初場所 7日目情報!

鶴竜

大相撲初場所(東京・両国国技館)を途中休場した横綱鶴竜(34=陸奥)が正念場を迎えている。
今場所は体調が整わない中で強行出場。
本番では準備不足を露呈して3場所連続の休場となった。
白鵬(34=宮城野)に続くリタイアで横綱不在の事態となったが、両者の置かれた立場は大きく異なる。
鶴竜の場合は近いうちに結果を残さなければ、進退問題に発展しかねない状況だ。
今場所の鶴竜は金星3個を配給するなど低迷。
5日目(16日)に日本相撲協会に「左足関節炎で2週間の患部安静」との診断書を提出して途中休場した。
師匠の陸奥親方(60=元大関霧島)は「左足首が痛くて、踏ん張りが利かなかった」と話す一方で「なかなか風邪が治らなかった。体重が10キロ近く落ちて心配していた」と明かした。
鶴竜は年末年始にかけて風邪の症状を訴え、本番直前にも再び体調を崩した。
本人も「体重が落ち過ぎた。パワーが伝わっていない」と不振の理由を挙げていた。
今回の休場の引き金となったのは、一連の体調不良だった可能性が高い。
最初から出場を回避する選択肢もあったはずだが、簡単には休めない事情もあった。
ここまで鶴竜は2場所連続で休場中。
しかも先場所は初日に腰痛で休場する大失態まで演じてしまった。
今回の強行出場には、3場所連続休場だけは避けたいとの思いがあったのか。
陸奥親方は「2場所休場して、焦っている部分もあったのでは」と横綱の心中を推し測った。
白鵬も故障がちになったとはいえ、連続休場は2場所が最長。
周囲から限界説が持ち上がる前に、復活優勝して雑音を封じ込めてきた。
実際、先場所は休場明けでV43を達成し、健在を誇示している。
同じ横綱の休場でも、鶴竜と白鵬とでは置かれている立場が大きく異なるということだ。
次の春場所(3月8日初日、大阪府立体育会館)は最低でも優勝争いができなければ、逆風が強まることは避けられそうにない。
日本相撲協会の八角理事長(56=元横綱北勝海)は「今度は万全の状態で出てきてほしい」と話しだ。
ここから復活した姿を見せられるのか。

 

貴景勝

大相撲初場所は横綱が不在の中、6日目を終えて勝ちっ放しが平幕の正代ただ1人、1敗で大関 貴景勝や三役経験のある遠藤などが追う展開です。
7日目の18日は、三役で唯一1敗を守っている大関 貴景勝が結びの一番で小結 阿炎と対戦します。
過去の対戦成績は1勝1敗、突き押しが得意の力士どうし、立ち合いから互いに激しい攻め手を出すことが予想されます。
貴景勝は鋭く踏み込み得意の強烈な突き押しで相手の出足を止め、休まず一気に攻めて勝負を決めたいところです。

 

豪栄道

玉鷲を一方的に押し出し2勝目。
カド番で苦戦が続いていたが、「内容は良かったと思う。この相撲をいいきっかけにしないといけない」。

 

朝乃山

朝乃山が連敗の悔しさを一掃する一気に前に出る相撲で、妙義龍を寄り切った。
「うまく運べたと思う。(上手は取れずも)右が入ったならかまわず出ていこうと。連敗していたんでホッとしています」。
3連勝からの2連敗は消極的な内容でもあった。
「過去には戻れない。でも負けたことは、これからの相撲人生につながってくる」。
悔しい連敗から抜け出しまた1歩、階段を上がった。

 

阿炎

大相撲初場所は7日目、小結 阿炎は大関 貴景勝と対戦します。
阿炎は、長い手を生かした回転の速い突っ張りで相手を突き放し距離を取って攻め続けることができれば勝機が出てきそうです。

 

遠藤

東前頭筆頭の遠藤(29=追手風)が、関脇高安(29=田子ノ浦)を突き出し、1敗を守った。
かち上げをしのぐと、下から攻め、相手の引きに乗じて前に出た。
1敗を守り、優勝争いに踏みとどまった。
支度部屋では、いつも通りに言葉少な。
「勝って良かったです」「しっかり集中できています」とだけ口にし、静かに帰り支度をした。

 

御嶽海

大相撲です。
初場所6日目。
三役復帰を狙う御嶽海は、大関の貴景勝と対戦しました。
16日、横綱・鶴竜の休場で不戦勝となり、3勝2敗となった御嶽海。
17日の相手は大関の貴景勝。
過去の対戦は7勝6敗で御嶽海がリードしていますが、御嶽海は「突き落とし」で敗れ、3勝3敗となりました。
7日目は小結の大栄翔と対戦します。

 

正代

両横綱不在の場所で、西前頭4枚目正代(28=時津風)が単独トップに立った。
大関経験者の西前頭6枚目栃ノ心を下して、15年秋場所の新十両昇進以降では自身最長となる、初日から6連勝とした。
6日目の平幕単独首位は昨年秋場所の隠岐の海以来。
出身の熊本で東京五輪の聖火ランナーとして走る予定の関脇経験者が好調だ。
大関貴景勝、遠藤ら平幕5人が1敗を守った。
約3年間三役から遠ざかる正代が、無欲に先頭をひた走っている。
右差し、左ははず押しで、栃ノ心にまわしを与えないまま電車道の快勝。
「立ち合いが良かった。当たって2歩目、すごく前に出ている」。
11勝を挙げた先場所に続く好調ぶり。
単独トップに立ったが「緊張しますね。まあ1敗もたくさんいるから」と、人ごとのように笑った。
「すごい調子がいいってわけじゃない…なんで連勝しているんだろ」と首をかしげる。
年末年始は熊本・宇土市の実家に帰省して1週間滞在。
「ぐうたらしてたら太りました」と、普段165キロ前後の体重は170キロ近くまで増えた。
「いいボディーバランスなのかも。それが(好調の)原因だったら怖いですね」。
その熊本で、郷土力士として東京五輪の聖火ランナーを務める予定だ。
場所が終われば、必ずと言っていいほど実家に帰省するほど地元愛は強い。
「光栄なことですよね」と、素直に喜んだ。
五輪競技に相撲はないが、ユーチューブで視聴することも多いボクシングに注目する。
16年のリオ五輪にライト級で出場した成松大介(自衛隊)は熊本農高、東京農大でともに2学年上。
「大学の時に面識がある。すごいですよね」。
東京五輪のボクシング会場は国技館。
身近な存在に刺激を受けながら、五輪前に同じ会場で大暴れしている。
昨年は同じ大卒で自身より若い朝乃山が初優勝を果たし、発奮材料となっている。
昨年12月の冬巡業では「朝乃山関や若い子がでてきているので、僕も負けないように頑張りたい」と発言するなど、燃える対抗意識を隠さない。
今年の目標は三役に戻ること。
「まだまだ前半戦。何も考えてません」。
年始に引いたおみくじは末吉だったが、現状の視界は良好だ。

 

豊山

昨年は4戦全敗だった輝に土をつけ、「同世代でよく知っている相手。絶対に負けたくなかった」。
1敗を守って「どうなるか分からない場所にしたい」と意欲。

 

照強

平成7年1月17日、兵庫県・淡路島を震源に未曽有の被害をもたらした阪神大震災から、まもなく節目の25年となる。
「その日」の夜、震源地に近い兵庫県洲本市の病院で誕生したのが、大相撲前頭14枚目の照強(24)=本名・福岡翔輝、伊勢ケ浜部屋=だ。
「自分は運命の日に被災地で生まれた。頑張る姿を見せることで、故郷の人を笑顔にできれば」。
初めて幕内で迎えた初場所は、12日の初日から3連勝。
「スポーツの力」を体現する天命を背負い、土俵に上がり続ける。
自宅で激しい揺れに襲われた母親が洲本市の病院に運ばれ、男の子を出産したのは地震発生から約15時間後の17日午後9時。
体重2922グラム。
負傷者を搬送する救急車が出入りし、院内がごった返す中で生を受けた。
もちろん、自身に震災に遭った記憶はない。
だが「母親からは、病院に行ったら救急車のサイレンがすごかったことや、けが人がいっぱいいる中で生まれたことなど、震災の大変さは聞いている」と話す。
幼いころは体が小さく病弱だったが、小学4年のとき、飛び入り参加した地域の相撲大会で準優勝したのをきっかけに、相撲道場に通うようになった。
中学3年のときに全国大会でベスト16入りし、卒業後に伊勢ケ浜部屋に入門。
しこ名は被災地への思いも込め「周りを照らすように強くなれ」と、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)がつけてくれた。
初土俵は22年3月の春場所。
身長169センチの小兵ながら、元横綱日馬富士や元関脇安美錦らを抱えていた大所帯の伊勢ケ浜部屋で相撲道を突き進んだ。
特別な日に生まれたという意識が、関取衆でも20番以上申し合いを重ねる日がある名物の猛稽古を耐えさせた。
28年11月の九州場所を全勝で制して十両に昇進。
昨年3月の春場所で淡路島出身の力士としては53年ぶりとなる新入幕を果たした。
7月には出身地の南あわじ市から、知名度アップに貢献してほしいと初の「ふるさと応援大使」に委嘱された。
11月の九州場所も8勝7敗で勝ち越し、今年の初場所を幕内力士として迎えることができた。
「幕内で自分の誕生日に土俵に上がるのは初めて。これも一つの運命かな」と照強。
震災から25年となる今年は、自身にとっても入門から10年の節目の年。
今後の相撲人生を懸けた重要な一年となる。
例年、誕生日の「1月17日」は初場所中。
これまでも、その日の朝には欠かさず、震災の犠牲者に黙祷をささげてから土俵に上がってきた。
だが、自身の相撲までは変えない。
取組前に大量の塩をまき、持ち味のスピードを生かして攻める。
「誕生日だからといって頑張るのではなく、一番一番大事に取っていきたい。自分自身が集中して相撲を取ることで、応援してくれる人にも恩返ししたい」。
その気持ちが、ぶれることはない。
一方で、四半世紀が過ぎ、阪神大震災を知らない世代が増えている。
「でも、阪神大震災以降も自然災害がいっぱい起こって、被災する人は増えている。相撲中継を見ていて照強が出てきたら、阪神大震災を思い出してもらえたら。そして、一人でも応援してくれる人が増えたら、自分の励みにもなる」。
震災の日に生まれた「運命の子」は、自身の活躍が被災者を勇気づけると信じ、土俵に向かう。
照強翔輝(てるつよし・しょうき=本名・福岡翔輝)
平成7年1月17日生まれ、兵庫県三原町(現南あわじ市)出身。
南あわじ市立三原中学校から伊勢ケ浜部屋に入門。
28年の九州場所で幕下優勝を飾り、十両に昇進。
30年の夏場所から5場所連続で勝ち越す活躍をみせ、31年の春場所で新入幕。
名古屋場所では12勝3敗と好成績を収め、敢闘賞を受賞した。

 

木崎海

17日に行われた大相撲6日目、十両・木崎海と平幕・勢の取組が、ネット上の相撲ファンの間で物議を醸している。
木崎海は0勝5敗、勢は1勝4敗と、どちらも黒星が大きく先行している中で迎えた今回の取組。
立ち合い、踏み込んだ勢は左に回り込みながら逃げる木崎海を攻め、最後は自らも倒れ込みながら土俵外へ押し倒して勝利を収めた。
しかし、木崎海は勢に押し倒された勢いで頭から土俵下に落下。
その衝撃による影響からか、うつ伏せの状態のまま1分ほど起き上がることができず。
この光景に会場は騒然とした空気に包まれ、ネット上のファンからも「もしかして首を痛めたのか」、「脳震盪の可能性もあるかも」と心配の声が多数挙がった。
問題となっているのは、落下の衝撃で動けなくなっている木崎海への対応。
力士が取組の際に生じたアクシデントで動けなくなった場合、裏手に用意されている車椅子が搬送に用いられることが一般的。
しかし、今回車椅子は用意されず、木崎海は駆け付けた若者頭・栃乃藤の肩を借りる形で、自力で歩いて裏手に下がっていった。
おぼつかない足取りで下がっていく木崎海の姿を受け、ネット上のファンからは「なんで車椅子使わず歩かせてるの?おかしくない?」、「首を痛めたかもしれない人間を自力で歩かせるとか協会は何考えてるんだ」、「無理矢理立たせて状態が悪化したらどうするんだ、現場の人間もちょっとは考えろよ」と批判が噴出している。
なお、この後の取組では平幕・志摩ノ海に寄り倒しで敗れた平幕・剣翔が左足を痛めて動けなくなるアクシデントも発生したが、剣翔は裏手から出てきた車椅子で搬送されている。
ファンの中にはこの2番を比較して、「剣翔には車椅子使ってるのに、なんでさっきの木崎海には使わなかったんだ」と苦言を呈する人物も複数見受けられた。
その後、土俵下に落下した際に首を強打したことが判明し、車椅子で病院に向かったとも伝えられている木崎海。
多くのファンが軽傷であることを願っており、協会の公式発表や各メディアによる続報は大きな注目を集めることになるだろう。
なお、17日19時30分時点では、なぜ木崎海に車椅子を用いなかったのかについて協会の公式サイト、及びに公式ツイッターでは特に発表や見解は出されていない。
こちらについても続報が待たれるところだ。

 

錦木

大相撲初場所6日目(17日・両国国技館)盛岡市出身で東十両4枚目の錦木(伊勢ノ海部屋、盛岡・米内中)は、西筆頭の千代翔馬を小手投げで下し、4勝目(2敗)を挙げた。
錦木は相手の右変化にバランスを崩し、もろ差しを許すも抱えてこらえる。
左を巻き替えたところで、寄ってくる千代翔馬をタイミングよく右小手投げで転がした。
7日目は中入り後に東前頭15枚目の東龍と対戦する。

 

大相撲初場所(東京両国国技館)
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初場所 6日目情報!

白鵬

大相撲初場所(東京・両国国技館)で途中休場した横綱白鵬(34=宮城野)に「2020年問題」が浮上だ。
かねて東京五輪が開催されるまでは現役を続けることを公言。
その目標が近づくと、今度は「優勝50回」など五輪後を見据えた新たな目標を打ち出してきた。
大横綱は本当に“五輪ロス”に陥ることなく土俵に立てるのか。
角界内でも大きな関心事になっている。
今場所の白鵬は白星スタートを切ったものの、その後は2日連続で金星を配給。
4日目(15日)に日本相撲協会に「腰部挫傷、右踵部裂傷蜂窩織炎、今後約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して途中休場した。
師匠の宮城野親方(62=元幕内竹葉山)によると、2日目(13日)の幕内遠藤(29=追手風)との取組で腰を負傷。
場所前に痛めた右足の傷から菌が入って蜂窩織炎になり、発熱の症状もあるという。
宮城野親方は「ここ何年かは1月場所で優勝していなかったから、本人は優勝したい気持ちが強かった。(白鵬は)『残念だ』と言っていた」と横綱の無念を代弁した。
昨年は年6場所のうち皆勤は3場所だけ。
今年も最初の場所で休場となり「年も取ってきているし、古傷もある。(状態が)いい場合もあれば、悪い場合もある。うまくケガと付き合っていくしかない」と出場を続けることの難しさを指摘した。
かねて白鵬は東京五輪開催までの現役続行を公言してきた。
その目標が現実味を帯びてくると、昨年11月場所で43回目の優勝を達成した直後に「優勝50回」という壮大な新目標を設定。
「五輪が終わったら、目標を失うことが目に見えている。達成できるかできないかは別にして、大台50回があればモチベーションを持って五輪後もやっていける」と熱弁を振るった。
それだけではない。
年明けには十両豊昇龍(20=立浪)や幕下納谷(20=大嶽)ら現在20歳前後の若手力士が成長することを念頭に「1、2回の対戦で終わるのではなく5、6回対戦して終わる」と来年以降も現役を続ける前提で話している。
今場所直前には今年の目標に「35歳で年間最多勝」をブチ上げた。
そのいずれもが、簡単には達成できないものばかりだ。
角界関係者も「いったい、いつまで現役を続けるつもりなのか」と大横綱の“真意”を測りかねている。
今の白鵬の姿は、あえて高いノルマを自らに課すことによって必死に気力を奮い立たせようとしているようにも映る。
白鵬は先場所で優勝したばかり。
いくら周囲が「世代交代」や「限界説」を唱えようとも、すぐに進退問題が浮上する状況ではない。
今後の進退を決めるのは、あくまでも白鵬自身だ。

 

鶴竜

大相撲の横綱・鶴竜が16日から休場することになり横綱不在の初場所となった。
15日の初場所4日目、平幕の妙義龍に敗れここまで1勝3敗と黒星が先行した鶴竜。
一夜明けた16日、5日目から休場することが決定、師匠の陸奥親方によると、鶴竜は風邪をひいており左足首に痛みがあるとのこと。
これで鶴竜の休場は3場所連続15度目となる。
すでに15日から横綱・白鵬が腰やかかとの痛みから休場しており初場所5日目にして去年の秋場所以来、2場所ぶりの横綱不在の事態となった。

 

貴景勝

貴景勝は低く踏み込み、馬力のある玉鷲の上体を起こした。
昨年の対戦成績は不戦敗を除けば2勝2敗。
構わず出てきた難敵を突き落とし、「気持ちだけでいった。体が動いてくれた」と振り返った。
左からの突き落としで仕留めたことは、本人にとって大きな意味を持つ。
「名前は突き落としでも、俺の中では横方向の突き。技を出すにはパワーが必要」。
昨年の秋場所千秋楽で痛めた左胸がしっかり回復したと実感できた。
大関に昇進した昨年は、右膝のけがもあって十分に務めを果たせず、今年こそはとの思いもあるだろう。
白鵬、鶴竜の両横綱が早々と休場した今場所。
貴景勝は上位として引っ張ることを期待され、八角理事長(元横綱北勝海)も「一番自覚があるんじゃないか」と頼みにする。
残る力士で番付最上位となった東の大関は、「勝てば責任が果たせると思う。一日一日積み重ねたい」と力を込めた。
幼少期からの厳しい指導で培われてきた精神力の強さは折り紙付きだ。

 

豪栄道

かど番の豪栄道が、早くも4敗目を喫した。
隠岐の海との投げの打ち合いで軍配をもらいながら取り直しとなり、もう一丁ではとったりを決められた。
2番取った疲れとショックからか、負け残りの土俵下ではうつろな表情だった。
左足首のけがからの休場明けで、「思い通りにいかないところもある」と珍しく弱気な言葉も。
厳しい状況の中で「思い切りいくしかない。気持ちだけ」と懸命に自らを奮い立たせていた。

 

朝乃山

大相撲1月場所は5日目、朝乃山の一番です。
今場所、4日目に初めて土がつき連敗は避けたい新関脇、朝乃山。
3勝1敗で迎えたのは同じく3勝の追手風部屋の遠藤。
北陸勢同士の対決です。
遠藤とは、これまで2勝5敗と分の悪い相手です。
朝乃山は右四つ、対する遠藤は左四つ、お互いに得意な四つが違う力士同士の対戦です。
立ち合い激しい刺して争いで、朝乃山は右を差しにいきますが遠藤のおっつけに右のまわしをとられ寄り倒しで土がつきました。
これで3勝2敗の朝乃山。
6日目は、今場所、2横綱を倒し勢いのある境川部屋の妙義龍との対戦です。

 

遠藤

遠藤が、新関脇の朝乃山との1敗対決を鮮やかに制した。
左を差し勝って先手を取ると、巻き替えも許さない。
いったん離れても、すぐさま2本差して畳み掛け、最後は体を預けるように寄り倒した。
前日は貴景勝に攻め返されて土がつき、横綱、大関総なめとはならずも、「しっかり集中して相撲が取れた」と気にも留めない。
持ち味のうまさで連敗を免れたことで、再び乗っていけるか。
「またあしたから頑張ります」と気合を入れ直した。

 

正代

正代が好調の北勝富士を馬力で圧倒した。
差し手にこだわらず、休まず前に出て突き出し「よく足が出たのがよかった」と納得の表情だった。
10場所ぶりに初日から5連勝としたが「気持ちも乗ってくるけど、あまり浮かれないようにしたい」。
昨年は3月の春場所に10敗、9月の秋場所に12敗を喫するなど苦杯をなめただけに、慎重な口ぶりで先を見据えた。

 

炎鵬

過去4戦全敗だった松鳳山を引き技で破る。
「相手のペースにならないように考えてやった。スカッとする勝ち方ではないけど」と淡々。

 

阿武咲

西前頭7枚目の阿武咲(23=阿武松)が、東前頭6枚目の宝富士(32=伊勢ケ浜)との、幕内唯一の東北人対決を送り出しで制し、20年初白星を挙げた。
今場所の東北出身幕内力士は、同じ青森・中泊町が同郷の2人だけ。
相撲人気も高い東北6県で2人しかいないのは、年6場所制となった1958年(昭33)以降、2012年(平24)初場所以来2度目となる。
阿武咲は三役定着だけでなく、貴ノ浪(青森・三沢市出身)以来の東北人大関への基盤を作る。
阿武咲が本来の姿を披露し、5日目でようやく20年の初日を挙げた。
同郷で小中学校や中里道場で10学年先輩の宝富士に厳しい立ち合い。
持ち味の下からの突き押し。
相手の重い腰をおこして、右からの強烈ないなし。
くるりと相手を1回転させて後ろにつくと、左手を強く伸ばして土俵下に送り出した。
今年初の勝ち名乗りだけでなく、岩手・一関市出身の行司・木村晃之助(54=九重)から3本の懸賞金も受け取った。
「やっとですね。勝ちというより、自分の相撲がとれたし、感覚的な問題が収穫。しっかり相手を見て、対応できたと思います」。
風呂上がりの支度部屋で安堵の表情を浮かべた。
歴史的にも東北出身力士が大相撲を盛り上げてきた。
年6場所制となった58年初場所では、前頭21枚目までの幕内全55人中13人が東北勢。
今場所まで幕内力士不在は1度もない。
だが、今場所は豪風と安美錦の2人だった12年初場所に並ぶ最少人数タイ。
「やっぱり少なくなっちゃって寂しいですよ。その分、みんなが見てくれていると思うので頑張らなくっちゃと思いますね」。
青森県は、横綱を北海道の8人に次ぐ6人を輩出。
関取の在籍は、130年以上継続している。
未来の力士のためにも東北勢の先頭を走るつもりだ。
18年初場所で右膝後十字靱帯損傷。
十両からはい上がってきたが、昨年は1度も2ケタ勝利はなく、納得した結果は出ていない。
「いろいろな試練があっても、どれだけひたむきに自分を出せるかが大事。ここからです。自分の勝ちパターンも出ましたし、この1勝をどう良いイメージにつなげていくか」。
小学生からの宿敵でもある大関貴景勝(23)に、まずは肩を並べる飛躍の年にする。

 

豊山

大相撲初場所(両国国技館)4日目の15日、西前頭9枚目の豊山(新潟市北区出身)は碧山を押し出しで下し3勝目を挙げた。
豊山は193キロの碧山との押し相撲対決に完勝し3勝目を挙げた。
しっかり踏み込むと、相手の突っ張りを下からあてがってさばく。
休まず前に出て中に入ると、力強く相手の胸に腕を伸ばして押し出した。
「受け身ではなく(攻めの)流れを自分でつくることができた。こういう相撲を取れば自然と勝ちがついてくる」と自画自賛の内容だった。
元関脇の碧山は2018年の冬巡業で稽古をした際に左足首を負傷した相手だった。
それ以来、胸を借りるのを控えていたというが、この白星で嫌なイメージも振り払った。
「これで、一緒に稽古ができる」と意欲的だった。

 

琴奨菊

歴代10位に並ぶ幕内697勝。
「うれしいね。今はまだ実感が湧かないが、(現役が)終わった後にすごい記録だと思えるんじゃないか」

 

5場所ぶりの幕内で、ようやく初日。
前日の取組で左脚を痛めながらも「もう、気持ちでいった。押せなくても押そうとすることに意味がある」と自身に言い聞かせた。

 

 

大相撲初場所6日目

大相撲初場所は6日目、4勝1敗で序盤戦を終えた大関・貴景勝は平幕の御嶽海と対戦します。
大相撲初場所は白鵬と鶴竜が相次いで休場し、横綱不在となる中、看板力士の大関・貴景勝が小結以上で、ただ1人1敗を守っています。
6日目の17日は平幕の御嶽海との対戦で過去の対戦成績は貴景勝が6勝7敗と負け越しています。
貴景勝としては低い当たりから突き放す相撲を徹底し、難敵から白星を挙げて中盤戦以降への弾みをつけたいところです。
一方、御嶽海はもろ差しなど体を密着させての相撲に持ち込めば優位で、どちらが立ち合いで有利な体勢を作れるかが勝負のポイントになりそうです。
2横綱1大関を破って4勝1敗と序盤戦を盛り上げている平幕の遠藤は大関復帰を目指す関脇・高安との対戦です。
過去の対戦成績では遠藤が7勝10敗と負け越していますが、今場所の遠藤は持ち前の相撲のうまさに加えて低い当たりから前に出る力強さがあります。
先場所まで大関の高安相手に前みつを取るなどして得意の形で攻めていきたいところです。
ここまで5連勝と好調の平幕、照強は徳勝龍と対戦します。
照強は阪神・淡路大震災が発生した25年前の1月17日に兵庫県の淡路島で生まれました。
誕生日に初めて迎える幕内の土俵を白星で飾れるかにも注目です。

 

世代交代

大相撲の鶴竜が初場所5日目の16日から休場した。
4日目には白鵬が休み、新春の土俵は序盤で横綱不在となった。
鶴竜は、体調不良に伴う調整の遅れを取り戻すため、場所前は精力的に汗をかいた。
横綱審議委員による稽古総見では遠藤と手合わせし、北勝富士とは出稽古先で相撲を取って復調ぶりをアピールしたが、ふたを開ければ両者に金星を与えた。
2014年春場所後に最高位に就いてから、昨年まで13度休んだことを踏まえ、新年の目標に年6場所皆勤を掲げた直後だった。
白鵬も遠藤、妙義龍に連日不覚を取った末の休場。
1年前に稀勢の里が引退した後、両横綱がそろって皆勤したのは2場所だけだ。
八角理事長(元横綱北勝海)は「まげを振り乱して稽古する姿を見せないと。そういう気力を期待したい」と奮起を促すが、責任を全うするのが現実的に厳しくなった以上、世代交代に向けて、いよいよ待ったなしの気配が漂い始めた。

 

土俵の稲わら提供

伊那市新山小学校の5年生4人は、育ててきた古代米「白毛餅」の稲わらを、東京・両国国技館で行われている大相撲初場所の土俵作りに提供した。
17日には国技館を訪れて初場所を観戦する。
実際に土俵で使われている様子を見て、これまでの活動成果を感じる機会にしようと計画。
児童たちは「どのように使われているのか、自分たちの目で確かめたい」と期待に胸を膨らませている。
総合学習の一環として、児童は昨年4月から学校近くの田んぼで、伊那谷に伝わるもち米「白毛餅」を栽培。
児童の米作りを支えてきた上伊那農民組合(南箕輪村)の紹介で、大相撲の土俵に使う俵を作る「南信州米俵保存会」(飯島町)の呼び掛けに応じ、わらをすべて提供した。
収穫した稲わらは200キロほど。
保存会代表の酒井裕司さん(44)によると、白毛餅はコシヒカリより草丈が40センチほど長く、太くて丈夫なため土俵作りに適しているという。
保存会がわらを編み、土を入れて使う俵の材料「こも」にして届けた。
大相撲の土俵は本場所ごとに作り替え、地方場所を含め年6回製作する。
同校のわらは初場所で使用され、土俵場にある円の外側に設けた正方形の枠「角俵」の一部と、土俵に上がる段として東西南北に配置された「踏み俵」に使われている。
16日は同校で大相撲観戦の打ち合わせがあり、子どもたちが日程や予算を確かめた。
日帰り旅行の費用には、10月に恒例行事「新山まつり」で販売した白毛餅の売上金を充てた。
男子児童は「わくわくする。調べているうちに相撲に興味が湧いた」。
女子児童は「土俵のどの部分に使われているのかしっかりと見て、家族に教えたい」と笑顔を見せた。
酒井さんは「自分たちの育てたわらが国技を支えるという体験を通して、誇りや相撲への興味を持ってもらえたら」としている。
保存会では今後、希望のあった小学校からわらを預かり、修学旅行の日程に合わせて土俵作りに生かしていくという。

大相撲初場所(東京両国国技館)
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初場所 5日目情報!

白鵬

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が初場所(東京・両国国技館)4日目の15日、日本相撲協会に「腰部挫傷、右踵部裂傷蜂窩織炎により、今後2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。
白鵬は初日白星発進も、2日目に遠藤、3日目は妙義龍に敗れて2日連続で金星を配給。
白鵬にとって2日連続の金星配給は、18年初場所以来2年ぶり2回目だった。
師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)はこの日午前、都内の部屋で報道陣に対応。
「番付発表前にかかとが割れていた。菌が入り昨日の夜に熱が出た」と説明。
加えて遠藤戦で、腰を土俵上に強く打ちつけたという。
宮城野親方は「本人も頑張りたい気持ちがあった。歳も歳で古傷もある。腰も高くて出足もなかった」と弟子の思いを代弁した。
白鵬の休場は2日目から休場した昨年秋場所以来、2場所ぶり14度目。
4日目の対戦相手、東前頭2枚目北勝富士(27=八角)は不戦勝となる。

 

鶴竜

鶴竜は妙義龍に苦杯を喫し、今場所に与えた金星が3個目となった。
場所前の体調不良もあって体重が落ち、またも攻め切れずに後退。
「パワーが伝わっていない。一つ勝ったのもたまたま」と口ぶりに覇気はなかった。
昨年9月の秋場所を途中休場した直後、師匠だった井筒親方(元関脇逆鉾)が死去。
翌場所も腰痛で休んだだけに、新年を迎え、今場所に懸ける思いは強かった。
心身の歯車がかみ合わず、「この相撲では取り切れない。体をつくり直さないといけない」とも。
弱気な言葉ばかりが口を突いた。

 

貴景勝

貴景勝が、勢いに乗る遠藤を止めた。
右で前まわしを狙いながら出てくる相手に苦戦して後退したが、ふりほどくようにして応戦し、右からの突き落としで仕留めた。
遠藤は鶴竜、白鵬、豪栄道を撃破していただけに、「横綱、大関が4タテを食らうのは非常にまずいと思っていた」と貴景勝。
看板力士としての面目を保ち、「まだ4日目。ここから」と気を引き締めた。

 

豪栄道

かど番でようやく初日を出す。
埼玉栄高の後輩、大栄翔に逆転の首投げを見舞って意地を見せ、「気分を良くしてあしたからいける」と意欲的に。

 

朝乃山

朝乃山は持ち味を発揮できずに土がついた。
もろ手で出た阿炎に上体を起こされると、回転のいい突っ張りを受けて後退。
四つに組めないまま豪快に押し倒され、「駄目な相撲だった」と声を落とした。
昨年の顔合わせでは4勝1敗で、今場所は白星がなかった相手に取った不覚。
「悔しい。前に出て相撲を取りたい」と立て直しを誓った。

 

妙義龍

20代の活躍が目立つ中、33歳の妙義龍が気を吐いている。
白鵬に続き、鶴竜からも金星獲得。
「負けん気でいった。こんな経験はないし、うれしい」。
連日の結びで番狂わせを演じ、その喜びに浸った。
右、左とねじ込み、勝負をはやる横綱の出足を止めた。
低い体勢を保ったまま相手の引きに乗じて走ると、苦し紛れの首投げにも動じず、押し出す。
「慎重にいかずに、がむしゃらに出たのがよかった」。
引き技でもぎ取った前日とは違い、持ち味が存分に詰まった白星だった。
三役の常連と称されて久しい。けがに苦しむうち、埼玉栄高の後輩に当たる貴景勝が初賜杯、大関の座もつかみ取るなど若手の台頭も著しくなったが、「自分はきょうみたいな相撲でやってきただけ」。
対抗心は胸に秘め、自然体を強調する。
西前頭筆頭。
内容を伴って星を戻し、三役復帰を目指す今後の土俵へ弾みもつけた。
「気分を良くしていける。まだあるから頑張る」。
187センチ、157キロの均整の取れたいでたち。
さっそうと歩く後ろ姿は頼もしく映った。

 

北勝富士

白鵬の休場による不戦勝で白星を手にし、初日から4連勝。
「気持ちも体もゆっくりできた。残りもしっかり勝ちにつなげられるようにしたい」

 

御嶽海

大相撲初場所。
三役復帰を狙う御嶽海ですが、ここまで1勝2敗とさえません。
4日目のきょう15日は、前頭三枚目の玉鷲と対戦しました。
きのう、高安に敗れて、2敗目を喫した御嶽海。
連敗は避けたいところです。
4日目の相手は玉鷲。
過去20勝2敗と相性のいい相手です。
御嶽海が、押し出しで勝ち、2勝2敗と星を五分に戻しました。
あすの5日目は、横綱・鶴竜と結びの一番で対戦します。

 

炎鵬

関取最軽量99キロの炎鵬が、栃ノ心につられ、相手の膝付近で足をバタバタ。
深い位置で左下手を引いてもろ差しを果たしたが、両まわしを許してつかまり、高々とつり上げられた。
初対戦で大関経験者の怪力ぶりを見せつけられ、「想像していたよりも力強かった。上手を取られて腰が浮いちゃった。もう少し相撲になるかと思った」と脱帽していた。

 

豊山

大相撲初場所(両国国技館)4日目の15日、西前頭9枚目の豊山(新潟市北区出身)は碧山を押し出しで下し3勝目を挙げた。
豊山は193キロの碧山との押し相撲対決に完勝し3勝目を挙げた。
しっかり踏み込むと、相手の突っ張りを下からあてがってさばく。
休まず前に出て中に入ると、力強く相手の胸に腕を伸ばして押し出した。
「受け身ではなく(攻めの)流れを自分でつくることができた。こういう相撲を取れば自然と勝ちがついてくる」と自画自賛の内容だった。
元関脇の碧山は2018年の冬巡業で稽古をした際に左足首を負傷した相手だった。
それ以来、胸を借りるのを控えていたというが、この白星で嫌なイメージも振り払った。
「これで、一緒に稽古ができる」と意欲的だった。

 

初場所5日目

大相撲初場所は5日目、ここまで3勝1敗の大関 貴景勝は平幕の玉鷲と対戦します。
大相撲初場所は2場所連続優勝を狙っていた横綱 白鵬が15日の4日目に休場し、一人横綱となった鶴竜と大関 豪栄道がともに1勝3敗と本来の相撲とはほど遠い内容です。
上位陣の不振の中、大関 貴景勝は15日、好調の遠藤を退け3勝1敗としていて、看板力士として場所を引っ張っていく役割が求められます。
その貴景勝は平幕の玉鷲との対戦です。
過去の対戦成績は不戦敗を含めて貴景勝の7勝5敗で、ともに押し相撲が得意なだけに激しい突き押しの応酬が予想されます。
貴景勝としては、立ち合いからより低い当たりで相手を突き起こし、徹底して前に出ていきたいところです。
15日、今場所初黒星を喫し3勝1敗となった新関脇 朝乃山は、同じく1敗の遠藤との対戦で、過去の対戦成績では2勝5敗と分の悪い相手です。
朝乃山としては強く当たって相手を押し込み、左上手を取る得意の形に持ち込むことが重要です。
一方、遠藤は今場所は二横綱一大関を破るなど相撲のうまさが光っていて、低い姿勢を保って攻めていきたいところです。
ともに平幕で4連勝の北勝富士と正代の対戦も楽しみな一番です。

大相撲初場所(東京両国国技館)
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初場所 4日目情報!

白鵬

座布団が乱れ飛び、興奮が最高潮に達した館内を横目に、白鵬は寂しそうに土俵を下りた。
2日連続で金星を与えるのは2年ぶり。
それも、よもやの格好でだった。
右差し、左上手を狙う立ち合いで妙義龍を捕まえにいった結果、裏目に出た。
かつてはこの取り口で難なく料理してきたが、過去20勝1敗だった相手に右も差せず、上手も取れず、両足がそろったところで突き落としを食い、ばったりと両手をついた。
前日の遠藤戦に伏線があった。
このところ多用してきた張り差しとかち上げを安易に選択した揚げ句、それを想定されて防戦一方となり、あおむけになった。
「きのうのこともあったし、気持ちが空回りしたのではないか」と八角理事長(元横綱北勝海)。
同じ手に頼っての失敗は許されない。
そんな一抹の不安を取り除くために繰り出した本来の攻めが効かず、衰えも感じさせた。
鶴竜も取りこぼした直後の結びを締められず、番付上の2横綱がそろって金星を与えるのは、1997年名古屋場所以来の不名誉な事態。
第一人者の看板が静かに傾き始めていることを予感させた連敗に、白鵬は「あしたは、あしたにならんとね」。
言葉に力がなかった。

 

鶴竜

鶴竜が3日目で2個目の金星を与えた。
北勝富士を一度は押し込んだが、喉輪で反撃されると、我慢できずに引いて自滅。
「(休場明けだが)相撲勘などの問題ではない。相手に全然力が伝わっていない」と声を落とした。
場所前に発熱などで体調を崩した影響で、「痩せ過ぎてしまった」という。
「今できることをやって、少しずつ体重を戻したい」と、もどかしそうに言った。

 

豪栄道

かど番で3連敗。
遠藤に突き落とされ、「もっと密着して攻めないと駄目。立ち合いの後の動きがかみ合わない」。

 

貴景勝

大栄翔を押し出し、「勝っても負けても力を出し切ろうと思っていた。また切り替えて、あしたからしっかりやっていきたい」。

 

朝乃山

朝乃山は右四つの持ち味を発揮した。
右を差して左上手も引くと、隠岐の海を難なく寄り切り。
「自分の形になれた。体がしっかり動いている」と満足そうに振り返った。
役力士の中ではただ一人の3連勝となったが、「何も意識していない」と淡々。
両横綱が敗れるなど波乱が起きた3日目に、大関昇進を目標に掲げる新関脇が存在感を示した。

 

高安

白星先行。
御嶽海をはたき込み、「立ち合いからしっかり当たれた。落ち着いて相撲が取れた」。

 

遠藤

遠藤は連日の金星獲得に続いて豪栄道も撃破。
大関の張り差しにも全く動じるところがなく、うまく体を開いて突き落とし、「しっかり動けてよかった」と淡々と振り返った。
初日からの3連勝は、東前頭6枚目だった2018年名古屋場所以来だが、「特にいつもと変わらない」と言う。
勢いに乗る中、「あしたからも自分の相撲を取るだけ」と自然体を強調した。

 

北勝富士

北勝富士は鶴竜から金星を奪って3連勝。
我慢して右喉輪で押し返し、横綱がたまらず引いたところで勝負をつけた。
場所前には出稽古で胸を借りており、「その成果がしっかり出てくれたのではないか」と満足そう。
豪栄道、貴景勝の両大関も撃破。
この調子なら、三役復帰も十分に見込めるだろう。
「定着しないと話にならない。自分のいいところが出れば、しっかり白星も上がってくる。普段通り気持ちを固めて」と自身に言い聞かせた。

 

正代

3連勝。
「新年だし、気分がいい。自分がこんなにポジティブだと、あしたは雪が降るのでは」。
本来の明るさも取り戻し、納得顔で。

 

炎鵬

明生を下手出し投げで破り、「(動きは)まだまだ遅いが、下手な相撲なりに勝ててよかった」。
右肩付近を痛めており、支度部屋では顔をゆがめながらも「大丈夫です」。

 

錦木

大相撲初場所2日目(13日・両国国技館)盛岡市出身で東十両4枚目の錦木(伊勢ノ海部屋、盛岡・米内中)は、東3枚目の大翔丸に突き落とされ、1勝1敗となった。
錦木は大翔丸の右おっつけと左はずに手を焼き、十分な体勢をつくれなかった。
強引に振りほどき、右喉輪で前進したが足がついていかない。
左に回った相手の突き落としを食った。
3日目は西3枚目の木崎海と対戦する。

 

金星配給

白鵬、鶴竜の2横綱がともに金星を配給した。
鶴竜は北勝富士をつかまえられずに押し出され、白鵬は妙義龍の突き落としに屈して2日連続金星配給。
複数の横綱がそろって金星を配給するのは1997年名古屋場所3日目の貴乃花、曙以来23年ぶり。
白鵬、鶴竜とも1勝2敗と黒星が先行し、休場危機に陥った。
全勝は新関脇の朝乃山、平幕の遠藤、北勝富士、正代、輝、照強の6人となった。
波乱の連続で、またしても座布団が舞った。
鶴竜が敗れた後の結びの土俵。
白鵬は立ち合いで左前まわしを引けず、足が止まった。
勝機をうかがおうとしたところで妙義龍の左突き落としを食らうと、簡単に前に落ちた。
花道を引き揚げる際にはテレビモニターを凝視。
「足が流れている。それをチェックした」と敗因を分析した。
横綱在位75場所目で25個目の金星配給。
2日目は遠藤に敗れており、2日連続の配給は18年初場所の3日目に北勝富士、4日目に嘉風に敗れて以来、2年ぶり2度目となる。
横綱昇進後に序盤で2敗したのは4度目。
過去3度はいずれも2敗目を喫した翌日に休場している。
4日目以降については「明日は明日にならないと」と出場は明言しなかった。
鶴竜も厳しい攻めが鳴りを潜めている。
北勝富士の右喉輪で出足を止められ、左おっつけに体が起きると悪癖の引きが出て墓穴を掘った。
「軽い。それに尽きる。相撲勘とかではない。ちょっと痩せすぎ。力が伝わっていない。自分で分かる」。
九州場所は初日の朝に腰痛を発症し、2場所連続途中休場。腰への負担を軽くするため160キロ前後だった体重を153キロまで落としたが、それが裏目となっている。
金星配給は30個の大台に乗ってしまった。
八角理事長(元横綱・北勝海)は「白鵬は勝ちたい気持ちが出て空回りした。鶴竜も気力を振り絞っていかないといけない。思い切りがない」と両横綱の奮起を期待したが、巻き返すことはできるのか。
16年以降、初場所は初優勝力士が続いている。
今年も“荒れる初場所”の様相だ。
番付にいる2人以上の横綱がそろって平幕に敗れる(不戦敗を除く)のは、03年名古屋場所5日目に朝青龍が旭鷲山に反則負け(記録上は金星にならず)、武蔵丸が高見盛に寄り切られて以来、17年ぶり。
横綱がそろって金星配給となった97年名古屋場所3日目は、貴乃花が蒼樹山に押し倒しで、曙は貴闘力に引き落としで敗れた。

 

舞の海

大相撲初場所2日目が2020年1月13日、東京・両国国技館で行われ、横綱白鵬(34)=宮城野=が、平幕遠藤(29)=追手風=に切り返しで敗れ2日目にして黒星を喫した。
昨年11月の九州場所で白鵬が立ち合いで遠藤をかち上げて波紋を呼んだだけに、白鵬の立ち合いに注目が集まっていた。
昨年の九州場所では、立ち合いで白鵬が右からかち上げ、右肘が遠藤の顎に直撃。
さらに張り手を顔面に食らわせ、遠藤は鼻から出血。
場所後に横綱審議委員会から立ち合いに関して苦言を呈された。
このような経緯を踏まえ、この日、NHKのテレビ解説を務めた舞の海秀平氏(51)は「白鵬本人も批判の声が上がっているのは分かっていると思う。なぜ批判されるかということも白鵬は考えてほしいです」と反省を促すような発言をした。
注目の立ち合いは、呼吸が合わず白鵬の待ったで始まった。
2度目の立ち合い、白鵬が左から張って出た。
先場所同様、右からかち上げようとするも遠藤に外される形で不発に終わった。
右上手をつかみ、2度3度、投げを打ったが遠藤がこれをこらえ、最後は遠藤が切り返し。白鵬は背中から土俵に落ちた。
遠藤のリベンジに館内は「遠藤コール」で応えた。
舞の海氏は「おそらくお客さんは先場所の相撲も記憶しているから。そこからの今日の勝利ですから喜びもひとしおなんでしょうね」とファンの心理を解説し、殊勲の遠藤に対して「先場所、ああいう負け方しながらよく怖がらずに踏み込みましたね」と称賛した。
「どういう気持ちで相撲を見守ってきたか」
横審から苦言を呈されながらも「かち上げ」は「禁じ手」ではなく、今後も自身の流儀を貫くことを公言している白鵬。
一方で白鵬の「かち上げ」は「肘打ち」とみる関係者、ファンがいることも事実で、「かち上げ」の際に顎を直撃する白鵬の右肘のサポーターも物議をかもしている。
舞の海氏はこれまでも白鵬の立ち合いに苦言を呈しており、先場所も「過去の横綱はこういう立ち合いはしなかった」と批判的なコメントをしていた。
また、この日のテレビ解説では「日本人が昔からどういう気持ちで相撲を見守ってきたか」と白鵬に問いかけるように話した。

大相撲初場所(東京両国国技館)
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初場所 3日目情報!

白鵬

土俵に背中から落ちた白鵬は、口を真一文字にきつく結んだ。
因縁の対決だった。
昨年の九州場所12日目、立ち合いで遠藤は白鵬の左の張り手と右のかちあげをまともに食らい、敗れ、鼻血を流した。
横綱審議委員会が、「横綱として見苦しい」と白鵬に苦言を呈した一番だ。
迎えたこの日。
立ち合いに衆目が集まった。
白鵬は横審の苦言を意に介さないかのごとく、先場所と同じく左の張り手と右のかちあげを繰り出した。
ただ、遠藤は同じ手はくわなかった。
藤島審判長(元大関武双山)は「かちあげを読んでいた」。
左にまわりこんで、かちあげをかわした。
左下手を深くとり、横綱得意の右差しを許さない。
強引にきた上手投げを3度耐えて、最後は左足で外掛けをし、白鵬を仰向けに土俵にたたきつけた。

 

鶴竜

鶴竜は阿炎のもろ手突きを受けて後退したが、うまくはたき込んで連敗を免れた。
途中休場した昨年秋場所を最後に白星から遠ざかっていただけに「そういった意味では一つ断ち切れたね」と一息ついた。
白鵬と貴景勝が敗れ、早くも横綱、大関陣に土つかずがいない状況となった。
「まだ何も始まっていないということ」と言い、「そんなに良い相撲ではなかったが、こういう感じで一日一日を重ねて、感覚が戻ればいい」と先を見据えた。

 

朝乃山

新関脇の朝乃山は、張り手を交えて攻めてきた玉鷲に「一瞬カッとなった」という。
直後に安易なはたきで流れを悪くしかけたが、左の下手を引いて事なきを得た。
御嶽海に続いて苦手の玉鷲も退けたが「悪い癖が出た。冷静に落ち着いて取らないと」と反省した。
好調な滑り出しにも「まだ2日目。切り替えて自分の相撲を取れるようにしたい」と慎重な口ぶり。
白鵬と貴景勝が敗れて早くも上位陣に連勝がいなくなり、ますます注目を集めそうだ。

 

遠藤

クールな遠藤が珍しく感情を出した。
白鵬をあおむけに倒すと土俵上で小さくうなずき、にやつきを抑えるように舌も出した。
九州場所の雪辱を果たそうと、期するものがあったのだろう。
「勝ってよかった」。
短い言葉に充実感がにじむ。
先場所の白鵬戦では左で張られた後、乱暴なかち上げを受けて鼻血を流した。
同じようにやられるわけにはいかない。
「しっかり集中して相撲が取れている」という相撲巧者は、立ち合いから考えた取り口を見せた。
ずれるように当たって、うまく左を差した。
結び目の奥までつかんだ下手を生命線に、白鵬の執拗な投げを左足も巧みに使って残した。
最後は切り返しながら、のしかかるようにして倒した。
2日続けての金星獲得。
八角理事長(元横綱北勝海)は「これで浮かれる力士じゃない。あしたもやってくれると思う」。
豪栄道戦にも期待した。
殊勲星に送られた遠藤コールは「うれしかった」と素直に振り返った。
横綱戦を終えても館内を沸かせるチャンスはまだまだある。

 

御嶽海

12日に初日を迎えた大相撲初場所。
三役から平幕に落ちた御嶽海は新関脇・朝乃山に敗れ黒星スタートです。
先場所負け越し3年ぶりに平幕に落ちた前頭2枚目の御嶽海。
今場所、勝ち越して三役復帰を目指します。
初日の相手は新関脇・朝乃山でした。
御嶽海は鋭い立会いで前に出ますが押し切れずに引いてしまいます。
その後は朝乃山に上手を引かれ寄り切りで敗れました。
黒星スタートです。
2日目は大関・豪栄道と対戦します。

 

炎鵬

大相撲初場所初日の12日、西前頭5枚目の炎鵬は北陸製菓(金沢市)の揚げあられ「ビーバー」のキャラクターをあしらった化粧まわしを着けて幕内土俵入りに臨んだ。
白星を飾った炎鵬は「(高崎憲親)社長も来ていたので、勝つ姿を見せられて良かった」と喜んだ。
化粧まわしは、ビーバーが炎鵬と同じ赤色の締め込みを着けているデザインとなっている。
高崎社長が金沢市西南部中時代に炎鵬の兄と同級生だったこともあり、北陸製菓が寄贈した。
炎鵬は幕内土俵入り直後に、白鵬の横綱土俵入りで太刀持ちを務めるため大慌て。
急いで化粧まわしを変えて横綱土俵入りに臨み、「久々に走った」と笑った。
高崎社長は「本当にうれしかった。取組も逃げずに前に出る姿勢が感じられて感動した。思わず叫んでしまった」と話した。

 

琴恵光

大相撲初場所2日目の結果です。
延岡市出身前頭十三枚目の琴恵光は、前頭十二枚目千代丸を押し出し今年の初白星。
1月14日は前頭十四枚目志摩ノ海との取り組みです。

 

琴勝峰/豊昇龍

成人の日に十両の土俵で20歳の琴勝峰と豊昇龍がそろって白星を挙げた。
昨年九州場所が新十両の琴勝峰は矢後を寄り切って連勝発進。
この日は師匠や関取衆とお祝いの食事会があるそうで、「勝ててよかった。昨年以上に躍進していきたい」と決意を述べた。
元横綱朝青龍のおいの豊昇龍は、元小結の千代鳳を押し出して新年初白星。
「きのうは本当に緊張していたが、これで自信がついた。今年はできるだけ番付を上げていきたい」と抱負を語った。

大相撲初場所(東京両国国技館)
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初場所 2日目情報!

白鵬

結びの一番で、白鵬が先場所唯一、負けた新小結・大栄翔を料理して白星発進した。
立ち合いは張り差しで左四つに組み止めて、押し相撲の相手の長所を消すと、もがく相手を逃がすことなく前に出て慎重に片付けた。
「いいスタートが切れた。結び前で鶴竜関が負けていたので、締めていこうという気持ちだった。リベンジできて気分がいい」。
この日は横綱審議委員会(横審)が館内で見守った。
横審は白鵬が繰り出すエルボーのようなかち上げや張り手を批判している。
そんな中、館内にパチンという音が響き渡るほどの強烈な張り手をさく裂させるなど、新年初日からお構いなし。
最強横綱は「とにかく2020初白星で気分がいい」とご満悦だった。

 

朝乃山

まわしを欲しがりに行く立ち合いでは相手に圧力がかからない。
朝乃山が良かったのは、まず強く当たろうと心がけたこと。
それでも立ち合いは御嶽海の方が上で押し込まれた。
そこを辛抱して残した後、今度は引かれた。
前にバッタリ倒れてもおかしくないが、あれを残したのは普段のぶつかり稽古をしっかりやっているからだろう。
残した後は前傾姿勢を保ち右四つの形を作った。
上手こそ先に御嶽海に取られたが休まず攻めたからこそ、土俵際に詰まらせ自然と相手の上手が切れ、万全の体勢を作れた。
立ち合いの当たり、普段の稽古の蓄積、前傾姿勢、休まず攻め続けること。
御嶽海の引きで勝ちを拾った感もあるが、初日としては朝乃山の良さが全て出た内容だった。
小結や平幕上位と違い横綱、大関戦が後半に残る関脇の地位は初めて。

 

高安

関脇に陥落した高安(田子ノ浦)は、玉鷲(片男波)に一方的に押し出された。
立ち合いで激しく当たろうとしたが、玉鷲の突きを浴びる。
右ののど輪一発で上体を起こされると、なすすべなく押し出された。
かど番の先場所、8日目から途中休場となり、3勝5敗7休で関脇に陥落した高安。
規定により今場所で10勝以上挙げれば大関復帰となる。
それだけに初日から勢いをつけたいところだったが、一方的な相撲で黒星スタートとなった。

 

琴勇輝

日本相撲協会は12日、大相撲初場所を休場した西前頭3枚目の琴勇輝(28)=本名榎本勇起、香川県出身、佐渡ケ嶽部屋=の診断書を公表し、両肘の変形性肘関節症との内容だった。
師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)によると、20日に両肘の骨片を除去する内視鏡手術を受ける予定で、3月の春場所の出場を目指す。

 

炎鵬

人気の小兵・炎鵬が観衆の期待に応えた。
相四つの宝富士に左差しを警戒しながら、左を差し込み、頭をつけて土俵際まで寄った。
相手の上体が伸びたところで下手投げ。
69キロ重い相手を転がすと、会場の声援を一気に浴びた。
「先場所と比べても声援も(自身のしこ名が書かれた)タオルもすごく増えた」と感謝。
「ファンの皆さんのためにいい相撲を取れるように毎日やっていきたい」と力を込めた。

 

石浦

場所前のけいこ中に同部屋の宝香鵬とケンカ騒ぎを起こして減俸とけん責処分を受けた石浦は、千代大龍のもろ手突きに飛ばされて土俵の外へ。
黒星発進に「やってはいけないことをやってしまって、反省するのはもちろん、それでも応援して下さる方のために、いい相撲を取りたい」と神妙な面持ちで話し、「相撲とか生き方、これからの人生、言葉じゃなくて行動で示さないと」と誓った。

 

霧馬山

新入幕の東前頭17枚目霧馬山(23=陸奥)が、土俵際の大逆転による白星で幕内デビューを飾った。
十両だった先場所で敗れた、西前頭17枚目魁聖(33=友綱)との顔合わせ。
もろ差しを許して土俵際まで追い詰められたが、首投げから右に回り込むと、魁聖は勢い余って土俵外へ。
決まり手「引き落とし」で幕内1勝をもぎ取り「最後は(勝ったか)分からなかったけど、先場所負けていたので今日は負けたくなかった」と、支度部屋で満面の笑みを見せた。
十両を5場所で通過して幕内の土俵に立ち「お客さんがすごい。十両と全然違う。いつもより緊張した」と、会場の雰囲気に圧倒された。
兄弟子の横綱鶴竜による土俵入りでは露払いを務めた。
場所前は稽古後に、横綱とともに露払いを何度も練習したという。
「ダメなところがあったらどうしようと思ったけど、今日は良かった」と、胸をなで下ろした。
取組後はNHKのインタビュールームで幕内初勝利の喜びを語った。
モンゴル出身の23歳。
初土俵から約5年で、まだ日本語はたどたどしく、付け人の兄弟子に「ちょっと何言ってるか分からないところもあった」と突っ込まれ、苦笑いを浮かべていた。

 

玉ノ井親方

朝乃山は一瞬の勝機を逃さなかった。
立ち合いの当たりは御嶽海の方が良かったが、土俵際まで押し込まれたところで相手が引いてくれた。
あの場面で御嶽海が引かなければ、朝乃山は防戦一方だっただろう。
御嶽海にすれば、あそこまで押し込んだのだから、簡単に引き技を食うだろうと安易に考えたのではないか。
最後の攻めというか、詰めが甘い。
一方の朝乃山は御嶽海が呼び込んでくれたおかげで、右を差してすぐに反撃に出ることができた。
左でまわしを引きつけながら前に出て寄り切った。
立ち合いから攻め込まれたことは本人としては納得できないかもしれないが、勢いのある相手に初日に勝てたのは大きい。
本人は2桁白星を目標にしているようだが、今場所は先場所休場した力士が全員出てきている。
一日一番。目の前に集中し取り切る心構えでいけばいい。

 

八角理事長

休場明けの横綱・鶴竜が人気者の遠藤に敗れ黒星スタートとなった。
馬力のあるタイプではない遠藤に立ち合いから押し込まれ、土俵際で足を送りながら相手の押しをかわしていたが、最後は足の先が蛇の目についた。
物言いがついたものの行司軍配通りで、金星を配給する痛い1敗を喫した。
館内の役員室で見守った八角理事長(元横綱・北勝海)は「この辺が相撲勘。初日は大事。特に休場明けはね」と横綱らしくない相撲内容に物足りなさそうに話した。
勝った遠藤の取口については「立ち合いは積極的だったよね。いなしも効いた。(横綱の)バランスを崩したよね。肘も伸びていた」と評価した。
場所前の横審稽古総見では鶴竜が元気なところを見せていたが「稽古と本場所は違う。稽古場でいいと本場所で大事に取ろうとする。思い切りがなくなるというかね」と見解を示した。
その一方で、総見などの稽古で横綱相手に力を出し切らない力士に対し「もう少し力を出さないといかんわな。力を出さないと大関(に上がるの)は難しい。稽古で(横綱相手に)力を出して、何番か勝って、だんだんと力をつけていくもの。やらなきゃダメなんだ。そういう時に要領を使って力を抜いてちゃ相撲にならない」と苦言を呈していた。

 

大相撲初場所2日目

大相撲初場所は2日目、2場所連続の優勝を目指す横綱 白鵬は、平幕の遠藤と対戦します。
先場所43回目の優勝を果たした横綱 白鵬は、12日の初日、先場所敗れた新小結 大栄翔を厳しい相撲で退け、平成29年以来の連覇に向けて順調に滑り出しました。
2日目の13日は、前頭筆頭の遠藤と対戦します。
過去の対戦成績は、白鵬が11勝1敗と大きくリードしています。
先場所の取組では、白鵬が立ち合いで左から張ったあと、右からのかち上げで遠藤の動きを完全に封じて勝ち、場所後の横綱審議委員会で苦言が出るなど横綱の取り口が物議を醸しました。
場所前の稽古総見でも相手にかち上げを見せていた白鵬が、遠藤に対してどのような立ち合いを見せるのか注目が集まります。
一方、先場所小結で11勝を挙げた新関脇 朝乃山は前頭3枚目の玉鷲との対戦です。
押し相撲に威力がある玉鷲に対し、朝乃山は過去1勝3敗と負け越しています。
大関昇進への足固めをしたい朝乃山は、優勝経験がある実力者を相手に得意の右四つに持ち込めるかが勝負の鍵を握ります。
2場所連続休場明けの横綱 鶴竜は初日に黒星を喫し、13日は小結 阿炎との一番です。
休場明けとはいえ、初日から連敗となれば一気に暗雲が立ちこめるだけに、まずは今場所初白星を挙げて流れをつかみたいところです。

 

大相撲初場所

日本相撲協会が大相撲初場所初日の12日、風邪やインフルエンザ予防策として、東京・両国国技館内の支度部屋や審判部室などの前に注意喚起の紙を張り出し、手の消毒液を置く措置を講じた。
東西の支度部屋の出入り口付近には張り紙で、うがいや手洗いの徹底、マスク着用の協力などを訴えた。
4年前の初場所では力士らにインフルエンザによる休場者が続出。
昨年12月の冬巡業はインフルエンザによる離脱者が相次いだ。
八角理事長(元横綱北勝海)は「1人がかかると周囲に迷惑がかかってしまう。少しでも防げれば」と話した。

 

朝阪神

大好きな阪神タイガースをしこ名にする西序二段32枚目の朝阪神(19)=高砂=が多良浪(立浪)に寄り倒され、黒星発進した。
1度目の立ち合い、突っかけて、2度目は左に動いた。
相手に付いて来られ組まれてると力が出せなかった。
「変なことしなければ良かった。思い切りいければ良かった。一気に持っていかないと厳しい」と悔やんだ。
大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。
18年春場所、朝塩本から改名した。
今年は「植田に期待」と好守の植田海に注目する。「何とかAクラス。外国人が打てば」と、控えめに予想した。
自身も本家に負けず、上だけを見る。
「まだ6日間ある。まずは勝ち越し。今年こそ三段目にいかないとダメ。頑張ります」と切り替えた。

 

大相撲初場所(東京両国国技館)
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初場所 初日情報!

白鵬

大相撲初場所(東京・両国国技館)の初日を翌日に控えた11日、同所で恒例の土俵祭りが行われ、三役以上の力士が出席した。
2場所連続となる44度目の優勝を目指す横綱白鵬(34=宮城野)は、初日で新三役の小結大栄翔と対戦。
優勝した先場所で唯一敗れている相手に、連敗は許されない。
17年以来3年ぶりの年間最多勝を視野に、まずは20年最初の場所で好スタートを切る。
昨年の夏場所以来、4場所ぶりに東横綱の“定位置”に就いた白鵬は淡々としていた。
「(東西で)目線も変わってくるし、土俵入りも変わってくる。その辺を思い出してやっていきたい」。
この日は土俵祭り出席後、国技館のエントランス前で九州場所の優勝額を贈呈された。
「あとはやるのみです」。スイッチが入ったかのように、緊張感を漂わせた。
初日は突き押し相撲のホープ、大栄翔を迎え撃つ。
九州場所では立ち合いのかちあげが不発で、一方的に押し出された。
6日の横綱審議委員会(横審)による稽古総見では、三番稽古でその大栄翔を指名して相撲を取った。
「いろいろ試してみたかった」と、横審委員から批判を浴びているかち上げを多用。
大栄翔の出足を止めて12番を全勝と圧倒し、本場所へのイメージを膨らませた。
白鵬にとって、初場所は年6場所の中で最も優勝回数が少ない。
昨年も初日から10連勝と賜杯へ一直線だったが、3連敗して失速すると右膝の違和感などで無念の途中休場。
15年以来5年ぶりとなる5度目の優勝を飾り、相性の悪さを拭い去りたい。
「(今年の3月で)35歳になる。35歳で年間最多勝というのがあってもいいのかもしれないね」。
年6場所制となった58年以降では、59年に年間最多となる77勝を挙げた34歳の元横綱栃錦が最年長。
数々の記録を塗り替えてきた第一人者は、新たな記録をモチベーションに20年を出発する。

 

貴景勝

大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)を翌日に控えた11日、同所で恒例の土俵祭りが行われ、三役以上の力士が出席した。
大関貴景勝は平常心で初日に臨む。
前日の土俵祭りを終えた心境を「普通ッス」と表現した。
昨年はケガもあり大関昇進、陥落、大関復帰と激動の1年を過ごした。
今年は目標の綱とりへ、まずしっかり足場を固めていきたい。
初日は妙義龍だが「しっかり集中してやるだけ。ケガのないよう、していきたい」と大関の地位をまっとうすることを誓った。

 

朝乃山

大相撲初場所(東京・両国国技館)の初日を翌日に控えた11日、同所で恒例の土俵祭りが行われ、三役以上の力士が出席した。
新関脇として土俵祭りに参加した朝乃山は「気持ちは変わりません。15日間自分の相撲を取るだけです」と平常心だった。
昨年は夏場所で初優勝し、秋場所から2場所連続2桁勝利中。
勢いに乗って迎える初日の相手は、過去1勝3敗と合口の悪い前頭の御嶽海。
「気持ちは先場所と同じ。挑戦者として相撲を取るだけです」と番付は気にせず1日一番に集中する。

 

阿炎

右脚の負傷で状態が不安視される小結・阿炎について、師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)は東京都江東区の錣山部屋で「大丈夫。(初場所に)出られますよ」と説明した。
4場所連続小結の阿炎は7日の出稽古で相撲を取った際に右膝付近をひねるような体勢になり、途中で稽古を切り上げていた。
病院での検査結果も踏まえ、出場の判断をしたという。

 

御嶽海

関脇だった昨年九州場所で負け越して18場所ぶりに三役から平幕に陥落した御嶽海(27=出羽海)は、昨年秋場所の優勝額贈呈式に出席した。
「またこの気持ちを味わいたい」と自身3度目の優勝へ意気込んだ。
朝乃山との新旧関脇対決に向けて「楽しみ。負けるわけにはいかない。自分は27歳で今が一番力が出ると思う」と1学年下の相手に対抗心を燃やした。

 

炎鵬

日本相撲協会は10日、人気小兵力士の西前頭5枚目炎鵬(25=宮城野)に、初場所で初めて15日間指定の懸賞がつくことを明らかにした。
自身がCM出演して話題となった「そごう・西武」など、4社から指定の懸賞がついて合計62本。
担当者によると昨年九州場所での指定懸賞数は1桁台だったというが、番付を上げるとともに人気も上昇。
力士指定懸賞は大関貴景勝が唯一の100本超えとなる218本で最多。
申込み総数は2021本となった。

 

松鳳山

12日に初日を迎える大相撲初場所(東京・両国国技館)を前に、前頭七枚目の松鳳山(二所ノ関)がインタビューに応じた。
8勝7敗で勝ち越した九州場所については「身体も動いてすごいよかった」と振り返りながらも「勝ち越してから連敗したので、そこがよくなかった」と反省も口にした。
6日目の炎鵬(宮城野)戦については「(変化のことは)あんまり頭になかったですね。でも土俵から飛び出すかと思いました。やばい!みたいな。俵が一気に迫ってくる感じだったので、よく止まれて振り返れたなと思います」と振り返った。
今年の抱負については「1年通してケガをせずにいい相撲を取り続けられて、若手みんな上がってきてますから、その若手に負けないような元気な相撲を取れればいいかなと思います」と語っている。

 

石浦

石浦は所属する宮城野部屋で4日に行われた朝稽古中、兄弟子の幕下・宝香鵬にダメ押しをされたことに立腹して膝蹴りや拳で殴るなどし、宝香鵬もこれに応戦したことで殴り合いの喧嘩に発展。
これを受けて協会はコンプライアンス委員会からの意見も踏まえ、9日の臨時理事会で処分を決定するとしていた。
協会が定める暴力禁止規定では、関取の暴力は1場所出場停止が基準とされている。
しかし、9・10日の各メディアの報道によると、協会は石浦を1場所出場停止にはせず、1カ月の報酬減額(20%減)とけん責処分に。
また、応戦した宝香鵬についてもけん責処分のみにとどめたため、両名は共に初場所へ出場する見込みであるという。
基準より軽い処分を下した協会に対し、ネット上のファンは「処分が甘すぎる、こんなのお咎めなしと変わらないじゃないか」、「石浦が先に仕掛けたんだから、基準通りの出場停止が妥当だろ」、「こんな処分で済ませてたらまた同じようなことが起こるぞ」と反発。
同時に、「貴ノ富士と扱い違いすぎるだろ」、「拓郎よりも軽い処分なのは意味不明」、「貴ノ富士や拓郎と比べても明らかに不公平な処分」と、元十両・貴ノ富士や元立呼び出し・拓郎を絡めた批判も複数寄せられている。
「貴ノ富士はしこ名が『貴公俊』だった2018年3月に付け人への暴力により1場所、拓郎は2019年10月に後輩呼び出し2名へ手を上げたことにより2場所の出場停止処分を受けています。協会に異議を唱えるファンは、今回の処分内容が過去の事例と比べて『フェアじゃない』という思いを抱いているようです」
処分を伝える報道の中では、協会やコンプライアンス委員会が“石浦、宝香鵬は共にこれまで暴力を振るったことはない”、“両名に怪我はなくどちらも猛省している”、“いじめや制裁といった要素もない”といった事柄を理由に、今回の一件を「悪質性は高くない」と判断したと伝えられている。しかし、その判断に納得していないファンも多いようだ。

 

大相撲初場所は12日に東京・両国国技館で初日を迎える。
石川・七尾市出身の西前頭11枚目・輝(25)=高田川=は、2020年の目標に「三役、金星、優勝」を掲げた。
10年春場所で初土俵を踏んでから間もなく10年。
輝にとって節目の1年が始まった。「もたもたしている場合ではない。(10勝した)先場所でいい相撲が取れたが、今場所それを出さないと」と気合を入れた。
1学年上で、富山市出身の関脇・朝乃山(25)=高砂=が昨年夏場所で優勝したことが、刺激となった。
16年春場所で初土俵の朝乃山は年上だが、角界では輝が兄弟子だ。
それだけに「同年代が優勝すると、うらやましいし、悔しい。自分も優勝したい。まだ三役(経験)も金星もないので」と活躍を誓った。
飛躍の年にするためにも、好発進したいところ。
「やるからには誰にも負けるつもりはない。目標は優勝だが、2桁勝ってもっと上に行きたい」と闘志を燃やした。

 

境川理事

日本相撲協会審判部は10日、東京・両国国技館で取組編成会議を開き、同所で開催される大相撲初場所(12日初日)の、初日と2日目の取組を発表した。
前任の阿武松部長(元関脇益荒雄)の退職で空席となっていた審判部長を、代理で務めることになった九州場所担当部長の境川理事(元小結両国)も会議に出席。
「横綱、大関にとっては(三役以下の)上位が元気だから、初日からたいへんでしょう。面白い取組になるのでは」と熱戦を期待した。
次期大関候補と目される新関脇の朝乃山(25=高砂)については「誰と当たっても力は拮抗している。頭1つ、2つ抜けているのはいない」と若手成長株とはいえ、飛び抜けた存在でないことで混戦にも期待。
「いかに上手に出だしを行く(滑り出す)かがカギ」と見通しを示した。
9度目のかど番で臨む愛弟子の大関豪栄道(33)については「尻上がりに良くなっている」と期待を込めた。

 

大相撲初場所

平成から令和へと元号が変わった昨年納めの場所を制したのは、34歳の横綱白鵬だった。
世代交代が叫ばれている昨今だが、43度目の優勝を果たした先場所の相撲内容を見る限り、他の力士との実力差は依然として大きな開きがあると言わざるを得ず、いまだ若手にとって大きな壁として立ちはだかっている。
遠藤戦のかち上げは物議を醸したものの対戦相手によってさまざまなバリエーションを見せる立ち合いからは、強さだけでなく誰よりも研究熱心であることも垣間見える。
1月6日に行われた横審稽古総見では先場所唯一、黒星を喫した新小結の大栄翔を稽古相手に指名すると計12番。
右からかち上げて相手の出足を封じて四つに組み止めるといった万全の内容で圧倒した。
現役最強ではあるが幕内最古参の白鵬。
場所前の調整ぶりから白鵬にこれと言った死角は見当たらない。
しかし、連覇となると2年半前の平成29年7月場所まで遡らないといけない。
しかも39回目の優勝を果たしたこの場所以降、賜盃を抱いた翌場所は休場というパターンが続いている。
現役最強ではあるが幕内最古参でもあり、優勝で場所を締めたときの代償は体力的にも小さくなく、ケガや疲労からの回復力が全盛期に比べて衰えているのかもしれない。
また、前半で星を1つ、2つ落とすとモチベーションが大きく低下するのか、休場を決め込む傾向にもある。
新たに「優勝50回」という目標を公言したが、適度に休場を挟みながら万全に仕上げた場所のみに出場していけば、その良し悪しはともかく不可能な数字ではないだろう。
横綱鶴竜は「年6場所皆勤」目標。
対照的に2場所連続休場から再起を期す横綱鶴竜は「年6場所皆勤」を今年の目標に掲げる。
しっかりと土俵を務めれば、優勝回数もおのずと積み重ねることができるということだろう。
稽古総見では遠藤、御嶽海、大栄翔を相手に計12番を完勝。
翌日も出稽古先の時津風部屋で同じく出稽古に来ていた新関脇朝乃山と10番を取って全勝だった。
低く鋭い立ち合いから左前褌を取って相手の右差しを封じ込めながらの攻めは相変わらず力強い。
3場所ぶりの賜盃奪還に向けて充実ぶりがうかがえるが、場所では1つの黒星をきっかけに大きく崩れることも珍しくなく、そのあたりが気がかりだ。
朝乃山は一気に大関取りムードへ。
1月場所最大の注目は三役での連続2桁勝ち星を目指す朝乃山だ。
新三役の先場所は白鵬と優勝を争って11勝。
今場所は大関取りに向けて足場をしっかり固めたいところ。
場所前は前述した鶴竜や元横綱稀勢の里の荒磯親方との稽古で“惨敗”を喫したが、それも決してマイナスではない。
「馬力だけでは勝てない。前傾姿勢で体を起こさないように意識しないと。悪いところを少しずつ直していきたい」と貪欲に語る。
横綱を倒してハイレベルの結果を残せば、一気に場所後の大関取りへとムードも高まるだろうが「一日一番しっかり自分の相撲を取り切ることだけ考えている。常に挑戦者の気持ちで挑む」と気負いはない。
朝乃山相手に堂々の押し相撲。
優勝争いに絡みそうなのが大関貴景勝と関脇高安だ。
大関復帰を果たした先場所は9勝に終わった貴景勝だが、稽古総見では朝乃山を相手に10番を取って6勝4敗。
内容的にも四つに組ませず押し込むなど優勢だった。
1月8日、尾車部屋で行われた二所一門の連合稽古でも高安と10番肌を合わせ、相手の強烈なかち上げにも上体が起きることなく、下から押し上げる本来の相撲を取り切った。
貴景勝「常に優勝をどん欲に目指していかないと」
現在の貴景勝は、昨年に負った右膝や左大胸筋のケガの影響も全く感じさせず、「今場所は不安なく久しぶりに本場所を迎えられる」と体調面が好調であるばかりか「最後の番付になるためには優勝しかあり得ない。常に優勝をどん欲に目指していかないといけない年」と気力も充実。
さらに上の地位も見据えている。
高安「優勝争いに加わって初場所を面白く」
貴景勝との稽古ではやや引けを取ったが、高安も元気なころの取り口が戻ってきた。
15場所務めた大関から陥落し、今場所で10勝以上挙げれば返り咲きとなるが「千秋楽までしっかり優勝争いに加わって初場所を面白くしたい」と初賜盃も視野に入れる。
他にも三役には阿炎、新小結大栄翔が顔を揃え、さらに平幕上位には北勝富士、御嶽海ら若手がひしめくが、両横綱の盤石ぶりばかりが際立った稽古総見を見た八角理事長(元横綱北勝海)は彼らについて「みんなおとなしい」と思わず漏らした。
待っているだけでは世代交代はやって来ない。
次世代力士には更なる奮起が求められる。

大相撲九州場所(福岡国際センター)
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初場所 前日情報!

白鵬

大相撲初場所(12日初日)の取組編成会議が10日、東京・両国国技館であり、初日と2日目の取組が決まった。
2019年11月の九州場所で43回目の幕内優勝を果たした横綱・白鵬は、初日は九州場所で唯一敗れた新小結・大栄翔、2日目は遠藤と対戦する。

 

鶴竜

九州場所まで2場所連続休場の横綱・鶴竜は初日が遠藤、2日目が小結・阿炎に決まった。

 

朝乃山

日本相撲協会は10日、東京・両国国技館で取組編成会議を開き、大相撲初場所(12日初日、両国国技館)の幕内と十両、2日目の幕内の取組を決めた。
初場所の成績次第では大関取りの機運が高まる新関脇・朝乃山(25)=高砂=は、初日に前頭2枚目まで番付を下げた実力者・御嶽海(27)=出羽海=、2日目は東前頭3枚目・玉鷲(35)=片男波=と対戦。
幕内優勝経験のある難敵が待ち受ける序盤となった。
この日、朝乃山は都内の高砂部屋で朝稽古に励んだ。
本場所で使用する紫の締め込み姿で四股やすり足などで調整。
最後は入念に立ち合いの確認を行った。
初日に御嶽海戦が組まれたことに「いきなりですね。初日から気合を入れていかないといけない。自分には右四つの形があるし、命をかけても(右四つに)なるという気持ちで、初場所に臨みたい。初日からピークに持っていく」と表情を引き締めた。

 

御嶽海

大相撲初場所が、明日12日から始まります。
3年ぶりに三役から落ち、平幕で迎える御嶽海は、上を目指し「挑戦者で行く」と意気込みを語りました。
「(仕上がりは)悪くは無いと思います。しっかり稽古を積んでこられたので、結果につながれば」
去年は、9月場所で2度目の優勝を果たし、次の九州場所で大関とりに挑みましたが、結果は6勝9敗の負け越し。
17場所続いた三役から陥落し、初場所は3年ぶりの平幕・前頭2枚目で挑みます。
「ずっと三役守ってきて、大関になれるかもしれないという重圧はなくなった。守ることもなくなったので。また新たに上を目指してやれるんじゃないかと思う」
御嶽海が今年、重点を置いているのが立ち合いです。
持ち味の押し相撲の鋭さを取り戻すため、立ち合いのスピードを意識し、稽古を重ねています。
「足の踏み込みが弱くなっていると思っていたので、踏み込みをどれだけ早く出せるかは意識した」
三役復帰がかかる初場所。
挑戦者の気持ちで臨み、巻き返しを狙います。
「落ちたからこそ得るものもあったので、上を目指して頑張るだけ。挑戦者で行きますよね。番付は上ばっかりなので、立ち向かう、胸借りるつもりで行きたい」

 

琴勇輝

大相撲の平幕で、小豆島町出身の琴勇輝が12日、初日を迎える初場所を休場することになりました。
琴勇輝は先場所で8勝7敗と勝ち越し、12日、初日を迎える初場所では、番付を上げて西の前頭3枚目となっていました。
師匠の佐渡ヶ嶽親方は「以前から痛めていた両ひじの状態が悪く、ぎりぎりまで出場を目指して頑張ったが休場させることにした」と話していました。

 

石浦

日本相撲協会は9日、朝稽古中にけんかをした宮城野部屋の西前頭10枚目石浦(29)=本名石浦将勝、鳥取県出身=を報酬減額(1カ月、20%)とけん責、西幕下16枚目宝香鵬(30)=藤田宏作、埼玉=はけん責の懲戒処分とした。
東京・両国国技館で臨時理事会を開き、コンプライアンス委員会の答申通りに処分を決めた。
協会の暴力禁止規定では、稽古中に握り拳で殴るなど禁じ手を故意に暴力として用いる行為を禁止している。
関取の暴力事案の処分は出場停止1場所が基準だが、相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「過去の事案は(立場が)上の者が下の者に継続して行っていたが、今回は気合が入り熱くなった中で起きたという点で違う」と説明した。
その場にいて防げなかった師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)には報酬減額(3カ月、20%)の処分を科した。
両力士は4日に宮城野部屋で三番稽古をした際、駄目押しをされた石浦が立腹して膝蹴りするなどし、宝香鵬が応戦して殴り合った。

 

初場所 懸賞個人最多

日本相撲協会は10日、大相撲初場所(12日初日、両国国技館)の懸賞の申し込み本数を発表し、個人最多は大関・貴景勝(千賀ノ浦部屋)で218本だった。
2位の大関・豪栄道(境川部屋)の92本を大きく引き離し、昨年秋場所から3場所連続のトップとなった。
幕内5場所目で自己最高位の西前頭5枚目となった炎鵬(宮城野部屋)は新規申し込みとなった「そごう・西武」「御福餅本家」など4社から初めて15日間通しの懸賞がつき、計62本で個人4位まで浮上してきた。
新関脇・朝乃山(高砂部屋)は48本だった。
琴勇輝の休場により取りやめた懸賞を除いた全体の本数は2021本で、昨年初場所の2127本からは幾分減った。
結びの取組を指定した懸賞は約400本だった。

 

大相撲初場所展望

12日に初日を迎える大相撲初場所。
最大の注目は新関脇の朝乃山だ。
先場所は小結で11勝を挙げており、来場所を「大関取り」の場所にするためにも2桁勝利が期待される。
優勝に準ずる成績を収めれば、今場所後の大関昇進の可能性もある。
この日は東京都墨田区の高砂部屋で朝稽古を行い、立ち合いの踏み込みを入念に確認した。
初日の御嶽海、2日目の玉鷲はともに過去1勝3敗と苦しんでいる難敵。
「体は動いている。初日から気合を入れていかないと」と気を引き締めた。
優勝争いは不安要素が見当たらない白鵬が軸になりそうだ。
鶴竜は昨年末からしばしば熱が出るなど体調面に苦しんだ。本人は「問題ない」と話すが、影響がどう出るか。
大関昇進後は負傷が続いた貴景勝は久々に順調に稽古をこなし、「優勝しないと」と力を込める。
左足首の負傷で先場所休場した豪栄道は「だいぶ戻ってきた」と状態は上向きだ。
大関復帰を狙う高安も稽古で元気な姿を見せており、台風の目になり得る。

 

友風

友風は先場所痛めた膝の怪我で休場。
先場所の時点で全治未定で尾車親方も1年はかかると話していた。

 

審判部長

前任の阿武松部長(元関脇益荒雄)の退職で空席となっていた審判部長は、九州場所担当部長の境川理事(元小結両国)が代理で務める。

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初場所 2日前情報!

白鵬

大相撲の白鵬(宮城野部屋)が8日、東京都墨田区の時津風部屋に出稽古し、白鵬は新入幕の霧馬山(陸奥部屋)、平幕・正代(時津風部屋)と17番取って全勝。
白鵬は最初に霧馬山を指名して5番取り、右からのすくい投げ、左上手投げなどで転がした。
相手を正代に代えると、四つに組んで出る相撲が多くなり、立ち合いで相手の圧力がかかっていないと感じると「当たれ」と奮起を促した。
最後はもろ手突きからの攻めも見せた。
ぶつかり稽古では元横綱・朝青龍のおいで十両の豊昇龍(立浪部屋)をたっぷりと鍛えた。

 

鶴竜

鶴竜(陸奥部屋)横綱が8日、東京都墨田区の時津風部屋に出稽古し、鶴竜は平幕・北勝富士(八角部屋)と15番で12勝3敗だった。
発熱のため6日に点滴を受けた鶴竜は左上手を狙う攻めを繰り返した。
まわしに手が届かず3敗したものの「(体調は)回復に向かっている。まだ100%ではないけど。場所までには問題ない」と焦りや不安はない。
腰痛のため九州場所は急きょ初日に休場した。
腰に負担をかけないようにするため減量に着手。
「九州場所で160キロ台だったのが今は153キロぐらい。あと2、3キロ増やしたい。腰回りを絞ってから増やした方がいいと思ったから」と説明した。
2日連続で出稽古に来た新関脇の朝乃山は5番取っただけで2勝3敗だった。
出稽古はこの日で打ち上げになるもようで「あとは気持ち。体調管理をしっかりして、初日までもっていくだけ」と話した。

 

貴景勝

大関として迎える初めての新年。
貴景勝は自覚十分に言い切った。
「優勝しないと始まらない番付。毎場所、優勝という高い目標を立て、それに向かってやっていきたい」。
相撲界を背負う看板力士となり、賜杯の先にある綱とりも意識する。
春場所後に大関に昇進した昨年は相次ぐけがに苦しんだ。
夏場所で右膝を痛め、秋場所の優勝決定戦では左胸を負傷。
大関として唯一、皆勤した九州場所も万全ではなかったが、状態も変わった。
「けがの不安なく本場所に臨める。最後の番付を目指せるようにやりたい」と言い、自分の相撲に集中できる環境が整ってきた。
6日にあった横綱審議委員による稽古総見では、大関候補の朝乃山と三番稽古。
持ち前の低い姿勢で攻め、本来の突き押しではなく、もろ差しを果たす場面もあった。
「理想は(当たって)そのまま持っていくことだが、本場所では押し切れないところも出てくる。応用できればいい」。
8日には、手合わせした高安に優勢。
けがからの回復を優先した最近数場所とは異なり、稽古内容も充実してきている。
白鵬、鶴竜の両横綱が30代半ばとなり、角界の世代交代が待たれて久しい中、貴景勝は番付の頂点へ最も近い存在と言える。
「自分は体が大きくないので人より負担が大きい。何年後までに(横綱)と条件を甘くするとよくない」ときっぱり。
強い覚悟を胸に前進する。

 

豪栄道

左足首を痛めて先場所2日目から休場し、初場所(12日初日、東京・両国国技館)をかど番で迎える大関豪栄道(33=境川)は、幕内上位を相手に7勝2敗と復調をアピールした。
6日、東京・両国国技館で行われた横綱審議委員会(横審)の稽古総見に参加。
小結阿炎、東前頭筆頭遠藤、西前頭4枚目正代と3番ずつ取った。
最後に指名した正代には、疲労もあって1勝2敗だったが、阿炎、遠藤には負けなし。
「いろんなタイプとやりたかった。(状態は)思ったよりはいい」と、収穫を口にした。
昨年末までは基礎運動などを中心に、相撲を取る稽古は行っていなかった。
4、5日と同部屋の前頭佐田の海と相撲を取っており、他の部屋の力士と相撲を取ったのは、休場前の先場所初日以来、約2カ月ぶりだった。
手応えと課題の割合については「半々かな」と、まだ物足りなさも感じている。
それでも「先場所は、場所前の調子が良すぎたから」と笑顔で話し、しり上がりに仕上げ、上り調子のまま、まずはかど番脱出をクリアするつもりだ。

 

朝乃山

ひと皮むけた朝乃山に次期大関の期待が高まっている。
昨年は夏場所で初優勝し、九州場所では新小結の重圧を感じさせずに11勝を挙げた。
三段目100枚目格付け出しデビューから4年で関脇まで昇進した中、「もう一つ上の番付に上がれば自信が確信に変わる」。
貪欲な姿勢は変わらない。
苦手だった突き押しの相手も克服しつつある。
すぐに左上手を取れなくても焦らず、圧力をかけて得意の右四つに持ち込めるようになってきたが、5日の田子ノ浦部屋への出稽古では新たな課題を突き付けられた。
けんか四つの荒磯親方(元横綱稀勢の里)との三番稽古は1勝16敗と散々だった。
左おっつけで差し手を封じた荒磯親方は「まだ右脇が緩んでいる。上位の力士はつけ込んでくる」と指摘。
「悔しかった。白星を届けて恩返ししたい」と発奮させられた。
関脇は横綱、大関戦が勝負どころの場所後半に組まれるだけに「疲れがピークにくるとき。もっと体力をつけないといけない」。
食事や睡眠から見直す必要性も感じている。
師匠の高砂親方(元大関朝潮)が12月で定年を迎える。
今年中に使者を迎えたい思いは強く、「初場所が大事になる。絶対に自分の形にして、毎日攻め切りたい」。
右四つの完成度を追求することが、大願成就への近道となる。

 

高安

大関復帰を目指す高安が8日、東京都江東区の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加し、大関貴景勝とは10番取った。
劣勢が目立った中、本来の力強い当たりから押し出す場面も。
「内容の悪いところはあったが、全体的には良かった。膝がしっかり曲がり、浮つかない相撲が多かった」と納得の口ぶりだった。
昨年の名古屋場所で左肘を負傷。
その影響も残った九州場所は腰痛を発症して途中休場し、大関の座を明け渡した。
返り咲きの条件となる2桁白星に向け、「番付も落ちたので初心を思い出してやりたい。力強く、冷静に15日間、ベストを尽くしたい」と意気込みを示した。

 

大栄翔

大栄翔が掲げた2019年の目標は「三役昇進」「初の三賞」「初金星」だった。
東前頭筆頭で臨んだ一年納めの九州場所で勝ち越し、優勝した白鵬に土をつけて殊勲賞も獲得。
「全部かなって、すごくよかった」。念願の新小結で新年を迎えるにあたり、口ぶりにも自信がにじんだ。
その19年の夏場所には、埼玉栄高の後輩に当たる貴景勝が新大関として土俵に上がり、同学年の朝乃山は初優勝。
身近な力士の活躍を目の当たりにした。
26歳となり、「もう若くない」と自らに言い聞かせた。
膨らんだ危機感を抱えながら自分の取組映像を見返すと、武器の突き押しで攻め込んだ末に苦しくなってはたいたり、安易な四つ相撲に頼ったりして、流れを悪くしているのに気付いた。
「今のうちしかできない。稽古しないと駄目」。
そう肝に銘じ、疲労が蓄積した状況でも、我慢して押し切ることを意識して励むようになったという。
6日の横綱審議委員による稽古総見では、白鵬と鶴竜の胸を借りた。
かち上げや張り手、左四つなど横綱の多彩な攻めを受け、みるみる砂まみれに。
「そんなに甘くはない」と改めて痛感した中、「きょう学んだことをしっかり修正してやっていきたい。いろいろ恩返しができるようにしっかり頑張りたい」と意を決した。
大きな壁を前にしても臆せず、歩みを止めない気概を示した姿に確かな成長の跡が見える。

 

阿炎

7日の出稽古で右膝付近を痛めていた小結・阿炎(錣山)は、初場所に出場する見通しとなった。
8日に行われた二所ノ関一門の連合稽古は欠席し、同日に病院で受診。
関係者によると出場へ強い意欲を示しているという。
2013年夏場所の初土俵からこれまで休場はなし。
当初は足を引きずりながらの歩行だったが、足の痛みなども快方に向かっているという。

 

炎鵬

人気小兵の炎鵬は都内の友綱部屋への出稽古で、初場所に向けた本格的な調整を終えた。
申し合いで十両旭大星らと12番取り、ぶつかり稽古ではともに出稽古に来た兄弟子の横綱白鵬に約10分間胸を借りた。
「やれることはやった」。
年が明けてから、自身が起用されている百貨店のCMがインターネットなどで流れている。
初のCM起用に「自分ではない不思議な感じ。(CMが)きっかけになって相撲でみせられるようにしたい」と話した。

 

石浦

日本相撲協会は9日午後、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、大相撲初場所(12日初日・両国国技館)に向けた4日の稽古中、同じ相手と連続して相撲を取る三番稽古で、ともに拳を振り挙げ暴行騒動を起こした、宮城野部屋の幕内力士で西前頭10枚目の石浦(29)と幕下の宝香鵬(30)、及び師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)への処分を決めた。
宮城野親方は3カ月20%の報酬減額、石浦は1カ月20%の報酬減額とけん責の併科、宝香鵬はけん責の、それぞれ処分が下された。
3人は理事会に個別に呼ばれ、それぞれ通知された。
同協会はこの案件について、コンプライアンス委員会(青柳隆三委員長=弁護士)に調査と処分意見の答申を委嘱。
前日8日までに関係者の事情聴取を終え、この日午前、同所で行われた同委員会で答申をまとめた。
これを受けて臨時理事会が開催され、処分が決まった。
同委員会は、2人の行為は稽古の範疇を逸脱し暴力禁止規程第4条の「稽古中において、握り拳で殴るなど、審判規則禁じ手反則第1号に掲げる禁じ手を故意に暴力として用いる行為」に該当すると判断した。
一方で<1>だめ押しがきっかけとなった突発的な暴力<2>双方にけがはなかった<3>過去に暴力を振るったことや両者間のトラブルトラブルはなかった<4>暴力の継続性、反復性はなく、いじめや制裁など陰湿な要素はない<5>両名の深い反省の態度、など悪質性は高くない事案、と指摘した。
過去の処分例から、関取の暴力事案は出場停止1場所が基準だが、これらの理由から石浦については、最初に膝蹴りをしたことや幕内力士である点などから併科が妥当、宝香鵬については石浦に応戦した側面からけん責が相当との処分意見を答申した。
また宮城野親方については、暴力の場面を見落としたこと、過去に監督責任を問われた処分歴があるにもかかわらず、本件の防止、抑制に適切な対応を怠ったとして報酬減額が相当とした。
今後の対応については、2月に行う「研修ウイーク」で師匠、力士に対し、稽古の範疇を逸脱した禁じ手の応酬が2度と起きないよう注意、啓発を行うとしている。
またコンプライアンス委員会は、再発防止の観点から宮城野部屋の視察を実施するという。

 

霧馬山

大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)で新入幕の霧馬山(23)が9日、東京都墨田区の時津風部屋に出稽古に行き、勝った力士が次の対戦相手を指名する「申し合い稽古」で15番取り9勝。
九州場所で11勝を挙げて敢闘賞に輝いた正代(28)らを次々と破り、「体がよく動いた」と笑顔を見せた。
霧馬山は十両5場所目で西5枚目だった九州場所で11勝。
4人による優勝決定戦では敗れたが、新入幕にこぎ着けた。同じモンゴル出身の横綱・鶴竜(34)が、2019年9月に井筒親方が死去したのに伴い陸奥部屋に転属して兄弟子になったことも成長を促した。
「相手に合わせないように」と指導され、得意の左四つにこだわらず「攻めて自分の形になる」ことを意識するようになったという。
この日の稽古では、強い立ち合いから相手に圧力をかけ続けて圧倒する相撲が目立った。
「足もよく動いたし、上半身もちゃんとついていった」と成果を実感しているようだ。
初場所では鶴竜の土俵入りで露払いを務める予定で、「取組より緊張するかも」と苦笑い。
初場所の目標については「あまり大きなことを言うと恥ずかしいけれど、まずは勝ち越し。できれば2桁いきたい」と話した。
鶴竜もこの日、時津風部屋の稽古場に顔を見せたが、コンディションが万全でないため相撲は取らなかった。
冬巡業中に風邪をひき、年末まで発熱や下痢に苦しんだ。
初場所については、「もちろん出場する。体調はもう大丈夫でしょう。あと2日あるから、やれることをやるだけ。いい場所にしたい」と話した。

 

友風

昨年11月の九州場所で右膝に重傷を負った十両・友風について、師匠の尾車親方(元大関・琴風)は初場所を全休することを明らかにした。
25歳の友風は九州場所2日目に負傷し「右膝関節脱臼でじん帯損傷を伴う」と診断された。
今後、じん帯修復手術を受ける予定で、長期休場が濃厚。尾車親方は「まず、しっかり治すことを考えるしかない」と話した。

 

照ノ富士

大相撲の西十両13枚目照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が8日、都内の時津風部屋に出稽古し、初場所(12日初日、東京・両国国技館)に向けて自信をのぞかせた。
新関脇の朝乃山や前頭の北勝富士、正代、豊山らと相撲を取り、計7番取って6勝1敗。
「先場所よりは今場所という感じでよくなってきているのは事実」と手応えを口にした。
申し合い稽古を行う前には、土俵まわりで入念にすり足を行うなど、準備に余念がなかった。
稽古中の表情は、引き締まりながらも明るく「前よりも体調はいい。汗もよく出る。(準備を)ただやるだけよりも、意識してやっている」と意図を持って稽古している。
膝の負傷と手術、内臓疾患などで番付を大関から序二段まで落とし、1度は引退を心に決めたが再起。
4場所連続全休から昨年春場所で復帰し、初場所には10場所ぶりに関取として戻ってくる。
理想の自分とはまだ程遠いが「ちょっとずつ足の軽さが取れてきたし、怖さも少しずつ取れてきている。昔感じたことが最近、復活している。1場所1場所ずつ上がっていけばいい」と復調を自分でも実感していた。

 

八角理事長

日本相撲協会は9日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、大相撲初場所(12日初日・両国国技館)に向けた4日の稽古中。
ともに拳を振り挙げ暴行騒動を起こした宮城野部屋の西前頭10枚目の石浦(29)と幕下の宝香鵬(30)、及び師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)への処分を決めた。
宮城野親方が3カ月の報酬減額20%、石浦が1カ月20%の報酬減額とけん責、宝香鵬をけん責とした。
重い処分とはならなかった。
協会から事実関係の調査と処分意見の答申を委嘱され調査したコンプライアンス委員会が会議を開き処分意見を答申。
その後、臨時の理事会で審議し、答申通りの処分が決まった。
芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、3人は1人ずつ会議室に呼ばれて処分を言い渡され、八角理事長(元横綱北勝海)から「次はありえないよ」と言われたという。
宮城野親方は都内の部屋で取材に応じ「重さは重々承知しています」と反省の表情を浮かべた。
関取による暴力事案は、1場所出場停止が基準となっている。
当然暴力は許されざる行為。
しかし今回は、稽古中に熱が入るあまり、互いに拳を振り挙げてしまったというもの。
両力士にけがはなく、突発的でいじめの要素がないなどと同委員会が判断した。
芝田山広報部長は「土俵を割っての暴力は論外。ただ、真剣な熱い稽古をしないと心身の教育にならない。(処分を)厳しくし過ぎて力士を萎縮させてはいけない」と話した。
協会は2月に行う研修会で、師匠や力士らに注意、啓発を行うとした。
日本相撲協会の暴力禁止に関する処分は、暴力禁止規定の第5条に明記。
処分は軽い順にけん責(将来を戒める)、報酬減額、出場停止、業務停止(協会事業への従事を停止する)、降格、引退勧告、懲戒解雇の7項目。
引退勧告を受けた者がすみやかに引退届を提出しない場合は、懲戒解雇とすることができる。
力士の暴力に対する処分基準では、大関以下の関取の場合は1場所出場停止が一応の基準だが、内容、程度、情状などを考慮して適切な処分を行う。
横綱の場合は引退勧告以上が基準になる。

 

大相撲大府場所

大府市と日本相撲協会は9日、地方巡業「大相撲大府場所」を十月十五日に大府市横根町のメディアス体育館おおぶで開くと発表した。
9月に市制五十周年を迎える記念事業の一つで、大府市で開催するのは初めて。
会見には岡村秀人市長、日本相撲協会巡業部の立田川親方(元小結豊真将)らが出席。
立田川親方は「大府は名古屋場所が開かれる名古屋に近いが、本場所と違って地元の人と触れ合うのが巡業の魅力。テレビで見るお相撲さんの大きさを、間近で感じてほしい」と話した。
大府市では、名古屋場所開催期間に芝田山親方(元横綱大乃国)の芝田山部屋が市内の豊田自動織機大府工場に宿舎を構えて稽古を公開するなどの縁があり、岡村市長は「この地域は相撲に関心がある。五十周年の目玉事業として、市民や近隣のファンに来てもらいたい」と呼び掛けた。
大府開催の決め手を問われた立田川親方は「スポーツが盛んだというところに一番ひかれた。大府から次代のお相撲さんになりたい子が増えてくれれば」と願いを込めた。
巡業には150人の力士と130人の裏方の計280人の力士団が参加する予定。
午前8時から稽古、禁じ手を面白おかしく解説する「初っ切り」、相撲甚句、横綱の土俵入りなどがある。
一般向けのチケットは7月ごろから発売する予定。

 

陸奥部屋

ネスレ日本は、陸奥部屋協力のもと、「陸奥部屋 ポリフェノールたっぷり ちゃんこ鍋セット」を、1月8日から26日までの期間限定でネスカフェ 原宿(東京都渋谷区神宮前1-22-8)で提供する。
「陸奥部屋 ポリフェノールたっぷり ちゃんこ鍋セット」は、ポリフェノールを摂取する習慣を提案するネスレが、2020年大相撲1月場所の開催期間に合わせて展開するもの。
ポリフェノールが豊富に含まれるコーヒーと共に提供する「ちゃんこ鍋」は、陸奥部屋の力士たちが日常的に食べているレシピをもとに、ポリフェノールが含まれる10種類以上の食材を使ったカラダにうれしいメニューとなっている。
陸奥部屋のちゃんこ鍋は、醤油味ベースのスープにみそを加えており、相撲部屋のちゃんこ鍋ではめったに使わない薄口醤油を使っている点がポイントという。
セットの価格は1000円(税込)だが、1月12日~26日に開催される大相撲1月場所で、陸奥部屋所属の霧馬山(モンゴル・ドルノドゥ出身)関が白星となった翌日は、半額の500円(税込)で提供される。
8日にネスカフェ 原宿で開かれた発表会では、1月場所から新入幕となる霧馬山関への化粧まわしの贈呈式も行われた。
これは、2015年から陸奥部屋がネスレのコーヒーマシンを設置し、力士や関係者が「ネスカフェ」のコーヒーを日常的に飲んでいることが縁になっているという。
霧馬山関は、新たな化粧まわしについて「とても嬉しい。これで頑張れます」と語った。
ネスレ日本は、今回のちゃんこ鍋を展開する企画について、「活性酸素と戦う“抗酸化物質”のひとつで、健康維持に大切な役割を果たすポリフェノールが豊富に含まれるコーヒーとちゃんこ鍋のセットメニューで、寒い年明けの皆様のカラダをサポートします」としている。

 

大相撲九州場所(福岡国際センター)
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初場所 3日前情報!

白鵬

8日、東京都墨田区の時津風部屋へ出向き、白鵬は正代と新入幕の霧馬山を相手に17番取った。
白鵬は鋭い踏み込みで機先を制し、前まわしを引き付けて寄り切るなど、2場所連続の優勝が懸かる初場所(12日初日)に向けて順調な仕上がりぶりを披露した。

 

鶴竜

8日、東京都墨田区の時津風部屋へ出向き、鶴竜は北勝富士と15番取った。
鶴竜は北勝富士の低い当たりに起こされ、引く場面もあったが、出し投げや足技を交えた攻めは軽快で持ち前のうまさを発揮。
先場所を休む要因になった腰も問題ないといい、「最近は年6場所、全部出られていないから皆勤したい。そのためにも、何があっても気持ちがぶれないようにしたい」と意欲十分だった。

 

貴景勝

大関として迎える初めての新年。
貴景勝は自覚十分に言い切った。
「優勝しないと始まらない番付。毎場所、優勝という高い目標を立て、それに向かってやっていきたい」。
相撲界を背負う看板力士となり、賜杯の先にある綱とりも意識する。
春場所後に大関に昇進した昨年は相次ぐけがに苦しんだ。
夏場所で右膝を痛め、秋場所の優勝決定戦では左胸を負傷。
大関として唯一、皆勤した九州場所も万全ではなかったが、状態も変わった。
「けがの不安なく本場所に臨める。最後の番付を目指せるようにやりたい」と言い、自分の相撲に集中できる環境が整ってきた。
6日にあった横綱審議委員による稽古総見では、大関候補の朝乃山と三番稽古。
持ち前の低い姿勢で攻め、本来の突き押しではなく、もろ差しを果たす場面もあった。
「理想は(当たって)そのまま持っていくことだが、本場所では押し切れないところも出てくる。応用できればいい」。
8日には、手合わせした高安に優勢。
怪我からの回復を優先した最近数場所とは異なり、稽古内容も充実してきている。
白鵬、鶴竜の両横綱が30代半ばとなり、角界の世代交代が待たれて久しい中、貴景勝は番付の頂点へ最も近い存在と言える。
「自分は体が大きくないので人より負担が大きい。何年後までに(横綱)と条件を甘くするとよくない」ときっぱり。
強い覚悟を胸に前進する。

 

朝乃山

ひと皮むけた朝乃山に次期大関の期待が高まっている。
昨年は夏場所で初優勝し、九州場所では新小結の重圧を感じさせずに11勝を挙げた。
三段目100枚目格付け出しデビューから4年で関脇まで昇進した中、「もう一つ上の番付に上がれば自信が確信に変わる」。
貪欲な姿勢は変わらない。
苦手だった突き押しの相手も克服しつつある。
すぐに左上手を取れなくても焦らず、圧力をかけて得意の右四つに持ち込めるようになってきたが、5日の田子ノ浦部屋への出稽古では新たな課題を突き付けられた。
けんか四つの荒磯親方(元横綱稀勢の里)との三番稽古は1勝16敗と散々だった。
左おっつけで差し手を封じた荒磯親方は「まだ右脇が緩んでいる。上位の力士はつけ込んでくる」と指摘。
「悔しかった。白星を届けて恩返ししたい」と発奮させられた。
関脇は横綱、大関戦が勝負どころの場所後半に組まれるだけに「疲れがピークにくるとき。もっと体力をつけないといけない」。
食事や睡眠から見直す必要性も感じている。
師匠の高砂親方(元大関朝潮)が12月で定年を迎える。
今年中に使者を迎えたい思いは強く、「初場所が大事になる。絶対に自分の形にして、毎日攻め切りたい」。
右四つの完成度を追求することが、大願成就への近道となる。

 

高安

大関復帰を目指す高安が8日、東京都江東区の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加し、大関貴景勝とは10番取った。
劣勢が目立った中、本来の力強い当たりから押し出す場面も。
「内容の悪いところはあったが、全体的には良かった。膝がしっかり曲がり、浮つかない相撲が多かった」と納得の口ぶりだった。
昨年の名古屋場所で左肘を負傷。
その影響も残った九州場所は腰痛を発症して途中休場し、大関の座を明け渡した。
返り咲きの条件となる2桁白星に向け、「番付も落ちたので初心を思い出してやりたい。力強く、冷静に15日間、ベストを尽くしたい」と意気込みを示した。

 

大栄翔

大栄翔が掲げた2019年の目標は「三役昇進」「初の三賞」「初金星」だった。
東前頭筆頭で臨んだ一年納めの九州場所で勝ち越し、優勝した白鵬に土をつけて殊勲賞も獲得。
「全部かなって、すごくよかった」。
念願の新小結で新年を迎えるにあたり、口ぶりにも自信がにじんだ。
その19年の夏場所には、埼玉栄高の後輩に当たる貴景勝が新大関として土俵に上がり、同学年の朝乃山は初優勝。
身近な力士の活躍を目の当たりにした。
26歳となり、「もう若くない」と自らに言い聞かせた。
膨らんだ危機感を抱えながら自分の取組映像を見返すと、武器の突き押しで攻め込んだ末に苦しくなってはたいたり、安易な四つ相撲に頼ったりして、流れを悪くしているのに気付いた。
「今のうちしかできない。稽古しないと駄目」。
そう肝に銘じ、疲労が蓄積した状況でも、我慢して押し切ることを意識して励むようになったという。
6日の横綱審議委員による稽古総見では、白鵬と鶴竜の胸を借りた。
かち上げや張り手、左四つなど横綱の多彩な攻めを受け、みるみる砂まみれに。
「そんなに甘くはない」と改めて痛感した中、「きょう学んだことをしっかり修正してやっていきたい。いろいろ恩返しができるようにしっかり頑張りたい」と意を決した。
大きな壁を前にしても臆せず、歩みを止めない気概を示した姿に確かな成長の跡が見える。

 

石浦

大相撲の幕内・石浦(29)=宮城野=が7日、東京・墨田区の部屋で取材に応じ、兄弟子の幕下・宝香鵬(30)と4日の稽古中に殴り合いのけんか騒動を起こした件について、「自覚が足りなかった。互いに熱くなった時に、番付が上の自分が口頭で対応できず情けない」と猛省した。
日本相撲協会は6日に今回の事実調査と処分意見の答申をコンプライアンス委員会に委嘱。
同委はこの日、都内で両力士からの事情聴取を開始した。
今後は稽古場にいた師匠・宮城野親方(元幕内・竹葉山)からも事実確認を行う予定。
協会は調査報告を待ち、処分などを含め理事会で審議することになっている。

 

霧馬山

大相撲初場所(12日初日、両国国技館)で新入幕を果たした霧馬山(23)に8日、ネスレ日本から化粧まわしが贈られ、東京・原宿の「ネスカフェ 原宿」で贈呈式が行われた。
ネスカフェのロゴ入りの化粧まわしには赤地にコーヒーカップを持った霧馬山のイラストが描かれた。
「いい顔してますね。いい化粧まわしを作ってもらってうれしい」と関取はご満悦だった。v 2015年から陸奥部屋に同社のコーヒーマシンが設置され、陸奥親方(元大関霧島)や力士たちが愛用。
「ネスカフェ 原宿」では新入幕を祝い、陸奥部屋のレシピをベースにした「陸奥部屋 ポリフェノールたっぷり ちゃんこ鍋 セット」を26日まで販売する。
通常は税込み1000円だが、霧馬山が勝利した翌日は半額となる。
縁の深い同社の全面サポートを受け、霧馬山は「勝ち越し、2桁を目指して頑張ります」。
初場所への意気込みを口にした。

 

照ノ富士

大相撲の西十両13枚目照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が8日、都内の時津風部屋に出稽古し、初場所(12日初日、東京・両国国技館)に向けて自信をのぞかせた。
新関脇の朝乃山や前頭の北勝富士、正代、豊山らと相撲を取り、計7番取って6勝1敗。
「先場所よりは今場所という感じでよくなってきているのは事実」と手応えを口にした。
申し合い稽古を行う前には、土俵まわりで入念にすり足を行うなど、準備に余念がなかった。
稽古中の表情は、引き締まりながらも明るく「前よりも体調はいい。汗もよく出る。(準備を)ただやるだけよりも、意識してやっている」と意図を持って稽古している。
膝の負傷と手術、内臓疾患などで番付を大関から序二段まで落とし、1度は引退を心に決めたが再起。
4場所連続全休から昨年春場所で復帰し、初場所には10場所ぶりに関取として戻ってくる。
理想の自分とはまだ程遠いが「ちょっとずつ足の軽さが取れてきたし、怖さも少しずつ取れてきている。昔感じたことが最近、復活している。1場所1場所ずつ上がっていけばいい」と復調を自分でも実感していた。

大相撲九州場所(福岡国際センター)
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