2019.03 本場所 11日目 昼 情報!

■白鵬
玉鷲を破って単独トップを堅持した。
左下手を取って寄って出たところを、左腕を小手に振られて体勢を大きく崩した。
体を右に一回転させて窮地をしのぎ、再び正対して突き落とした。
「反応がよかったね」。
9日目の御嶽海に続き、1月の初場所で敗れた2人に雪辱を果たした。
11日目も初場所で敗れた貴景勝と対戦するが、「この10日間のような相撲を取れれば」と受けて立つ。

■貴景勝
角界にいよいよ新ヒーロー誕生か。
10日目、関脇貴景勝が横綱鶴竜を引き落としで撃破。
過去3戦全敗の横綱を倒して大関昇進へ向けて大きく前進した。
取組後は「自分の相撲を取ろうと思った。精神的に負けないように。初対戦のつもりで胸を借りるつもりでいった」と会心の相撲を振り返った。
審判部は今場所の大関取りのノルマとして「10勝以上」を課している。
10日目を終えて8勝2敗。
残り5日間で合口の良い大関栃ノ心、幕内逸ノ城との取組を残しているだけに、大関昇進が現実味を帯びてきた。

■逸ノ城
大関高安を突き落とし、1敗を守った。
けんか四つの立ち合いは、逸ノ城が得意の右四つに組み勝った。
まわしには手が届かなかったが、大関が寄ってきたところを下がりながら左から突き落とし、「ああなったら中途半端では意味がない。思い切ってやった」。
11日目は1敗同士の碧山と直接対決。
「とりあえず2桁(10勝)に」と目の前の目標に集中する。

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2019.03 本場所 10日目 朝 情報!

■白鵬
盤石の相撲で御嶽海を寄り切り、全勝を守った。
立ち合いから張って右上手を取ると、相手が右を巻き替えようとしたところを寄って勝負をつけた。
御嶽海には先場所敗れており、「一段と気合いが入ったのでは」という報道陣の質問に「そうなんでしょうね」とまんざらでもない表情。
10日目は先場所優勝の関脇玉鷲と対戦。
「上位戦ですからね。気を引き締めていきます」と闘志を燃やしていた。

■高安
玉鷲の圧力に下がり、右足が俵にかかった。
踏みとどまると、重い押しで逆襲して押し出し。
6連勝で勝ち越しを決め「立ち合いでしっかり当たれた。残せる自信はありました。明日につながると思う」と落ち着いた表情で語った。
兄弟子の元横綱稀勢の里の引退後、初めての場所。
親方に稽古をつけてもらい臨んでいる。
豪栄道が2敗に後退した中で1敗を守り「稽古した分、自信を持ってやりたい。いい緊張感で取れている」と手応えを話した。

■貴景勝
大関昇進を目指す貴景勝が千代大龍を下し、7勝目を挙げた。
頭からぶつかり一瞬引いたところを押し込まれたが、すぐに逆襲して土俵にはわせた。
「馬力があるので気持ちが消極的になると吹っ飛ばされちゃうから」と気迫で制した一番を振り返った。
10日目は昨年秋場所以来となる横綱・鶴竜戦。
過去3戦全敗だが、「いいバロメーターになる。相手がどうより自分がどうしていくか。後悔しないように」と気合を入れ直した。

■逸ノ城
大関豪栄道を逆転の小手投げで破り、8勝目を挙げ勝ち越した。
窮地の三拍子がそろっていた。
大関に土俵際まで寄られ、もろ差しを許して、腰も伸びていた。
逸ノ城の打つ手は「最後はそれしかなかった。思い切り打った」。
豪栄道を押しつぶすように右からの小手投げ。
逆転の白星で1敗を死守した。
最後まで抵抗できたのは、現役関取最重量226キロの重さがあったからだろう。
9日目での勝ち越しは、新入幕で13勝を挙げて千秋楽まで優勝争いに絡んだ平成26年秋場所以来だ。

■碧山
1敗を守り、首位・白鵬を追走している。
勢をよく見て肩透かし。
押し切れなくとも「落ち着いて取れている。体が勝手に反応した」と、納得した。
熱くなって体に力が入り過ぎるクセを自認し、今場所は土俵下で「稽古場と同じ相撲を取る」と自分に言い聞かせている。
9日目の勝ち越しは17年名古屋場所以来の3度目で、自己最速タイ。
上位戦が当面ないだけに、不気味な存在だ。

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2019.03 本場所 9日目 朝 情報!

■白鵬
薄氷の中日勝ち越しだった。
立ち合い、右からかち上げにいったが大した効き目はなく、栃煌山のいなしで後ろを向いた。
栃煌山にすれば、ここだと思って後ろに付いて一気に出たのだろうが、稽古場では後ろに付くことはほとんどなく意外と攻めにくいものだ。
白鵬の反応もよかったが、向き直ったところでたまたま左手が引っかかって小手投げになった。

■高安
新小結北勝富士を送り出して1敗を守った。
立ち合い、北勝富士の右からのおっつけで、高安は左差しを封じられた。
これまでの幕内の対戦では2勝4敗と苦手にしている相手。
得意とするかち上げで上体を起こして懐に入り、組み止められれば文句はなかったが、「右を固めてきたから辛抱。それしかなかったです」と方針転換。
じっくり勝機をうかがう相撲にかじを切った。

■豪栄道
関脇玉鷲を寄り切って1敗を守った。
立ち合いで圧力を受けて引きかけたが、相手の脇が開いたところを左、右と差し込み両まわしを強烈に引きつけた。
一瞬で玉鷲の腰が伸びるほど厳しい逆襲だった。
「(立ち合いも)迷いなく踏み込んでいるし、足が前へ出ている」。
「1敗は惜しかったが、内容はいい。前向きに考える」と、勢いづく。

■貴景勝
大関とりに挑む関脇貴景勝は遠藤を突き出し、6勝2敗で折り返した。
圧巻の勝利でまた一歩、大関の座に近づいた。
貴景勝は立ち合いからもろ手で突いて遠藤の体を起こすと、2発目の突きで大きく後ろに吹っ飛ばし、3発目で土俵の外に突き出した。
わずか1秒9の完勝。
それでも22歳の若武者は表情一つ変えることはなく、言い切った。
「向こうの調子もあるだろうし、自分もたまたまということがある。もう終わったことなので、明日の準備をするだけです」

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2019.03 本場所 中日 朝 情報!

■白鵬
47度目のストレート給金に王手をかけた。
正代戦はまわしを取れなくても、突き放して、最後は右から肘で突き出すような形で土俵の外まで吹き飛ばした。
「最後は強烈だった?普通です。(立ち合いの)重さはあったでしょう」。
この日はNHKのテレビ解説を荒磯親方が務めた。
「親方の前でいい相撲を取れて良かった。解説、うまいね。分かりやすい。さすがです」と感心していた。

■高安
新小結北勝富士を送り出して4連勝とし、1敗を守った。
1月の初場所限りで引退した元横綱稀勢の里の荒磯親方がこの日、NHKテレビ中継で初のゲスト解説を務め、不利な体勢から奮闘した弟弟子を高く評価した。
中継で、高安が腰高であることをアナウンサーに指摘されると「これが高安の相撲」とズバリ。
膝を曲げて低い姿勢で攻めると高安の力は出ない、との分析を披露した。

■貴景勝
埼玉栄高出身で3学年上の先輩、大栄翔に番付上位の貫禄を示した。
突き、押しの応酬で相手の上体を起こし、馬力を生かして突き出し。
2敗を守り「気持ちで負けないようにいった」とうなずいた。
序盤戦でつまずき、暗雲が垂れ込めた大関昇進への機運を高めるためには勝ち続けるしかない。
「前には出られている。明日に向けて準備したい」と気持ちを引き締めた。

■逸ノ城
幕内で自身初の初日から7連勝。
阿炎の突っ張りをものともせず、右で強烈に突き落とした。
冷静な取り口を披露し「心の中は落ち着いていない。内容はあんまりだけど、自信になる」と素直に喜んだ。

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2019.03 本場所 7日目 朝 情報!

■白鵬
冷静に錦木を下して無傷の6連勝とした。
右を差してつかまえても攻め急がなかった。
頭をつけて抵抗していた相手の小手投げに乗じて左も深く差して寄り切った。
「体が動いている」と振り返り、「腕力はありましたね」と余裕の口ぶりで相手を褒めた。
豪栄道に土がつき、勝ちっ放しは早くも逸ノ城との2人になった。
2場所続けて休場したことを踏まえ、「今度は引っ張っていきますよ」と力強く宣言。
これで通算1111勝となり、「どこから見ても1だね」と上機嫌だった。

■貴景勝
大関を狙う貴景勝は思い切りのいい攻めで連敗を免れた。
「体の大きさが違うので、積極的にいかないと」。
20センチ背の高い魁聖に頭と腕で強く当たり、タイミング良くいなして後ろ向きにさせた。
前日は玉鷲を攻め切れず先に引いて2敗目。その反省を生かした一番に、八角理事長は「自分の相撲を取り切ったんじゃないかな。切り替えていかないとね」。
貴景勝も「勝っても負けても変なことは考えない」と思いは同じようだった。

■大栄翔
埼玉栄高の7年先輩、豪栄道を押し出し、初日からの連勝を5で止めた大栄翔は「良かったというか、うれしい」と笑みを浮かべた。
一時は土俵際まで押し込まれたが、突き放して前進。
豪栄道がはたきにきたところを押し出した。

■逸ノ城
平幕でただ一人の全勝を守り、新入幕だった2014年秋場所以来となる初日からの6連勝。
突き、押しから遠藤をはたき込み「当たって前にもっていこうと思ったが、遠藤の頭が低かったのでこういう流れになった」と相手の動きがよく見えていた。
今場所での優勝への意識については「全然(ない)」と無欲。
「体は動いている。いつもと変わらず集中している」と好調を実感していた。

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2019.03 本場所 6日目 朝 情報!

■白鵬
相撲巧者の妙義龍を冷静にさばいて5連勝。
「何でもできる人ですから。無理せず取ったのが良かったかな」と涼しい顔で話す。
相手の頭が顔に当たり、勝負が決した後に首を回すそぶりを見せたが大事には至らなかったようだ。
初場所よりも体重が増えたと言いながら「元に戻っただけ。力が強いから、大して動いていなくてもスピードがあるように見えるんだろう」と好調を自覚している。

■豪栄道
正代を押し倒し、全勝をキープ。
鋭い踏み込みで相手を土俵際まで吹っ飛ばすと、最後は背中から土俵にたたきつけ、「逆転技がある相手だから、詰めをしっかりしないとね」とうなずいた。
初日からの5連勝は平成29年の九州場所以来。
大阪・寝屋川市出身で、ご当所となる今場所にかける思いは強く、「体が動いている。良いイメージを忘れないよう明日からもやっていきたい」と意気込んだ。

■玉鷲
貴景勝を押し出した。一歩も引かず、先に引いたのは貴景勝。
「やられる前にやり返そうと思った」と関脇対決を制した。
番付に初めてしこ名が載った04年春場所からの連続出場が1156回、大旺と並び史上13位となった。
「何回も休もうと思ったことはある。体よりも心が折れるかなと思ったことがある」と話す。
師匠の片男波親方によると「目標があると力が出るタイプ」という。

■逸ノ城
一瞬で阿武咲を退けた。
立ち合いで左で張って阿武咲の出足を止めるとすかさず左に開いて土俵上にはわせた。
取組前から決めていた取り口がはまり「思い通りに相撲を取れました」と納得の表情。
初日から5連勝は2016年名古屋場所以来。
好調の要因は分からないとしながらも「体の反応がいい」と手応えは十分。

■琴奨菊
勢を問題にせず、初優勝した2016年初場所以来となる初日からの5連勝。
うまくいなして後ろを向かせ、難なく送り出し、「力を出し切るだけ。勝っても負けても、自分が納得する相撲を取りたい」と喜んだ。
35歳を迎えたベテランは相手を意識しながら、好結果を求めていく難しさを味わってきた。
そのつらさを知るだけに「もう相撲人生の終盤。苦しまないで楽しみたい」と明るい口ぶりだった。

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2019.03 本場所 5日目 朝 情報!

■豪栄道
年に1度のご当所場所での初優勝へ、無傷の4連勝と乗ってきた。
幕内2番目に重い、204キロの東前頭筆頭魁聖を上手投げで仕留めた。
全勝だった16年9月の秋場所以来、2度目の優勝への意欲をのぞかせた。

■貴景勝
3日目に御嶽海に敗れたショックを引きずることなく、北勝富士を引き落として大関昇進へ流れを引き戻した。
立ち合いから一気に押し切れず、突き押しの応酬となったが引きにきた相手の動きを冷静に見極めて土俵にはわせた。
「体が動いてくれた。しっかり反応できた」と納得の表情。
「前の日がどうだったとか考えずにいった。毎日、初日の気持ちでやっている」と力強かった。

■琴奨菊
大関経験者の35歳、琴奨菊が4連勝と元気いっぱいだ。
一気のがぶり寄りは健在。
うるさい松鳳山を左差しでつかまえ、右からもがっちりと抱えて寄り倒した。
「うれしいね。やってきたことの方向性が間違っていないと再確認できた」と顔をほころばせた。

■照強
生みの苦しみを乗り越え、新入幕の照強が初勝利を挙げた。
頭から当たり、明生の左腕をたぐって右に動くと、相手のバランスを崩して押し出した。
支度部屋に戻ると「やっとだよ。疲れた」と待望の幕内初白星を喜んだ。

■豊ノ島
2勝目を挙げ、星を五分に戻した。
かつて三役など幕内上位で、しのぎを削ってきた嘉風との「現役最年長カード」。
立ち合いで、いつもの鋭い踏み込みで出る。
突いて押してと休まず攻め、気がつけば左、右と得意のもろ差しの体勢。
2日連続、土俵際の逆転で敗れていたが、詰めも腰を十分に下ろし万全の体勢で寄り切った。
ともに三賞受賞10回など「同じ時代でやった戦友。グッと来るものがあった」。
年齢については「嘉風が上にいて、横綱(白鵬)は1つ下。菊(琴奨菊)が同じ年。それを思うと年は言い訳にならない、みんな元気だから」と発奮材料にもなった。

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2019.03 本場所 4日目 朝 情報!

■白鵬
無傷の3連勝を飾った。
すぐに四つ相撲の体勢になると策のない魁聖を難なく寄り倒し、「踏み込みよりも途中の流れが良かったかな」と自賛した。

■豪栄道
昨年初場所以来となる初日からの3連勝。
大関陣でただ一人の勝ちっ放しだ。
初顔合わせから2場所連続で敗れている錦木に快勝。
左上手投げで振って寄り、土俵際は左渡し込みで退けた。
持ち味を発揮した速攻にも「止まると相手の力が強いからね」と淡々と振り返るだけだった。
先場所は初日から4連敗するなど、序盤での取りこぼしの多さが課題だった。
ご当地場所での好発進に「体の反応はまずまず。これを継続していきたい」と静かに闘志を燃やした。

■栃ノ心
かど番の栃ノ心は2連敗。
北勝富士に左おっつけ、右喉輪で攻められ、苦し紛れの引きにつけ込まれて押し出された。
「早く勝負をつけたいと思って焦っている」。
支度部屋では壁を強くたたいて悔しさをあらわにした。
初場所は初日から4連敗し、右太ももの肉離れで休場した。
「あしたが初日だと思ってやる。落ち着いて相撲を取らないと、このままいってしまう」。
そう話す表情に余裕はなかった。

■貴景勝
御嶽海に寄り切られ、初黒星を喫した貴景勝は「自分が強いとは思っていない。3連勝なんて甘いことは思っていなかった」と気丈に振る舞った。
立ち合いから鋭く踏み込んだが、前に出られず、得意の形に持ち込めなかった。
これで御嶽海には昨年7月の名古屋場所から5連敗。「思うところは2、3個あるが、明日に向かって準備するしかない。切り替えていくだけ」と奮起を誓った。

■大栄翔
過去3戦全敗だった高安から初白星を挙げた。
立ち合いで頭から当たり、左を差しに来た相手を強烈なおっつけで腰を浮かせると、「前に出るしかないと思った」と一気に押し出した。
一方的な展開で大関を降し、「自信になる」と笑みがこぼれた。
前日には先場所を制した玉鷲を破っており、連日の格上撃破となる。

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2019.03 本場所 3日目 朝 情報!

■白鵬
3月11日は特別な日となっている。
東日本大震災から8年たった日に、34歳になった第一人者は「ほっとしたというかね。被災地の人にも勇気を与えられたかな」。
遠藤の動きをよく見て、押し出してつかんだ節目の白星の余韻に浸った。

■高安
我慢して2分弱の熱戦をものにし、白星を並べた。
御嶽海に立ち合いから土俵際まで押されたが、左を差して半身でこらえると、前に出て押し出した。
昨年、九州場所千秋楽結びの一番でも御嶽海と対戦。
優勝を逃した苦い経験から「じっくり取って、胸を合わせていこうと思った。落ち着いていた」と納得顔だった。

■豪栄道
埼玉栄高の後輩でもある北勝富士を一方的に退けた。
「無理にまわしを取りにいって墓穴を掘るよりも、出足で勝負しようと思った」。
鋭く踏み込み、左からはおっつけて一気に走った。
声援が何よりの励みになっているようで「本当にありがたい。あした以降も自信を持ってやっていきたい」と力強く話した。

■貴景勝
錦木を寄せ付けずに連勝した。
思い切って当たり、下から押し上げて一気に土俵外へ運んだ。
「力を出し切ろうと思っているだけ。迷いはない」との言葉通り、持ち味を十分に発揮した取り口だった。
大関取りに再び挑む今場所は、星勘定だけではなく内容が問われ重圧も増してくるだろうが「今場所に限って変わったことはない。2日だけじゃ何もならない」と言い、どっしりと構えていた。

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2019.03 本場所 2日目 朝 情報!

■貴景勝
白星発進した。
平幕妙義龍を一気に押し出す完勝。
母校の兵庫・仁川学院小の児童50人が応援に駆け付ける中、相撲を始めた原点でもある大阪で地元のファン、後輩の期待に応えた。
大関に昇進した力士は、昇進場所で9割近くが連勝発進しているだけに、落とせない序盤戦が続く。
文句のつけようがない内容でも、貴景勝は「普通っす」と武骨だった。
「(大関とりも)今場所に限って大事とかない。序ノ口の時から毎場所を大事にしてきた」。
今場所の主役に浮かれた様子はなかった。

■御嶽海
先場所に続き鶴竜を破った。
喉輪攻めをこらえ、横綱が引いたところを逃さず攻めて送り出した。
支度部屋では「集中して取れている」とうなずいた。
先場所に左脚を痛めた影響で、場所前は十分な稽古が積めなかった。
テーピングは施さずに土俵に立って初日から勝負強さを発揮し、「(稽古場で)胸を出すのと、攻防のあるのとは違いますよね」。
絶好のスタートを切りながらも今後を見据え、「いつもより慎重に」と話した。

■朝乃山
宝富士をすくい投げで破り、平成最後の場所で白星発進した。
先場所は5連敗スタートという苦い経験をした25歳は「今度は5連敗を(全部)白星に変えていく」と威勢よく言い切った。

■勢
松鳳山を押し出して白星発進。
比嘉の優勝について「日ごろから息を抜かず、ストイックに取り組んでいる。そういう人が勝たなきゃいけない」と健闘をたたえた。
自身は場所前の稽古で左足に蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症し、この日も40度の発熱があったが、「僕も負けずに番付を上げないと」と気合を入れ直した。

■豊ノ島
16場所ぶりに幕内に復帰した35歳の豊ノ島が白星発進。
「3年ぶりとか数字にすると軽い。ほんとに長かった」。
アキレスけん断裂の大けがを乗り越えた元関脇は、喜びをかみしめた。
24歳で新入幕の照強に動き負けせず、最後ははたいて落とした。
「けがをしてから十分に体を動かすようになった。それで体が動いている」。
取組前には緊張をほぐしたくて、付け人に「何か面白いことを言って」と頼んだという。
「気持ち的には新入幕」と闘志を見せていた。

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