉鷲の挑戦を受ける。
難敵を退け、3日目からの連勝を伸ばしたい。

■御嶽海
三役常連の御嶽海は、先場所優勝した25歳の朝乃山が相手とあれば燃えないはずはない。
「年下には負けられないでしょう」。強烈なプライドを胸に、2場所続けて挑戦をはね返した。
下から突き上げて相手を起こし、朝乃山得意の右四つにはさせなかった。
相手がたまらず引いたところを逃さず、もろはずでさらに下から攻め、一方的に押し出した。
「自分のほうが低かった。良かったんじゃないですか」。納得の内容だった。
昨年名古屋場所で初優勝してからの1年を、「早くて長かった」と独特の言い回しで振り返る。
けがもあって賜杯争いに絡めず、大関挑戦が実らなかった悔しさがある。
「今場所の主役になりたい」。長野県出身の26歳は、準ご当所でもう一度輝きたい強い思いを隠さない。
今場所の名古屋は比較的涼しいが、「早く暑くなってほしいね。その方が好きだから」。
場所前は十分な稽古を重ねてきただけに、スタミナには自信がある。
賜杯争いでは鶴竜、白鵬を2差で追う。さらに調子を上げて横綱、大関戦を迎えたい。

■遠藤
7日目、人気の平幕遠藤は、大関豪栄道にもろ差しを果たして寄り切る完勝。
連敗を2で止めて3勝目を挙げた。
「しっかり集中して取れた。勝てたから(内容も)よかった」。
最近2場所は、勝ち越せば返り三役も狙えた前頭筆頭、同2枚目でともに7勝8敗と悔しい思いをした。
この日で関脇以上の対戦を終え、「後半へ向け、引き締めていきたい」と先を見据える。

■輝
中学の同級生対決が、大相撲で実現した。
西前頭12枚目輝と、西前頭14枚目炎鵬の初顔合わせ。
同学年で金沢市立西南部中の相撲部に所属していた間柄だ。
相撲は輝に軍配。
潜り込もうと飛び込む炎鵬を、下から突き起こして最後は押し倒した。
中卒で193センチ、143キロの「白鵬並みの体格」として鳴り物入りで入門した輝に対し、168センチの炎鵬は高校、大学を経由。
中学の稽古場以来、約10年ぶりの手合わせだった。
「懐かしいと思った」と輝。
炎鵬が「一番負けたくない相手」と言えば、輝は「これから何回でも取っていけたら」と再戦を心待ちにした。


大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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2019.07 本場所 7日目 情報!

■鶴竜
大相撲名古屋場所6日目(12日、ドルフィンズアリーナ)鶴竜が無傷の6連勝。
張り手、突き押しで前進し、左をのぞかせた遠藤を後退しながら、流れるようにはたき込んだ。
「左を深く差されたら(自分が土俵から)出ていたと思う。しっかり反応できた」とうなずいた。
中盤戦へ「集中し続けること」と気合十分。
勝ちっ放しが横綱2人となったが、優勝争いに水を向けられると「まだ何も始まっていない」と乗ってこなかった。

■白鵬
勝ちっ放しは両横綱だけになった。
白鵬は落ち着いて碧山の攻めをしのぎ、土つかずの6連勝。
横綱・白鵬は落ち着いた取り口で無敗を守った。
体重193キロの碧山との突っ張り合い。
互いに譲らず、土俵の真ん中で見合う形になったが「行きすぎず、守りすぎず」と慌てない。
たまらず先に出た相手の動きに合わせて、体を開くと、冷静にはたき込んだ。
休場明けながら、連日の軽快な動きで健在ぶりを示し、「一番一番、連勝を伸ばしていきたい」と力を込めた。

■豪栄道
大相撲名古屋場所6日目(12日、ドルフィンズアリーナ)豪栄道に元気がない。
昨年から5連勝中の正代に防戦一方のまま寄り切られ、先場所と同じく6日目で早くも3敗目を喫した。
左上手を許し、右半身の体勢で完敗。
苦しい土俵が続く大関は中盤戦に向け「集中するだけですね」と口数が少ない。
審判長を務めた師匠の境川親方(元小結両国)は「弱いからしょうがない。負けたから言い訳はできない」と手厳しかった。

■御嶽海
御嶽海が新小結の竜電を圧倒した。
過去2戦2敗の相手を一気に突き放して完勝し、「理想的だった。しっかりと前に出て勝ててよかった」と自賛した。
今後、対戦を重ねる可能性も高いだけに「3回、4回と負けると、苦手意識が自然につく。勝っておくと全然、違う。大きいと思う」と満足げだった。

■正代
伸び悩む大器に一皮むけそうな予感が漂う。
元学生横綱の正代が、迫力十分の攻めで豪栄道を1年ぶりに撃破。
「立ち合いがとても良かった」。そう繰り返す言葉に、充実感がこもった。
大関得意の右四つに組んでも、「あそこで体勢を整えていたら、相手にも整えられてしまう」と構わず前進。
左上手を引くのも素早かった。それでいて、冷静さも失わない。
回り込みながらすくい投げを打つ大関の反撃にも難なく対応し、体を預けるように寄り切った。
西前頭3枚目だった3月の春場所は10日目でようやく初白星。
普段はひょうひょうとした男が珍しく涙を流した。
「もう味わいたくない」。苦い経験を糧に一日一番に臨む心構えを改め、「勝ち負けでなく、自分の相撲を取ることに集中できている」という。
昨年名古屋場所の御嶽海のみならず、同じ学生相撲出身の朝乃山も先場所で初賜杯を抱き、発奮材料になったのだろう。
7日目は、過去11戦全敗の鶴竜に挑戦。
「やることは同じだと思う」。頼もしい口ぶりに波乱を起こす気概がにじんだ。

■逸ノ城
大相撲名古屋場所6日目(12日、ドルフィンズアリーナ)実力者の逸ノ城が2日目から5連勝と調子を上げてきた。
好調の理由を「(前に)出ているからですかね。下がるとそのまま下がってしまう」と説明する。
この日も右四つ左上手で体を密着させると、志摩ノ海に何もさせず寄り切った。
栃ノ心の休場で横綱戦が組まれる可能性が浮上。
関脇だった先場所は再出場しながら5勝止まりだったが、春場所では14勝を挙げて最後まで優勝争いに絡んだ。
上位陣にとって脅威の男は「前に出ないと」と自らに言い聞かせていた。

■炎鵬
小兵の炎鵬が矢後を見事に転がした。
潜り込むと、自身より80キロほど重い相手に首を抱えられ、「苦しかったが、我慢した」という。うまくタイミングを計って右からのかいなひねりを決め、「落ち着いて対応できたのがよかった」と納得顔だった。
先場所も、同学年の矢後を上手ひねりで仕留めている。
「相手の足の位置、距離感など全てが合わないと決まらない」と秘訣を明かした。


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2019.07 本場所 6日目 情報!

■白鵬
大相撲名古屋場所5日目(11日、ドルフィンズアリーナ)横綱白鵬は人気の平幕遠藤に立ち合いから押し込まれて後退。
左足が俵にかかったところから俊敏に回り込み、左から小手に振って相手を横転させた。
「(遠藤の体勢が)いつもより低かった。とっさに体が反応したね」と余裕を感じさせた。
全休明けの序盤5日間を全勝で乗り切り、「体が動いているという感じだね」。自身にとって令和初となる43度目の優勝へ向けて加速する。

■高安
大相撲名古屋場所5日目(11日、ドルフィンズアリーナ)高安は今場所初めて納得のいく相撲を取れたのではないか。
立ち合いでは体当たりが多いが、この日は阿炎に対して左を差しにいった。
阿炎には立ち合いに変化はあっても捕まえれば負ける相手ではないと、見ながら差しにいきもろ手突きが外れたところをついて行って押し出した。
立ち合いの体当たりを貫くのもいいが、相手にしたらやりやすい。
左を差しにくるのか右からくるのか分からないと相手はヤマをかけ威力も弱くなる。
優勝やもっと上を目指すには、立ち合いにもっとバリエーションがあってもいい。

■栃ノ心
大相撲の西大関栃ノ心(31=春日野)が名古屋場所6日目の12日、休場した。
初日から5連敗と不振だった。
このまま再出場せずに負け越すと、9月の秋場所は3度目のかど番となる。
栃ノ心は3月の春場所で負け越し、大関在位5場所で関脇に転落。
だが先場所で10勝し、1場所で大関に復帰したばかりだった。
休場は初場所以来で9度目。6日目の対戦相手、新小結阿炎は不戦勝。
今場所は初日から休場の貴景勝に続き、2大関が不在となった。
今場所の十両以上の休場は貴景勝、平幕嘉風、十両安美錦に続いて4人目。

■逸ノ城
大相撲名古屋場所5日目(11日、ドルフィンズアリーナ)関取最重量227キロの平幕逸ノ城が立ち合いから踏み込んで左上手を浅く取り、千代大龍を寄り切り2日目から4連勝だ。

■友風
大相撲名古屋場所5日目(11日、ドルフィンズアリーナ)平幕友風(24)が妙義龍(32)を小手投げで破り、自身初の初日から5連勝を飾った。
右膝手術のため休場した兄弟子、嘉風(37)の思いも背負って快進撃を続ける。
白鵬(34)と鶴竜(33)の両横綱と平幕照強(24)の4人が5戦全勝。
今場所から大関復帰の栃ノ心(31)は朝乃山(25)に寄り切られ、5連敗を喫した。
183センチ、180キロの恵まれた体が一段と大きく見える。
友風は前日、入幕3場所目で初めて初日からの4連勝。この日も勢いは止まらない。
「弱気が出てしまったが、勝ったので良かった。上手を取らせず前に出た結果」
日体大の8学年先輩でもある元関脇の実力者、妙義龍に立ち合いから右を差され、後退させられた。
そこから左で抱えて前に出ると、最後は渾身の力で相手の上体を起こして、素早く小手投げでたたきつけた。
支度部屋では「小手投げって何ですか。初めて聞きました」と報道陣に問いかけるほど、本人の頭にはなかった技だった。
快進撃の原動力は、“兄”の存在だ。「兄弟子と弟弟子、先輩と後輩というより本当の兄弟」。
そう慕う日体大の13学年先輩で幕内最年長の嘉風は、右膝を手術して休場。
その兄弟子から「俺の分も頑張ってくれ」と激励を受けて、今場所に臨んでいる。

■炎鵬
人気小兵力士の幕内炎鵬(24=宮城野)が、三役経験者の幕内栃煌山(32=春日野)を寄り切って、序盤戦を4勝1敗で終えた。
立ち合いから動き回り、栃煌山の攻めを右へ左へといなして翻弄。
隙を突いて左を差し、一度は土俵際で粘られるも、今度は右前まわしに食らいついて寄り切った。
19秒8の熱戦に館内は大歓声に包まれた。
支度部屋では「よく動けたと思います。でも、左が入って『いける』と思っても押し切れなかった。まだ攻めが遅いですね」と反省も忘れなかった。
初顔合わせだった先場所10日目に、栃煌山にはたき込まれて黒星。
雪辱を果たし、「前回は『テレビで見ていた人だ』とか考えすぎていたが、今日はそんなことはなかった」と終始、冷静だった。
1敗を死守して中盤戦に突入するが、「これからじゃないですか。集中を切らさずにやっていきたい」と視線を上げた。

■照強
幕内3場所目の照強が5連勝スタートを切った。
矢後に顔面を突かれて懐には飛び込めなかったが、低い姿勢で耐え、はたきにも落ちずに押し出し。
鼻血を拭いながら、「我慢すれば何とかなる」と振り返り、満足そうな表情を浮かべた。
場所前は宝富士や明生らと十分な稽古を積み、体重アップにも取り組んできた。
「下半身が安定して、めちゃくちゃ力が入る。立ち合いでしっかり当たれている」と成長を実感できているようだ。


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2019.07 本場所 5日目 情報!

■鶴竜
鶴竜は心憎いほどに冷静沈着だった。
もろ手で出た阿炎の回転のいい突きを受けても、微動だにしない。
あてがっては相手を正面に置き、勝機をうかがう。
引きに乗じて一気に前進。新小結の挑戦を難なく退けた。
涼しげな表情で勝ち名乗りを受け、「相手がよく見えていた」と納得顔。
格の違いを見せつけられた阿炎は「横綱は全然崩れなかった。力が逃がされ、伝わらなかった」と脱帽するしかなかった。
場所前の稽古中に腰を痛め、数日間は静養に努めざるを得なかった。
不安を抱えて初日を迎えた中、完勝で4連勝とし、「しっかり相撲に集中できている」。
横綱在位は32場所に到達し、歴代10位タイ。最高位で培った経験、気力が苦境で生きてくるのだろう。
名古屋場所はけがのため、2016年から3年続けて途中休場。
先場所も好内容で白星を重ねながら失速して、朝乃山に賜杯を奪われた。
苦い思いは繰り返したくないだけに、内心に期するものがある。
「目の前の相手に対して、やるべきことをやるだけ」。短い言葉に、昨年夏場所を最後に遠ざかる優勝への決意が感じられた。

■白鵬
大相撲名古屋場所4日目(10日、ドルフィンズアリーナ)白鵬が初顔合わせの相手に、またも横綱の力を見せつけた。
立ち合いから右で張って左を差し、右上手を引きつけると新小結竜電に攻め手を与えることなく寄り切って完勝。
これで平成19年の名古屋場所で横綱に昇進して以降、初顔相手の戦績は48勝4敗となった。
「(竜電は)いい流れで来ていたけど、そうはさせないという気持ちで土俵に上がりました」と涼しい顔だった。

■高安
大相撲名古屋場所4日目(10日、ドルフィンズアリーナ)大関の意地だ。
高安が先場所優勝で初顔合わせの朝乃山を激しい攻防の末に制し、伸び盛りの若手に立ちはだかった。
「当たりは良かった」。体を思い切りぶつけて突き、押し。相手得意の右四つになったが、左上手を与えない。
攻めを右下手投げでこらえ、さらに下手出し投げを放つ。自分から技を仕掛けて横転させた。
2日目から異例とも言える2日連続の取り直しで1勝1敗と苦しんだ。
この日も速攻で仕留めたかったようで「もっと前に勝負を決めたかった」と反省を忘れなかった。
腰に不安を抱えた場所前は二所ノ関一門の連合稽古を欠席。だが兄弟子の荒磯親方(元横綱稀勢の里)は「オーバーワーク気味だった。ちょうどいい休みだったと思うよ」と影響を否定する。
高安は「明日も頑張って取ります」と多くを語らず、集中力を高めた。
初優勝の悲願に向け、取りこぼしは許されない。

■栃ノ心
大相撲名古屋場所4日目(10日、ドルフィンズアリーナ)1場所で大関へ返り咲いた栃ノ心(31)は平幕大栄翔(25)に押し出され、初日から4連敗と精彩を欠く。
取り戻した「大関」の看板が、曇ったままよく見えない。
大関から陥落し、1場所で復帰した栃ノ心が迷走。初日から4連敗となった。
「よくないね。また、あしたから気合を入れる…」。支度部屋での口も重かった。
場所直前、部屋での関取衆との稽古で左肩を痛めた。
だが、師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「肩は大丈夫。膝でしょう。闘ってはいるんだけどね。自分の相撲を忘れている」。
かつて前十字、側副靱帯を断裂した右膝の不調を指摘した。
定評のある怪力が、すっかり影をひそめている。
突き押し得意の大栄翔に応じて、突っ張り合いに。
だが相手のいなしに上体が泳ぎ、土俵を飛び出すかたちで押し出された。
序盤で平幕3人に取りこぼし。師匠は「膝が(前へ)出ないから手も出ない。頑張らせますけど…」と、休場には言及しなかった。
1月の初場所で初日から4連敗を喫し途中休場。3月の春場所を7勝8敗と負け越して関脇へ転落した。
昭和44年名古屋場所以降、陥落した翌場所で10勝以上挙げれば大関復帰となる現行のかど番制度となり、栃ノ心は5月の夏場所で10勝して1場所で返り咲いた。
こうした例は栃ノ心を含め5人いるが、念願の復帰を果たした場所で再び苦労したのは貴ノ浪(平成12年春場所=7勝8敗)、栃東(16年秋場所=2勝2敗11休)で、すぐにまたかど番へ追い込まれた。
栃ノ心を勇気づける先人がいる。先代春日野親方(元横綱栃錦)だ。
昭和26年春場所。前頭2枚目で初日から7連敗を喫しながら、その後上位とも対戦しながら8連勝。
8勝7敗と勝ち越した、唯一無二の快記録を残している。4連敗で、下を向いてはいられない。

■朝乃山
前頭筆頭の朝乃山(高砂)が大関・高安(田子ノ浦)に下手出し投げで敗れて3敗目を喫した。
今場所初日に大関の豪栄道(境川)を撃破するも、二日目の白鵬(宮城野)、三日目の鶴竜(井筒)と2横綱に連敗を喫した朝乃山。
立ち合い正面からぶつかったものの、高安に右を差されると、右からの下手出し投げで土俵に勢いよく転がされた。

■北勝富士
大相撲名古屋場所4日目(10日、ドルフィンズアリーナ)北勝富士が大関豪栄道を破り、ようやく初日を出した。
土俵際まで追い込みながら引いたところを逆襲されピンチを招いたが、相手がバランスを崩したところをタイミング良くはたき込んだ。
「体の状態が良いので勝てた。普通なら(土俵の外まで)持っていかれていた」。
3日目までは2横綱1大関と対戦し、全敗。「調子の良さと結果を結びつけていけたら」と巻き返しを誓った。

■友風
大相撲名古屋場所4日目(10日、ドルフィンズアリーナ)入幕3場所目の24歳、友風が平幕で勝ちっ放しと好調さが目立っている。
この日は志摩ノ海を攻め立てて押し出すなど内容もいい。
多くの報道陣に囲まれ「今日みたいな相撲は自信になる。自然と(攻め手が)出た結果」と上機嫌だった。
日体大相撲部出身で2年前の夏場所初土俵。183センチ、180キロの体格で突き、押しを武器にデビュー以来負け越し知らずで躍進している。
大学の先輩で慕っている兄弟子の嘉風が休場しているだけに「嘉(風)関の分まで頑張って、いい相撲を取りたい」と言葉に力を込めた。

■照強
照強が先場所に続いて炎鵬との小兵対決を制した。
2度目で成立した立ち合いでも冷静。
相手を潜らせず、強烈な左で押し倒し、「左を差してくると分かっていた。いい感じで当たれた。理想通りの相撲」とご満悦の様子だった。
初日から4連勝。思うように体が動いている実感があるそうだが、「前半が調子良くて、後半に落ちるパターンがある」と、こちらも冷静に自己分析。
「まずは勝ち越しを目指したい」と気を引き締めた。


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2019.07 本場所 4日目 情報!

■白鵬
白鵬がうるさい相手を退けて3連勝。
右を差して、中に入ろうとする北勝富士の動きを止めると、低く頭をつける相手の肩越しに左を伸ばして上手を取り、最後は押しつぶすように左からひねった。
「立ち合いは悪くなかった。すくい投げか、前に出ようかと思っていた」と戦略を練っていた横綱。
肩越しにまわしを取る形は稽古で試みることがあり、「やっているから技も決まるんでしょうね」と満足そうだった。
休場明けで相撲勘が心配されていたが、「どうかなと思っていたが、体が動いている」と不安は消えつつある。

■高安
高安は2日続けての取り直し。
この日の遠藤との一番は軍配をもらったが、物言いがついた。
もう一丁では相手が前まわし狙いにきたところを右にかわして突き落とし、「内容は良くない」。連敗を免れても渋い表情だった。
2日目の竜電戦と合わせて2日で4番。
八角理事長(元横綱北勝海)は「場所前に(腰痛で)あまり稽古できなかったから、前向きに考えないと」と冗談交じりに話した。

■栃ノ心
関脇に陥落した夏場所で10勝し大関に復帰した栃ノ心は、新小結の竜電の上手出し投げに屈し3連敗。

■御嶽海
御嶽海が関脇対決を制した。
低く当たって玉鷲を起こし、一方的に押し出した。
「いい形で下に入れた。ああいう相撲が取れれば」と自賛。
玉鷲戦の連勝を10に伸ばした。
体調を崩して入院していた師匠の出羽海親方(元幕内小城乃花)が、この日から名古屋場所担当部長の職務に戻った。
御嶽海は「プレゼントになったんじゃないか。白星を重ねられたし、乗っていきたい」と上機嫌だった。

■竜電
28歳の新小結の竜電が前日の高安に続いて栃ノ心を破り、土俵を沸かせた。
連日の大関撃破に「正直うれしいです」と顔をほころばせた。
立ち合いで左上手を取ると頭を下げて体勢は十分。
投げを打って栃ノ心の姿勢を崩しながら、最後は右前まわしを引きながらの上手出し投げで転がした。
「勝手に体が動いた」と口にするほど好調だ。
これまでの土俵人生は順調ではなかった。
新十両だった2012年九州場所で右股関節を骨折して途中休場すると、その後も同じ部分を2度骨折して14年には序ノ口に落ちた。
師匠の高田川親方(元関脇・安芸乃島)は「けがをするのは、そこが弱いということ。もっともっと鍛えろ。稽古が足りない」と言い続けたという。
その叱咤に応えて18年初場所で新入幕を果たし、今場所で新三役。
苦労が実を結びつつある。
厳しいことで知られる部屋の稽古も「今はガンガンできる。つらくても、けがをしていた頃の方がつらい」と苦にしない。
4日目は横綱の白鵬との一番が控えるが「いつもと変わらない気持ちで」。稽古で養ってきた力を信じ、ぶつかっていく。

■朝乃山
先場所優勝の朝乃山は鶴竜に黒星。
前日の白鵬戦から続いた自身初の横綱挑戦を終えた。
立ち合いで得意の右が入らなくても構わず出た。
だが、鶴竜の体を開いての肩すかしに土俵に転がされた。
朝乃山は「肩すかしは頭になかった。まわしを取られての出し投げとかが来ると思っていた」と横綱の攻めの引き出しの多さに感服した様子。
連日、得意の左上手が遠く、「左上手をどう取るか。今場所は勉強と思って考えていきたい」と苦い連敗にも前を向いた。

■炎鵬
大相撲名古屋場所3日目(9日、ドルフィンズアリーナ)幕内下位で身長170センチに満たない小兵、炎鵬が3連勝と前半戦の土俵を盛り上げている。
大型力士を倒した24歳同士、照強と本日4日目に直接対決する。
99キロの炎鵬は180キロの琴勇輝に押し込まれたが、土俵際でうまく相手の左を手繰って回り込んで押し出した。
「腹がくくれている。先のことを考えずに、その日の一番に集中していく」とりりしい表情だった。

■照強
大相撲名古屋場所3日目(9日、ドルフィンズアリーナ)幕内下位で身長170センチに満たない小兵、照強が3連勝と前半戦の土俵を盛り上げている。
大型力士を倒した24歳同士、炎鵬と本日4日目に直接対決する。
116キロの照強は自らより88キロも重い魁聖を押し出し。
炎鵬戦へ「楽しみだね。一丁やってやるか」と気勢を上げた。


大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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2019.07 本場所 3日目 情報!

■白鵬
横綱白鵬(34)は5月の夏場所で平幕優勝を果たし初顔合わせの平幕朝乃山(25)を上手投げで退け、連勝発進。
白鵬が横綱の貫禄を示した。
先場所優勝し、今場所初日も大関豪栄道を下すなど勢いがある朝乃山を一蹴した白鵬が、不敵な笑みを浮かべた。
「邪魔してやりましたね」余裕があった。
立ち合いでがっちり当たると右を差し、左上手を引く万全の体勢。
朝乃山に左上手を取らせず、前に出てきたところをタイミング良く上手投げを打って土俵に転がした。今場所前、出稽古に訪れた朝乃山を強烈な張り手で脳振とうを起こさせ、恐怖心を植え付けた。
本場所でもまざまざと力の差を見せつけ、世代交代の予感を吹き飛ばした。
取組後は朝乃山について「これでまた成長するでしょう」と期待を込めた。
初顔合わせの若手に横綱の強さを思い知らせる。
白鵬流の“かわいがり”である。

■御嶽海
大相撲名古屋場所2日目(8日、ドルフィンズアリーナ)大関に最も近い東関脇に戻った御嶽海が人気者同士の対決で、目の覚めるような取り口を披露して初白星を挙げた。
遠藤に対し、力強い突き、押しで休まず勝負をつけた。
昨年の名古屋場所覇者は大きな拍手を浴び「ようやく1勝という感じ。しっかり前に出られた」と自画自賛した。
名古屋場所担当部長を務める師匠の出羽海親方(元幕内小城ノ花)が体調不良で休場中。
自身が躍進すれば昨年同様、場所は盛り上がるだけに「連勝していきたい」と闘志をみなぎらせた。

■竜電
新小結竜電が取り直しの末に高安を破った。
右上手を許して寄られても、回り込みながらすくって、うまく後ろについた。
大関が向き直ろうとしたところで2本差して体を預け、「強い気持ちでいったのがよかった」と納得した。
軍配をもらった最初の一番でも1分を超える相撲を取ったが「スタミナはまだあった」と涼しい顔。
初勝利を殊勲星で飾っても、「まだまだ始まったばかり。攻める気持ちを忘れずにいきたい」と気を引き締めた。

■朝乃山
大相撲名古屋場所2日目(8日、ドルフィンズアリーナ)結びは右の相四つで上手を先にどちらが取るかが焦点だった。
当たってやや押し込まれたものの、先に上手を取ったのが白鵬だった。
初めての横綱戦で期待された朝乃山だが、格上に得意の形になられては厳しい。
それでも出るしか活路がなく何とか出ていったが、白鵬はそのタイミングを測っていたようで、上手投げがぴたりと決まった。
朝乃山としては初めての挑戦でそれなりの手応えはあったのではないか。
とにかく、前に出ることで一辺倒だったが、一つ勉強して、これからは上手を取らせないように取る工夫をしてくるだろう。
負けて覚える相撲になればいい。

■炎鵬
大相撲名古屋場所2日目(8日、ドルフィンズアリーナ)小兵の炎鵬が体重差2倍以上の魁聖を機敏な動きで料理した。
体重99キロの炎鵬が204キロの魁聖。
狙った右の足取りはうまくいかなかったが、すかさず横に食い付いて動き回り、巨体を翻弄。
くるくると回りながら送り出しで仕留め、「始めから後ろに回るイメージだった。思ったより(相手が)小さく感じた」としたり顔。
小兵の魅力を存分に発揮して連勝発進を決め、意気揚々と引き揚げた。
「脚しか見ていなかった。初めから後ろに回ろうと思っていた」と狙い通りの内容に満足そうだ。
ただ報道陣から「くるくる王子」の異名を提案されると「それは嫌ですね」と苦笑いで断った。
初対戦の相手に翻弄された魁聖。
「ぐるぐる回って自分で笑いそうになった。相撲じゃないだろ」とお手上げだった。

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2019.07 本場所 2日目 情報!

■鶴竜
大相撲名古屋場所初日(7日、ドルフィンズアリーナ)横綱鶴竜は盤石の相撲で白星発進。
頭で鋭く当たって左を差すと、休まず前に出て新小結竜電を寄り切り、「立ち合いが良く、自分のペースで相撲が取れた」と納得の表情。
今場所前に腰を痛め、出場も心配されたが、「今は痛いとは思わない」ときっぱり。
「日に日に良くなればと思っている。そのためにも中途半端な相撲になるのが一番良くない」と完勝にも冷静だった。

■白鵬
大相撲名古屋場所初日(7日、ドルフィンズアリーナ)右上腕負傷で夏場所を全休した横綱白鵬は、昨年夏場所で初金星を与えた阿炎を冷静にはたき込み、令和初勝利。
当時との違いについて「(自分が)太ったからじゃないの」と笑顔でおどけた。
2日目の今日は場所前の稽古で胸を出した朝乃山の初挑戦を受ける。
この日も大関豪栄道を破っており、「(今日も)良い相撲を取っていたが、『そうはいかないぞ』という相撲を取りたい」と貫禄たっぷりだった。

■高安
場所前に腰を痛めた高安が、不安を感じさせない取り口を見せた。
体当たり気味の立ち合いで北勝富士を起こすと、すかさず左を差して前進。最後は押し出し、「前に出て勝てたのでよかった」と納得した。
十分な稽古を積めずに初日を迎えたが、3大関でただ一人白星発進。
「あすも良い相撲で勝ちたい」と落ち着いて話した。

■御嶽海
昨年の名古屋場所で初優勝を果たし、連覇を狙う関脇御嶽海(26=出羽海)が、悔しい黒星発進となった。
東前頭2枚目碧山(33=春日野)にはたき込まれた。
昨年は初日から11連勝だっただけに「初日からつまずいたね」と、口をすぼめた。
碧山のはたきは「頭にはありましたね。それを耐えきれなかった自分がちょっと。はたかれちゃ話にならない」と、言葉を振り絞った。
昭和以降では単独2位の15場所連続の三役在位となった今場所。
長野県出身で、名古屋が準ご当所となる大関候補にとって厳しい船出となった。

■阿炎
大相撲名古屋場所初日(7日、ドルフィンズアリーナ)東西の新小結は横綱に屈した。
先に登場した阿炎は白鵬を喉輪で起こしかけたが攻め切れず、はたきに腹ばい。
対戦前は「負けるつもりはない」と強気だったが「めっちゃ強い。立ち合いが速かった」と苦笑いを浮かべた。
初挑戦では破った横綱に力の差を見せつけられたものの「楽しかった。また何回も対戦したい」と汗をぬぐった。

■竜電
竜電は結びの一番で鶴竜に完敗。
右上手を許し、なすすべなく寄り切られた。
支度部屋では「自分が弱かっただけ」と淡々と振り返った。

■朝乃山
大相撲名古屋場所初日(7日、ドルフィンズアリーナ)朝乃山が力強い相撲を取った。
右の相四つでともに右を差したが、豪栄道は立ち合いの当たりがなく頭を下げるだけといった感じで、先に左上手を取った朝乃山が圧力をかけどんどん前に出た。
土俵際で左上手が切れたが、休まず体当たりし先場所に続き寄り切った。
先場所優勝し、今場所は初めて上位と総当たりの地位にきたが、精神的にはプレッシャーになることなく、前に出る自分の相撲をのびのび取っている感じだ。
先場所は豪栄道との大関戦だけだったが、横綱や他の大関にどれくらい通じるか、真価を問われる。
2日目の今日は早速、白鵬戦。
稽古では白鵬が圧倒したそうだが、勝ち負けを別にして朝乃山がどんな相撲を取るのか、非常に楽しみだ。

■遠藤
遠藤が栃ノ心を撃破した。
かち上げられても動じずに右前まわしを取ると、強引に出てきた相手の圧力を利用するように体を開いて出し投げ。
「全部良かった」と自賛する流れだった。
2場所連続で負け越しており、最近は存在感を十分に示せていないが、3場所ぶりの白星発進で波に乗っていきたい。
「一日一番だけを考えて頑張る」と短い言葉に決意を込めた。

■松鳳山
東前頭9枚目松鳳山(35=二所ノ関)が“アベック白星”を喜んだ。
自分は隠岐の海を上手投げで破った。
相手がまわしをつかんだ腕を決めにかかり、流れの中で投げを決めた。
「うまかったでしょ? 炎鵬ほどじゃないけど。たまたまだけど…体の反応がいいからだし、たまたまが多分、一番いいんじゃないかな」と取り口を振り返った。

■炎鵬
入幕2場所目の炎鵬が関脇経験もある36歳の豊ノ島を破った。
懐に飛び込んで右前まわしを取ると、機を見て出し投げ。
場所前に痛めた右肩も存分に使って業師を手玉に取り、「始めから良いイメージでいけた。やっぱり勝つのはいいこと」と実感を込めた。
白鵬の土俵入りで露払いを務めた。
先場所は横綱が全休したため、かなわなかった出番前の仕事。
「緊張がほぐれた」と言い、精神面でも大きかったようだ。

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2019.07 本場所 初日 情報!

■鶴竜
大相撲名古屋場所は本日、初日を迎える。
6日は会場となる名古屋市のドルフィンズアリーナで土俵祭りが行われ、三役以上の力士らが出席し、15日間の安全を祈願した。
本場所前の出稽古で腰を痛め、出場も危ぶまれた横綱鶴竜は「(骨が)ずれたわけではない。炎症が治まれば、普通にいける」と軽症を強調した。
名古屋場所は昨年まで3年連続で休場している。
「一日一日、ベストを尽くすだけ。最後まで集中力を切らさず、精一杯やりたい」。昨年夏場所以来となる6度目の優勝へ、静かに闘志を燃やした。

■白鵬
6日名古屋市のドルフィンズアリーナでの土俵祭りでは、右上腕の負傷で先場所を全休した横綱白鵬は、自身にとって令和初の取組になる。
43度目の優勝に向けて「(平成13年春場所初土俵は)幕内では私が一番先輩。一番の兄弟子として頑張ります」とうなずいた。
初日は昨年5月の夏場所の初対戦で押し出され、金星を献上した新小結阿炎と対戦。「借りを返したいね」と力を込めた。

■御嶽海
6日名古屋市のドルフィンズアリーナでの土俵祭りでは、長野県出身で、昨年の名古屋場所で初優勝した関脇御嶽海(26)は「2連覇を狙う」と宣言。
宿舎に縁起のいいムカデが現れ、勢いに乗る。
あの歓喜から1年。
土俵祭りに出席した御嶽海は気持ちを新たに、表情を引き締めた。
「去年の名古屋場所で優勝し、チャンスをもらったが、結果につなげられず、もどかしい部分があった。2連覇し、チャンスをつかみたい」
昨年の名古屋場所で13勝2敗で初優勝。
世代交代の旗手として大関昇進も期待されたが、その後は2桁勝利はなく、今年初場所は小結に転落した。
その間、主役は春場所で大関昇進を決めた4歳下の貴景勝に取って代わられ、「もう1年たったのか。早かったし、長かった」と振り返る。
今場所前は時津風部屋の豊山や正代らと番数を重ねた。
「しっかり体が動いている。悪くない」と手応えを口にし、「主役になれるよう頑張りたい」と意気込む。
土俵外でも吉兆があった。
昨年に続き、愛知・犬山市の出羽海部屋の宿舎にムカデが現れたのだ。
ムカデは戦勝の神「毘沙門天」の使いとされ、進むばかりで後退しないことから勇ましい虫と尊ばれる。
御嶽海は「勝ち虫ですね」とにやり。
愛知県に隣接する長野県出身で、指定懸賞数は力士トップの150本。
場所前の注目度は群を抜く。
初日は過去2勝2敗の碧山、2日目は4勝4敗の遠藤と対戦。
連勝で波に乗り、再び土俵の主役に躍り出る。

■阿炎
6日名古屋市のドルフィンズアリーナでの土俵祭りでは、今場所を新三役で迎える小結・阿炎(25=錣山)は、初日の横綱・白鵬(34=宮城野)戦に向け「向かっていけたらいい。負けるつもりはない」と気合を入れた。
白鵬とは今回で2戦目。
昨年の夏場所6日目の初対戦では会心の押し出しで、自身初金星をつかんだ。
それでも「もう忘れた。考えずに、自分の相撲を取る」。約1年ぶりに優勝42度の横綱に挑むが「怖いと思ったことはない。緊張もしてない」と強心臓ぶりを見せた。
幕内上位で戦うため、夏場所以降は増量に励んだ。
名古屋入り後、近所のラーメン店に通い詰め師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)からは「食べ過ぎるな」と怒られた。
夏から6キロ増えて、現在154キロに。
「この体重でどれだけ戦えるか」と自己最重量で挑む。
白鵬は「ちょうど1年前か。借りを返したいね」とニヤリ。
名古屋で横綱昇進からちょうど12年を迎える今場所、若手の挑戦をはね返し、その威厳を示す覚悟だ。
世代交代の波が押し寄せる令和の大相撲。
「楽しみたい」と意気込む阿炎が、初日から場所を盛り上げる。

■朝乃山
先場所初優勝の朝乃山は6日、愛知県蟹江町の高砂部屋で最終調整に努めた。
上位陣との対戦が続くことが予想され「(いつも通り)場所に挑むだけ。楽しみですし、これからの相撲人生に関わってくる」と大相撲名古屋場所(7日初日・ドルフィンズアリーナ)を勝負の場所に位置づけた。
初日は大関豪栄道、2日目は横綱白鵬との対戦が組まれている。
6日は幕下以下の力士を相手に10番取り、汗を流した。
得意の左上手を引いて前に出る相撲を繰り返し、突き、押しの動きも入念に確認した。

※花田虎上
本日から愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)で大相撲名古屋場所が開幕する。
本場所は先場所中の負傷により途中休場を余儀なくされた大関・貴景勝(千賀ノ浦)が休場となり、2場所での大関陥落が濃厚となるなど波乱のスタートだ。
しかし今場所は、横綱・白鵬(宮城野)が先場所の休場から復帰する。
さらに夏場所でじつに58年ぶりとなる平幕優勝を果たした朝乃山(高砂)、さらに先場所で一場所での大関返り咲きを果たし、心身充実の大関・栃ノ心(春日野)からも目が離せない。
直近の9場所で5人の力士が賜杯を手にしていることもあり、今場所も終盤まで目が離せない取組が続くことが予想される。
AbemaTVでは、熱戦が続く15日間を生中継で放送する。
今場所の放送の目玉は、“三代目若乃花”の花田虎上氏だ。土日のレギュラー解説が決定しており、“相撲芸人”で知られるあかつと取組直後の実演解説を予定している。
また、第66代横綱ならではの見識から核心を突く本音トークも見逃せない。「わかりやすい解説を目指します」と意気込みを語った花田氏が、どのような解説を披露するか、あかつの相撲芸と合わせて注目だ。

※触れ太鼓
大相撲名古屋場所の初日を翌日に控えた6日、開催を告げる「触れ太鼓」が名古屋市内各地で披露された。
同市中区の朝日新聞名古屋本社前では、法被を着た呼び出しが「阿炎には白鵬じゃぞ」「鶴竜には竜電じゃぞ」と初日の取組を伝えた。
大相撲名古屋場所は名古屋市中区二の丸のドルフィンズアリーナ(県体育館)で開かれる。

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2019.07 本場所 1日前 情報!

■貴景勝
「大相撲名古屋場所」(7日初日、ドルフィンズアリーナ)大関陥落が確実となった貴景勝について、審判部長代理を務める境川親方(元小結両国)は5日、「勇気のある決断。残念だけどしっかり治した方がいい。まだまだ若い」と再起を願った。
現役時代に膝に重傷を負った経験がある尾車事業部長(元大関琴風)は「賢明な判断。来場所で(大関復帰条件の)10勝できる力は十分にある」とエールを送った。

■阿炎
7日に初日を迎える大相撲名古屋場所の番付で、越谷市出身の阿炎関(25=錣山部屋)が小結に昇進した。
同市出身力士の三役入りは初めて。
6月24日発表の番付によるもので、高橋努市長は「さらに精進され、市民に勇気と感動を与えてほしい」と祝福のコメントを寄せた。

■朝乃山
日本相撲協会は5日、大相撲名古屋場所(7日初日、ドルフィンズアリーナ)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。
先場所優勝の東前頭筆頭朝乃山(25)は初日に過去1勝1敗の大関豪栄道(33)と対戦し、2日目は結びで横綱白鵬(34)と初顔合わせ。
果敢に金星を狙い、初の上位総当たりとなる今場所に勢いをつける。
その表情には不安も恐れもなかった。
2日目に初の横綱戦が組まれた朝乃山が目を輝かせた。
「楽しみです。やっとここまで来ました。自分の力を出し切るだけです」
西前頭8枚目だった先場所は、三役経験のない力士としては昭和36年夏場所の西前頭13枚目佐田の山以来、58年ぶりとなる優勝を果たした。
東前頭筆頭まで番付を上げ、今場所は横綱、大関を含む上位陣と初めて総当たりする。
2日目に初挑戦する白鵬には、1日に愛知・豊田市の宮城野部屋へ出稽古に訪れて胸を借りた。
三番稽古(同じ相手と何度も取る)では強烈な張り手を食らって“KO”され、11番(朝乃山の2勝9敗)で打ち切られた。
「大学(近大)時代から尊敬していた。すごいの一言」と横綱の強さを肌で実感した。

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