初場所 14日目情報!

貴景勝

貴景勝は気迫十分だった。
高安のかち上げにひるまず、左差しを許さない。
激しい突っ張りを受けても前進し、はたきやいなしにも落ちなかった。
「気持ちと気合をしっかり入れて夢中でやった」。
鼻血を出すほどの激しい応酬を制した。
炎鵬、自己最高位で給金
正代と徳勝龍が白星を挙げ、敗れれば優勝の可能性が消えていた一番でも心は乱れなかった。
「自分が硬くなる必要はない。また集中して取っていきたい」。
逆転での賜杯奪取へ気持ちを高めた。

 

豪栄道

大相撲初場所(東京・両国国技館)で世代交代が本格化する兆しを見せている。
白鵬(34=宮城野)と鶴竜(34=陸奥)の両横綱が途中休場したのに加えて豪栄道(33=境川)が大関からの陥落が決定。
30代半ばの看板力士が総崩れとなる一方で、20代の力士たちの活躍が目立っている。
このまま新旧交代が加速していくことになるのか。
初場所12日目(23日)、カド番大関の豪栄道が新関脇朝乃山(25=高砂)に寄り切られて痛恨の負け越し(8敗目)。
関脇へ転落することが決まった。
取組後は「(負け越しは)力がなかったということ」と肩を落とした。
昨年11月場所は左足首のケガで途中休場。
相撲を取る稽古を再開したのは年明けからで、調整不足も響いた。
師匠の境川親方(57=元小結両国)は「しっかり下半身をつくって稽古をすれば、まだまだ力はある」と現役を続行させる構え。
次の春場所(3月8日初日、大阪府立体育会館)で大関復帰(10勝以上)を目指す方向だ。
ただ、4月で34歳となるだけに、大関への復帰条件となる10勝は決して簡単ではない。
日本相撲協会の八角理事長(56=元横綱北勝海)も「相当な覚悟と気力が必要」と指摘した。
大関が関脇へ陥落するのは、昨年の名古屋場所から4場所連続。
来場所の大関は貴景勝(23=千賀ノ浦)だけとなり、1982年初場所の琴風(現尾車親方)以来38年ぶりに一人大関となる。
八角理事長は「現状では仕方がない。若手がチャンスだと思って頑張らないといけない」と若手力士の奮起を求めていたが、すでに土俵では世代交代の兆候が表れている。
豪栄道が負けた相手が次の大関をうかがう朝乃山だったのは象徴的。
優勝争いも1敗の幕内正代(28=時津風)を筆頭に3敗までのV圏にいる6人中5人が20代の力士だ(12日目終了時点)。
十両でも琴ノ若(22=佐渡ヶ嶽)、豊昇龍(20=立浪)ら若い世代が白星を先行させている。
新年最初の場所を節目に、このまま一気に新旧交代が進んでいくのか。
今後の動向に注目が集まる。

 

朝乃山

新関脇で勝ち越しも「通過点じゃないですか。目標にしてきた2桁白星のチャンスはある。諦めずに取り切りたい」。

 

阿炎

7場所ぶりの負け越し。
「悔しいが場所前に調整ができなかったので仕方ない。また一から頑張ろうと思った」とさばさば。

 

遠藤

2横綱1大関を破る3連勝スタートから後半戦に失速したものの給金を直す。
「年が変わって最初の場所で勝ち越せてよかった」と安堵の声。

 

正代

大相撲初場所13日目(24日・両国国技館)大関貴景勝は関脇高安を押し出して2敗を守った。
平幕の正代、徳勝龍はともに1敗を保って首位をキープし、賜杯の行方はこの3人に絞られた。
正代は輝を寄り切り、徳勝龍は豊山を突き落とした。
日本相撲協会広報部によると、13日目を終えて複数の平幕力士でトップを占めるのは、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降初めて。

 

炎鵬

大相撲初場所13日目は24日、両国国技館で行われ、炎鵬が小結阿炎を破り、勝ち越した。
国技館全体が揺れるような大歓声に包まれた。
炎鵬が阿炎を足取りで破ると、炎鵬コールが館内に響いた。
「体が震えるほどうれしかった」。
3連勝で勝ち越しを決め、168センチで幕内一の小兵は感慨を込めた。
「小よく大を制す」という相撲の醍醐味が存分に詰まった一番だった。
長い腕から繰り出される阿炎の突っ張りに、土俵際まで押し込まれた。
とどめを刺そうと相手が腕を伸ばした瞬間、形勢を一変させた。
しゃがみこんで視界から消えると、目の前にあった右脚を抱えた。
渾身の力で持ち上げて阿炎の体を宙に浮かせると、そのまま土俵外に運び出してみせた。
阿炎は155キロで、炎鵬は99キロ。
歴然とした体格差での完敗に、阿炎は目を丸くした。
「久しぶりに抱っこされた。力が強いですね」。
悔しさより驚きが大きかった。
炎鵬は自己最高位の前頭5枚目で今場所を迎えた。
両横綱が休場したこともあり、役力士との対戦が続いた。
豪栄道、朝乃山、高安と実力者を相次いで撃破し、三役相手に5戦4勝。
土俵で存分に暴れ、ファンに優勝争いとはひと味違った楽しみを届けている。
炎鵬自身、格上の力士との対戦が楽しくて仕方ないのだろう。
「『一丁やってやるか』みたいな。相手も嫌でしょうし」とニヤリ。
残り2番で、自身初の2桁勝利を目指す。

 

豊山

兄弟子の正代と優勝を争う徳勝龍を押し込みながら逆転負け。
「援護射撃を、と思っていたけど見事に不発でした」

 

照ノ富士

大相撲初場所13日目の24日、十両は元大関の照ノ富士(モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋)が初日からの13連勝で2013年秋場所以来、2度目の十両優勝を果たした。
幕下は魁渡(新潟県出身、浅香山部屋)、三段目は勇磨(大阪府出身、阿武松部屋)がともに7戦全勝で制した。
序ノ口は埼玉栄高出身で先場所初土俵の二本柳(東京都出身、阿武松部屋)が7戦全勝で優勝。
序二段は元幕内で右膝の大けがにより番付を落としている宇良(大阪府出身、木瀬部屋)と旭勇幸(神奈川県出身、中川部屋)が7戦全勝で並び、千秋楽の26日に優勝決定戦を行う。

 

大相撲初場所14日目

大相撲初場所は14日目、1敗で優勝争いのトップに並ぶ平幕の正代と徳勝龍が注目の直接対決を迎えます。
初場所は13日目を終えて、前頭4枚目の正代と前頭17枚目の徳勝龍の平幕2人がともに1敗、2敗でただ1人、大関 貴景勝が追う展開です。
14日目の25日は、正代と徳勝龍が直接、対戦します。
2人の過去の対戦は、平成28年春場所の1回だけで、正代が寄り切りで勝っています。
今場所の正代は、前に出る圧力が増し組んでも離れてもみずからのペースに持ち込んで白星につなげてきました。
一方、徳勝龍は、3日続けて土俵際からの突き落としで逆転勝ちをするなど、際どい相撲を制してきました。
正代は土俵際でも慌てず、相手の動きをしっかり見極める落ち着いた相撲が求められます。
徳勝龍は、正代の体格をいかした強烈な立ち合いを止めることができるかが勝負の鍵を握りそうです。
貴景勝は、大関昇進に向けて足固めをしたい関脇 朝乃山との対戦です。
これまでの対戦では、貴景勝の3勝2敗ときっ抗しています。
先場所敗れた貴景勝は、場所前の稽古総見で朝乃山に6勝4敗と勝ち越したものの四つに組まれると不利になる場面も見られました。
貴景勝が立ち合いから持ち味の強烈な突き押しで一気に勝負をつけて優勝争いに踏みとどまることができるのか注目です。
朝乃山は、得意の左上手を取ってしっかりと胸を合わせて寄り切りたいところです。

 

2020年初場所

2020年初場所もすでに終盤。
冬の巡業で皆勤し場所前も好調と伝えられていた優勝候補筆頭の横綱白鵬は、初日は勝ったものの2日目から2連敗。
大方の予想通り、前半戦で連敗した後の休場。
横綱鶴竜も同じく5日目から休場。
これでまた初優勝力士が誕生するか注目が集まっている。
世間では一昨年あたりから白鵬、鶴竜以外の力士が優勝すると、世代交代か、両横綱はもう限界か、と言われていたが実はただ単に両横綱が休場、または途中休場している間に他の力士が優勝しているだけだ。
言い方を変えれば、両横綱が休場し次の場所に合わせ調整をして万全な状態で皆勤すれば、他の力士はまだまだ両横綱に太刀打ちできない状況が続いている。
特に白鵬に関しては、万歳三唱、手締め、自らの取組で自らが行った物言いなど許しがたい暴挙や、立ち合いの張り差しやエルボー、ダメ押しで審判部親方を負傷させるなど議論になるような事を散々行い、相撲界だけではなく世間からも叩かれているがどこ吹く風と優勝を重ねている。
とりあえず東京オリンピックまでは今までの通り、のらりくらりと“横綱業”を続けていくだろう。
今場所白鵬を撃破した遠藤についてこれでやっと世代交代かという声も聞かれているが、ある親方はこう言っていた。
「白鵬のかち上げに対応し勝ったのは良かったが、遠藤をはじめ他の力士は何をやっていたのか。かち上げを禁止にしろとか品格がないという声もあるが、反則ではない以上対応し勝機を見出す工夫が必要。あれだけ脇が開けば逆にこちらに有利になる。今の力士は工夫もなければ闘志もない。質が低すぎる」
千代の富士との猛稽古で番付を手に入れた八角理事長(元横綱北勝海)や、地獄の猛稽古と言われ、多くの関取を生んだ佐渡ヶ嶽部屋で耐え抜いて大関の地位を手に入れた事業部長の尾車親方(元大関琴風)は今の力士に何を思うのだろうか。
質、量ともに稽古に裏打ちされた自信を持ち、相撲に対する姿勢を親方衆からも尊敬されるような力士はこれから現れるのだろうか。
2020年初場所を前にした1月5日、大相撲ファンにとっては衝撃的ともいえるニュースが伝えられた。
大関候補1番手で新関脇の朝乃山が、引退して1年も経っている元横綱稀勢の里の荒磯親方と稽古を行い、17番取って1勝16敗と完敗。
引退の原因となった怪我が癒えてきているとはいえ、稽古も本格的にしていない親方に成す術もなく敗れるのが大関候補1番と呼ばれる体たらくだ。
「3年先の稽古」と相撲界では古くから言われているが、稀勢の里の現役時代は入門からライバル関係にあった元大関琴欧洲をはじめ、朝青龍に白鵬、日馬富士、鶴竜といったモンゴル勢、千代大海、魁皇、琴光喜、琴奨菊、把瑠都といった個性的な力士と切磋琢磨し、自分を追い込んで稽古をして頂点に上り詰めた。その稽古貯金は引退してたった1年では大した目減りはせず、大関候補1番手を簡単に土俵に転がしていた。
言い換えれば、目減りしていても関脇クラスに余裕をもって勝てるほど、若手力士が劣化している。
琴奨菊、玉鷲、松鳳山は35歳、白鵬、鶴竜、隠岐の海は34歳。30歳以上の幕内力士が19人もいる現状は、絶え間ない努力の賜物ではあるが、若手の力量不足も現役を長く続けていける理由だろう。

 

双葉山

世間をどよめかせた、1939年1月15日。
今から80年ほど前、69連勝中の横綱・双葉山が前頭の安芸ノ海に敗れるという大番狂わせが起こりました。
世間は「双葉が敗れた」と言って、天地が引っ繰り返るほどの騒ぎだったといいます。
なぜ、そんなに大騒ぎしたのでしょうか。
当時の大相撲は春秋の2場所制で、1場所が11日間。
1937(昭和12)年から13日制。
15日制になるのは、双葉山が敗れた次の場所となる1939年秋場所からなのです。
双葉山は 1936年1月場所の7日目から丸3年間も勝ち続け、 盤石の強さを見せつけました。
この時期の相撲人気はすさまじく、観衆は前夜から国技館に押し掛けました。
年6場所、1場所15日間の現在では想像もできない盛況でした。
1939年1月15日は、大相撲1月場所4日目。
日曜日で、藪入りの日でした。
初入幕の安芸ノ海が勝負後に打った電報
双葉山は初日から3日間勝ちっぱなしで、前人未到の69連勝。
この日の相手の安芸ノ海は前場所に初めて入幕を果たした新鋭です。
この取り組みに勝つと節日の70連勝に達するので、観衆は大きな期待を寄せ、盛んな声援を送りました。
仕切り直しを10回重ねて時間いっぱい、両者は立ち上がりました。
安芸が突っ張り、双葉がそれを突き返す。
安芸が右の前まわしを引き、右上手を取って頭をつけた。
双葉は上手が取れないまま、右からすくい投げを2度打つが決まらない。
双葉の体が後ろに反り返ったとき、 安芸は右前まわしを引きつけ、とっさに外がけを放った。
その瞬間、双葉の体は左から崩れて土俵下に落ちた
無敵の双葉山が負けた、場内は騒然となりました。
新聞は驚き、号外を出す騒ぎになりました。

 

大相撲初場所(東京両国国技館)
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