春場所 6日目

白鵬

白鵬は、先場所で初優勝した徳勝龍の挑戦を退けた。
一気に勝負はつけられなかったものの、左四つで体勢を整えながら勝機を探り、最後は下手投げで転がした。
逆転の突き落としなどがある相手との一番を「万全でいくというのが出たのかね」と落ち着いた口ぶりで振り返る。
途中休場明けの序盤を無傷で乗り切り、「場面、場面で対応できるように。それが初日からできている」と話した。

鶴竜

鶴竜の攻めには気迫があった。
左足で鋭く踏み込んで先手を取ると、豊山の突きにも構わずどんどん前進。
一方的に押し出した。
過去2戦負けなしの相手に、抵抗の余地を与えない厳しい内容。
「流れの良い相撲だった」と納得の表情を浮かべた横綱を、八角理事長(元横綱北勝海)も「きょうは油断しなかった。鶴竜は良い相撲を取ると余裕が出てくる」と褒めた。
3場所連続休場明けで、皆勤できたのは優勝した昨年名古屋場所までさかのぼる。
それだけに再起に懸ける思いはひときわ強く、場所前の振る舞いからも伝わってきた。
今場所に向けた調整は初日まで1週間を切ると、出稽古から部屋中心に切り替え、ペース配分を考えた。
発熱などの影響で痩せてしまった先場所の反省を踏まえ、体重にも気を配った。
序盤を1敗で終え、一定の手応えは得られたはず。
それでも「それは終わってから。まだ3分の1ですから。結果が全て。本当に一日一番集中してやるだけ」。
気を緩めるのは禁物だと、十分に分かっている。

貴景勝

御嶽海にいいところなく敗れて黒星先行。
「攻めていければよかったが…。あしたからまた切り替えて、自分のやれることをやりたい」

朝乃山

大相撲春場所5日目。
大関とりに向け、ここまで4連勝と勢いに乗る朝乃山。
対戦予定だった高安がけがで休場したため朝乃山は不戦勝で5勝目を挙げました。
今場所、無敗の朝乃山。
6日目は出羽海部屋の前頭三枚目、御嶽海と対戦します。

徳勝龍

2015年夏場所以来の横綱挑戦となった白鵬戦に敗れて5連敗。
「きょう勝って流れに乗りたかった。もっと攻めないと勝てない」

御嶽海

大相撲春場所5日目の12日、上松町出身で西前頭3枚目の御嶽海(出羽海部屋)は、東大関・貴景勝(千賀ノ浦部屋)を一方的に寄り切って、無傷の5連勝を飾った。
序盤戦を無敗で終え、6日目の13日は、東関脇・朝乃山(高砂部屋)との全勝対決に挑む。
これぞ御嶽海という相撲が続く。
低い体勢で頭からぶつかってきた貴景勝をしっかり受け止めてから前進。
鋭い寄りとはず押しで自分より小柄な相手の上体を浮かせ、反撃の隙を与えなかった。
初日からの5連勝は幕内5度目で、昨年初場所以来、7場所ぶりだ。
大関昇進を狙う朝乃山には過去3勝2敗で、先場所は、押し込んだ御嶽海が安易に引いて呼び込み、相手十分の形で寄り切られた。

妙義龍

松鳳山に快勝して初白星。
「連敗で始まると、調子が悪いと錯覚を起こすが、あまり得意ではない相手に恐れずできた」と納得顔。

石浦

東前頭12枚目の石浦(30=宮城野)がダブルショックに見舞われた。
琴奨菊に見せ場なく寄り切られ、初日からの連勝は「4」で止まった。
さらに選抜高校野球の中止が前日の取組後に決定し、母校で父の外喜義さんが校長を務める鳥取城北の甲子園出場がなくなった。
趣味がキャッチボールという野球好きだけに、一段と落ち込んでいた。
母校の後輩を勇気づける白星とはならなかった。
石浦は立ち合いから、琴奨菊の圧力にじりじりと後退。
運動量で上回り、勝機を探る狙いだったが、体を密着され、何もできないまま土俵を割った。
これで対戦成績は4戦全敗。「引かずに我慢したかったけど、菊関は圧力があった」。
兄弟子の横綱白鵬とともに、序盤戦無敗とはならなかった。
この日の今場所初黒星以前に、すでにショックな出来事があった。
前日の取組後、母校の鳥取城北が出場予定だったセンバツの中止が決定。
当初は「日程を合わせて(甲子園に)応援に行こうと思っていた」という。
だが次第に開催しても無観客という情勢へ。そして中止が決まった。
かつては野球少年でもあり、現在も趣味はキャッチボール。
しかも父が現在は校長を務めているだけに「楽しみにしていた」。
春は8年ぶり2度目の出場で初勝利を目指す後輩が活力源だった。
「どうしようもできないこと。また夏を目指してほしい」。
落ち込んでばかりはいられないのは、球児も自身も同じ。
無観客開催の独特な雰囲気も「思ったよりも早く慣れてきた」という。
最後にようやく吹っ切れた表情を見せ、後輩にエールを送る白星と、6日目からの再加速へ、自信をのぞかせた。

大相撲春場所 6日目

大相撲春場所は6日目、大関昇進がかかる関脇・朝乃山は優勝2回の実力者、御嶽海と5連勝どうしの対戦です。
四つ相撲の朝乃山と、突き押し相撲が好調の御嶽海が対決する今場所、注目の一番です。
観客を入れずに行われている大相撲春場所は、大関昇進がかかる関脇・朝乃山と前頭3枚目、御嶽海の5連勝どうしが対戦します。
朝乃山は、12日は不戦勝、御嶽海は大関・貴景勝を破りました。
四つ相撲の朝乃山は、突き押しの御嶽海に過去2勝3敗ときっ抗していて、今場所乗り越えなければならない難敵の1人です。
朝乃山は、前に出ながら圧力をかけて、得意の四つの形に持ち込めるかどうかが勝負のポイントになりそうです。
一方、御嶽海は、得意の突き押しで距離を取って攻めることができれば優位です。
大関・貴景勝は、自己最高位の前頭4枚目まで番付を上げた炎鵬との対戦です。貴景勝は今場所、立ち会いの馬力がいまひとつで、序盤戦を終えて2勝3敗。
持ち味の強烈な突き押しで相手に隙を与えず一気に勝負を決めたいところです。
炎鵬は、大関の突き押しをまともに受けると厳しくなるため、多彩な取り口で惑わすことができるかが、勝負の行方を左右しそうです。
このほか、休場明けで、ここまで5連勝の横綱・白鵬は、前頭3枚目の豊山の挑戦を受けます。

弓取り式

無観客開催で歓声も拍手もない大相撲春場所の一日の最後を締めくくるのが、弓取り式だ。
2020年初場所3日目から務める幕下・将豊竜(23)=本名・吉田将太、秋田県出身、時津風部屋=は12日、結びの一番で勝った横綱・白鵬の代わりに弓取り式を行うという意味で立行司の式守伊之助に「白鵬、代(だい)、将豊竜」と呼ばれ、弓を受け取ると、静寂を切り裂くように「ブンブン」と音を立てながら弓を振った。
「お客さんがいない方が、いつも以上に見られている感じがする。丁寧にやろうという意識が強くなる」という。
関係者たちの視線が一身に注がれている感覚になるそうだ。
通常なら弓を回せば歓声が上がり、四股に合わせて「よいしょ」の掛け声も飛ぶ。
「お客さんの声でタイミングを計っているところもある」だけに、今場所は勝手が違う。
かつて弓取り式を務めていた序二段・聡ノ富士から人づてに、弓の扱い方についてアドバイスが届いたという。
「テレビで見てくれたそう。すぐに実践して、やりやすくなった」と喜んだ。
新型コロナウイルス対策で外出禁止の力士たちがテレビ中継を見ることが増え、それが奏功した。
織田信長が相撲の勝者に弓を贈ったのが始まりとされる弓取り式は、1952年から場所中に毎日行われるようになった。
弓取り式を行う力士は、かつて横綱が行っていた名残で、横綱と同部屋や同じ一門の部屋から選ばれる。
4日目に将豊竜と同門の鶴竜が結びの一番に勝ち、「鶴竜、代、将豊竜」と、普段なら観衆のざわめきにかき消されてしまう行司の声が静かな館内に響いた。
付け人も務める横綱の代わりであることを将豊竜は実感して「うれしかった」と感慨深そうだった。

静寂の春場所

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、無観客開催となっている大相撲春場所は12日に序盤戦を終えた。
歓声のない独特の雰囲気への感じ方はさまざまながら、力士たちは徐々に慣れてきたようだ。
豊山は5日目の鶴竜戦で力なく敗れた後、「声援によって、もうひと踏ん張りできるかどうかが違う」と振り返った。
取組前に気合を前面に出して観客を沸かせる北勝富士は「声援が欲しい」とぽつり。
静寂の中では気合が入らないとの嘆きも聞こえる。
集中力をうまく高めている力士もいる。
千代丸は「雰囲気がぴりついているのが逆に良い」と言い、照強は「普段もお客さんの声が聞こえないときがあるが、それは集中できている証拠」と前向きに捉える。
みんな条件は同じで、勝敗に対して言い訳はできない。
境川審判部長代理(元小結両国)は「稽古場で強い力士が結果を残すと思う。大事なのは集中力」。
大関貴景勝は「環境がどうとか言っていたら勝てる相撲も勝てなくなる」と自らに言い聞かせるように話す。

大相撲藤沢場所

4月11日、市秋葉台文化体育館で開催が予定されていた大相撲藤沢場所が新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に中止となる。
日本相撲協会が政府見解を受けて6日、発表した。
主催する藤沢場所実行委員会(最上重夫勧進元/(株)湘南営繕協会)では、およそ5千席の払い戻しの案内をすでに送付。
順次返金を進めていく。
最上勧進元は「残念な結果になったが、市民のみなさんやスタッフ、関係者の安全が第一。ご理解をお願いします」と話す。
今後に関しては例年同様、来春に開催を予定。
今年のチケット購入者には優先的な案内も予定している。
開催日時など詳細は未定。
藤沢場所は、これまで27回開催。
全ての回で満員御礼が出る人気イベントで、相撲協会からは「規模も回数も日本一の巡業」と評されている。

大相撲春場所
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春場所 5日目 休場

高安

大相撲の平幕、高安が左足を痛めて、春場所5日目の12日から休場することになりました。
前頭筆頭の高安は春場所4日目の11日、結びの一番で横綱・鶴竜に「突き落とし」で敗れた際、顔をしかめて自力で起き上がることができませんでした。
下半身を痛めた様子で車いすで移動したあと、救急車で病院に搬送されていました。
高安は大阪市内の病院で診察を受けた結果「左大たい二頭筋損傷」などで、およそ4週間の安静と治療が必要と診断され、日本相撲協会に届け出て、5日目の12日から休場することになりました。
高安の休場は去年の九州場所以来8回目です。
高安は場所前、二所ノ関一門の連合稽古で大関・貴景勝に勝ち越すなど順調な調整ぶりを見せていましたが、初日から4連敗と精彩を欠いていました。
12日に対戦する予定だった関脇・朝乃山は不戦勝となります。
高安の師匠の田子ノ浦親方は「相撲を取れる状況ではなく、歩くのも難しい状況だったので休場を決めた。まずは治療に専念させたい。状況しだいで、それからのことは考えたい」と話しています。

剣翔

大相撲の平幕 剣翔がことし1月に痛めた左ひざの症状が悪化するなどして春場所5日目の12日から休場することになりました。
前頭15枚目の剣翔は、ことし1月、左ひざの前十字じん帯を断裂するなどのけがをしていましたが、11日大阪市内の病院で診察を受けた結果、左ひざのけがや以前から痛めていた腰の症状が悪化し、およそ3週間の安静と治療が必要と診断されました。
剣翔は12日、日本相撲協会に休場を届け出て5日目の12日から休場することになりました。剣翔の休場は初めてです。
剣翔は11日黒星を喫しここまで1勝3敗でした。12日対戦する予定だった碧山は不戦勝となります。

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春場所 5日目

白鵬

横綱白鵬(宮城野)が笑顔なき誕生日星を飾った。
35回目の誕生日を迎えた11日、隠岐の海を寄り切り無傷の4連勝とした。
9年前に起きた東日本大震災、そして新型コロナウイルスの感染拡大で今場所が無観客開催という特殊な状況に笑顔はなく、神妙な表情で思いを語った。
大関とりの関脇朝乃山も4連勝。大関貴景勝が2敗目を喫した。
力強い相撲で4連勝を飾った取組後、「誕生日おめでとうございます」の声に「ありがとうございます」と返した。
その白鵬の表情に笑顔はなかった。
9年前にいまだいえない傷痕を残した3.11。
そして今場所は新型コロナウイルスの感染拡大で無観客開催となった。
「重ね重ねだから、喜んでいいのかというのが正直な気持ち」と言った。
「9年前、何で私はこの日に生まれてしまったのかと思った。怖さ、悲しみ。1日前でもよかったのにと思ったりしたけど、相撲で何ができるか、そういうふうに切り替えた。頑張っている姿を見せられたら、勝つことが勇気になってくれたらという思い」
9年前は26歳だった。
以降の3.11は、出場して取組があった場所はすべて白星を飾っている。
35歳まで相撲をとるイメージはあったか聞かれ「なかった。自分がそこにたどり着くとは思わなかった」。
白鵬自身も「励み」を与えられてきた。
実際、昭和以降に昇進した横綱で35歳を超えて引退したのは6人だけ。
白鵬は「20代は35歳というのはおじさんというイメージがあったけど、自分がその年になるとね。精神的には(普通の人に比べ)倍だけど、肉体的には動いているし。この年齢で土俵に上がれているのはうれしいというか、幸せ者だなと思う」。
2年前の春場所で単独1位となった横綱在位数は76場所となった。
長く務めるからこそ格別な思いがあった。
昨年9月3日に日本国籍を取得後、初めての誕生日でもあった。
この日の朝稽古後に「自分には誕生日が2回ある。(3月11日が)生みの親、(9月3日が)育ての親みたいなもの」と話した。
第一人者としての責務を背負う。
連日、誰も観客がいない中、横綱土俵入りで力強く四股を踏む。
初日の協会あいさつで八角理事長(元横綱北勝海)が言った、邪気を払う「大相撲の持つ力」を横綱が体現する。
八角理事長(元横綱北勝海)「白鵬は、これだけやってケガが少ないのも珍しい。準備運動をしっかりやっているからでしょう。若い頃に比べれば(衰えは)あるだろうが、よくやっている。朝乃山は堂々としたもの。押されない、という自信をつけた感じがする。」
幕内後半戦の藤島審判長(元大関武双山)「白鵬は右が入り左を探りながらという万全の相撲じゃないですか。朝乃山は元気な北勝富士相手に、あの相撲が取れるんだから力をつけた証拠。高安は投げの打ち合いで足が伸び片方に負担がかかったんでしょう。」

鶴竜

大相撲春場所4日目の11日、横綱・鶴竜は直近まで5連敗中だった高安相手にも冷静だった。
土俵際まで追い詰められながらも「変に慌てずに余計なことはしない」と言い聞かせていた。
頭をつけられて、まわしも取ることができずに苦しんだが、体を密着させることを意識。相手が前に出てきたところに乗じて、左からの強烈な攻めで突き落とした。
一方、敗れた高安は土俵上でうずくまったまま動けず。負傷箇所は明らかにされていないが、救急車で搬送された。

貴景勝

貴景勝がまた平幕に不覚を取った。
大栄翔の低い押しを我慢できず、引いて墓穴を掘る完敗。
「きょうに関しては相手が強かった」と認めるしかなかった。
兵庫県出身。
大関として初めて臨む準ご当所の場所で序盤は乗り切れていない。
「心と体が一致すれば、車輪みたいにすべてがうまく回ると思う」。
自らを励ますように話した。

朝乃山

朝乃山は慌てなかった。
右を差した後、北勝富士の強烈なおっつけにじりじりと後退したが、こらえて最後は右からのすくい投げで決着をつけた。
左上手を引いて攻めることができず「前に出られなかった。自分の相撲を取れなかった」と反省の弁。
しかし「落ち着いて相手を見ることができている」と、押し相撲の実力者から挙げた白星には納得の表情だった。

高安

西前頭筆頭高安(30=田子ノ浦)が、横綱鶴竜との結びの一番で負傷し、救急車で病院に搬送された。
突き落としで敗れると、土俵にうつぶせで倒れたまま顔をしかめ、うめき声を上げた。
勝ち名乗りを受けた鶴竜が心配そうに声をかけるが、しばらく立ち上がることができず、協会関係者の肩を借り、左足を引きずりながら土俵下へ。
車いすに乗って救護室へ移動した。
取組を終えて15分後、会場の裏口駐車場に待機していた救急車に高安が乗り込む場面を、兄弟子の荒磯親方(元横綱稀勢の里)ら関係者が見送った。

徳勝龍

初日から三役との対戦が続いて4連敗。
報道陣の問い掛けには「また、あした」と一言だけ。

大栄翔

2017年春場所以来の貴景勝戦勝利)相手が引いた。
立ち合いが良かった。
「(初日が出て)気持ち的には楽になる。ここからしっかりやっていきたい。」

御嶽海

初日から押し相撲で白星を重ねる御嶽海が、この日も低い前傾姿勢を保ちながら前に出る相撲を取り切った。
踏み込んで相手の出足を止めると、二の矢のもろ手突きを放って相手の上体を浮かせる。
すかさず体を寄せてもろ差しとすると、反撃する隙を与えずに一方的に寄り切った。
貴景勝には過去8勝7敗とわずかに勝ち越しているものの、先場所は、押し合いを制した御嶽海が相手を土俵際まで追い詰めるも攻めが甘く、右突き落としに屈した。

富士ノ風

味わい深い42歳の同期対決を制した。
天一(山響)を寄り切って初日を出した東序二段17枚目の富士ノ風(伊丹市出身)は「勝った記憶がないぐらい苦手だった相手。この年までやっているのも少ないし、余計にうれしいね」と目尻を下げた。
16年前の幕下14枚目を最高位に、ここ10年は三段目と序二段を行き来しながら番付を下げてきた。
それでも土俵に上がり続けるのは、「いくつになっても勝ったときの喜びは格別」だから。
そして、「いい相撲を取りたい」という一念だ。
1993年に尾車部屋に入門して以来、角界のさまざまな出来事を見てきた大ベテランも、無観客開催は想定外。
「(ウイルスの感染予防で)どこにも行けず息苦しいし、中学の同級生も応援に来られなくなって残念」と静かな“ご当所”に少し寂しげだった。

大相撲春場所5日目

大相撲春場所は5日目。
観客を入れずに行われる中、大関昇進がかかる朝乃山は、大関経験のある前頭筆頭、高安と対戦する予定です。
大関昇進がかかる朝乃山は、安定した相撲内容で初日から4連勝し、12日は、大関経験のある前頭筆頭の高安と対戦する予定です。
過去の対戦は、去年の名古屋場所の1回だけで、当時、大関だった高安が勝っています。
朝乃山は、立ち合いで当たり負けせず組み止めて、得意の右四つの形に持ち込むのが理想です。
高安は、11日の取組のあと自力で歩くことができず、救急車で搬送され状態が心配されます。
同じく初日から4連勝の横綱 白鵬は、先場所優勝した前頭2枚目の徳勝龍と対戦します。
過去の対戦は1回で、白鵬が勝っていて、左の上手を取れば優位は揺るぎません。
11日に2敗目を喫した大関 貴景勝とここまで4連勝と勢いに乗る前頭3枚目の御嶽海の一番も注目で、過去の対戦成績は7勝7敗の五分です。
連敗は避けたい貴景勝としては、低く鋭い立ち合いから持ち味の突き押しで圧力をかけたいところです。
一方の御嶽海は、今場所際立つ積極的に前に出る攻めを展開できるかが鍵となります。

懸賞金

日本相撲協会の決定により、3月8日から大相撲春場所が無観客で始まった。
チケットの約7割の委託販売をする“相撲茶屋”も危機的状況だ。関係者が嘆息する。
「大阪には相撲茶屋が8軒あり、年間収入の大半を大阪場所で売り上げている。すでにグッズや弁当の材料などの手配は済んでいます。八百長問題で中止になった2011年春場所では、協会から損失が補填されたが、今回はどうなるのか……」
一方で、懸賞金については「通常通り」の方針が決まった。
「懸賞幕が土俵周りを一周するのは会場向け。企業名などは場内放送で流すが、NHKの放送ではそこで音声を絞り、画面に対戦成績表を被せたりする。無観客ではスポンサーのメリットがなく、当然、大量のキャンセルが出た。それでも協会が懸賞を止めなかったのは、力士から不満の声が出るのが怖いから」
力士たちには外出禁止が厳命されている。
若手親方の一人は、こういう。
「感染者が出れば本場所は中止ですから、監視の目は厳しい。しかし、部屋の収入に直接響く面もあるのでどうなるか。親方連中の間で地方は“集金場所”と呼ばれ、関取は後援者の宴席に行くだけで数十万円の祝儀を手にします。
それが部屋に見学者も入れられなければ、稽古後のチャンコ会での祝儀も出ません。
場所前の激励会を中止した部屋は多かったが、協会も稽古場の取材を規制しながら、タニマチとの接触については各部屋の判断に委ねていた。それぞれの部屋に“経営判断”があるからでしょう

大相撲75年ぶり無観客

新型コロナウイルスが大相撲界も直撃だ。
日本相撲協会は3月1日、臨時の理事会を開き、同8日から大阪市のエディオンアリーナ大阪で開かれる春場所を「無観客」で行うことを決めた。
大相撲の取組が無観客で開催されるのは、戦争末期の1945年夏場所以来、75年ぶり、二度目のことになる。
当時は7日制で、戦争で傷ついた傷痍軍人たちの慰労のために招待した、という記録が残っている。
いずれにしても、いつもの超満員の中と違って観客が1人もいない、ガランとした場内で行われるだけに、各所への影響も大きい。
この無観客開催で最も損をするのは、間違いなく相撲協会だろう。
観客がいないということは、入場料が一銭も入ってこないからだ。
1日約7000万円の入場料収入は完全にパー。
15日間でざっと10臆5000万円、さらに館内の販売手数料などの雑収入を含めると、およそ11億円が吹っ飛んだことになる。
ちなみにNHKは、この異例の場所も通常通り中継するので、その中継料である5億円は変わらないという。
「去年の相撲協会の収支は未発表ですが、一昨年の収支は約5億円の黒字。これで今年は赤字に転落するのは必至となりました」
「(観客がいないのは)イメージできない。力士はあの声援に背中を押されて頑張ろうという気になるんですから。外出も控えないと」
大関取りがかかる朝乃山は、そう肩を落とす。
関西出身の大関・貴景勝や、先場所に幕尻優勝した徳勝龍、さらに人気者の炎鵬らも無観客というのは痛手だ。
とりわけ、貴景勝は去年も大阪のファンの熱い声援を背に大関昇進を成し遂げているだけに、ため息をついた。
「モチベーションがすごく大変。お客さんあっての相撲。(大阪について)毎年何かいい影響を与えてもらっているから、頑張りたい」
逆に、観客がいないことが追い風になりそうなのが白鵬、鶴竜の両横綱。先場所も白鵬が2個、鶴竜は3個と、このところ2人の金星献上数が急増している。
当然、負ければ大歓声が上がり、座布団が舞い、悔しさも倍加する。
ところが、無観客ではその歓声もなく、座布団が舞わないのだから、心が傷つかずに済むのだ。

大相撲春場所
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春場所 4日目

白鵬

張り手やいなしを交えて高安を下し、3連勝。
「流れで相撲を取った感じ。日に日に良くなっているが、まだ3日目が終わっただけ」

鶴竜

隠岐の海を退け、連敗を免れる。
「しっかり修正できた。きょうはきょう、あしたはあした。また集中していきたい」

貴景勝

貴景勝は遠藤にまわしを与えず、攻め続けた。
突き出して連敗を免れ、「きのうから修正することを頭に入れ、きょうも自分ができることに集中した」と普段通りの淡々とした口調で言った。
押し相撲が武器で上背はないだけに、得意とする距離を保てるかがより重要となる。
「ちょっとしたことで勝ち負けが変わるから、一生懸命にやるだけ」と肝に銘じた。

朝乃山

朝乃山は内容の濃い白星で3連勝。
まわしにこだわらず、合口が悪かった大栄翔を突き返して下し、「前に前に攻めようという気持ちがあるので、自然とできた」と満足そうに振り返った。
突き押しの相手への対応が大関を狙う上での課題とされてきたが、組み止めることができなくても、不安を感じさせなくなってきた。
「焦らず取ることを自分に言い聞かせている。落ち着いていたからよかった」と話し、確かな手応えを得ているようだ。
大相撲三月場所3日目。
これまで2連勝の富山市出身の朝乃山。
大関取りへ3連勝かけた大栄翔との一番です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客開催となっている三月場所。
2連勝と勢いに乗る朝乃山、3日目は、押し相撲を得意とする前頭筆頭の大栄翔と対戦です。
立ち合い、前に出た朝乃山。
大栄翔と激しい押し合いになりましたが、朝乃山はひくことなく突き返し、3連勝です。
これで3勝と大関昇進に向けて内容が良い相撲を見せる朝乃山。
4日目は八角部屋の小結、北勝富士と対戦です。

正代

御嶽海に押し出されて初黒星を喫し、「相手の方が姿勢が低かった。一方的な相撲だった」と反省。

徳勝龍

大相撲春場所3日目の10日、小結北勝富士と徳勝龍の一番で物言いがつき、高田川審判長(元関脇安芸乃島)が無観客の場内に対してマイクで協議内容と結果を説明した。
NHKは通常同様に中継している。
相撲は軍配通り、北勝富士が勝った。

豊山

豊山が炎鵬に初顔から3連勝。
懐に入れないように突いたり張ったりして距離を取り、手四つになる場面も。
「攻めづらかったが、向こうが先に引くのを待っていた」と振り返ったように、最後はタイミング良く押し倒した。
1分半ほど時間をかけて仕留め、「疲れたが、辛抱勝ち」と満足げだった。

御嶽海

大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)3日目の10日、上松町出身で西前頭3枚目の御嶽海(出羽海部屋)は、西関脇・正代(時津風部屋)を押し出しで下し、無傷の3連勝とした。
4日目の11日は、東前頭3枚目・豊山(時津風部屋)と対戦する。
腰を浮かさず下から攻めきる、盤石の相撲だった。低く当たった立ち合いから、すかさず左を差し、右おっつけで相手に左差しを許さない。
回り込まれても慌てず、下から圧力をかけ続けて着実に前進し、そのまま力強く押し出した。
学生相撲でもしのぎを削った豊山とは、互いに押し相撲を得意とする者同士の対戦で、過去1勝1敗だ。
前回の対戦は平成30年7月の名古屋場所で、御嶽海が初優勝を決めた翌日の千秋楽に激しい攻防の末、逆転の掛け投げで敗れている。

炎鵬

炎鵬は「何もできなかった」と落胆。
前回顔を合わせた昨年九州場所でも、立ち合いで豊山が当たってこずに攻めあぐねた。
「何もひらめかなかった。引き出しが足りない」。
金沢学院東高の1年先輩にお手上げの様子だった。

碧山

3連勝。
無観客の雰囲気には「全然慣れないが、硬くはなっていない。稽古場の方が緊張するから」。

錦木

大相撲春場所3日目(10日・エディオンアリーナ大阪)盛岡市出身で西前頭14枚目の錦木(伊勢ノ海部屋、盛岡・米内中)は東16枚目の東龍にはたきこみで敗れ、初日から3連敗となった。
錦木は左差しを許して出足を止められた。懐の深い東龍のまわしが遠く、下がった相手にはたかれて腹ばいになった。
4日目は西13枚目の碧山と対戦する。

大相撲春場所3日目

大相撲春場所3日目(10日、エディオンアリーナ大阪)
横綱、大関は安泰。
白鵬はややてこずりながらも高安を寄り切って、白星を三つ並べた。
鶴竜は鋭い踏み込みから隠岐の海を問題にせず、貴景勝は遠藤を突き出して連敗を免れた。
大関昇進が懸かる朝乃山は大栄翔に快勝し、関脇復帰の正代を破った御嶽海とともに3連勝。

懸賞金

日本相撲協会の決定により、3月8日から大相撲春場所が無観客で始まった。
チケットの約7割の委託販売をする“相撲茶屋”も危機的状況だ。
関係者が嘆息する。
「大阪には相撲茶屋が8軒あり、年間収入の大半を大阪場所で売り上げている。すでにグッズや弁当の材料などの手配は済んでいます。八百長問題で中止になった2011年春場所では、協会から損失が補填されたが、今回はどうなるのか……」
一方で、懸賞金については「通常通り」の方針が決まった。
「懸賞幕が土俵周りを一周するのは会場向け。企業名などは場内放送で流すが、NHKの放送ではそこで音声を絞り、画面に対戦成績表を被せたりする。無観客ではスポンサーのメリットがなく、当然、大量のキャンセルが出た。それでも協会が懸賞を止めなかったのは、力士から不満の声が出るのが怖いから」
力士たちには外出禁止が厳命されている。
若手親方の一人は、こういう。
「感染者が出れば本場所は中止ですから、監視の目は厳しい。
しかし、部屋の収入に直接響く面もあるのでどうなるか。
親方連中の間で地方は“集金場所”と呼ばれ、関取は後援者の宴席に行くだけで数十万円の祝儀を手にします。
それが部屋に見学者も入れられなければ、稽古後のチャンコ会での祝儀も出ません。
場所前の激励会を中止した部屋は多かったが、協会も稽古場の取材を規制しながら、タニマチとの接触については各部屋の判断に委ねていた。
それぞれの部屋に“経営判断”があるからでしょう」

大相撲春場所

新型コロナウイルスの影響により、無観客で開催されることが1日に決定した大相撲春場所(大阪・エディオンアリーナ大阪)。
その決定通り春場所は8日の初日から無観客で行われ、早くも3日目の取組を消化した。
観客が誰一人いない中行われているとあって、ネットを中心に「お客さんがいない場内はやっぱり寂しいな」、「歓声が聞こえないと視聴者側も盛り上がらない」といったコメントが散見される今場所。
ただ、その一方で「無観客は無観客で楽しい部分もあるな」、「中継見てる分には新鮮」と、無観客相撲に新たな観戦ポイントを見出しているファンも少なくない。
無観客相撲となった今場所で、普段より際立っているのが「音」。
普段の本場所では観客が多数詰めかけ声援を送るため、取組で聞こえるのは立ち合いの衝突や張り手の音がほとんど。
ただ、無観客の今場所では体のぶつかり合いや四股はもちろん、息遣いやすり足の音もはっきりと聞こえることから、「普段聞こえない音が聞こえるから臨場感が凄い」といったコメントが数多く見受けられる。
また、今場所では力士だけでなく、行司や呼び出しが出す音も聞き取ることができる。
中でも、横綱土俵入りの際に行司が「しーっ」と大きく息を吐き、場内に静かにするよう求める「警蹕」という所作に対しては、「こんな所作があるのか、今まで会場に行ったことないから知らなかった」という声も多数寄せられていた。
無観客ならではの取り組みがされているのが、テレビ中継の「カメラアングル」。
大相撲中継では普段も正面、向正面、吊り屋根、花道といった場所にカメラが設置されているが、今場所では本来観客が座る場所にもカメラが設置されており、普段は見られないようなアングルも楽しむことができる。
中でもファンの反応を集めているのは、正面に座った勝負審判の背後から土俵上を映すアングル。
特に、スキンヘッドの藤島親方(元大関武双山)が映り込む時のインパクトは大きいようで、一部ファンからは「藤島親方の頭が存在感ありすぎて取組に集中できない(笑)」という声が挙がっていた。
今場所が無観客になったことを受け、日本相撲協会は少しでも場所を盛り上げようと、公式ユーチューブチャンネル上で親方衆による幕内取組解説を生配信している。
配信では岩友親方(元幕内木村山)、小野川親方(元幕内北太樹)、音羽山親方(元幕内天鎧鵬)の「解説親方」3名に加え、日替わりで登場するゲスト親方が取組を解説。
親方衆に会場警備やチケットもぎりといった仕事が課せられる普段の場所では実施が難しいとあって、ファンからは「ぜいたくな生配信だなあ」と好評を集めている。
ネット上ではこの他にも、土俵外に押し出された力士がその勢いのまま無人の客席を駆け上がっていく光景や、客席の前列から最後列付近まで隔離された向正面解説ブースなど、さまざまな見どころを挙げる声が集まっている。
初日から3日が経過した時点で、無観客ならではの魅力や見どころに気付けたファンも少なくない大相撲春場所。
残り12日間の中では、この他にも観戦ポイントが見出されるかもしれない。

本場所収益は27億円減

がつんとぶつかる音、荒い息遣い。日ごろ、観客の声援やざわめきのなかで聞くことのできない大相撲の音がテレビから伝わってくる。
行司や呼び出しの名乗りもより鮮明に聞こえた。
新鮮な発見とともに、横綱土俵入りで観客から発せられる「ヨイショ」の掛け声が聞こえてこない。
立ち合いの時間に巻き起こる拍手もない。
分かってはいても拍子抜けである。
大相撲春場所は8日、新型コロナウイルス感染に配慮して無観客で幕を開けた。
15日間、慣れてはいくだろうが、改めて声援の大きさを思う。
本場所の無観客開催は戦時下の1945(昭和20)年6月の夏場所以来。
5月に予定されていたが、この年3月の東京大空襲で旧両国国技館の大屋根に穴が空き、晴天の日のみ7日間、傷病軍人らを招待しただけで一般には非公開で行われた。
あの角聖・双葉山の最後の土俵となった場所である。
近年では2011年春場所が八百長問題で中止され、夏場所は「技量審査場所」として無料公開された。
その11年度の日本相撲協会の事業収益は54億4000万円。
前年よりも29億8000万円減となり、赤字は48億円超に上った。
過去最大級であったことはいうまでもない。
ちなみに本場所収益は前年よりも27億2000万円減の48億6000万円。
いかに大相撲が本場所開催によって成り立っているかが分かる。
この春場所は1日約7000席の前売りチケットが15日分完売していた。
無観客開催となり、払い戻しが始まるが、金額は10億円を超えるという。
NHKの中継は通常通りで4億円とも5億円ともいわれる放送権料に変化はないものの、入場料収入の減収は協会財政に大きな影響を与えることは間違いない。

4日目の見どころ

大相撲春場所は4日目。
観客を入れずに行われる中、大関昇進がかかる朝乃山は、小結 北勝富士と対戦します。
大関昇進がかかる朝乃山は、初日から3連勝と好スタートを切り、11日は北勝富士と対戦します。
過去の対戦成績では朝乃山が4勝2敗とリードしています。
朝乃山の持ち味は、右を差して左上手を取る右四つからの寄りですが、10日の大栄翔戦では突き押し相撲に応じても強さを見せました。
一方、北勝富士は横綱 鶴竜を破るなど、得意の突き押しに磨きがかかっています。
朝乃山が得意の四つ相撲に持ち込めば優位ですが、立ち合い、北勝富士のペースに持ち込まれ、突き押しの応酬となる展開も予想され、見応えのある一番となりそうです。
初日から3連勝の横綱 白鵬は、11日が35歳の誕生日で、平幕の隠岐の海の挑戦を受けます。
過去の対戦では21勝1敗と圧倒していて、白鵬が左の上手を取れば、優位は揺るぎません。
ここまで2勝1敗の横綱 鶴竜は、結びの一番で大関を務めた高安と顔を合わせます。

大相撲春場所
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春場所 3日目

白鵬

横綱・白鵬は大栄翔をすくい投げ。
3日目は、大関経験者の高安の挑戦を受ける。

鶴竜

休場明けの場所で2日目に初黒星を喫した横綱・鶴竜は前頭2枚目の隠岐の海との対戦です。
序盤から連敗となれば復活に向けて暗雲が漂い始めるだけに、まずは白星を先行させたいところです。

貴景勝

今場所、一人大関の貴景勝は9日、初黒星を喫しました。
10日は小結に復帰した遠藤との対戦です。
前まわしを取ってうまい相撲を見せる遠藤に対して貴景勝は低く当たって突き放し、一気に勝負を決めたいところです。

朝乃山

大関昇進がかかる関脇・朝乃山は初日から2連勝とし、10日は前頭筆頭の大栄翔と対戦します。
過去の対戦成績は朝乃山が3勝7敗と負け越しています。
朝乃山は、突き押し相撲の大栄翔に対して立ち合いで当たり負けせず、組み止める展開が理想です。

正代

初場所で最後まで優勝を争った関脇・正代は大関経験者の高安を倒して2連勝。
体勢が不利になったので、思い切り、投げにいった。
体が動いている。
この現状で行けるところまで行きたい。

徳勝龍

大関昇進が懸かる朝乃山は初場所で初優勝を果たした徳勝龍を上手出し投げで土俵にはわせた。
(近大の後輩・朝乃山に敗れて)土俵に上がれば先輩、後輩は関係ない。
突っ張りが嫌でしたね。
頭にはあったけれど、あそこから突き起こされてはたかれた。

御嶽海

大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)2日目の9日、上松町出身の西前頭3枚目・御嶽海(出羽海部屋)は、西前頭4枚目・阿炎(錣山部屋)に押し出しで勝ち2連勝とした。
昨年1月の初場所以来7場所ぶりに初日から二つ白星を並べた。
同じ突き押し相撲の相手を、ほぼ一直線に押し出す「電車道」で圧倒した。
右を伸ばしつつ、左を下からあてがい、前へ前へと力強く足を運んだ。
3日目の10日は、西関脇の正代(時津風部屋)と当たる。
先場所優勝争いを繰り広げ、今場所も2連勝と勢いがある。
対戦成績は御嶽海の9勝10敗。
先場所は千秋楽に押し出しで敗れて8敗目を喫しており、悔しさを晴らしたい。

琴ノ若

大相撲春場所2日目(9日・エディオンアリーナ大阪)は、両横綱の明暗が分かれた。
白鵬は大栄翔をすくい投げで退けて2連勝としたが、鶴竜は小結北勝富士に送り倒され、早くも土がついた。
一人大関の貴景勝も隠岐の海の上手投げに屈して初黒星。
佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若・尾花沢市出身)の長男で東前頭18枚目の琴ノ若は、明生に肩透かしで敗れ初黒星。
十両の白鷹山(白鷹町出身)は千代鳳の引き落としに屈し2敗目となった。
「ちょっと慌てて、詰めのところで急ぎすぎた。でも体は動いていた。幕内は一日一日、勉強なので」

序二段力士が発熱

「大相撲春場所・2日目」(9日、エディオンアリーナ大阪)
春場所2日目の9日、立浪部屋の序二段力士が発熱のため休場した。
前日部屋に戻った後に40度近い熱があり、師匠の立浪親方(元小結旭豊)から危機管理部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)に報告があった。
同部長によると師匠には「ホテルでいいので隔離してください」と指示。
インフルエンザ検査は陰性で同力士の熱はこの日朝、36.7度まで下がった。
今後快方に向かえば復帰する予定。
新型コロナウイルス感染予防が徹底される今場所は朝晩と検温し、協会への報告が義務付けられている。
37.5度以上の発熱が2日続けば休場となるが、1日の発熱でも同部長と師匠が話し合い、症状次第で休場措置の判断を下すとしていた。

藪ケ崎

昨年春場所で初土俵を踏んだ東三段目95枚目の藪ケ崎(兵庫県姫路市出身)は、粘る相手をすくい投げで破り、白星発進。
「先場所初めて負け越して、めちゃくちゃ悔しかった。絶対勝つと気合でいった」と喜んだ。
姫路の相撲教室「亀浜道場」に通い、姫路灘中時代は全国中学校体育大会に出場。
名門の鳥取城北高に進み、満を持して山響部屋に入門した。
「社会人1年目として上下関係や礼儀、あいさつを学んできた」と話す。
186センチ、155キロと堂々たる体格。
得意の押し相撲と左四つで番付を上げてきたが、今年7月に成人を迎える藪ケ崎は「まだ、じゃなくもう20歳」と成長曲線に満足しない。
しこ名は本名で、全国十数人しかいない珍しい名字とか。
「名前を広めるためにも、もっと活躍する」と誓った。

無観客開催

初の無観客開催となった大相撲春場所(大阪府立体育会館)をファンや周辺の商売人も残念がった。
初日(8日)、会場の正面入場口は門扉が閉じられたまま。
相撲ファンや通りすがりの人々が、門越しにスマホで写真を撮る光景が見られたものの、その数はわずかだった。
タクシーや自家用車で会場に乗り付けた力士や親方衆など関係者は裏口から入退場。
警備員が周辺に目を光らせ、厳戒態勢が敷かれた。
遠巻きに様子を眺めていた市内在住の男性は「毎年、見に来とるんやけど、早うに前売り券も買うてたのに全部払い戻しや。奈良出身の徳勝龍が初場所で優勝したし、個人的には大阪出身の勢が楽しみやったんやけどな。年に1回やから様子見に来たんやけど、正面は門が閉められとるし、裏口も警備員が『アカン』言うて注意して回っとるから、人がおらん。家に帰ってテレビで応援するわ」と立ち去った。
会場周辺の喫茶店関係者は「初日と千秋楽は、朝の9時40分くらいから午後4時くらいまで、ひっきりなしにお客様が来られますが、ご覧の通り。例年と比べると、売り上げは3割くらいです」と、空席が目立つ店内の状況を嘆いた。
駐車場も同様だ。
例年は午後2~3時に車を預けに来る客がピークを迎えるというが「今日はさっぱりです。一人でも(感染者が)出たら場所を打ち切ると言ってますから、仕方ないですけど」とお手上げだった。

岩本勉氏

元日本ハムのエース投手で野球評論家の岩本勉氏(48)が9日、パーソナリティーを務める文化放送「岩本勉のまいどスポーツ」(月曜後6:00)に出演。
新型コロナウイルス感染拡大の影響でプロ野球開幕日が当初予定の今月20日から延期すると同日発表された件について言及した。
日本野球機構(NPB)とJリーグの両団体が設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」が9日に都内で第2回会議を行い、専門家チームから「延期が望ましい」との助言。
それを受け、プロ野球の臨時12球団代表者会議で開幕延期が決定し、斉藤惇コミッショナー(80)が東京都内で会見を開いて発表した。
だが、岩本氏は「感染症の専門家の意見も分かりますが、野球…日程やペナントレースの専門家はそこにいたのかっていう話。コミッショナーは専門家とは僕はちょっと違うと思ってるからね」と意見。
「無観客でオープン戦が成立したんであればシーズンもやって、日程調整で年間通しての観客動員というのを期待するべきだと思います。このままじゃクライマックス(シリーズ)もどうかという話でしょ?国技と言われている大相撲は頑張っているわけじゃないですか、無観客でね。僕は(予定通り)開催派だったんでね。ウイルスに感染された方、命を落とされた方もいるんで強くは言えないですけど、プロ野球の事情だけを考えるとそんな意見を持っていました」とし「公式戦もできたんではないか」と続けた。

八角理事長

新型コロナウイルスの感染拡大で史上初の無観客開催となった大相撲春場所が8日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で初日を迎え、静寂の中で取組が行われた。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は恒例の協会あいさつで「世界中の方々に勇気や感動を与え、世の中に平安を呼び戻すことができるよう、15日間全力で努力する所存です」と述べた。
普段は三役以上の力士も土俵に上がるが、この日は八角理事長だけ。
白鵬、鶴竜の両横綱ら幕内力士らが土俵下に勢ぞろいし、異例の形式で実施した。
理事長は「ファンの方々の声援を心に感じ、ご期待にお応えするものと存じます」と決意を表明した。

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春場所 2日目

白鵬

新型コロナウイルスの感染拡大により無観客での開催となった大相撲春場所は8日に大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で初日を迎えた。
44度目の優勝を狙う東横綱・白鵬は、結びの一番で小結遠藤を叩き込み、白星スタート。
もう一人の横綱・鶴竜は送り出しで前頭筆頭大栄翔を退けた。
38年ぶりの1人大関となった東大関・貴景勝は前頭筆頭高安を押し出し、白星発進となった。
大関獲りに挑む関脇・朝乃山は、前頭二枚目隠岐の海に土俵際で粘られたが寄り切り、大切な初日の相撲を制した。
関脇正代は、1月の初場所で初優勝を飾った西前頭2枚目の徳勝龍と対戦。
押し出しで下し、先場所のリベンジを果たした。

鶴竜

新型コロナウイルスの感染拡大で史上初の無観客開催となった大相撲春場所が8日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で初日を迎え、拍手や歓声のない静寂の中で淡々と取組が行われた。
初日恒例の協会あいさつでは、幕内力士と審判部の親方が勢ぞろい。
八角理事長(元横綱・北勝海)はテレビ観戦するファンに向け、勇気や感動を届けることを誓った。
全てが異例の光景だった。
会場の正面入り口は金属製の門で閉ざされ、力士などののぼりも掲げられなかった。
いつもは正面から入場する力士らは裏口にタクシーや関係者の自家用車を横付けし、マスク着用で館内に入った。
午前8時40分の序ノ口の取組開始から幕内取組後の弓取り式が終わるまで、館内は静寂が支配した。
初日恒例の協会あいさつは通常、十両の残り3番のところに組み込まれるが、この日は幕内土俵入り、横綱土俵入りのあとの賜杯・優勝旗返還式終了後に実施された。
三役以上の力士が土俵に上がるのではなく、東西に両横綱をはじめとする幕内力士、向正面に審判部の親方が勢ぞろい。
土俵には八角理事長ただ一人が上がった。
八角理事長はあいさつで、相撲は神事であることを強調した。
「力士の四股は邪悪なものを土の下に押し込む力があると言われてきました。また横綱の土俵入りは五穀豊穣と世の中の平安を祈願するために行われてきました」。
無観客ながら本場所を開催することの意味について「世界中の方々に勇気や感動を与え、世の中に平安を呼び戻すことができるよう、15日間全力で努力する所存です」と訴えた。
無観客の中で初めて雲龍型の横綱土俵入りを披露した鶴竜は「ここなら拍手が来るかなと思ったところで掛け声もなく、(所作を)間違っているかと思った」と違和感は拭えなかった。
その上で「そういう意味では忘れられない一日」と異例の場所の感想を語った。
協会関係者に新型コロナウイルスの感染者が出た場合、中止とする見通しだ。
相撲協会はプロジェクトチームを立ち上げて感染予防に努めているものの、不安と背中合わせの土俵は続く。
その中で力士の奮闘が目立ち、初日に横綱、大関が安泰だったのは18年夏場所以来、11場所ぶりとなった。
幕内後半の審判長を務めた藤島審判部副部長(元大関・武双山)は「今日は勝ち負けというより、いい相撲が多かったと思う」と評価した。

貴景勝

貴景勝が高安を力強く押し出し白星発進した。
兵庫県芦屋市出身だが「ご当地」と言い切る大事な場所。
いつもの声援がない無観客に「全然雰囲気が違う」と話し「改めて歓声のありがたさが分かった。お客さんも大相撲を作ってくれている。自分のためとやったら力は出ない。応援してくれる人のために何か励みとか、こういう時だからこそ元気づけたい」と誓った。

琴恵光

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため無観客となった大相撲春場所が始まった8日、県内の関係者からは、十両から再起を期す延岡市出身・琴恵光関(28)=本名・柏谷充隆、佐渡ケ嶽部屋=に「集中して、まずは勝ち越しを」と期待する声が聞かれた。

翠富士

新十両の翠富士(焼津市出身)は得意の押しが光り、関取初戦を白星で飾った。
若元春の突き、押しに土俵際まで下がりながら耐え、引きに乗じて一気にはずで攻めた。
「立ち合いから押していこうと思ったが、全然押し込めなかった。でも、結果オーライ」と表情を緩めた。
堂々とした相撲を取ったが、立ち合い前は関取としての所作に戸惑った。
「全然分からなくて恥ずかしかった」と、ちゃめっ気も見せた。
無観客開催のため土俵入りで声援はなし。
「来場所で十両に残ったら、また雰囲気が違うんだろうなと思った。しっかり勝ち越して頑張りたい」と語った。

無観客

新型コロナウイルスの感染拡大を防止すべく、史上初の無観客開催となった大相撲春場所初日の8日、会場のエディオンアリーナ大阪の正面掲示板には「無観客で開催」と表示されていた。
例年なら、力士の入り待ちでにぎわう会場の門は閉じ、会場入りは裏門に限定。
人出も少なかった。
会場の様子を見に来たという相撲ファンの女性は「チケットをやっと、キャンセル待ちで取れたのに…」と残念がりつつも「(無観客は)しかたない」。
毎年、春場所の開催時期は「(近くの)駅でお相撲さんを見かけるのに、1人も見てない。(大相撲は)やってんの? と思って会場を見に来ました。人が全然いない。大阪の3月といえば相撲なんで」と話した。
今回はテレビ中継を見て、大好きな横綱鶴竜を応援するという。
無念の思いを抱えるのは、観客だけではなく、周辺の飲食店も同じ。会場近くに昨年オープンしたそばと日本酒が売りの「hanako first」では、大相撲観戦の客を期待していた。
混雑を見込み、アルバイトを3人体制で準備していたが、1人に減らしたという。
同店で働く北堂吉信さんは「(無観客でも)人通りがあると思っていましたが全然でした。見込みが外れた。相当なダメージですね」。
2月までは順調に売り上げを伸ばしていたといい、3月も相撲協会の関係者の来店などを期待していたが、感染防止のため出歩く人を見かけない。
「3月もいけると思っていたんですけど。(コロナウイルスの影響で)先が見えないです。(オープンしたばかりで)不安ですね」と悩みを口にした。
会場最寄りのカフェ「Cafe space Buzz」でも、苦悩を抱える。
会場は南海電鉄・難波駅の近くで、駅をはさんで反対側には吉本興業の本拠地・なんばグランド花月がある。
おりしも、花月での興行も休止が続いており、さらには、外国人をはじめ観光客の数も激減。
人通りの数そのものが減っている。
同カフェのオーナーは昨年の同時期に比べ売り上げが6割減になったと嘆く。
「大打撃です。うちが一番(会場から)近いので影響も大きいです」。
昨年までは、春場所の時期になると親方衆や取組前の関取衆らが訪れていた。
店を出るときはあいさつもしてくれていたという。
「教育を受けられているのか、礼儀正しい方が多い」と感謝しつつも、今年はそんな姿も見かけられなくなった。
場所中は朝から、幕内の取組が行われる午後4時前後までほぼ満席状態だった。
「イベントの自粛で4月も(同会場の)キャンセルが相次いでいると聞いています。
うちとしてはまだまだ厳しい。うちだけの悩みではないと思いますけど、長引くほどダメージを受ける。いつまで続くのか」と先行きの不透明さに心配がつきないようだった。

相撲=神事

大相撲史上初の無観客開催となった春場所中「記者席から 緊急連載・厳戒の春」と題し、識者の見解や舞台裏などを15日間掲載する。
第1回は好角家で漫画家のやくみつる氏(60)に聞いた。
各プロスポーツが中止、延期とする中、いち早く無観客で開催し「よくぞ開催した」と評価した。
よくぞ開催した。
多くのお年寄りが集まる通常開催は、さすがに難しいが、相撲だけ特別視してほしくなかった。
本場所は昇格、降格に関わる仕事。
今も普通に仕事している、マスコミやメーカーなどの企業と同じように仕事をさせてあげたかった。
他のスポーツよりも早く、無観客で公式戦を行ったのは評価できる。
初日をテレビ観戦したが良しあしを感じた。
良かったのは神聖な面が出たところ。
横綱土俵入りで、初めて四股を踏む音、すり足の動作の音、化粧まわしと土俵の摩擦音、呼吸音まで聞こえた。
今まで考えもしなかったが「こういうタイミングで息を吐くのか」と知った。
相撲が神事であると見つめ直す機会になった。
理事長あいさつでも四股を「邪悪なものを抑え込む」と言っていた。
「コロナ」という言葉こそ使わなかったが、考えさせられた。
良くなかったのは淡々と進んでしまうところ。
お客さんの声は、今や熱戦の必要条件になっている。
炎鵬が吹っ飛ばされた場面は悲鳴が上がるところだが、淡々と進んでしまった。
残り14日間は土俵際などで攻防を見せないと。
休校の子どもたちが、初めて相撲を見たとしたら次も見たいと思わない。
相撲はもっと面白い、こんなモンじゃないという取組を見せてほしい。

八角理事長の協会挨拶

無観客での開催に踏み切った大相撲春場所。
昨日、注目の初日を迎えた。
客席には座布団もなく、想像以上の静けさが会場を包んでいた。
NHKのアナウンサーは、普段の取組の進行に加えて、会場の様子や検温・アルコール消毒の徹底といった協会の対応についても教えてくれる。
淡々と進む取組。異例の事態ゆえ、いつも以上に多くの人が中継を見守ったのではないだろうか。
個人的にも注目していた「音」。
当然だが、普段よりも土俵上での音が鮮明に聞こえる。
呼出しの呼び上げや拍子木の乾いた音はもちろん、行司の「時間です」「まだまだ」という声や、横綱土俵入りの際の「しーっ」という声(警蹕)。
力士たちがまわしをたたく音や、足が土俵の砂を擦る音、取組中の息遣いも、いつも以上に大きく響く。
最後の弓取り式においては、弓が空を切る音さえも聞こえてきて驚いた。
また、多くのファンにとって特に印象に残ったのは、八角理事長からの協会挨拶ではないだろうか。
通常であれば、十両最後の三番前に行われる協会挨拶。
今回は、幕内と横綱土俵入りが終わり、賜杯・優勝旗の返還式の直後に行われた。
普段は三役力士が理事長とともに土俵に上がるが、土俵に上がったのは八角理事長のみ。
そして、幕内力士の全員が土俵下を囲んだ。
その光景は荘厳で、大相撲が神事であることを改めて認識させるものだった。
マイクに向かった八角理事長は、昨今の状況を鑑み、無観客での開催を決定したことを改めて伝えた上で、次のように語った。
「古くから、四股は邪悪なものを地面の中に押し込め、横綱土俵入りは邪気を払い、五穀豊穣を祈るものといわれてきました。力士の体は健康の象徴ともいわれます。床山が髪を結い、呼出しが木を打ち、行事が土俵を裁いて、力士が四股を踏む。こういった大相撲のもつ力が、人々に勇気や感動を届け、世の中に平安を呼び戻すことができるよう、15日間全力で努力していく所存です」
本来であれば中止したほうがよかったのではないかという意見も、もちろんある。
けれど私は、この心に響く八角理事長の言葉をまっすぐに受け止め、本場所の開催を素直に喜び、国技が国技たるゆえんや神事としての大相撲の意義を、改めて胸に刻もうと思った。
力士はもちろん、行司や呼出し、親方衆など、大相撲に関わる全ての人が、戸惑いながらも全力で戦っている。
全国の小中学校の休校や、企業における在宅ワークの広がりなどもあり、これまで以上に多くの人や子どもたちが、大相撲の中継を見てくれていると願いたい。
ピンチをチャンスと捉え、春場所が盛り上がりますように。

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春場所 初日

貴景勝

大関・貴景勝は、38年ぶりに大関が1人となった場所で、平幕の高安と対戦します。
貴景勝は、場所前の連合稽古で高安に3勝7敗と負け越していて、持ち味の突き押しで圧力をかけられるかが勝負のポイントとなりそうです。

朝乃山

大相撲春場所初日(大阪府立体育会館)を翌日に控えた7日、大関取りに挑む関脇朝乃山(26=高砂)が大阪市内の部屋宿舎で稽古を行った。
四股、すり足などの基礎運動のほか、立ち合いの動作を入念に確認。
大関昇進がかかる本番に備えた。
今場所は新型コロナウイルス感染拡大の影響で初の無観客開催。
力士全員にとって未知の戦いになる。
朝乃山は「(無観客開催が)1日に正式に決まって、気持ちを切り替えてきた。土俵の上に立ったら自分の相撲を取り切ることに集中したい。お客さんはいないけど、テレビの前で応援してくれると思う」と表情を引き締めた。

「のぼり旗」「触れ太鼓」

春場所の舞台となるエディオンアリーナ大阪から、大相撲の象徴が姿を消した。
例年は本場所の開催を華やかに彩る、力士や部屋の名前などが施された色とりどりの「のぼり旗」がない。
大阪の各所を回り、太鼓の音色を響かせて春場所到来を告げる「触れ太鼓」も行わなかった。
人が集まる状況を避け、ウイルス感染の可能性をできるだけ排除するのが理由だ。
大阪の街に春場所の足音は感じられない。
芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「(会場の入り口も)閉まっているから、何をやってるんだろう、となるかもしれないね。相撲は一生懸命取ってもらいたいけど…。切ないよね」と神妙に話す。
日本相撲協会は協会員に、不要不急の外出を控え、人が多く集まる場所に行かないよう通達している。
力士が外出できるのは部屋から近いスーパーへの買い出し程度。
街中で力士を見ることはほとんどない。
ファンに会ってサインや握手を求められても対応しないようくぎを刺されている。
例年、春場所の時期は浪速の街を飲み歩く力士の姿が多く見られる。
大阪随一の繁華街、北新地の女性飲食店主は「今年は一切力士の姿がない。力士を見かけると活気が出るものだが、とても寂しい」と肩を落とす。
力士たちはいつも通り稽古に精を出している。
例年は多くの部屋で行われる一般公開が、今場所はできない。
協会は部屋と縁がある後援者との接触も控えるよう求める通達を出している。
ある部屋のマネジャーは「一人が感染したら、部屋のみんなに感染する可能性がある。本来は来ていただきたいが、お断りしなければいけない」と苦しい胸中を明かす。
大阪のファンと触れ合えず、力士も心苦しい。
1月の初場所で初優勝した奈良県出身の平幕徳勝龍は「こういう時期なので仕方がない。できることをやっていきたい」と話す。
力士はテレビの向こうで応援してくれるファンを想像しながら、春場所の土俵に上がる。

無観客場所

大相撲春場所は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で史上初めて、無観客で8日から実施される。
会場となる大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪では初日前日の7日、土俵祭りが実施され、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)らが15日間の安全を祈願した。
異例の場所に向けての準備も進められた。
相撲協会は力士ら協会員に感染者が出た場合、途中で中止する方針。
春場所先発事務所によると、感染予防のためにマスク3千枚、消毒スプレー350本、除菌用の噴霧器22台を用意した。
土俵祭りの前に報道陣は体温チェックを受けた。
高島・春場所担当部長(元関脇高望山)は「感染が一番怖い。消毒やマスクは普段やり慣れないことだけど、徹底してもらいたい」と話した。
土俵祭りには通常、横綱白鵬ら三役以上の力士も出席するが、感染リスクを少しでも避けるために見送られた。
一般客への公開も控えた。
審判部の親方衆や行司らも参加し、一様に神妙な面持ちで儀式を見守った。
普段の場所と同様にNHKで中継され、力士の土俵入り、幕内取組への懸賞、幕内優勝力士への天皇賜杯授与などは通常通り。
総理大臣杯は調整中で、それ以外の外部表彰は協会が辞退した。
会場前ののぼりは立てず、優勝パレードもない。
また理事や副理事、普段は入場口でチケットを切る担当の親方衆らが館内で取組を見ることになった。
芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「力士の気持ちの引き締めになり、緊張感が出ると思う」と意図を説明した。

大相撲無観客3月場所

6日、相撲協会が発表した3月場所(8日初日、大阪)の初日、2日目の取組が、相撲ファン垂涎の好カードが目白押しとなったのだ。
初日の結びの一番は横綱白鵬(34)vs遠藤(29)。
先場所、白鵬は遠藤に立ち合いで張り手からのヒジ打ちのコンビネーションを仕掛けるも、そこは相撲巧者の遠藤。
左の張り手を食らった瞬間、白鵬の右側に回り込むことでエルボーを回避し、見事、金星を獲得した。
白鵬が逆襲するのか、返り討ちか。
手に汗握る対決になるだろう。
先場所Vの徳勝龍(33)は、千秋楽まで賜杯を争った正代(28)と初日に激突する。
さらに2日目の相手は近大の後輩、朝乃山(26)。
ここ2、3年、十両暮らしが多かった徳勝龍は、後輩の朝乃山と本場所で対戦することをモチベーションのひとつにしていた。
大関とりを狙う朝乃山にすれば、初日の隠岐の海、そして2日目に大学の先輩を下し、弾みをつけたいところだ。
2日目までの取組が本場所直前に発表されるのは通常通り。
上記の取組は番付を考えれば、いずれも序盤、あるいは前半で実現するであろうものばかり。
それでも、事前に明かされる中にこうも“詰め込む”のは何か狙いがあるのか。
ある親方は「ひとつはファンサービスや話題性でしょう」と言う。
「今場所、ファンはテレビ、ネット観戦が主になる。少しでも楽しんでもらおうという審判部の計らいだと思う。でも、一番重要なのは力士に発奮を促すこと。史上初の無観客開催に困惑している者は多く、『序盤は様子見で……』なんて考えている力士もいるだろう。そこで、当人たちが発奮せざるを得ない取組を序盤に組めば、そんなことも言ってられなくなりますからね」
興味深い取組はまだまだある。
初日の照強vs石浦は120キロと110キロの軽量級対決。
同じく初日の竜電vs阿炎は、去年の名古屋場所(7月)で同時に新小結に昇進したライバルだ。
昨年、阿炎がSNSへの不謹慎投稿で炎上した際は、本来出演するはずだったバラエティー番組に竜電が阿炎の代打で登場した。
無観客でも熱い戦いが繰り広げられそうだ。

大相撲春巡業

日本相撲協会は春場所後に予定されていた春巡業は全日程を実施しないと発表した。
公式サイトで「新型コロナウイルス感染拡大防止ならびに2月26日の政府見解を受け、令和2年春巡業は延期・中止となりました。来場の皆さま、地域の皆さまの健康面と安全を第一に考慮し、判断させていただきました」と説明。
春日野巡業部長(元関脇・栃乃和歌)は「勧進元(主催者)の総意。
何年も前から(準備を)やっているのに…」と話した。

寄せ太鼓

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、初めて無観客で開催される大相撲春場所が8日、エディオンアリーナ大阪で初日を迎えた。
場所中は毎朝、場所への来場を勧める意味を込めてたたかれる「寄せ太鼓」もなく、8時40分の取組開始とともに、春場所が静かに幕を開けた。
春場所では例年、会場に「相撲茶屋」と呼ばれる相撲案内所のプレハブ小屋が設置される。
力士の名前が書かれた色とりどりののぼりも飾られ、大阪で年に1回開催される本場所の雰囲気を盛り上げる。
だが、今年は相撲案内所も、のぼりもない。
会場の正面入り口は閉鎖され、寂しさを感じさせた。
館内では審判委員の親方衆5人が土俵回りの定位置に着座して、取組が始まる。
序ノ口最初の取組は朝日山部屋の煌と湊部屋の艶郷が対戦。
勝負が付いた後に拍手も歓声もない中、異例の場所が始まった。

張本勲氏

野球解説者の張本勲氏(79)が8日、TBS系の生番組「サンデーモーニング」に出演し、無観客でこの日から行われる大相撲春場所の中止を求めた。
張本氏は「なんでやるんでしょうね?今、国難、国の一大事ですよ」と、新型コロナウイルスの感染が拡大している現状での開催を疑問視。
さらに「ましてや相撲ね、お金のやり取り。絶対テレビ出さない方がいいですよ。それから宣伝、持って歩くじゃない、関係者が。あんなもんやったら大変なことになりますよ、この今の時期に。まだ自分の企業PRしたいのかと」と、土俵上での懸賞を控えるよう求めた。
また、「プロ野球もね、やめた方がいいですよ。延期した方が」と、プロ野球の開幕も延期を求めた。
選抜高校野球については「センバツは難しい。2~3年必死で練習してね、ようやく手に入れたから、これは難しいけど」と、開催に理解を示していた。

大相撲初場所
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春場所 前日情報!

朝乃山

新型コロナウイルスの感染拡大により、大相撲春場所は無観客で敢行される。
異例ずくめでの開催は、大関昇進を目指す関脇朝乃山(26)=本名石橋広暉、富山県出身、高砂部屋=にとっても試練となりそうだ。
春場所で12勝すれば昇進の目安とされる直近3場所での33勝に届く。
しかし、協会員に感染者が出れば、場所中でも中止。
高田川審判部副部長(元関脇安芸乃島)は、15日間を戦えなかった際も成績の取り扱いを終了後に検討する構えだ。
審判部の親方からはさまざまな意見が出ている。
中断した場所は「直近3場所」に含めるべきではないとの意見もあれば、新たな基準を設定し、5月の夏場所を含む4場所の結果で判断するという考えも。
ある親方は「前代未聞のことだから全員で知恵を絞らないといけない」。
条件は対戦相手と同じとはいえ、拍手も声援もない土俵で集中力を高めるのは簡単ではなさそう。
本来なら、近大時代を過ごした大阪のファンが心強い味方になるはずだった。
以前は無観客への不安も口にしていた朝乃山だが、「観客がいて声援もあると、頭の中で想像しながらやっていきたい。先のことは気にせず、しっかり自分の相撲を取り切ることが大事」。
初日を2日後に控えて肝を据えたようだ。
日本相撲協会は6日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で初の無観客開催となる大相撲春場所(8日初日・エディオンアリーナ大阪)の取組編成会議を同アリーナで開き、2日目までの取組を決めた。
最大の注目は関脇朝乃山の「大関とり」だ。
新小結だった昨年11月の九州場所は11勝、新関脇だった今年1月の初場所は10勝を挙げており、大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所計33勝」には、今場所で12勝すれば届く。
大関が貴景勝1人ということを考慮すれば、これに満たなくても可能性がある。
初日は過去7勝1敗と相性が良い隠岐の海戦。
2日目は先場所優勝の徳勝龍戦という好取組が組まれた。
過去は1度対戦があり、敗れている。
朝乃山はこの日、大阪市中央区の高砂部屋で調整。
徳勝龍について「僕より体は大きいけれど横の動きがうまい。優勝して自信もついていると思う」と話し、「胸を借りるつもりで思い切りいきたい」と意気込んだ。
力士が1人でも新型コロナウイルスに感染すれば、その時点で場所を中止することになっており、その場合の成績がどう反映されるかは決まっていない。
「ここまで来たら中止になってほしくない。免疫を下げないように体調管理して15日間戦う」と朝乃山。声援のない異例の場所で悲願の大関昇進をつかみ取る。

力士は原則タクシーか自家用車で場所入り

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて無観客開催となる春場所(8日初日)で全力士の場所入りを原則、タクシーか自家用車にすることを明らかにした。
タクシー代は協会が負担する。
感染予防のため公共交通機関の利用を避けようと、当初は協会が送迎バスを準備する予定だった。
だが力士によって場所入りの時間が違うため、通常は公共交通機関限定で交通費が支給される幕下以下の力士のタクシー利用も例外的に認めることとした。

日本相撲協会が日本プロスポーツ協会から脱退

「大相撲春場所」(8日初日、エディオンアリーナ大阪)
日本相撲協会は6日、大阪市内で理事会を行い、副理事に若松親方(元幕内朝乃若)、藤島親方(元大関武双山)、高田川親方(元関脇安芸乃島)を選任すること決めた。
また、日本プロスポーツ協会(JPSA)からの脱退も理事会で決定した。
JPSAは内閣府から公益法人として組織ガバナンスについて是正を求める「勧告」、さらに次の段階の「命令」も受けた。
日本相撲協会はJPSAに設立当時から加盟。毎年成績優秀な力士らが表彰されてきたが公益法人として加盟し続けることは適切ではないと判断した。
JPSAからは、すでに日本野球機構(NPB)がすでに脱退している。
JPSAが制定する「日本プロスポーツ大賞」は過去にはプロ野球の長嶋茂雄氏や王貞治氏らが受賞し、スポーツ界でも権威ある賞とされる。
大相撲からは過去、横綱の大鵬、貴乃花、朝青龍、白鵬が大賞を受賞している。

大相撲春巡業は全日程中止

日本相撲協会は春場所後に予定されていた春巡業は全日程を実施しないと発表した。
公式サイトで「新型コロナウイルス感染拡大防止ならびに2月26日の政府見解を受け、令和2年春巡業は延期・中止となりました。
来場の皆さま、地域の皆さまの健康面と安全を第一に考慮し、判断させていただきました」と説明。
春日野巡業部長(元関脇・栃乃和歌)は「勧進元(主催者)の総意。何年も前から(準備を)やっているのに…」と話した。

懸賞金争奪戦が激化

誰がターゲットになるのか。
当初、約1600本の懸賞が集まっていた8日初日の大相撲3月場所(大阪)。
1日の理事会で無観客開催が決定するや、懸賞を取り下げるスポンサーが続出し、現在は1000本程度に減ってしまった。
タニマチの嘆き
懸賞を出す企業の思惑はさまざまだが、あるタニマチ筋は「おおまかに2つに分かれる」と、こう続ける。
「1つは自社の宣伝と割り切っているもの。もう1つは純粋に力士を応援しているものです。前者はあくまで企業や商品名をアピールしたいので、『結びの一番指定』など注目度の高い取組に懸けることが多い。人気があって番付上位ならなおさら。今回なら貴景勝や、大関とりのかかる朝乃山あたりの取組が対象です」
後者は本当の意味でのタニマチだ。
「社長と仲がいい力士とか、企業にとって『おらが町の力士』とか……。
応援する力士へのご褒美として懸賞を出しているので、無観客だろうが何だろうが関係ない。
自社CMに出演する力士に懸賞を出すのも、どちらかといえばこっちのケース。
取り下げを申し出たスポンサーの大半は宣伝目的の企業でしょう」(前出のタニマチ筋)
の3月場所の懸賞は20000本
国技館開催の先場所も、ほぼ同数だった。
それが今回は半分だ。無観客で気合が入らないなら、懸賞目当てでモチベーションを高めるしかない。
さらに減る可能性も
そこで狙われるのが、常に懸賞が出される力士だ。
例えば遠藤は端正なルックスで人気が高く、長年、永谷園が懸賞を出していることで知られている。
勢も高須クリニックの高須院長に可愛がられており、幕内にいる限りは懸賞が途切れることはない。
企業が懸賞を出せる幕内力士の年収は、最低でも約1700万円。
懸賞は1本3万円なので、2本や3本では大した実入りにはならない。
それでも目の前にぶら下がるニンジンに発奮するのは、ヒトもウマも同様だ。
「人気と実力を兼ね備えた高見盛(現東関親方)は小結を2場所務めただけで、後はほとんど平幕だった。
番付が上がらなかった理由はさまざまだけど、『懸賞目当ての相手が目の色を変えてかかってきた』という事情もないわけではない」とは、ある親方。
そういえば、前出の高須院長もかつて週刊誌のインタビューで、「懸賞を出すと相手も頑張っちゃう。(勢が)負ける確率が高くなっちゃう」と嘆いていた。
懸賞は1000本からさらに減る可能性もある。
少ないパイをめぐって懸賞金争奪戦はいよいよ激化する。

力士が2日連続37・5度以上発熱なら休場

新型コロナウイルスの感染防止のため大相撲春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)を無観客開催する日本相撲協会は6日、力士が2日連続で37・5度以上の発熱があった場合、休場させることを決めた。
これまで1日でも37・5度の発熱があれば休場としていたが、感染症学の賀来満夫・東北大名誉教授の意見も受け決めた。
「1日だけの発熱では多数の休場者が出て開催の意味がなく一般人は4日連続(が標準)。
野球やサッカーも同様で賀来先生からも2日連続発熱(の基準)で十分と言われている」と協会関係者。蜂窩織炎やへんとう炎でも発熱するため1日だけの高熱での判断は避けた。ただ、だるさやせきが激しいなど容体によっては1日でも、また2日連続なら無条件で休場させる。1

大相撲徳俵

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)は無観客での開催が決まった。
戦時中の昭和20年夏場所も一般公開せずに開催しているが、このときは傷病軍人が招待されていた。
完全に無観客で行われるのは初めてだ。横綱白鵬が「想像がつかない。(イメージが)わかない」と話すように、歓声が聞こえない前代未聞の本場所になる。
無観客での開催が決まったが、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は、力士が新型コロナウイルスに1人でも感染すれば、場所中でもその時点で中止にすると説明している。
そんな事態は何とか避けようと、同協会は今、感染者を出さない対策に躍起になっている。
一番は外部との接触を極力避けることだ。
力士の朝からの一日の流れを確認しながら、通常との相違点を見てみたい。
早朝から行われる朝稽古は通常、一般に公開する部屋が多い。
しかし、今場所は見学を断っている。
同協会では、つながりが強い後援者でさえも接触を控えるよう、各部屋に通達を出している。
会場のエディオンアリーナ大阪への交通手段も大きく変わる。
若い衆が場所入りするときは電車やバスなどの公共交通機関を使うのが一般的だが、今場所は自家用車かタクシーを利用するのが原則。
費用を負担する協会にとって大きな出費になるが、背に腹は変えられない状況だ。
さらに、力士ら協会員が会場にいったん入場すると、出たり入ったりすることはできない。
協会員の中には、午前に入場して夕方まで会場にいる人もいるが、その間の外出が禁じられている。
外部からウイルスを持ち込まないようにするためで、昼食をとる場合は持参する必要がある。
力士らが取組を終え、会場を離れた後も外部との接触機会はほぼない。
今場所は不要不急の外出や、人が大勢集まる場所への外出は控えるように通達が出ている。
関取の中には場所中でも夜の繁華街に繰り出す力士もいるが、今場所は部屋でおとなしくするしかない。
年に1度の大阪場所で、ファンとの触れ合いを楽しみにしていた力士にとっては非常につらいところ。
それでも場所が中止にならず、NHK中継を通じて全国のファンに相撲を届けられるのがせめてもの救いだ。
兵庫県出身で準ご当所の大関貴景勝は「テレビで見てくれる人に良い相撲を見せられれば」と話す。
お茶の間からの声援を想像しながら、精いっぱい土俵で熱戦を繰り広げてほしい。

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春場所 2日前情報!

白鵬

春場所が観客を入れずに開催されることについて、横綱・白鵬は「テレビで力士が頑張っている姿を見せられればと思う」と話しました。
横綱・白鵬は2日、大阪・天王寺区で取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今月の春場所が観客を入れずに開催されることについて「いろいろ経験しているが、こういう形で相撲を取るのは初めてだ。想像できないし浮かばない。正直そういう気持ちだ」と心境を話しました。
そのうえで、「テレビでは、今まで以上にぶつかる響き、音が聞こえるだろうし、改めて相撲がいいものだと知ってもらうきっかけになればよい。特に子どもたちに、力士が皆、頑張っている姿を見せられればなと思う」と一つ一つことばを選ぶように話していました。

鶴竜

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今月、大阪市で大相撲の春場所が観客を入れずに開催されることについて、横綱 鶴竜は「全く想像できないが決まった以上はやることをやるだけだ」と話しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて日本相撲協会は1日、大阪市で臨時の理事会を開いて、今月8日から大阪府立体育会館で始まる春場所を観客を入れずに開催することを決めました。
これを受けて2日午前、横綱・鶴竜が所属する陸奥部屋の宿舎がある大阪 堺市で報道陣の取材に応じました。
鶴竜は「全く想像できない。どういう心境で相撲を取っていいのかわからないが、決まった以上はやることをやるだけだ」と話しました。
感染予防については「常に消毒しているし、マスクを着用するなど対策をとっている。できることをやっていく」と話していました。
相撲協会は力士に対し、握手やサインといったファンヘの対応を極力行わないよう指示していて、鶴竜も宿舎を訪れたファンの求めに応じられない場面がありました。
鶴竜は「ファンとふれあえないのは残念だが、感染拡大を防ぐためにはしかたがない。本場所はテレビ中継があるのでテレビの前で応援してほしい」と呼びかけました。
そのうえで、「いつもどおり精いっぱい相撲をとりたい。稽古を充実させて臨みたい」と春場所に向けて意気込みを話しました。

貴景勝

春場所が観客を入れずに開催されることについて、大関・貴景勝は「年に1回の大阪での場所を生で見てもらえないのは残念だが、自分らしい相撲を一生懸命取りたい」と話しました。
貴景勝は2日、大阪 東大阪市で取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて今月の春場所が観客を入れずに開催されることについて、「決まったらやるしかないという気持ちだ。力士は会場の熱気や声援が力になる。どういう風になるのか想像はつかないが、それでもやっていかないといけない」と話しました。
兵庫県芦屋市出身の貴景勝は去年の春場所で10勝をあげ、場所後に大関に昇進しました。
節目の場所となった春場所に向けて貴景勝は「去年は地元関西の応援が大関昇進を目指す上で力になった。年に1回の大阪の場所を楽しみにしている人も多い。生で見てもらえないのは残念だが、テレビで応援してくれる方はたくさんいるので、自分らしい相撲を一生懸命取りたい。結局、戦う時はいつも1人だ。やることは変わらないので自分で打開するしかない」と力強く話しました。
そのうえで、健康管理については、「それは新型コロナウイルス以前の問題だ。手洗いやうがいを適当にして、体調を崩すのは自己管理の甘さだ。人にうつして迷惑をかけてはいけない」と話していました。

朝乃山

春場所が観客を入れずに開催されることを受けて、春場所で大関昇進がかかる関脇・朝乃山は、「理事会で決まったことだ。無観客の中で相撲を取るイメージは全くできない。チケットを買った人もたくさんいると思うので残念だが、テレビの前で応援してくれれば力士は精いっぱい頑張ると思う。15日間、挑む気持ちで、自信を持っていきたい。場所が始まって1人でも感染者が出たら中止になると思うので、夜の外出は控えめにして、帰ってきたら手洗いやうがいをしっかりしていきたい」と話していました。

毎日力士の体温測定実施

観客を入れずに春場所を開催することを決めた日本相撲協会は、専門家の意見を取り入れながら力士の感染防止や感染の速やかな把握に向けてさまざまな対策を取る一方で、懸賞は、力士の士気をあげるためだとして通常どおりかけられるということです。
相撲協会ではまず、力士の体調管理が重要だとして2日から各部屋ですべての力士の体温を毎日測定します。
力士の平均体温を把握したうえで毎日体温を測定し、原則、37度5分以上の熱がある力士については、本場所に出場させない方針です。
力士の場所中の移動手段については、電車などの公共交通機関の代わりにバスや車などを手配する方針です。
さらに、取組前に力士が所作として行う力水については感染予防のために実際に口はつけずに行うということです。
また、春場所では観客は入れないものの、会場での力士と報道陣の動線については明確に分けるなどして、極力、力士との接触を避けるとしています。
千秋楽については、表彰式を簡略化するほか、優勝力士の大勢の関係者を支度部屋に招いての写真撮影やパレードを取りやめるということです。
一方で、場所中の土俵の進行については、土俵入りや場内アナウンス、それに物言いがついた際の審判の説明などは無観客でも行うほか、力士の士気をあげるためだとして、懸賞も通常どおりかけられるということです。

完売のチケット払い戻しは10億円

日本相撲協会によりますと、会場の大阪府立体育会館は、「満員札止め」の場合、7000人余りの観客が見込まれていて、前売りのチケットはすでに完売していました。
相撲協会の関係者によりますと入場料による収入は、15日間でおよそ10億円が見込まれていたということですが、そのほとんどが払い戻される見通しです。
チケットの払い戻しの方法について、相撲協会は決定次第発表し、ホームページなどで周知することにしています。

大相撲春場所

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本相撲協会は臨時理事会で、今月、大阪市で予定されている大相撲の春場所について「社会全体で感染拡大を防いでいることなどを勘案した」などとして、観客を入れずに開催することを決めました。
相撲協会は、今後、力士などに感染者が出た場合は場所の途中でも中止にする方針です。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、政府は大規模なイベントの主催者に、今月15日までの間、中止、延期、規模縮小などを行うよう要請し、各競技団体の大会の中止や延期の決定が相次いでいます。
日本相撲協会は1日午後から大阪市で臨時の理事会を開いて今月8日から大阪府立体育会館で始まる春場所について協議しました。
その結果、観客を入れずに開催することを決めました。
大相撲では昭和20年6月の夏場所を非公開で行い、軍人などが見学したケースがありますが、観客を入れずに本場所を開催するのは今回が初めてだということです。
理事会のあと記者会見した日本相撲協会の八角理事長は「政府の要請や社会全体で感染拡大を防いでいることを勘案し、このような判断になった。専門家の意見などを踏まえて、お客さんには迷惑をかけられないというのがいちばんの理由だ」などと説明しました。
そのうえで「無観客であっても力士の白熱した取組を約束する」と話しました。
また八角理事長は、今後、力士などに感染者が出た場合は、場所の途中でも中止にする方針を示しました。
春場所は前売りのチケットが8時間ほどで完売し、連日およそ7000人の観客が予定されていました。
相撲協会は今後、チケットの払い戻し方法を検討し、ホームページなどで周知するとしています。

相撲茶屋

大相撲春場所が観客を入れずに開催されることで、弁当やお土産を販売している相撲案内所、いわゆる「相撲茶屋」は会場での設営が取りやめられ、関係者は大きな痛手に落胆しています。
大阪に8軒ある「相撲茶屋」は、日本相撲協会からチケットの販売の委託を受けているほか、弁当や土産の販売も行っています。
しかし、新型コロナウイルスの影響で春場所が観客を入れずに開催されることになったため、大阪市にある会場の大阪府立体育会館では、「相撲茶屋」の設営が取りやめられました。
会場では2日昼ごろ、設営のために置かれていた木材や看板を作業員が運び出す様子が見られました。
大阪の「相撲茶屋」は、1年間の収入のほとんどが春場所の期間に集中しているということで、大きな痛手を受けることになります。
大阪大相撲案内所の組合長で、みずからも老舗の茶屋を経営する真喜代司さんは、会場を眺めながら「多くの案内所が準備も終わりつつあり、これから飾りつけをして開催を待つばかりという段階だったので大変さみしいですね」と話していました。
案内所は2日、相撲協会からチケットの払い戻しについての説明を受けたということですが、発注の終わった商品の損害などについては、これから協議を進めていくということです。
真さんは、「政府の要請が出た時点である程度、予測はしていたがそれが現実になって大変ショックを受けています。切符の売り上げも好調で大変期待をしていたので残念です。全く前例のない事態なので今後の対応も先が見えず、不安な気持ちでいっぱいです」と落胆した様子で話していました。

力士は車やタクシー移動

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、無観客で開催する大相撲春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)では力士が原則的に自家用車やタクシーで移動することに決まった。
日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が5日、明らかにした。費用は相撲協会が負担する。
会場から離れた場所に宿舎を構えている相撲部屋もあり、従来は電車などの公共交通機関を使っての移動も多かったが、不特定多数の人との接触を避けるための措置だという。

懸賞金

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は4日、新型コロナウイルスの感染拡大により初の無観客で開催する大相撲春場所(8日初日・エディオンアリーナ大阪)の幕内取組の懸賞について、当初申し込みの74社のうち、無観客実施の発表後に半数以上の39社から取りやめの連絡があったと明らかにした。
最終的な15日間の懸賞本数は千本前後になる見込み。昨年春場所は、地方場所最多を更新する1938本だった。大幅に減る見通しだが、芝田山広報部長は「こんな時でも懸賞をつけていただくのはありがたい。力士の励みになる」と話した。
同広報部長は感染予防のため、後援者との接触について必要に応じて予防策を講じるよう各部屋に通達したと説明した。

大相撲春巡業

大相撲春場所(8日初日・エディオンアリーナ大阪)後に実施予定の春巡業が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開催されないことが5日、関係者の話で分かった。
取りやめとなった巡業は来年以降の実施を目指す。日本相撲協会は春場所を史上初の無観客で開催することを決めている。
春巡業は29日の三重・伊勢神宮を皮切りに、関西や東海地方などを回って4月26日の千葉県成田市まで、26日間のスケジュールが組まれていた。
関係者によると、来年の日程調整で春巡業の予定とぶつかるなど開催スケジュールが合わない場合は、来夏以降の実施を視野に入れながら、各地の勧進元と相撲協会が協議を進めていくという。
巡業は本場所の合間に年4度実施されている。

大相撲初場所
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春場所 3日前情報!

白鵬

無観客で開催される大相撲春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)で、2場所ぶり44回目の優勝を狙う横綱白鵬(34=宮城野)が4日、大阪市東成区の時津風部屋で出稽古した。
連続優勝を狙った1月の初場所は「腰部挫傷、右踵部裂傷蜂窩織炎」のため4日目から休場。
その後は土俵に入っての稽古はしたものの、この日は「関取衆と稽古したのはケガしてからは初めてかな」と、約1カ月半ぶりに関取衆と相撲を取った。
平幕の小兵・照強(伊勢ケ浜)に連勝、十両の巨漢・逸ノ城(湊)に3勝1敗、関脇復帰の正代(時津風)に14連勝と合計20番で19勝。
逸ノ城にガップリ胸を合わされ一気に走られた以外は、四つに組み止めて、足の運びやまわしを取る位置を確認しながら、険しい表情の中にも楽しむように、相撲をジックリ取った。
「(土俵での)感触、感覚をですね」と確かめながら約30分間、第一人者の貫禄で土俵を独占した。
痛めた足については「右足は新しいケガで、体全体には、どこかしらに痛みはある。それはみんなそう。古傷も(治ったと思っても)突然(痛みが)来るもの。力を抜いたりしたときに古傷の痛みが来たり、まあ1つ1つという感じですかね」と説明した。
これまで話しているように、無観客開催の本場所は「どんなもんか想像がつかない。不思議な感じ」と、雲をつかむような話のようだ。
春場所4日目の11日に35歳の誕生日を迎える。
東日本大震災があった9年前のその日は八百長問題で春場所自体が中止、そして今回は戦後初の無観客開催と、深く心に刻まれることになる。
ただ、35歳という年齢には、数字から受けるアスリートとしての一般的なイメージとして「けっこう年を取ったと思う(思われる)だろうけど」と前置きしながら「全くないね」と精神的な若々しさを、あらためて強調。
一方で、ケガをしがちで慎重を期す意味でも「寒いから何とか頑張らんとね」とも付け加えた。

貴景勝

大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が、無観客で行われる大相撲春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて調子を上げてきた。
4日は東大阪市の部屋で東前頭9枚目の隆の勝(25)、十両の貴源治(22)と10番で8勝2敗。
「だいぶ疲れている中でパフォーマンスとしては悪くない」と順調を強調した。
無観客で行われる場所に関しては「こればかりは場所で慣れていくしかない。どんな感じか分からない」と戸惑いを隠せない。
ただ、大関としての地位をしっかりとらえ「優勝しないといけない(立場)んで、序盤からも後半からもない。しっかり相撲をとっていきたい」と力をこめた。

「開催派」と「中止派」

大会開催の決断を先送りしたことは、主催する高野連や毎日新聞社などの間で「開催派」と「中止派」の意見がまとまっていないことが原因だと思われる。
プロ野球のオープン戦と大相撲春場所が無観客開催となり、Jリーグと女子ゴルフは一部の試合を中止した。
興行の面が強いプロスポーツでさえ、通常開催を断念している。
学生によるアマチュアスポーツの高校野球が、例年と同じ形で開催することはありえない。
高野連の立場からすれば、無観客での開催は避けたいところだろう。
文部科学省が全国の小中学校や高校などに臨時休校の措置を要請したことや、大幅な収入減になることが理由だ。
監督官庁からの要請を無視して課外活動の全国大会を開催することは難しいし、世間の賛同も得にくい。
また、大会運営費の大半を入場料収入でまかなっている現状では、無観客での開催は赤字収支になることが避けられない。
一方で、せっかく代表に選ばれた32校の選手の心情を考えると、中止の判断はしのびないとの意見もある。
3月下旬に予定されていた他の高校スポーツの選抜大会が軒並み中止になっているが、高校野球は全国高校体育連盟(高体連)に属していない。
異なる判断が出ても、特別扱いとの批判は的外れだ。
「開催派」と「中止派」が見いだした妥協点が、この日の結論先送り。
それでも、1週間後には最終結論を出さなければならない。
主催者は苦渋の決断を迫られ、32校の選手は落ち着かない日々を過ごすしかない。

懸賞金

史上初の無観客開催となった大相撲春場所(8日初日=エディオンアリーナ大阪)で、気になるのが懸賞金の行方だ。
昨年の春場所前には2073本の申し込みがあり、東京場所と変わらない本数が懸かった。
今場所も懸賞旗は通常通り土俵を回るが、無観客で来場者の目にも触れないのでは、宣伝効果はゼロに等しいと思われる。
ところが、連日多くの懸賞を懸けることでおなじみの永谷園は「従来通り、今場所も懸けます」ときっぱり。
大関貴景勝と関脇朝乃山に連日懸けている、ウェルシア薬局も「ただ単に宣伝で懸賞を出しているわけではありません。大相撲を応援するという気持ちです」とブレない。
都内のある企業も懸賞を出し続けるとした上で、「NHKが中継をしなければ取り下げたでしょうが…」と意外な事情を明かす。
今場所もNHKはテレビ中継するが、公共放送で特定企業の宣伝は御法度だ。
懸賞旗が登場すると、遠くから土俵を映すか、力士のアップにカメラを切り替え。
対戦力士名や過去1年の対戦成績を表示するなど、懸賞旗が映らないよう工夫してきた。
場内に流れるスポンサー名のアナウンスにも消音で対処している。
ところが、この企業は「知り合いから『映ってたよ』と言われることも多い。広告、宣伝効果は意外にあります」。
今場所もNHKの“ポロリ”に熱い期待を寄せる。
こんなときだからこそ逆転の発想も。
最も懸賞が多い、結びの一番に懸けている企業は「懸賞旗が少なくなれば、目立つかもしれませんね」とニンマリ。
テレビで見るしかないだけに、視聴率が上がる可能性もある。
懸賞は昨年秋場所から8000円増の7万円となり、3万円が力士の取り分、3万円が納税充当金、1万円が協会の事務経費。初場所は315本の貴景勝がトップで、1890万円(手取りは945万円)を得た。
今場所で多くの企業が取り下げ、力士の副収入が激減という事態は避けられそう。

のぼり取り止め・ファン出待ちお断り

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、無観客で開催する大相撲春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)の懸賞が、昨年比で半減することが確実となった。
4日、日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が明かした。
昨年の春場所は78社から計2073本の申し込みがあったが、今年は3日現在で35社から約1000本。
申し込みはこの日が締め切りで、協賛社は懸賞旗の製作など準備が必要なため、駆け込みでの急増は見込めない。
今年も一時は74社から申し込みがあったが、無観客開催が決まり、39社が撤退した。
残った35社のうち、33社は「検討中」だが、その内訳は懸賞そのものからの撤退を検討中なのか、どの力士や取組に懸けるのかを検討中なのかは明かされていない。
6日にも総本数などが発表される見込みだが、さらに減る可能性もある。
一方で永谷園など変わらず支援すると決めた企業もあり、芝田山部長は「こんな時でも懸賞を出してくれるのは、力士にとってありがたい」と感謝した。
懸賞の激減に続き、本場所の開催を告げる触れ太鼓、会場前ののぼりの取りやめも発表した。
芝田山部長は「ファンの入り待ち、出待ちもお断りすることになると思う。人を招くようなものは中止せざるを得ない」と苦い表情で話した。

無観客開催

連日報道されている通り、8日から始まる大相撲春場所は、コロナウイルスの影響により無観客での開催が決定している。
訪れるのを楽しみにしていた大阪のファンにとっては非常に残念ではあるが、テレビやネットを通してぜひ多くの人に応援していただきたい。
そこで、個人的に注目したい、無観客での大相撲の見どころを、妄想を膨らませながら紹介していこうと思う。
注目ポイントその1:音
まず、誰もが注目するであろうポイントは、ずばり音ではないだろうか。
野球の無観客試合においても、ボールがミットに収まる音やバットに当たる音などが、より鮮明に聞こえていた。
観客の声援がない分、仕切りの最中にまわしを叩く音、立ち合いでぶつかる「ゴンッ」「ガツッ」という激しい音、取組が長くなってきたときの力士たちの息遣いなど、吊り屋根裏のマイクがさまざまな音を拾って届けてくれるような気がする。
そうなると、もしかするとラジオも面白いかもしれない。
アナウンサーの心地よい声に乗せて、現場での臨場感がダイレクトに伝わってくるのではないだろうか。
今場所は一度、あえてラジオをつけてみようかな。
注目ポイントその2:力士の表情
もう一つは、異様な空気感のなか取組に臨まねばならぬ力士たちの表情。
彼らにとって、声援のないしんとした会場で相撲を取ることは、精神的に大きな負担としてのしかかるに違いない。
緊張で普段よりも顔が強張ったり、不安げな色を浮かべたりする者もいるかもしれない。
それを思うと大変気の毒だが、いかにその状況下で集中し、力を出し切るか。
特に上位陣においては、トップアスリートならではのプロ意識と、その表情にも注目したい。
注目ポイントその3:所作などの変化
最後のポイントは、所作。
感染を避けるために、ひしゃくに口をつけずに形だけ行う”エア力水”がニュースで話題になったが、いつもの癖で間違えてつけてしまったなど、序盤はそんなミスもあるかもしれない。
そのほかにも、普段と状況が異なることによって、力士たちの所作にも違いが出るのかどうか、着目しておきたい。
例えば、仕切り。
静かななかでむしろ集中力が高まり、お互いの息が合った場合、もしかしたら時間いっぱいを待たずして立ち合う、なんていう場面も出てくるかもしれない。
昔はたまに時間前に立つこともあったが、近年ではほとんど見られなくなった。
いつもと違う環境下だからこそ、そんな稀なことも起こるのではないかと、密かに期待しながら見守りたいと思う。
そのほかにも、テレビの解説者やアナウンサーがどんなことを話すのか、静かな土俵入りはどんな雰囲気になるのか、勝利者インタビューは実施するのかなどなど、思いを巡らせ始めるときりがないが、せっかく場所が開催されるのだ。
状況を悲観するのではなく、いつもと違う雰囲気すらも全部ひっくるめて、この異例の本場所を見守ろうではないか。
マイナス要素を逆手にとって、相撲人気がさらに高まりますように!

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