初場所 6日目情報!

白鵬

大相撲初場所(東京・両国国技館)で途中休場した横綱白鵬(34=宮城野)に「2020年問題」が浮上だ。
かねて東京五輪が開催されるまでは現役を続けることを公言。
その目標が近づくと、今度は「優勝50回」など五輪後を見据えた新たな目標を打ち出してきた。
大横綱は本当に“五輪ロス”に陥ることなく土俵に立てるのか。
角界内でも大きな関心事になっている。
今場所の白鵬は白星スタートを切ったものの、その後は2日連続で金星を配給。
4日目(15日)に日本相撲協会に「腰部挫傷、右踵部裂傷蜂窩織炎、今後約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して途中休場した。
師匠の宮城野親方(62=元幕内竹葉山)によると、2日目(13日)の幕内遠藤(29=追手風)との取組で腰を負傷。
場所前に痛めた右足の傷から菌が入って蜂窩織炎になり、発熱の症状もあるという。
宮城野親方は「ここ何年かは1月場所で優勝していなかったから、本人は優勝したい気持ちが強かった。(白鵬は)『残念だ』と言っていた」と横綱の無念を代弁した。
昨年は年6場所のうち皆勤は3場所だけ。
今年も最初の場所で休場となり「年も取ってきているし、古傷もある。(状態が)いい場合もあれば、悪い場合もある。うまくケガと付き合っていくしかない」と出場を続けることの難しさを指摘した。
かねて白鵬は東京五輪開催までの現役続行を公言してきた。
その目標が現実味を帯びてくると、昨年11月場所で43回目の優勝を達成した直後に「優勝50回」という壮大な新目標を設定。
「五輪が終わったら、目標を失うことが目に見えている。達成できるかできないかは別にして、大台50回があればモチベーションを持って五輪後もやっていける」と熱弁を振るった。
それだけではない。
年明けには十両豊昇龍(20=立浪)や幕下納谷(20=大嶽)ら現在20歳前後の若手力士が成長することを念頭に「1、2回の対戦で終わるのではなく5、6回対戦して終わる」と来年以降も現役を続ける前提で話している。
今場所直前には今年の目標に「35歳で年間最多勝」をブチ上げた。
そのいずれもが、簡単には達成できないものばかりだ。
角界関係者も「いったい、いつまで現役を続けるつもりなのか」と大横綱の“真意”を測りかねている。
今の白鵬の姿は、あえて高いノルマを自らに課すことによって必死に気力を奮い立たせようとしているようにも映る。
白鵬は先場所で優勝したばかり。
いくら周囲が「世代交代」や「限界説」を唱えようとも、すぐに進退問題が浮上する状況ではない。
今後の進退を決めるのは、あくまでも白鵬自身だ。

 

鶴竜

大相撲の横綱・鶴竜が16日から休場することになり横綱不在の初場所となった。
15日の初場所4日目、平幕の妙義龍に敗れここまで1勝3敗と黒星が先行した鶴竜。
一夜明けた16日、5日目から休場することが決定、師匠の陸奥親方によると、鶴竜は風邪をひいており左足首に痛みがあるとのこと。
これで鶴竜の休場は3場所連続15度目となる。
すでに15日から横綱・白鵬が腰やかかとの痛みから休場しており初場所5日目にして去年の秋場所以来、2場所ぶりの横綱不在の事態となった。

 

貴景勝

貴景勝は低く踏み込み、馬力のある玉鷲の上体を起こした。
昨年の対戦成績は不戦敗を除けば2勝2敗。
構わず出てきた難敵を突き落とし、「気持ちだけでいった。体が動いてくれた」と振り返った。
左からの突き落としで仕留めたことは、本人にとって大きな意味を持つ。
「名前は突き落としでも、俺の中では横方向の突き。技を出すにはパワーが必要」。
昨年の秋場所千秋楽で痛めた左胸がしっかり回復したと実感できた。
大関に昇進した昨年は、右膝のけがもあって十分に務めを果たせず、今年こそはとの思いもあるだろう。
白鵬、鶴竜の両横綱が早々と休場した今場所。
貴景勝は上位として引っ張ることを期待され、八角理事長(元横綱北勝海)も「一番自覚があるんじゃないか」と頼みにする。
残る力士で番付最上位となった東の大関は、「勝てば責任が果たせると思う。一日一日積み重ねたい」と力を込めた。
幼少期からの厳しい指導で培われてきた精神力の強さは折り紙付きだ。

 

豪栄道

かど番の豪栄道が、早くも4敗目を喫した。
隠岐の海との投げの打ち合いで軍配をもらいながら取り直しとなり、もう一丁ではとったりを決められた。
2番取った疲れとショックからか、負け残りの土俵下ではうつろな表情だった。
左足首のけがからの休場明けで、「思い通りにいかないところもある」と珍しく弱気な言葉も。
厳しい状況の中で「思い切りいくしかない。気持ちだけ」と懸命に自らを奮い立たせていた。

 

朝乃山

大相撲1月場所は5日目、朝乃山の一番です。
今場所、4日目に初めて土がつき連敗は避けたい新関脇、朝乃山。
3勝1敗で迎えたのは同じく3勝の追手風部屋の遠藤。
北陸勢同士の対決です。
遠藤とは、これまで2勝5敗と分の悪い相手です。
朝乃山は右四つ、対する遠藤は左四つ、お互いに得意な四つが違う力士同士の対戦です。
立ち合い激しい刺して争いで、朝乃山は右を差しにいきますが遠藤のおっつけに右のまわしをとられ寄り倒しで土がつきました。
これで3勝2敗の朝乃山。
6日目は、今場所、2横綱を倒し勢いのある境川部屋の妙義龍との対戦です。

 

遠藤

遠藤が、新関脇の朝乃山との1敗対決を鮮やかに制した。
左を差し勝って先手を取ると、巻き替えも許さない。
いったん離れても、すぐさま2本差して畳み掛け、最後は体を預けるように寄り倒した。
前日は貴景勝に攻め返されて土がつき、横綱、大関総なめとはならずも、「しっかり集中して相撲が取れた」と気にも留めない。
持ち味のうまさで連敗を免れたことで、再び乗っていけるか。
「またあしたから頑張ります」と気合を入れ直した。

 

正代

正代が好調の北勝富士を馬力で圧倒した。
差し手にこだわらず、休まず前に出て突き出し「よく足が出たのがよかった」と納得の表情だった。
10場所ぶりに初日から5連勝としたが「気持ちも乗ってくるけど、あまり浮かれないようにしたい」。
昨年は3月の春場所に10敗、9月の秋場所に12敗を喫するなど苦杯をなめただけに、慎重な口ぶりで先を見据えた。

 

炎鵬

過去4戦全敗だった松鳳山を引き技で破る。
「相手のペースにならないように考えてやった。スカッとする勝ち方ではないけど」と淡々。

 

阿武咲

西前頭7枚目の阿武咲(23=阿武松)が、東前頭6枚目の宝富士(32=伊勢ケ浜)との、幕内唯一の東北人対決を送り出しで制し、20年初白星を挙げた。
今場所の東北出身幕内力士は、同じ青森・中泊町が同郷の2人だけ。
相撲人気も高い東北6県で2人しかいないのは、年6場所制となった1958年(昭33)以降、2012年(平24)初場所以来2度目となる。
阿武咲は三役定着だけでなく、貴ノ浪(青森・三沢市出身)以来の東北人大関への基盤を作る。
阿武咲が本来の姿を披露し、5日目でようやく20年の初日を挙げた。
同郷で小中学校や中里道場で10学年先輩の宝富士に厳しい立ち合い。
持ち味の下からの突き押し。
相手の重い腰をおこして、右からの強烈ないなし。
くるりと相手を1回転させて後ろにつくと、左手を強く伸ばして土俵下に送り出した。
今年初の勝ち名乗りだけでなく、岩手・一関市出身の行司・木村晃之助(54=九重)から3本の懸賞金も受け取った。
「やっとですね。勝ちというより、自分の相撲がとれたし、感覚的な問題が収穫。しっかり相手を見て、対応できたと思います」。
風呂上がりの支度部屋で安堵の表情を浮かべた。
歴史的にも東北出身力士が大相撲を盛り上げてきた。
年6場所制となった58年初場所では、前頭21枚目までの幕内全55人中13人が東北勢。
今場所まで幕内力士不在は1度もない。
だが、今場所は豪風と安美錦の2人だった12年初場所に並ぶ最少人数タイ。
「やっぱり少なくなっちゃって寂しいですよ。その分、みんなが見てくれていると思うので頑張らなくっちゃと思いますね」。
青森県は、横綱を北海道の8人に次ぐ6人を輩出。
関取の在籍は、130年以上継続している。
未来の力士のためにも東北勢の先頭を走るつもりだ。
18年初場所で右膝後十字靱帯損傷。
十両からはい上がってきたが、昨年は1度も2ケタ勝利はなく、納得した結果は出ていない。
「いろいろな試練があっても、どれだけひたむきに自分を出せるかが大事。ここからです。自分の勝ちパターンも出ましたし、この1勝をどう良いイメージにつなげていくか」。
小学生からの宿敵でもある大関貴景勝(23)に、まずは肩を並べる飛躍の年にする。

 

豊山

大相撲初場所(両国国技館)4日目の15日、西前頭9枚目の豊山(新潟市北区出身)は碧山を押し出しで下し3勝目を挙げた。
豊山は193キロの碧山との押し相撲対決に完勝し3勝目を挙げた。
しっかり踏み込むと、相手の突っ張りを下からあてがってさばく。
休まず前に出て中に入ると、力強く相手の胸に腕を伸ばして押し出した。
「受け身ではなく(攻めの)流れを自分でつくることができた。こういう相撲を取れば自然と勝ちがついてくる」と自画自賛の内容だった。
元関脇の碧山は2018年の冬巡業で稽古をした際に左足首を負傷した相手だった。
それ以来、胸を借りるのを控えていたというが、この白星で嫌なイメージも振り払った。
「これで、一緒に稽古ができる」と意欲的だった。

 

琴奨菊

歴代10位に並ぶ幕内697勝。
「うれしいね。今はまだ実感が湧かないが、(現役が)終わった後にすごい記録だと思えるんじゃないか」

 

5場所ぶりの幕内で、ようやく初日。
前日の取組で左脚を痛めながらも「もう、気持ちでいった。押せなくても押そうとすることに意味がある」と自身に言い聞かせた。

 

 

大相撲初場所6日目

大相撲初場所は6日目、4勝1敗で序盤戦を終えた大関・貴景勝は平幕の御嶽海と対戦します。
大相撲初場所は白鵬と鶴竜が相次いで休場し、横綱不在となる中、看板力士の大関・貴景勝が小結以上で、ただ1人1敗を守っています。
6日目の17日は平幕の御嶽海との対戦で過去の対戦成績は貴景勝が6勝7敗と負け越しています。
貴景勝としては低い当たりから突き放す相撲を徹底し、難敵から白星を挙げて中盤戦以降への弾みをつけたいところです。
一方、御嶽海はもろ差しなど体を密着させての相撲に持ち込めば優位で、どちらが立ち合いで有利な体勢を作れるかが勝負のポイントになりそうです。
2横綱1大関を破って4勝1敗と序盤戦を盛り上げている平幕の遠藤は大関復帰を目指す関脇・高安との対戦です。
過去の対戦成績では遠藤が7勝10敗と負け越していますが、今場所の遠藤は持ち前の相撲のうまさに加えて低い当たりから前に出る力強さがあります。
先場所まで大関の高安相手に前みつを取るなどして得意の形で攻めていきたいところです。
ここまで5連勝と好調の平幕、照強は徳勝龍と対戦します。
照強は阪神・淡路大震災が発生した25年前の1月17日に兵庫県の淡路島で生まれました。
誕生日に初めて迎える幕内の土俵を白星で飾れるかにも注目です。

 

世代交代

大相撲の鶴竜が初場所5日目の16日から休場した。
4日目には白鵬が休み、新春の土俵は序盤で横綱不在となった。
鶴竜は、体調不良に伴う調整の遅れを取り戻すため、場所前は精力的に汗をかいた。
横綱審議委員による稽古総見では遠藤と手合わせし、北勝富士とは出稽古先で相撲を取って復調ぶりをアピールしたが、ふたを開ければ両者に金星を与えた。
2014年春場所後に最高位に就いてから、昨年まで13度休んだことを踏まえ、新年の目標に年6場所皆勤を掲げた直後だった。
白鵬も遠藤、妙義龍に連日不覚を取った末の休場。
1年前に稀勢の里が引退した後、両横綱がそろって皆勤したのは2場所だけだ。
八角理事長(元横綱北勝海)は「まげを振り乱して稽古する姿を見せないと。そういう気力を期待したい」と奮起を促すが、責任を全うするのが現実的に厳しくなった以上、世代交代に向けて、いよいよ待ったなしの気配が漂い始めた。

 

土俵の稲わら提供

伊那市新山小学校の5年生4人は、育ててきた古代米「白毛餅」の稲わらを、東京・両国国技館で行われている大相撲初場所の土俵作りに提供した。
17日には国技館を訪れて初場所を観戦する。
実際に土俵で使われている様子を見て、これまでの活動成果を感じる機会にしようと計画。
児童たちは「どのように使われているのか、自分たちの目で確かめたい」と期待に胸を膨らませている。
総合学習の一環として、児童は昨年4月から学校近くの田んぼで、伊那谷に伝わるもち米「白毛餅」を栽培。
児童の米作りを支えてきた上伊那農民組合(南箕輪村)の紹介で、大相撲の土俵に使う俵を作る「南信州米俵保存会」(飯島町)の呼び掛けに応じ、わらをすべて提供した。
収穫した稲わらは200キロほど。
保存会代表の酒井裕司さん(44)によると、白毛餅はコシヒカリより草丈が40センチほど長く、太くて丈夫なため土俵作りに適しているという。
保存会がわらを編み、土を入れて使う俵の材料「こも」にして届けた。
大相撲の土俵は本場所ごとに作り替え、地方場所を含め年6回製作する。
同校のわらは初場所で使用され、土俵場にある円の外側に設けた正方形の枠「角俵」の一部と、土俵に上がる段として東西南北に配置された「踏み俵」に使われている。
16日は同校で大相撲観戦の打ち合わせがあり、子どもたちが日程や予算を確かめた。
日帰り旅行の費用には、10月に恒例行事「新山まつり」で販売した白毛餅の売上金を充てた。
男子児童は「わくわくする。調べているうちに相撲に興味が湧いた」。
女子児童は「土俵のどの部分に使われているのかしっかりと見て、家族に教えたい」と笑顔を見せた。
酒井さんは「自分たちの育てたわらが国技を支えるという体験を通して、誇りや相撲への興味を持ってもらえたら」としている。
保存会では今後、希望のあった小学校からわらを預かり、修学旅行の日程に合わせて土俵作りに生かしていくという。

大相撲初場所(東京両国国技館)
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