2019.07 本場所 12日目 情報!

■鶴竜
単独トップを堅持した。
琴奨菊に得意の左四つで寄り立てられたが、すかさず反撃。
「慌てなかった。そこからの動きがよかった」。
最後は豪快に突き倒した。
初日からの11連勝は昨年春場所以来で、この場所ではただ一人出場した横綱として優勝を遂げた。
今場所は4大関が不在となった中、「自分の相撲に集中する気持ちは変わらない。より集中してやるだけ」と自覚をにじませた。

■白鵬
4年ぶりの不戦勝で10勝目を挙げた。
対戦相手の大関高安が左肘の負傷で11日目から休場したため。
白鵬にとっては15年夏場所以来、6度目の不戦勝となった。
勝ち名乗りを受けて支度部屋に戻ると「(言うことは)何もないっしょ。ノーコメント」と苦笑いした。
この日の朝、白鵬はまわしをつけずに土俵上を歩くなどして、土の感触を確かめた。
高安の休場は、稽古場へ降りる直前に把握。
負荷こそ少ないものの、相撲を取らない日でも欠かさず運動を行い「いつも通り動くことが大事」と強調した。
4大関が休場し、両横綱が優勝争いを展開している今場所。
初日から11連勝と好調を維持している横綱鶴竜について、この日の朝稽古後に「重さと速さ、そんなに強く当たっているわけではないけど、そこに圧力がある。頭も下がっている」と評価。
4大関が休場したことについては「言うことはないよ」とした。

■御嶽海
3連敗を免れた。
明生十分の左四つに組んでも、両まわしを引き付けて徐々に体勢を整える。
粘る相手を寄り切り、「冷静だった」と振り返った。
連覇が懸かった名古屋場所。
11日目を終えてトップの鶴竜とは4差だが、優勝争いの中心にいる両横綱との対戦を残しており「ちょっと面白くしていきたい」。
まずは1敗の白鵬に挑む。

■朝乃山
好調な力士を圧倒した戦いぶりに、スケールの大きさを改めて感じさせ北勝富士に完勝。
「止まらないようにと思っていた。体が動いた」。
得意の右は入らなくても、鋭い当たりから構わず前進。
相手を土俵下へと吹っ飛ばした。
北勝富士が7連勝中であることは知っていた。
それだけに「俺が絶対に止めてやる、それくらい気合が入っていた」という。
学生時代には「1度も勝ったことがなかった」相手を、昨年秋場所以来の対戦で難なく倒し、成長した姿を示した。
東前頭筆頭に番付を上げ、上位陣と初めて総当たりする本土俵を「勉強の場所」と位置づけていた。
11日目を終えて5勝6敗。
役力士との対戦は終えており、優勝経験者として、新三役昇進に向けて勝ち越すことが期待される。
高安が休場して4大関全員が不在になった。
峠を越した感がある上位陣が多い中、朝乃山は次を担うべき存在の一人。
「今場所は簡単にはいかないと思っていたが、自分の相撲を取れている」。
手応え十分に残り4日の相撲に全力を注ぐ。

■照強
会心の内容で2敗を守った。
真正面からぶつかって攻め込むと、腕力が強い錦木の差し手を封じ、もろはずでの押し出し。
「伸び伸びと取れている。今場所一番の相撲」と自賛した。
12日目は同じ兵庫県出身の大先輩で好調な妙義龍に初挑戦。
「気持ちをしっかりとそこに持っていって、良い相撲を取りたい」。
優勝争いを少しでも盛り上げたい思いもあってか、意欲十分の口ぶりだった。

※大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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2019.07 本場所 11日目 昼 情報!

■高安
大相撲の西大関高安(29=田子ノ浦部屋)が名古屋場所11日目の17日、休場した。
8日目(14日)の関脇玉鷲戦で左肘付近を負傷していた。
これで4大関全員が不在の異常事態に陥った。
日本相撲協会広報部によると、4大関以上が不在となるのは昭和以降初めて。
師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「相撲で力が出ない状況だった。次の場所に間に合うように治療をさせたい。名古屋のファンの方々のことを考えると本当に申し訳ない」と話した。
高安は10日目に平幕明生を下し、勝ち越した。
休場は昨年夏場所以来5度目。11日目の対戦相手、横綱白鵬は不戦勝。

■魁聖
西前頭15枚目の魁聖(32=友綱部屋)も相撲協会に「右上腕二頭筋断裂で約1カ月間の休養加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。
休場は2場所連続5度目。
今場所の十両以上の休場は7人となった。

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2019.07 本場所 11日目 情報!

■高安
左肘を痛めている高安が、初顔の明生を冷静にさばいて連敗を免れた。
右に動いて狙った上手は引けず、今度はその右で圧力をかけた。
最後は左も差し手に使って寄り切り、「きょうは落ち着いていたし、前に出られた」と一息ついた。
土俵上で顔をしかめた姿からも、患部の状態は万全にはほど遠いといえそうだが、「残り5日、自分らしい相撲を取りたい」。ただ一人出場している大関としての意地をにじませた。

■北勝富士
北勝富士が7連勝で3場所ぶりの勝ち越しに王手。
新小結竜電の左差しを強烈におっつけて勝負をつけ、「引かずに前に出たのがよかった」と自賛した。
この一番に備え、相手の負けている形をチェックして土俵に上がったという。
思い通りの取り口で難敵を攻略したが、「連勝は意識せず一日一番、大事にやるだけ」と表情を引き締めた。

■妙義龍
妙義龍が4場所ぶりに給金を直した。
鋭い当たりから、松鳳山の引きにも乗じて一気に前進。
鮮やかな速攻を披露し、「自分らしい相撲で決められてよかった」と満足げだった。
直近3場所は6勝が最高。苦戦した内容を反省し、稽古を積んだという。
「腰を決めてのてっぽうに低い踏み込みとか。それで自分の相撲を思い出した」。元関脇の実力者は充実した表情だった。

■友風
友風が貴源治を上手投げで転がし、序ノ口デビューから13場所連続の勝ち越し。
年6場所制となった1958年以降の初土俵では、琴欧州、栃煌山と2位に並び、「無我夢中。圧力をかけ、自分の相撲が取れている」と納得の表情を見せた。
右膝のけがで休場している兄弟子、嘉風から助言も生かし好調を持続。「きょうは喜んでいいと思うが、あと5日ある。これからいい相撲を取りたい」と終盤戦を見据えた。

■炎鵬
幕内最小兵の炎鵬が錦木を寄り切りで下し、7勝目を挙げた。
立ち合いで当たってすぐに相手の懐に入り、左で前まわしを引く。
だが、怪力の錦木に左で首を抱え込まれるような形になり「首が折れるかと思いました」と苦笑い。
そこから小刻みに動いて反撃開始。相手が強引に出てくるところを「半分捨て身で抜きました」と錦木の腕を振りほどいて態勢を立て直す。
右で前まわしをつかむと、巨体を浮かしながら寄り切った。
「(相手の腕が)ほどけた後は動くしかないと思って無我夢中でした。止まったらダメだと思いました」
2連勝で勝ち越しに王手を懸けた。
だが、新入幕の先場所は9日目に7勝目を挙げながら、そこから6連敗を喫し痛恨の負け越し。
「先場所のことがあるので一日一番、自分の相撲を取れれば」と気を引き締めた。
この日、同じ伊勢ケ浜一門の十両・安美錦の引退が明らかになった。
「初めて(十両で)対戦した時は雰囲気が凄くて、怖かったのを覚えています。でも巡業の時にはいろいろ話しかけてもらって、凄い優しい方でした。自分も40歳までとは言わないですけど、それくらい活躍できる力士になりたいと思います」と話していた。

■照強
兄弟子の安美錦が引退を表明した後で臨んだ一番。
照強は目の色が違った。
重い千代丸に低く当たり、右からのいなしで崩す。
向き直った相手を素早く押し上げて快勝。
「絶対勝とうと思って土俵に上がった」。見事に白星を贈った。
宿舎で引退の意向を伝えられ、「俺の分まで頑張れ」との言葉に万感の思いがこみ上げた。
2010年春場所で初土俵を踏んで以来、私生活でも厳しい指導を受けた。
ひたむきな兄弟子との鮮やかな記憶と感謝の気持ち。それに報いたかった。
「しっかり踏み込んで真っ向勝負しないと次がない」。だから、169センチの小兵は193キロの巨体に臆せず挑んだ。
「立ち合いの形は10種類以上ある」そうだが、今場所は相手をごまかすような変化をしないように心掛ける。
3場所目となった幕内で初めて勝ち越せた要因の一つだろう。
「僕が言うことは難しすぎて理解できていないと思う」という安美錦の背中を追い、番付を上げてきた。
照強は「教わったことは人生の財産」と言い切る。
普段の軽妙な語り口も、この日ばかりはなく、口ぶりに強い決意をにじませた。

※安美錦
大相撲の元関脇で西十両11枚目の安美錦(40=伊勢ケ浜)が現役引退を表明した。
名古屋場所2日目に古傷の右膝を痛めて休場し、来場所は幕下への陥落が確実となっていた。アキレス腱、断裂など度重なるケガを乗り越え、関取在位117場所は歴代1位タイ。
記録にも記憶にも残る名力士が、22年半の土俵人生に別れを告げた。
今後は年寄「安治川」を襲名し、同部屋付きの親方として後進を指導する見通し。後日、記者会見を行う。
安美錦が伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)に引退を伝えたのは14日昼。「よくここまで頑張ったな」と言われると、涙がこぼれた。
この日、師匠が発表した後、安美錦が心境を語った。
「ケガをして、初めて出る選択肢以外のことを考えた。勝負師として一線を引く時なのかなと思った」。右膝は前十字靱帯などが断裂しており「ボロボロ」。再出場の見通しが立たず、来場所の幕下陥落が確実になったところで決断した。
故障と付き合いながらの土俵人生。「ずっと(右膝の古傷と)付き合ってきた。また、最後におまえにやられたかという思い。いい相棒だよ」と漏らした。
右膝のケガがなければ大関になっていた。よく聞くこの見方には、こう反論する。
「ケガがあったから、ここまでやれたんだ」。最初に右膝を故障した時、手術を受ければ半年かかるところを工夫で乗り切った。
翌場所は立ち合いで踏み出す足を左から右に変えた。支える足を変え、故障箇所の負担を軽くする。稽古で鍛え、戦う術を身につけた。
角界屈指の切れ味を誇る出し投げなど、繰り出した決まり手は「45」。技のデパートと言われた舞の海の34手、史上最多勝利の白鵬の41手さえ上回る。
土俵際でもあきらめずに仕掛けるため、40代式守伊之助は「安美錦の相撲は裁きたくない」とぼやいた。
こうして歴代1位の関取在位117場所目にたどりついた。
37歳で左アキレス腱を断裂してからは、引退と背中合わせ。
家族にも支えられた。2女と1男の父でもある。妻絵莉さんの運転で回った治療先は数え切れない。
復帰から1年以上かけて幕内に戻り、17年九州場所で敢闘賞を受賞。「思い残すことはない」と吹っ切れた。
今場所前、2歳になったばかりの長男丈太郎くんが電話口で初めて「あみにしき」としゃべった。「言えたから、もういい。全部やったな」と思えたという。
東京にいる家族にはテレビ電話で引退を伝えた。
すると「これでママが疲れたら、運転交代できるね」という娘の声が聞こえてきた。
「そうだね、練習しないとね」。笑顔で次の人生に踏み出した。

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2019.07 本場所 10日目 昼 情報!

※安美錦
大相撲の元関脇で関取最年長の西十両11枚目、安美錦(40=本名杉野森竜児、青森県出身、伊勢ケ浜部屋)の引退が名古屋場所10日目の16日、決まった。
名古屋市内の同部屋の宿舎前で取材に応じ「これまではけがをしても治療してまだやるぞと思ったが、(今回は)初めて今後を考えた。勝負師として一線を退く時が来たかな。何も悔いはない」と話した。
安美錦は魁皇に並び歴代1位の関取在位117場所とした今場所2日目に古傷を抱える右膝を痛め、3日目から休場していた。
1997年初場所で初土俵を踏み、2000年初場所新十両、同年名古屋場所で新入幕。
多彩な技を生かした取り口で人気を集め、関脇には6場所在位。
左アキレスけん断裂の大けがも乗り越え、39歳で再入幕した17年九州場所で敢闘賞を手にした。
幕内在位97場所は歴代3位、三賞受賞12度(殊勲4、敢闘2、技能6)は同10位タイ。金星は8個獲得した。

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2019.07 本場所 10日目 情報!

■鶴竜
横綱鶴竜(33)は9戦全勝で単独トップに立った。

■白鵬
白鵬は初黒星。勝ちっ放しの鶴竜を1敗で追う。

■高安
大関高安(29)は正代(27)に突き落とされて2敗目。
8日目の玉鷲戦で左肘を痛めた高安は正代に敗れ、手痛い2敗目。
立ち合いから右を差し込み攻め立てたが、土俵際で突き落とされた。
この日の朝稽古後は「大丈夫です」と強調し、分厚いサポーターを施して本場所の土俵に上がったものの、左腕を使えていないことは明らか。
支度部屋では無言を貫き、兄弟子の荒磯親方(元横綱稀勢の里)は「時間がたてばよくなることもある」と祈るように話した。

■逸ノ城
大相撲名古屋場所9日目(15日、ドルフィンズアリーナ)西前頭4枚目逸ノ城(26)が横綱白鵬(34)を寄り切って6勝目。
1月の初場所で2つの金星を奪って以来、自身8個目の金星を挙げた。
親からもらった関取最重量227キロの全体重が、全勝の横綱を根こそぎ持っていく。
立ち合い一瞬で得意の左上手に手をかけ、分厚い胸を密着させた。
前へ出ながら右前まわしも引きつける。
白鵬のもろ差し狙いも封じ、一気に寄り切った。
白鵬にはこれまで2勝12敗。この横綱からは初の金星を奪い、館内に座布団を舞わせた。
「(左上手が)取れたので走るしかなかった。今場所一番いい相撲」。丸顔に満面の笑みが広がった。

■炎鵬
前頭十四枚目の炎鵬(宮城野)が前頭十枚目の貴源治(千賀ノ浦)を足取りで下して6勝目を挙げた。
立ち合い仕切り線から距離をとった貴源治に対して、近く構えた炎鵬は最初の立ち合いで突っ掛けてしまう。
二度目も同じ距離を保って立つと、懐にもぐられたくない貴源治の諸手を上手くかわし、下から回転の速い突きを繰り出して翻弄。
そのまま土俵際まで押し込んだところで、貴源治の左足を持ち上げて土俵の外に追いやった。
AbemaTVで解説を務めていた元前頭の若ノ城は「炎鵬は強いですね。体重も大きさも違うんですけど、ずっと前に出ましたね」と話し、休まず前に出続けた炎鵬を称えていた。
身長168cm、体重99kgの炎鵬に対して、身長191cm、体重172kgと大柄な貴源治。
しかし、好調・炎鵬の前に苦汁をなめる結果となった。

※大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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2019.07 本場所 9日目 情報!

■高安
白星を手にした高安が、思わず左肘を押さえて顔をしかめた。
対戦成績で五分だった難敵の玉鷲を破って1敗を堅持したものの、痛い傷を負った。
相手の突きをこらえて左を差したところで、小手に振られた。
左肘をきめられていた感じで、その後は左に回って攻めをしのぐと、前へ出て右手で押し倒した。
支度部屋では報道陣の問い掛けに応じず、まげを直す間は左肘の内側を氷で冷やした。
貴景勝、栃ノ心に続いてこの日から豪栄道が右肩のけがで休場。
4大関のうち3人が不在となり、残った高安もアクシデントに見舞われた。
八角理事長(元横綱北勝海)は「前に出ていたから相手が崩れた」と攻めの姿勢を評価。
藤島審判長(元大関武双山)も「あまり得意ではない玉鷲に良い相撲だった」と振り返り、「あしたも元気いっぱい取ってくれればいいが」と心配した。
この日の朝稽古後には「良い感じできている。前に圧力がかけられている」と手応えを口にしていた。
初の賜杯獲得に向けて1差で両横綱を追う後半戦へ、試練が訪れた。

■御嶽海
大相撲名古屋場所中日の14日、上松町出身の東関脇御嶽海(出羽海部屋)は西前頭四枚目の逸ノ城に押し出しで勝ち、6勝2敗で折り返しとなった。
御嶽海の手付き不十分が続き、3回目で立ち合いが成立。
張り手を受けて左上手を取られた御嶽海は、逸ノ城の懐に潜り込むと脇に差し込んでいた右手を突き上げるように押した。
相手が上手を切って体を開いた瞬間を逃さずに攻め、押し出した。
今日は東小結阿炎と対戦する。対戦成績は3勝負けなし。

■竜電
竜電が阿炎との新小結同士の一番に敗れた。
突きをあてがって前進したが、土俵際で逆転の引き技を食った。
「仕方ない。負けは負け」。言葉は潔かったが、表情には悔しさがにじんだ。
三役以上との対戦が終わり、3勝5敗で折り返し。「また、あしたからやるだけ」と前を向いた。

■豊ノ島
36歳の豊ノ島が持ち味を発揮し、初顔の22歳貴源治をはね返した。
両まわしを許して寄られたが、土俵際で左からの豪快なすくい投げ。
「衰えてはいるけど、さびついていなかった。おじさんの意地」。元気な新入幕を転がして、したり顔だった。
再入幕の場所は3連敗スタートと苦しみながらも連勝で3勝まで星を戻し、「少しエンジンが掛かってきた」。後半戦へ弾みがついたようだ。

※吉田沙保里
大相撲名古屋場所中日(14日、ドルフィンズアリーナ)レスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里さんが、NHKのテレビ中継でゲスト解説を務めた。
打ち出し後には親交のある白鵬と握手。
「やめるのはいつでもできる。今しかできないことを頑張ってほしい」とエールを送った。
白鵬は正代を引き落とし、8連勝で自身の最多記録を更新する48度目のストレート給金。
「休場明けで1つクリアしたということですね」とうなずき、吉田さんの訪問に「ありがたいね」と笑った。


大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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2019.07 本場所 中日 昼 情報!

■豪栄道
8日目の14日、休場した。
師匠の境川親方によると、以前から右肩を痛めており、6日目から2連敗するなど7日目まで3勝4敗と不振だった。
再出場の見込みはなく、9月の秋場所は8度目のかど番となる。
今場所は4大関のうち、貴景勝、栃ノ心に続いて3人が不在の事態となった。
境川親方は「本人は『しんどくて力が入らない』と言っていた。
だましだましやってきたけど、治療に専念させる」と説明した。
豪栄道の休場は昨年九州場所以来9度目。
8日目の対戦相手、平幕明生は不戦勝。
今場所の十両以上の休場は平幕嘉風、十両安美錦を含めて5人目となった。

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2019.07 本場所 中日 情報!

■鶴竜
危なげなく正代を破って7連勝を飾った。
立ち合いから左前まわしを取ると右上手もガッチリ。
同じ時津風一門で、普段は一緒に稽古しているが「稽古場と本場所は違うから」と、油断せず5秒3で退けた。
場所前に腰を痛めたが「(今場所の)最初は負担がかからないように速い相撲を取ろうと考えていたけど、日に日に落ち着けるようになった」と、状態も上向きで自信をのぞかせた。

■白鵬
7日目、白鵬は勝つには勝ったが、大栄翔にだいぶてこずった。
立ち合い左から張ったが右をさせず、つかまえられないまま何度もはたきにいった。
最後ははたき込んだが、アップアップだった。
6日目の碧山戦もそうだったが、白鵬には一時の圧力が確実になくなっている感じもする。
対戦相手にすればそんなに慌てて出る必要もなく、おっつけたり、突っ張ったりと見ながら押していくべきだろう。
しかし、染みついたかつてのイメージはそう簡単には拭えないのか、いかなきゃいかなきゃと出ている。

■高安
7日目、平幕碧山の右からのすくい投げでまわしを切られたが、すかさず突いてさがったところを押し出した。
1敗を守り、優勝戦線に踏みとどまった。
「落ち着いてとれました。
(土俵際の)詰めだけしっかりとりたい」と気を引き締めた。
中日は12勝12敗と五分の関脇玉鷲の挑戦を受ける。
難敵を退け、3日目からの連勝を伸ばしたい。

■御嶽海
三役常連の御嶽海は、先場所優勝した25歳の朝乃山が相手とあれば燃えないはずはない。
「年下には負けられないでしょう」。強烈なプライドを胸に、2場所続けて挑戦をはね返した。
下から突き上げて相手を起こし、朝乃山得意の右四つにはさせなかった。
相手がたまらず引いたところを逃さず、もろはずでさらに下から攻め、一方的に押し出した。
「自分のほうが低かった。良かったんじゃないですか」。納得の内容だった。
昨年名古屋場所で初優勝してからの1年を、「早くて長かった」と独特の言い回しで振り返る。
けがもあって賜杯争いに絡めず、大関挑戦が実らなかった悔しさがある。
「今場所の主役になりたい」。長野県出身の26歳は、準ご当所でもう一度輝きたい強い思いを隠さない。
今場所の名古屋は比較的涼しいが、「早く暑くなってほしいね。その方が好きだから」。
場所前は十分な稽古を重ねてきただけに、スタミナには自信がある。
賜杯争いでは鶴竜、白鵬を2差で追う。さらに調子を上げて横綱、大関戦を迎えたい。

■遠藤
7日目、人気の平幕遠藤は、大関豪栄道にもろ差しを果たして寄り切る完勝。
連敗を2で止めて3勝目を挙げた。
「しっかり集中して取れた。勝てたから(内容も)よかった」。
最近2場所は、勝ち越せば返り三役も狙えた前頭筆頭、同2枚目でともに7勝8敗と悔しい思いをした。
この日で関脇以上の対戦を終え、「後半へ向け、引き締めていきたい」と先を見据える。

■輝
中学の同級生対決が、大相撲で実現した。
西前頭12枚目輝と、西前頭14枚目炎鵬の初顔合わせ。
同学年で金沢市立西南部中の相撲部に所属していた間柄だ。
相撲は輝に軍配。
潜り込もうと飛び込む炎鵬を、下から突き起こして最後は押し倒した。
中卒で193センチ、143キロの「白鵬並みの体格」として鳴り物入りで入門した輝に対し、168センチの炎鵬は高校、大学を経由。
中学の稽古場以来、約10年ぶりの手合わせだった。
「懐かしいと思った」と輝。
炎鵬が「一番負けたくない相手」と言えば、輝は「これから何回でも取っていけたら」と再戦を心待ちにした。


大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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2019.07 本場所 7日目 情報!

■鶴竜
大相撲名古屋場所6日目(12日、ドルフィンズアリーナ)鶴竜が無傷の6連勝。
張り手、突き押しで前進し、左をのぞかせた遠藤を後退しながら、流れるようにはたき込んだ。
「左を深く差されたら(自分が土俵から)出ていたと思う。しっかり反応できた」とうなずいた。
中盤戦へ「集中し続けること」と気合十分。
勝ちっ放しが横綱2人となったが、優勝争いに水を向けられると「まだ何も始まっていない」と乗ってこなかった。

■白鵬
勝ちっ放しは両横綱だけになった。
白鵬は落ち着いて碧山の攻めをしのぎ、土つかずの6連勝。
横綱・白鵬は落ち着いた取り口で無敗を守った。
体重193キロの碧山との突っ張り合い。
互いに譲らず、土俵の真ん中で見合う形になったが「行きすぎず、守りすぎず」と慌てない。
たまらず先に出た相手の動きに合わせて、体を開くと、冷静にはたき込んだ。
休場明けながら、連日の軽快な動きで健在ぶりを示し、「一番一番、連勝を伸ばしていきたい」と力を込めた。

■豪栄道
大相撲名古屋場所6日目(12日、ドルフィンズアリーナ)豪栄道に元気がない。
昨年から5連勝中の正代に防戦一方のまま寄り切られ、先場所と同じく6日目で早くも3敗目を喫した。
左上手を許し、右半身の体勢で完敗。
苦しい土俵が続く大関は中盤戦に向け「集中するだけですね」と口数が少ない。
審判長を務めた師匠の境川親方(元小結両国)は「弱いからしょうがない。負けたから言い訳はできない」と手厳しかった。

■御嶽海
御嶽海が新小結の竜電を圧倒した。
過去2戦2敗の相手を一気に突き放して完勝し、「理想的だった。しっかりと前に出て勝ててよかった」と自賛した。
今後、対戦を重ねる可能性も高いだけに「3回、4回と負けると、苦手意識が自然につく。勝っておくと全然、違う。大きいと思う」と満足げだった。

■正代
伸び悩む大器に一皮むけそうな予感が漂う。
元学生横綱の正代が、迫力十分の攻めで豪栄道を1年ぶりに撃破。
「立ち合いがとても良かった」。そう繰り返す言葉に、充実感がこもった。
大関得意の右四つに組んでも、「あそこで体勢を整えていたら、相手にも整えられてしまう」と構わず前進。
左上手を引くのも素早かった。それでいて、冷静さも失わない。
回り込みながらすくい投げを打つ大関の反撃にも難なく対応し、体を預けるように寄り切った。
西前頭3枚目だった3月の春場所は10日目でようやく初白星。
普段はひょうひょうとした男が珍しく涙を流した。
「もう味わいたくない」。苦い経験を糧に一日一番に臨む心構えを改め、「勝ち負けでなく、自分の相撲を取ることに集中できている」という。
昨年名古屋場所の御嶽海のみならず、同じ学生相撲出身の朝乃山も先場所で初賜杯を抱き、発奮材料になったのだろう。
7日目は、過去11戦全敗の鶴竜に挑戦。
「やることは同じだと思う」。頼もしい口ぶりに波乱を起こす気概がにじんだ。

■逸ノ城
大相撲名古屋場所6日目(12日、ドルフィンズアリーナ)実力者の逸ノ城が2日目から5連勝と調子を上げてきた。
好調の理由を「(前に)出ているからですかね。下がるとそのまま下がってしまう」と説明する。
この日も右四つ左上手で体を密着させると、志摩ノ海に何もさせず寄り切った。
栃ノ心の休場で横綱戦が組まれる可能性が浮上。
関脇だった先場所は再出場しながら5勝止まりだったが、春場所では14勝を挙げて最後まで優勝争いに絡んだ。
上位陣にとって脅威の男は「前に出ないと」と自らに言い聞かせていた。

■炎鵬
小兵の炎鵬が矢後を見事に転がした。
潜り込むと、自身より80キロほど重い相手に首を抱えられ、「苦しかったが、我慢した」という。うまくタイミングを計って右からのかいなひねりを決め、「落ち着いて対応できたのがよかった」と納得顔だった。
先場所も、同学年の矢後を上手ひねりで仕留めている。
「相手の足の位置、距離感など全てが合わないと決まらない」と秘訣を明かした。


大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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2019.07 本場所 6日目 情報!

■白鵬
大相撲名古屋場所5日目(11日、ドルフィンズアリーナ)横綱白鵬は人気の平幕遠藤に立ち合いから押し込まれて後退。
左足が俵にかかったところから俊敏に回り込み、左から小手に振って相手を横転させた。
「(遠藤の体勢が)いつもより低かった。とっさに体が反応したね」と余裕を感じさせた。
全休明けの序盤5日間を全勝で乗り切り、「体が動いているという感じだね」。自身にとって令和初となる43度目の優勝へ向けて加速する。

■高安
大相撲名古屋場所5日目(11日、ドルフィンズアリーナ)高安は今場所初めて納得のいく相撲を取れたのではないか。
立ち合いでは体当たりが多いが、この日は阿炎に対して左を差しにいった。
阿炎には立ち合いに変化はあっても捕まえれば負ける相手ではないと、見ながら差しにいきもろ手突きが外れたところをついて行って押し出した。
立ち合いの体当たりを貫くのもいいが、相手にしたらやりやすい。
左を差しにくるのか右からくるのか分からないと相手はヤマをかけ威力も弱くなる。
優勝やもっと上を目指すには、立ち合いにもっとバリエーションがあってもいい。

■栃ノ心
大相撲の西大関栃ノ心(31=春日野)が名古屋場所6日目の12日、休場した。
初日から5連敗と不振だった。
このまま再出場せずに負け越すと、9月の秋場所は3度目のかど番となる。
栃ノ心は3月の春場所で負け越し、大関在位5場所で関脇に転落。
だが先場所で10勝し、1場所で大関に復帰したばかりだった。
休場は初場所以来で9度目。6日目の対戦相手、新小結阿炎は不戦勝。
今場所は初日から休場の貴景勝に続き、2大関が不在となった。
今場所の十両以上の休場は貴景勝、平幕嘉風、十両安美錦に続いて4人目。

■逸ノ城
大相撲名古屋場所5日目(11日、ドルフィンズアリーナ)関取最重量227キロの平幕逸ノ城が立ち合いから踏み込んで左上手を浅く取り、千代大龍を寄り切り2日目から4連勝だ。

■友風
大相撲名古屋場所5日目(11日、ドルフィンズアリーナ)平幕友風(24)が妙義龍(32)を小手投げで破り、自身初の初日から5連勝を飾った。
右膝手術のため休場した兄弟子、嘉風(37)の思いも背負って快進撃を続ける。
白鵬(34)と鶴竜(33)の両横綱と平幕照強(24)の4人が5戦全勝。
今場所から大関復帰の栃ノ心(31)は朝乃山(25)に寄り切られ、5連敗を喫した。
183センチ、180キロの恵まれた体が一段と大きく見える。
友風は前日、入幕3場所目で初めて初日からの4連勝。この日も勢いは止まらない。
「弱気が出てしまったが、勝ったので良かった。上手を取らせず前に出た結果」
日体大の8学年先輩でもある元関脇の実力者、妙義龍に立ち合いから右を差され、後退させられた。
そこから左で抱えて前に出ると、最後は渾身の力で相手の上体を起こして、素早く小手投げでたたきつけた。
支度部屋では「小手投げって何ですか。初めて聞きました」と報道陣に問いかけるほど、本人の頭にはなかった技だった。
快進撃の原動力は、“兄”の存在だ。「兄弟子と弟弟子、先輩と後輩というより本当の兄弟」。
そう慕う日体大の13学年先輩で幕内最年長の嘉風は、右膝を手術して休場。
その兄弟子から「俺の分も頑張ってくれ」と激励を受けて、今場所に臨んでいる。

■炎鵬
人気小兵力士の幕内炎鵬(24=宮城野)が、三役経験者の幕内栃煌山(32=春日野)を寄り切って、序盤戦を4勝1敗で終えた。
立ち合いから動き回り、栃煌山の攻めを右へ左へといなして翻弄。
隙を突いて左を差し、一度は土俵際で粘られるも、今度は右前まわしに食らいついて寄り切った。
19秒8の熱戦に館内は大歓声に包まれた。
支度部屋では「よく動けたと思います。でも、左が入って『いける』と思っても押し切れなかった。まだ攻めが遅いですね」と反省も忘れなかった。
初顔合わせだった先場所10日目に、栃煌山にはたき込まれて黒星。
雪辱を果たし、「前回は『テレビで見ていた人だ』とか考えすぎていたが、今日はそんなことはなかった」と終始、冷静だった。
1敗を死守して中盤戦に突入するが、「これからじゃないですか。集中を切らさずにやっていきたい」と視線を上げた。

■照強
幕内3場所目の照強が5連勝スタートを切った。
矢後に顔面を突かれて懐には飛び込めなかったが、低い姿勢で耐え、はたきにも落ちずに押し出し。
鼻血を拭いながら、「我慢すれば何とかなる」と振り返り、満足そうな表情を浮かべた。
場所前は宝富士や明生らと十分な稽古を積み、体重アップにも取り組んできた。
「下半身が安定して、めちゃくちゃ力が入る。立ち合いでしっかり当たれている」と成長を実感できているようだ。


大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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