大相撲ニュース

白鵬

大相撲、今年最後の九州場所は横綱・白鵬が43回目の優勝を決め、幕を閉じた。
千秋楽翌日、福岡市内で開かれた一夜明け会見でも、白鵬はご機嫌そのもの。
「夕べはおいしいお酒をいただきました」と赤ら顔で現れ、次のようにぶち上げた。
「(来年の)目標は45回(優勝)。その後は分からないけど、50回ですかね。ということは(引退時期は)東京オリンピックを超すな」
この発言に「いつまであの卑劣な“延命相撲”を見せるつもりだ」と、眉をひそめた大相撲関係者は少なくなかった。
九州場所だけでなく、このところの白鵬は、勝つためには手段を選ばない相撲が目立つ。
その1つが“かちあげ”というよりは“ヒジ打ち”、さらに激しい“張り手攻撃”で相手力士をKOし、被害者の遠藤が鼻や口からおびただしい出血をした12日目の相撲だ。
場所後の横綱審議委員会で問題になったのも当然。
「見苦しい。そういうことをしなくても勝ってほしい、という気持ちです」
矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)はこう話し、相撲協会に異例の指導を要望した。
ある意味で、この取り組み以上に目に余ったのが、千秋楽の貴景勝戦だった。
押し相撲一本で、「四つになったら十両以下」と陰口される貴景勝を、得意の右四つ、上手すらやらない万全の体勢に持ち込みながら、まるでなぶり殺しでもするように腰を引いてなかなか攻めず、諦めるのをじっくり待って寄り切ったのだ。
この相撲をNHKで解説していた北の富士さんは、「あの(白鵬がなかなか攻めない)時間、貴景勝は何を考えていたんでしょうか」と同情し、翌日のスポーツ新聞には、「まるで蛇の生殺しだ」とまで書いた。
遠藤は幕内きっての人気力士で、貴景勝は次期横綱候補。
横審がかちあげ、張り手を非難したとき、白鵬は「勝てないと生き残れませんから」と開き直ったことから、自分の地位を脅かす力士に狙ってやったことは明らかだ。
稽古では激しい動きが持ち味の平幕松鳳山を指名して8戦全勝。
足技や投げなど多彩な攻めで圧倒し「相手はスピードもあるし、相撲勘を意識した。たくさんのお客さんに来ていただいたから、見せる稽古も意識した」とうなずいた。

 

鶴竜

九州場所を腰痛のため全休した横綱鶴竜は患部の状態を見ながら慎重に稽古を重ねてきた。
途中で風邪をひき、スロー調整を余儀なくされたが、初場所(来年1月12日初日・両国国技館)に向け「まだ初日まで4週間ほどあるし、大丈夫だと思う。腰は常に気をつけないといけない。やることをやっていく」と引き締めた。

 

貴景勝

大相撲の冬巡業が沖縄県うるま市で行われ、11日間の全日程を終了。
秋場所で左大胸筋を負傷した大関・貴景勝は土俵下で四股などの基本運動で汗を流した。
相撲を取る稽古はせずに打ち上げた理由については「万全にしたいというのがあるし、しっかり基礎をつくっていこうというのがあった」と説明した。
今回の巡業ではインフルエンザがまん延し、幕内だけで5人、十両、付け人らも含めると30人あまりが離脱。
体調管理に細心の注意を払い「(インフルエンザに)ならないようにする気の張り方がきつかった」と振り返った。
帰京後のプランについては「リセットして初場所に向けてやっていきたい」と話した。

 

北勝富士

大相撲の小結北勝富士(27=八角)が、来年20年の飛躍を誓った。
15日、沖縄・うるま市で行われた冬巡業に参加。
全11日間の巡業を皆勤して「自分のやるべきことはできた。首も痛めていたので、考えながら調整した」と、充実した表情を見せた。
九州場所では7勝8敗で負け越し、来年の初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)は平幕として臨む見通し。
「来年はしっかり三役に定着したい。優勝も狙っていきたい。チャンスはあると思う」と意気込んだ。
この日は高校時代の思い出の地に立った。
会場「具志川ドーム」は9年前の全国高校総体の個人で優勝し、高校横綱となった場所。
前日14日も同所で冬巡業が行われ、会場を見渡して「懐かしいですね」と和やかな表情を見せていた。
巡業に参加した力士らの中でインフルエンザが流行していたが「冷えないように腹巻きをしたり、手洗いとうがいも入念にやった」と、万全な予防で乗り切った。
初場所の番付が発表される24日に向けて「(帰京後は)若い衆に胸を出しながら調整したい」と話した。

 

隠岐の海

大相撲の元前頭潮丸の東関親方(本名・佐野元泰=さの・もとやす)が13日午後9時52分、東京・葛飾区の部屋で血管肉腫のため死去した。
14日に日本相撲協会が発表。41歳だった。
東関親方は体調不良のため、昨年の九州場所から休場していた。
東関親方の死去は巡業参加者にも伝わり、多くの力士が悲しんだ。
同じ高砂一門の隠岐の海は、新十両だった09年春場所で1度対戦したことがあり、そのときは敗戦。
「若いときは出稽古で胸を出してもらったり、食事も何度か。かわいがってもらったので悲しい」と沈痛な思いを語った。
同門の小結朝乃山、北勝富士もそれぞれ「びっくり。すごく残念」「何度かお見舞いに行ったことがある。悲しいです」と話した。

 

木崎海

大相撲冬巡業が14日、沖縄・うるま市で行われ、同市出身の十両木崎海(24=木瀬)が凱旋した。
約5分間のぶつかり稽古では前頭碧山の胸を借り、会場を沸かせた。
中学進学後は相撲留学で同市を離れたが、この日は「小学校の友達が会場でスタッフをやっていて、懐かしくてうれしかった」と笑顔。
九州場所では2桁白星をマークした。
この日ともに参加した2歳上の兄、幕下美ノ海は来年の初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)での再十両が濃厚。
「(兄と)一緒に盛り上げていければ」と話した。

 

東関親方の葬儀日程決まる 高砂一門葬として実施

日本相撲協会は16日、13日に41歳で死去した元幕内潮丸の東関親方(本名・佐野元泰)の葬儀を「高砂一門葬」として実施すると発表した。
通夜は18日午後6時、告別式は19日正午から、それぞれ東関部屋(東京都葛飾区柴又2の10の13)にて。
喪主は妻の佐野真充さん、葬儀委員長は日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が務める。

 

卒園の大相撲力士ら 園児と一緒に餅つき 木更津の幼稚園

木更津市高柳の高柳幼稚園(加藤淳園長、園児数二百八人)は十三日、大相撲九重部屋の千代嵐と千代大豪を招き、園児との餅つきを行った。
餅つきは、千代嵐が卒園生という縁から、新しい年を迎える行事として二年に一回実施。
「よいしょー」の掛け声に合わせ、園児と一緒にきねを振り下ろすと、三十キロのもち米があっという間につき上がった。
児童、職員らがきな粉餅にして食べたほか、記念撮影や年長児との「チビッコ相撲」も行われ、にぎやかなひとときとなった。

 

高校横綱の大桑(飛龍高)、大相撲・伊勢ケ浜部屋へ

飛龍高3年の大桑元揮(18)=藤枝市立高洲中出=の大相撲伊勢ケ浜部屋入門が決まり、14日、入門報告会が沼津市内で開かれた。
大桑は「体をつくり、関取を目指したい」と決意を語った。
7月の全国高校総体で県勢として21年ぶりの個人優勝を果たし、高校横綱となった。
1日の全日本選手権でもベスト32の好成績を収めた大桑は「高校横綱の名をプレッシャーではなく、自信にして頑張りたい」と前を見据えた。
テレビで見た大相撲に憧れ、小学1年から焼津市の「やいづ相撲クラブ」に通った。
中学校卒業時に入門する力士も多い中、実力が足りないと考え飛龍高に進んだ。
伊勢ケ浜部屋からはどこよりも早く誘いをかけられ、その熱意と体験入門で感じた雰囲気の良さに引かれて部屋入りを決めた。
報告会に同席した伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「前に攻めるところが成長している。押し相撲を伸ばし、横綱を目指してほしい」と期待を込めた。
大桑は身長170センチ、体重130キロ。
1月場所の新弟子検査を受ける予定。

 

湯浅場所

大相撲の春巡業「湯浅場所」が来年3月31日午前8時~午後3時、湯浅町の湯浅スポーツセンターで開かれる。
チケットは今月14、15の両日、同町民に先行販売した後、17日から一般向けに売り出す。
同町で地方巡業が行われるのは、1988年以来、32年ぶり3回目という。
町民有志らでつくる実行委員会(会長・上山章善町長)の主催。
同町は2016年度から、春場所(大阪場所)の幕内優勝力士に、特産の湯浅醤油しょうゆにちなんで醤油樽だるを模したトロフィー(湯浅町長賞)を贈っている。
その縁もあって巡業が実現したという。
9月30日には、日本相撲協会と実行委が湯浅場所開催の調印式を町役場で行い、千田川親方(元小結・闘牙)らが出席した。
約2400席を用意。
チケット(消費税込み)はタマリS席(1人、弁当付き)1万5000円、2人マス席2万4000円、ステージ席(イス席)1万2000円、2階イス席7000円など。
いずれも記念座布団付き。

 

初場所前後の日程

日本相撲協会は16日、東京・両国国技館で来年1月の初場所(12日初日、両国国技館)の御免祝いを開き、同場所前後の日程を発表した。
主な行事は下記の通り。
《2019年12月》
□24日 新番付発表
□25日 力士会
《2020年1月》
□6日 横綱審議委員会稽古総見、新弟子検査
□7日 明治神宮参拝・土俵入り
□10日 取組編成会議
□11日 土俵祭り
□12日 初日
□26日 千秋楽
□27日 横綱審議委員会
□29日 春場所番付編成会議
《2020年2月》
□1日 豪風引退押尾川襲名披露大相撲
□9日 フジテレビ大相撲トーナメント
□11日 NHK福祉大相撲

大相撲九州場所(福岡国際センター)
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