初場所 9日目情報!

貴景勝

1敗を守った大関・貴景勝は「相手は止めていこうと思っていて自分は突き放していきたい。
途中、相手のペースになったが体はしっかり動いているので気にせずにいった。
自分が思ったとおりの相撲は毎日取れないからその辺りは脳がよく反応してくれた。
ただ悪いところはあった。
今日のような相撲で勝ちきれたことを調子がいいと捉えるか、調子が悪いと捉えるか、考えたらきりがない。
前半戦は普通だ。
後半戦に向けて大事なのは精神的なスタミナだ。
体のスタミナは精神でカバーできるが、逆はできない。
毎日、リセットして千秋楽のつもりでやれればいい」と落ち着いた様子で話していました。

 

豪栄道

5敗となった角番の大関・豪栄道は「あと一歩でしたね。土俵際、ついていけなかったですね。残りがあるのであすから考えて精いっぱいやります」と淡々と話していました。

 

朝乃山

新関脇・朝乃山は2敗目を喫した。 「突っ張って中に入りたかった。考えすぎというか入れなかった。足が滑ったがそれは言い訳になる。
ただ相撲は悪くはないと思う。前に出られていれば次につながる相撲なので大丈夫だ。
きょうは勝ちたい勝ちたいという気持ちが出て、強引にいって投げられた。後半戦に向けても変わらず自分の相撲を取るだけだ」と悔しさをにじませながら話していました。

 

高安

高安はスタミナが切れて北勝富士に屈した。
左の差し手を強烈におっつけられて腰が伸び、最後は息が上がって土俵を割った。
左肘のけがや腰痛の影響で関脇に転落。
今場所で10勝すれば大関に復帰できるが、早々と後がない状況に追い込まれた。
支度部屋では表情を変えずに終始無言。
八角理事長(元横綱北勝海)は「稽古をしていないと重さが出てこない。こんなはずではないと思っているだろう」と胸中を察していた。

 

阿炎

星を五分に戻した阿炎は「土俵際、すごく落ち着いていて相手がよく見えていた」と振り返りました。

 

御嶽海

大相撲初場所中日の19日、上松町出身の西前頭二枚目御嶽海(本名大道久司、出羽海部屋)は西前頭筆頭の妙義龍に寄り切りで敗れ、四勝四敗の五分で折り返した。
頭から当たった御嶽海は、右腕を差して前に出ていったが、左肩が上がった不安定な体勢に。
土俵際で回り込んだ妙義龍に左上手を取られた。
右手でまわしを探ったものの、強く引きつけられると抵抗できず、土俵を割った。
20日は東前頭四枚目の隠岐の海と対戦する。
対戦成績は一勝三敗。
昨年12月の九州場所では寄り切られている。

 

正代

正代が持ち前の馬力も生かして連敗を免れた。
朝乃山にとって不十分の左四つに組み止めると、相手が強引に出てきたところを逃さずにすくい投げ。
「立ち合いから常に圧力をかけられた」と満足そうに振り返った。
1敗を守っての折り返しを「出来過ぎだと思う」と自己評価しつつ、「欲を出しても仕方ない。いつも通りやるだけ」とも。
冷静に先を見据えた。

 

炎鵬

炎鵬と遠藤。
屈指の人気力士による初顔合わせに館内は沸き、呼び出しの声が通らない。
しこ名が入った「応援タオル」が360度を埋め尽くした中、土俵上の炎鵬は「全く歓声が聞こえなかった」。
それほどに集中し切っていた。
先手を奪い、機敏に動き回った。
遠藤が狙った前まわしは与えず、低い姿勢からつぶれそうになっても踏ん張る。
最後は相手の左をたぐって回り込み、休まず押し出した。
笑みはない。
放心したような表情で「信じられない。うれしいかどうかも分からない」と率直に言った。
憧れ続けた相手だけに、白星を手に入れたという現実をすぐにはのみ込めなかった。
同じ石川県出身で、中学校、高校も同じ。
アマチュア時代から華々しい成績を残してきた先輩は「雲の上の存在」だった。
「こんな日が来るとは思っていなかった」と感慨がこみ上げる。
自己最高位の西前頭5枚目に番付を上げ、自らたぐり寄せた遠藤との初対戦。
目標を一つ遂げて、9日目は豪栄道に挑む。
初の大関戦に、「毎日、チャレンジャーの気持ちで思い切りぶつかるだけ」。
鋭い目つきで後半戦をにらんだ。

 

栃ノ心

栃ノ心は、低く立った宝富士の狙いを見透かすように右に変化。
あっけなく3勝目を手に入れた。
それでも表情がさえないのは、「先場所、骨が折れた相手だった」から。
昨年九州場所の対戦では、四つ身になって強引に引きつけたのが災いし、右肋軟骨を骨折。
休場に追い込まれた。
「それが頭にあって体が勝手に動いた」と注文相撲の理由を説明した。

 

照強

2敗目を喫した照強は「勝機はあったのだが。体は動いているし、土俵際で残っているし悪くはないと思う。
疲れが出てきていて今がふんばりどころだ。素早い相撲を取らないといけない。長い相撲を取ると疲れるから」と話しました。

 

徳勝龍

大関経験のある琴奨菊を破って7勝目を挙げた徳勝龍は「1日1日淡々と過ごしている。琴奨菊関に憧れて角界に入ったこともあり対戦が目標の1つだった。
勝ってうれしいが、調子に乗らないようにしたい」と落ち着いた様子で話していました。

 

照ノ富士

大関経験のある十両、照ノ富士は8連勝で中日勝ち越しを決め「上手を取れば大丈夫だと思っていた。
あと7日残っているが一安心した。残りをしめないと来場所につながらない。幕下の七番より自分は十五番のほうがよい。
毎日、同じペースで体を作っていけばよいので、七番だと7日間休みがあったり場所の感覚がなくなる。
1つの負けで番付の上がり下がりが大きいが十五番あると1つや2つ負けても次があるという気持ちになる。
1場所1場所、力が入るようになってきている」と淡々と話していました。

 

宇良

大相撲初場所(両国国技館)8日目の19日、先場所で右膝の大けがによる5場所連続休場から復帰した東序二段28枚目の宇良(27)。
西序二段30枚目の奄美将(22)をはたき込みで下し、無傷の4連勝で勝ち越しを決めた。
頭で当たると、相手が突っ込んできたところで右に開いてタイミングよくはたき込んだ。
「(勝ち越しは)うれしいですね。(奄美将は)けっこう、僕の前で相撲をとること多くて。圧力あるのかなと思っていました」と冷静な分析力が光った。
18日未明に近大相撲部時代の監督、伊東勝人さんが急死した。
近大相撲部出身の朝乃山や宝富士らも大きなショックを受けていたが、居反りの使い手として注目を浴びたこともある宇良にとっても、世界王者への道を“アシスト”してくれた恩人だった。
2013年にロシアで開催され、世界一に輝いたワールドコンバットゲームズ。
関学大に所属し、軽量級で出場した宇良は準決勝で居反りを決めた。
だが、主審は相手選手の勝利と判定。
そのとき、副審を務めて物言いをつけてくれたのが伊東監督だった。
「外国人の主審でしたが、差し違えになりました。物言いを、『違うよ、違うよ』といってつけてもらいました。
(大会期間中には)バスタオルを巻いて歩いていて、『みっともないぞ』と怒られましたね」と業師は振り返る。
伊東監督は、平成3年の全日本相撲選手権の決勝で物言いがつき2番とったが、どちらも居反りを仕掛けて優勝し「居反りの伊東」の異名がついた。
宇良のプロ入りまでの道のりで、珍手の使い手同士の不思議な縁も背中を押してくれた。

 

伊之助

大相撲初場所8日目の19日、立行司の第41代式守伊之助が結びの一番の豪栄道-阿炎で軍配差し違えた。
打ち出し後に八角理事長(元横綱北勝海)に口頭で進退伺を申し出た。
理事長からは「(行司の)最高位だから気を付けるように」と奮起を促された。
式守伊之助は土俵際で阿炎のはたきに落ちた豪栄道に軍配を上げ、物言いの末に覆った。
昨年初場所の立行司昇格以来3度目の差し違えに「大変申し訳ない。明日(9日目)から頑張ります」と話した。

 

近大相撲部伊東勝人監督

大相撲の前頭宝富士関(青森県中泊町出身)、関脇朝乃山関らを育てた近畿大学相撲部監督の伊東勝人さんが滞在先の東京都内のホテルで昏睡状態に陥り、18日午前0時30分、搬送先の病院で死亡が確認された。
55歳。五所川原市出身。通夜、葬式の日程は未定。
五所川原商業高校から近畿大に進み、在学中に西日本学生相撲選手権を2度制覇するなど活躍した。
卒業後の1987年に近畿大相撲部コーチに就任。
91年、全日本相撲選手権で優勝し第40代アマチュア横綱に輝いた。
2001年7月から近畿大相撲部監督。
全国学生選手権の団体優勝2度。
現日本学生相撲連盟副理事長。
毎年母校の五所川原商業で夏合宿を行っており、昨年8月にも学生たちと寝食をともにしながら基礎を丁寧に指導するなど元気な姿を見せていた。
伊東さんが五所川原商業相撲部時代に指導に当たった同部の葛西孝彦監督は、訃報に触れ「残念だ」と言葉を絞り出し、「今は受け入れられない」と心境を語った。

 

花田虎上 遠藤-炎鵬

「遠藤の相撲は素直、優しすぎる」
元横綱の花田虎上氏が、遠藤が2敗目を喫した直後にそう言って苦笑いを浮かべた。
石川県出身同士となった前頭五枚目の炎鵬(宮城野)と前頭筆頭・遠藤(追手風)の一番は、炎鵬が押し出して4勝目を挙げ、星を五分に戻した。
対する遠藤は2敗目を喫した。
立ち合い左を差しに行った炎鵬に対して、上手が取れなかった遠藤。
炎鵬はその後も突き放して遠藤にまわしを与えず、同時に遠藤の腕をうまく手繰りながら低い姿勢をキープ。
この動きに対して遠藤は反撃のきっかけを掴めずに炎鵬に押し出された。
AbemaTVで解説を務めた元横綱の花田虎上氏は「遠藤は上手を取って炎鵬の体を起こしたかったが、炎鵬が突き放しながらまわしを取らせなかった」と話すと、炎鵬の勝因について「遠藤に対して、アゴの下の良い位置に当たっている。下に引くような動作も、足腰が良いのでこうした技ができる。遠藤の腕も上手く手繰りましたね。遠藤はやりにくそうでしたね」と解説した。
ひと呼吸おいた花田氏は「いや~、遠藤の相撲は素直ですね。優しすぎる。正直すぎるので……」と再び口を開くと「今場所横綱に勝った相撲は考えていたのですが、逆に受けすぎる。
もっと厳しく攻めていけば、結果はまた違ってくると思うんですけど」と何とも言えない表情を浮かべた。

 

大相撲初場所(東京両国国技館)
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