大相撲ニュース

白鵬

大相撲の冬巡業は15日、沖縄県うるま市で11日間の全日程を終了した。
今年の巡業は皆勤となった横綱白鵬は「最後に暖かい場所(沖縄)での一年納め。気分がいい」と満足げな表情で話した。
稽古では激しい動きが持ち味の平幕松鳳山を指名して8戦全勝。
足技や投げなど多彩な攻めで圧倒し「相手はスピードもあるし、相撲勘を意識した。
たくさんのお客さんに来ていただいたから、見せる稽古も意識した」とうなずいた。

 

鶴竜

九州場所を腰痛のため全休した横綱鶴竜は患部の状態を見ながら慎重に稽古を重ねてきた。
初場所に向け「まだ4週間ほどあるし大丈夫だと思う。やることをやっていく」と引き締めた。

 

朝乃山

大相撲高砂部屋の激励会は16日、東京都内のホテルで開かれた。
県関係者ら大勢の支援者が駆けつけ、今年の夏場所で初優勝した小結の朝乃山関(25)=富山市呉羽町出身=に「来年は大関、横綱になってほしい」と声援を送った。
一人ずつ力士が紹介された後、高砂親方(元大関朝潮)が「朝乃山が優勝し、部屋の力士たちに『俺たちもやればできる』という気持ちを植え付けてくれた」と振り返った。
朝乃山関に対しては「九州場所で大勝ちし、大関とりの足場固めになった。来年、さらに飛躍できるかだ」と奮起を促した。
東京富山県人会連合会の桑山征洋会長の発声で乾杯。
テーブルを回った朝乃山関は支援者から続々と激励を受け、「頑張ります」と笑顔で応えていた。

 

明生

大相撲のネクストブレーク候補、幕内明生(24)=立浪=が「来年の主役になる」と意気込んでいる。
今年、地力を蓄えた若手の1人だ。
夏場所と秋場所で2度、2桁勝利。
秋場所では優勝争いを演じた。
一方で初の上位総当たり戦となった名古屋場所は4勝11敗と完敗。
自己最高位、前頭2枚目で迎えた先場所の九州場所は序盤、4勝1敗と好発進しながら、終盤、失速し6勝9敗。
上位の壁に2度、跳ね返された。
先場所千秋楽、宝富士に上手出し投げで敗れた際は珍しく悔しさをあらわにした。
「自分の弱さを知った。悔しい、しか出て来ない」。
地元の鹿児島・奄美大島から両親も観戦に来ていた。
「最後を締めたかったし、自分のやってきたものを出せずに負けた」。
課題が明白になった1年だ。
「自分がダメなところが分かった。上位で相撲を取れた。2回目の(上位)挑戦で勝ち越すのが理想だったけどまた足りないものが分かった。(先場所の)後半は思うように体が動かなかった。疲労なのか。体が重かった。気持ちはあっても体と足が付いてこなかった。初めての体験だった。スタミナはなくはない方なのに。これが上位の圧力」
上位との差を埋める自信を今年は身につけたのも確か。
「誰が相手でもどんな状況でも自分のやりたいことをやる精神面が一番。技術的にもいろんな欠点が見つかった。来年、そこを直せば一つ上が見えてくる。上位は立ち合いの鋭さがある。さらに『型を持ちながら型にはまらない強さ』がある」。
自分の形でなくとも勝ちに結び付ける強さを身をもって知った。
毎年、目標を立てて成長し続けててきた。
今年の目標「上位戦を経験」はクリアした。
来年は「三役になって優勝争い」と、明確に言葉にして掲げた。
新入幕以来、「優勝」を常に意識する。
「優勝を経験すれば、レベルアップできる。優勝に絡んでいく実力があれば、自然と関脇になっている。三役というより、その上。三役で優勝。目標というよりならないといけない。早い段階で経験することが頭一つ抜け出すことになる。誰かと比べるというより、(来年は)自分が主役になりたい。来年は25歳になる。もう中堅。若手じゃない」。
新時代スター争いの主役に名乗りを挙げた。
今では少なくなってきた中卒のたたき上げ。
腰のヘルニアで一時は引退も覚悟したが、克服してはい上がった。
苦労人で努力する姿を周囲は見ている。
巡業でも連日、土俵に上がり人一倍、稽古を重ねる。
白鵬(宮城野)、鶴竜(陸奥)の両横綱も成長に注目。
親方衆も「稽古で身につけた」と評価は高い。
左四つに組んで速攻、突き押しも強い。
何より稽古熱心なのが、さらなる成長を確信させる。
「稽古してきた人が優勝しているのを見てきているので。自分は不器用なので稽古をやらないと強くならない。(番付が下がる)初場所が勝負になる」。
昨年は大関貴景勝(千賀ノ浦)が九州場所を制した後、一気に駆け上がった。
今年は小結朝乃山(高砂)が夏場所で初優勝後、大躍進。
ともに豊富な稽古量で知られるだけに、明生にも、期待がかかる。

 

松鳳山

<第8回日刊スポーツ大相撲大賞(2)>
横綱稀勢の里の引退に始まり、新大関貴景勝誕生、トランプ米大統領観戦、暴力問題で十両貴ノ富士が引退など、さまざまな出来事が起きた2019年の大相撲。
今年1年間、幕内を務めた全29人の力士が対象の連載「第8回日刊スポーツ大相撲大賞」は、そんな陰で生まれた好記録や珍記録を表彰する。
年間で最も多く投げ手で白星を挙げた「最優秀投手賞」は、松鳳山(35=二所ノ関)が受賞した。
5種類14勝。
投げ技で12勝した横綱白鵬を上回り「横綱を何か1つでも上回れたというのは誇らしいことですね」と、胸を張った。
176センチと小柄な体格から多彩な技を繰り出すが、投げは最も好きな技だ。
中学2年のときに約1年習っていた柔道でも、投げばかり狙っていたという。
「投げが決まったときは死ぬほど気持ち良かったことを覚えている」。
当時から変わらず、投げで重要視する点は「体の回転」。
ルーツは他競技にあるのかもしれない。
決めてみたい投げ手がある。
「やぐら投げです。今までも惜しいところまでいったことはあるので、そろそろ決めたい」。
両まわしで相手を引きつけ、膝を相手の内股に入れて太ももに体を乗せ吊り気味に持ち上げ、振るようにして投げ落とす大技。
幕内では15年九州場所7日目に、白鵬が隠岐の海を相手に決めている。
「体重が重い相手に決めたい。今(の相撲界)は全体的に巨大化しているからこそ、ひっくり返すように決めたい」。
幕内で2番目の年長力士となるベテランは、好奇心たっぷりに笑みを浮かべていた。

 

東関親方

静岡市出身で大相撲の元・幕内「潮丸」の東関親方が12月13日、亡くなっていたことが分かりました。
41歳でした。
関係者によりますと、東関親方はこれまで闘病生活を続けてきましたが、13日夜、東京・葛飾区の東関部屋で血管肉腫のため家族に見守られながら、息を引き取りました。
41歳の東関親方は静岡市出身で、相撲は未経験でしたが母親を楽にしてあげたいとの思いから東関部屋に入門しました。
1994年の春場所で初土俵を踏み2002年の秋場所で新入幕を果たし、押し相撲を武器に幕内を12場所務めるなど活躍しました。
2009年の引退後、県内出身者としては初めて部屋を持った親方となり後進の指導が期待されていました。

 

新居浜・松木さんが田子ノ浦部屋入門へ

愛媛県新居浜市角野中学校の3年、松木一真さん(14)=同市=が来年2月、大相撲の田子ノ浦部屋(東京)に入門する。
未経験ながらも挑戦を決め「基本を学び、少しでも多く勝ち星を挙げたい」と静かに闘志を燃やす。
松木さんは身長177センチ、体重78キロ。
田子ノ浦部屋の高安関のファンという母彰子さん(47)の勧めで、日本相撲協会のスカウトと面談した。
大きな手足や胸板の厚い体がスカウトの目に留まり、入門を打診された。
松木さんは九州場所前の10月に稽古を見学。
高安関と荒磯親方(元横綱稀勢の里)の稽古を見て入門を真剣に考えたという。
「体が震えるほどの衝撃。かっこよかった」と振り返り「未経験の自分に声が掛かることなんて普通はない。縁があったと思って、母やファンに応援してもらえるよう努力したい」と話す。
小学校で少林寺拳法、中学校で卓球に励んだ。彰子さんと父の敏充さん(44)は「やる気になっているので挑戦させたい」と見守る。
6日、田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が角野中を訪問。
田子ノ浦親方は「まずは生活に慣れて相撲のための体をつくるところから。能力は高く足首も柔らかいので、努力次第で面白い力士になる。素直な性格も良い」と期待した。
松木さんは新弟子検査を経て来年3月の春場所で前相撲に臨む。

 

大相撲沖縄場所開幕 横綱土俵入り 視線くぎ付け

大相撲沖縄場所2019年冬巡業が14日、うるま市具志川ドームで開幕した。
幕内から序二段までの力士らが迫力の取組を見せ、白鵬、鶴竜の両横綱の土俵入りが会場に詰め掛けた大相撲ファンの視線をくぎ付けにした。
木崎海(木瀬部屋)、美ノ海(同)の兄弟ら5人の県勢力士がそれぞれ勝って沸かせた。
沖縄場所は5年連続の開催。
ことしからうるま市に会場が移った。
取組のほか、相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する初っ切りや美声の力士が土俵上で手拍子などに合わせて歌う相撲甚句など、巡業ならではの内容もあり、写真撮影やサインなど力士との交流を楽しむ場面もあった。

 

大相撲の「呼出し」にも階級あり!力士を呼び出す以外にも大忙しなんです

■取組みを行う力士を呼び出す「呼出し」
大相撲は、力士と行司のほかにも力士の髷を結う「床山」、前相撲の進行や勝負結果の記録と普段の下位力士(幕下以下)の指導・監督などを行う「若者頭」、競技用具の管理や客の世話、若者頭の補助的な仕事をする「世話人」などによって支えられています。
これから取組みをする力士を土俵上に呼び出す「呼出し」も、そんな大相撲を支える仕事の1つです。
「呼出し」とはいっても、ただ取組みを行う力士を呼ぶだけが仕事ではありません。
その実態は、意外と仕事がいっぱいで大忙しのようです!
■こんなにあるの!?呼出しの仕事
呼出しが行う仕事は、なんといってもその名のとおり、取組みを行う東西の力士の四股名を呼び上げること。
大相撲中継を見たことのある方ならまず聞き逃さないであろう「ひが~し~、◯の~は~な~、◯の~は~な~、に~し~、◯の~や~ま~、◯の~や~ま~」という独特の節回しで呼び上げられますが、東西の力士を呼ぶ順番は奇数日は東方から、偶数日は西方から(1日のみの地方巡業の場合は東が先)と決められています。
その他に「触れ太鼓」「櫓太鼓」「寄せ太鼓」など、大相撲に欠かせない太鼓を叩くのも、呼出しの仕事です。
さらに本場所の取組みや巡業・各部屋の稽古で使われる土俵を作り、その掃除やメンテナンスを行ったり、土俵入りなどで拍子木を打ったり、力士の使うタオル・塩・力水・力紙などの管理・補充を行ったり、負けた力士の代わりに次に相撲を取る力士に力水をつけたり、懸賞の垂れ幕を持って土俵を回ったり、審判員を務める親方や怪我をした力士の世話をしたり、所属する部屋の雑用をしたり…
これらの他にも、まだまだたくさんの仕事があるのです。
また力士が土俵下に落ちてきて当たると大怪我をする危険があるため、土俵下に控えている呼出しは力士の動きをよく見て、必要なときには水桶や塩入れなどを持って逃げることもあるのだとか。
本場所中の呼出しには、休むどころか、ボーッとしている暇すらなさそうですね!
■呼出しになるには?呼出しにも階級があるの?
呼出しになるための資格は「義務教育を修了した満19歳以上の男子」と定められていて、これは行司や床山の場合と全く同じです。
日本相撲協会の規定で、呼出しの定員は45名と決められています。
呼出しも行事や床山と同じように相撲部屋に所属し、その部屋の親方が「呼出し会」を通して相撲協会へ申し込みをします。
呼出し候補生は1場所の研修期間後に面接を経て、晴れて正式に採用となります。
また力士に「序ノ口~横綱」、行司には「序ノ口行司~立行司」という階級があるように、呼出しにも下から順に
・序ノ口呼出し
・序二段呼出し
・三段目呼出し
・幕下呼出し
・十両呼出し
・幕内呼出し
・三役呼出し
・副立呼出し
・立呼出し
という階級があり、十両呼出し以上にはそれぞれ定員が定められています。
呼び上げる取組みの数も階級によって異なり、立呼出しは結びの1番のみ、副立呼出し~十両呼出しまでは基本的に1人が2番ずつと決まっています。

大相撲九州場所(福岡国際センター)
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