初場所 2日目情報!

白鵬

結びの一番で、白鵬が先場所唯一、負けた新小結・大栄翔を料理して白星発進した。
立ち合いは張り差しで左四つに組み止めて、押し相撲の相手の長所を消すと、もがく相手を逃がすことなく前に出て慎重に片付けた。
「いいスタートが切れた。結び前で鶴竜関が負けていたので、締めていこうという気持ちだった。リベンジできて気分がいい」。
この日は横綱審議委員会(横審)が館内で見守った。
横審は白鵬が繰り出すエルボーのようなかち上げや張り手を批判している。
そんな中、館内にパチンという音が響き渡るほどの強烈な張り手をさく裂させるなど、新年初日からお構いなし。
最強横綱は「とにかく2020初白星で気分がいい」とご満悦だった。

 

朝乃山

まわしを欲しがりに行く立ち合いでは相手に圧力がかからない。
朝乃山が良かったのは、まず強く当たろうと心がけたこと。
それでも立ち合いは御嶽海の方が上で押し込まれた。
そこを辛抱して残した後、今度は引かれた。
前にバッタリ倒れてもおかしくないが、あれを残したのは普段のぶつかり稽古をしっかりやっているからだろう。
残した後は前傾姿勢を保ち右四つの形を作った。
上手こそ先に御嶽海に取られたが休まず攻めたからこそ、土俵際に詰まらせ自然と相手の上手が切れ、万全の体勢を作れた。
立ち合いの当たり、普段の稽古の蓄積、前傾姿勢、休まず攻め続けること。
御嶽海の引きで勝ちを拾った感もあるが、初日としては朝乃山の良さが全て出た内容だった。
小結や平幕上位と違い横綱、大関戦が後半に残る関脇の地位は初めて。

 

高安

関脇に陥落した高安(田子ノ浦)は、玉鷲(片男波)に一方的に押し出された。
立ち合いで激しく当たろうとしたが、玉鷲の突きを浴びる。
右ののど輪一発で上体を起こされると、なすすべなく押し出された。
かど番の先場所、8日目から途中休場となり、3勝5敗7休で関脇に陥落した高安。
規定により今場所で10勝以上挙げれば大関復帰となる。
それだけに初日から勢いをつけたいところだったが、一方的な相撲で黒星スタートとなった。

 

琴勇輝

日本相撲協会は12日、大相撲初場所を休場した西前頭3枚目の琴勇輝(28)=本名榎本勇起、香川県出身、佐渡ケ嶽部屋=の診断書を公表し、両肘の変形性肘関節症との内容だった。
師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)によると、20日に両肘の骨片を除去する内視鏡手術を受ける予定で、3月の春場所の出場を目指す。

 

炎鵬

人気の小兵・炎鵬が観衆の期待に応えた。
相四つの宝富士に左差しを警戒しながら、左を差し込み、頭をつけて土俵際まで寄った。
相手の上体が伸びたところで下手投げ。
69キロ重い相手を転がすと、会場の声援を一気に浴びた。
「先場所と比べても声援も(自身のしこ名が書かれた)タオルもすごく増えた」と感謝。
「ファンの皆さんのためにいい相撲を取れるように毎日やっていきたい」と力を込めた。

 

石浦

場所前のけいこ中に同部屋の宝香鵬とケンカ騒ぎを起こして減俸とけん責処分を受けた石浦は、千代大龍のもろ手突きに飛ばされて土俵の外へ。
黒星発進に「やってはいけないことをやってしまって、反省するのはもちろん、それでも応援して下さる方のために、いい相撲を取りたい」と神妙な面持ちで話し、「相撲とか生き方、これからの人生、言葉じゃなくて行動で示さないと」と誓った。

 

霧馬山

新入幕の東前頭17枚目霧馬山(23=陸奥)が、土俵際の大逆転による白星で幕内デビューを飾った。
十両だった先場所で敗れた、西前頭17枚目魁聖(33=友綱)との顔合わせ。
もろ差しを許して土俵際まで追い詰められたが、首投げから右に回り込むと、魁聖は勢い余って土俵外へ。
決まり手「引き落とし」で幕内1勝をもぎ取り「最後は(勝ったか)分からなかったけど、先場所負けていたので今日は負けたくなかった」と、支度部屋で満面の笑みを見せた。
十両を5場所で通過して幕内の土俵に立ち「お客さんがすごい。十両と全然違う。いつもより緊張した」と、会場の雰囲気に圧倒された。
兄弟子の横綱鶴竜による土俵入りでは露払いを務めた。
場所前は稽古後に、横綱とともに露払いを何度も練習したという。
「ダメなところがあったらどうしようと思ったけど、今日は良かった」と、胸をなで下ろした。
取組後はNHKのインタビュールームで幕内初勝利の喜びを語った。
モンゴル出身の23歳。
初土俵から約5年で、まだ日本語はたどたどしく、付け人の兄弟子に「ちょっと何言ってるか分からないところもあった」と突っ込まれ、苦笑いを浮かべていた。

 

玉ノ井親方

朝乃山は一瞬の勝機を逃さなかった。
立ち合いの当たりは御嶽海の方が良かったが、土俵際まで押し込まれたところで相手が引いてくれた。
あの場面で御嶽海が引かなければ、朝乃山は防戦一方だっただろう。
御嶽海にすれば、あそこまで押し込んだのだから、簡単に引き技を食うだろうと安易に考えたのではないか。
最後の攻めというか、詰めが甘い。
一方の朝乃山は御嶽海が呼び込んでくれたおかげで、右を差してすぐに反撃に出ることができた。
左でまわしを引きつけながら前に出て寄り切った。
立ち合いから攻め込まれたことは本人としては納得できないかもしれないが、勢いのある相手に初日に勝てたのは大きい。
本人は2桁白星を目標にしているようだが、今場所は先場所休場した力士が全員出てきている。
一日一番。目の前に集中し取り切る心構えでいけばいい。

 

八角理事長

休場明けの横綱・鶴竜が人気者の遠藤に敗れ黒星スタートとなった。
馬力のあるタイプではない遠藤に立ち合いから押し込まれ、土俵際で足を送りながら相手の押しをかわしていたが、最後は足の先が蛇の目についた。
物言いがついたものの行司軍配通りで、金星を配給する痛い1敗を喫した。
館内の役員室で見守った八角理事長(元横綱・北勝海)は「この辺が相撲勘。初日は大事。特に休場明けはね」と横綱らしくない相撲内容に物足りなさそうに話した。
勝った遠藤の取口については「立ち合いは積極的だったよね。いなしも効いた。(横綱の)バランスを崩したよね。肘も伸びていた」と評価した。
場所前の横審稽古総見では鶴竜が元気なところを見せていたが「稽古と本場所は違う。稽古場でいいと本場所で大事に取ろうとする。思い切りがなくなるというかね」と見解を示した。
その一方で、総見などの稽古で横綱相手に力を出し切らない力士に対し「もう少し力を出さないといかんわな。力を出さないと大関(に上がるの)は難しい。稽古で(横綱相手に)力を出して、何番か勝って、だんだんと力をつけていくもの。やらなきゃダメなんだ。そういう時に要領を使って力を抜いてちゃ相撲にならない」と苦言を呈していた。

 

大相撲初場所2日目

大相撲初場所は2日目、2場所連続の優勝を目指す横綱 白鵬は、平幕の遠藤と対戦します。
先場所43回目の優勝を果たした横綱 白鵬は、12日の初日、先場所敗れた新小結 大栄翔を厳しい相撲で退け、平成29年以来の連覇に向けて順調に滑り出しました。
2日目の13日は、前頭筆頭の遠藤と対戦します。
過去の対戦成績は、白鵬が11勝1敗と大きくリードしています。
先場所の取組では、白鵬が立ち合いで左から張ったあと、右からのかち上げで遠藤の動きを完全に封じて勝ち、場所後の横綱審議委員会で苦言が出るなど横綱の取り口が物議を醸しました。
場所前の稽古総見でも相手にかち上げを見せていた白鵬が、遠藤に対してどのような立ち合いを見せるのか注目が集まります。
一方、先場所小結で11勝を挙げた新関脇 朝乃山は前頭3枚目の玉鷲との対戦です。
押し相撲に威力がある玉鷲に対し、朝乃山は過去1勝3敗と負け越しています。
大関昇進への足固めをしたい朝乃山は、優勝経験がある実力者を相手に得意の右四つに持ち込めるかが勝負の鍵を握ります。
2場所連続休場明けの横綱 鶴竜は初日に黒星を喫し、13日は小結 阿炎との一番です。
休場明けとはいえ、初日から連敗となれば一気に暗雲が立ちこめるだけに、まずは今場所初白星を挙げて流れをつかみたいところです。

 

大相撲初場所

日本相撲協会が大相撲初場所初日の12日、風邪やインフルエンザ予防策として、東京・両国国技館内の支度部屋や審判部室などの前に注意喚起の紙を張り出し、手の消毒液を置く措置を講じた。
東西の支度部屋の出入り口付近には張り紙で、うがいや手洗いの徹底、マスク着用の協力などを訴えた。
4年前の初場所では力士らにインフルエンザによる休場者が続出。
昨年12月の冬巡業はインフルエンザによる離脱者が相次いだ。
八角理事長(元横綱北勝海)は「1人がかかると周囲に迷惑がかかってしまう。少しでも防げれば」と話した。

 

朝阪神

大好きな阪神タイガースをしこ名にする西序二段32枚目の朝阪神(19)=高砂=が多良浪(立浪)に寄り倒され、黒星発進した。
1度目の立ち合い、突っかけて、2度目は左に動いた。
相手に付いて来られ組まれてると力が出せなかった。
「変なことしなければ良かった。思い切りいければ良かった。一気に持っていかないと厳しい」と悔やんだ。
大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。
18年春場所、朝塩本から改名した。
今年は「植田に期待」と好守の植田海に注目する。「何とかAクラス。外国人が打てば」と、控えめに予想した。
自身も本家に負けず、上だけを見る。
「まだ6日間ある。まずは勝ち越し。今年こそ三段目にいかないとダメ。頑張ります」と切り替えた。

 

大相撲初場所(東京両国国技館)
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