本場所 12日目 情報!

白鵬

横綱白鵬は竜電に寄り切りで勝ってただ1人1敗を守った。
竜電にもろ差しを許しながらも力強い相撲で1敗を守った横綱白鵬は「差せるにこしたことはないけど差せなかった」と話したうえで優勝争いについては「まあ一番一番」と答えた。

貴景勝

在位3場所目で大関として初めて勝ち越した。
東前頭5枚目碧山の突き押しをものともせず、一方的に押し出し。
5連勝で優勝争いに食らいついた。
新大関だった5月の夏場所から半年。
けがとも闘いながら区切りの白星を挙げた。
上位陣の負傷や休場が目立つ場所で、貴景勝が看板力士として土俵を引き締めている。
6日目までに3敗して存在感を出せなかった序盤戦がうそのように、内容を伴う5連勝で給金を直した。
理想の展開だった。
自身より約15センチ高く、30キロ重い巨漢を下から何度も突き起こし、最後は相手を引かせた。
前日の取組で左目が相手の突きと接触。
この日も左目下は内出血で紫色に変色していたが「全く大丈夫」と、血走った左目を力強く見開いた。
節目の1勝としながら、一息つく様子はなかった。
「ここで気を抜いたらかっこわるい。残りも自分の100%を出せるように、しっかり準備するだけ」。
1年納めの場所で、遅まきながら主役候補に躍り出てきた。

御嶽海

御嶽海が早くも5敗となった。
左四つで出たが、懐が深い竜電にまわしを引かれて形勢逆転。
体を入れ替えられると、力なく土俵を割った。支度部屋では無言を貫き、悔しさをにじませた。
八角理事長は「まわしを取りにいくのが早過ぎた。勝ちたい気持ちが出ちゃったのかな」と首をひねった。
2度目の優勝を遂げた先場所は12勝。
大関への望みをつなげるためにも、今場所で2桁白星を挙げたいところだが、残り5日間で1敗もできない状況に追い込まれた。

朝乃山

朝乃山が力強い取り口を見せた。
立ち合いでしっかりと圧力をかけ、けんか四つの宝富士に右を差し勝つと、左でおっつけながら出て勝負を決めた。
「突き落としがあるので、それも頭に入れながら前に出た」と詰めも誤らなかった。
新小結の場所で2桁白星に王手をかけ、賜杯争いではトップの白鵬を1差で追う。
そんな状況でも目の前の一番に集中する姿勢は変わらない。
「初日から一日一番と決めている。悔いのないように自分の相撲を取りたい」ときっぱり言った。

炎鵬

関取最軽量98キロの炎鵬は大翔鵬との激しい相撲を制して6勝5敗とし、3度白星を先行させた。
「執念で勝ち取った」という。取組中に左目を痛め、ほとんど見えない状態でも、勝負勘を失うことはなかった。
幕内では3勝負けなしと合口のいい大翔鵬に立ち合いでかち上げを食らい、左目付近を負傷した。
視界が遮られたが、いなすなど身軽な動きができたのは「いつも稽古(けいこ)でやっているから」。
大振りになった大翔鵬の右の張り手をすり抜けて懐に飛び込むと、一気に寄り切った。

豊山

西前頭9枚目の豊山は千代丸を押し出しで破り7勝目を挙げた。
豊山は3敗と好調だった千代丸を終始攻め、7勝目を挙げた。
力強い内容に「先手を取れたのが大きかった。流れが良かった」と笑みを浮かべた。
もろ手突きの立ち合いから左おっつけで前進。
突き、押しの応酬で攻勢に立ち、右張り手も交える。
攻め手を緩めずに押し出し「立ち合いで差されないようにした。引いてくるのも分かっていた」と話した。
令和になって勝ち越しが続く。
「朝起きて、体が痛くないということが一番いい。春先は不安なところがいっぱいあった」と状態も良好。
勝ち越しにあと1勝で「いい意味で意識してやりたい」と自信に満ちていた。

正代

正代が持ち味を発揮し、鮮やかな逆転勝ち。
佐田の海に寄られて両足が俵に掛かりながら、体の柔らかさを生かしてのうっちゃり。
「ちゃんと返せたか、すごく不安だった。勝ち名乗りを受けるまで、すごく長く感じた」そうだが、物言いもつかなかった。
先場所は3勝に終わったが、入門から5年続けて勝ち越していた九州で11日目に給金を直した。
熊本出身。実家の近所から応援団が駆け付けた中でいいところを見せ、「来年につなげていけたら」と気をよくしていた。

西前頭13枚目の輝が東前頭7枚目の剣翔を押し出し、勝ち越しを決めた。
立ち合った直後は一瞬押し込まれたが、相手のはたきに落ちることなく、一気に前に出た。
「今場所は自分の芦田出ていて、自分の相撲ができている。先場所だったら落ちそうなところを残せています」。
3月の春場所以来4場所ぶりの勝ち越し。
11日目での勝ち越しは、幕内での自己最速となった。
幕内での最多勝利は9勝で、まだ2桁勝利がない。
それでも星数は口にせず「あと4番あります。勝ち越しているので、いい形を試せる。しっかりものにしたい」と相撲内容へのこだわりを示した。

錦木

西前頭14枚目の錦木は西4枚目の琴勇輝に押し出され、3勝8敗と負け越した。
初場所から6場所連続の負け越しとなった。
錦木は防戦一方だった。
頭から当たるが、琴勇輝の突き、押しに上体がのけ反る。右に回り込むも突き起こされて土俵を割った。

照ノ富士

大関経験者で、番付を序二段まで落として以降、4場所連続勝ち越しで順調に関取復帰の道を歩む西幕下10枚目の照ノ富士が、全勝対決で同28枚目の将豊竜を下し、無傷の5連勝をマークした。
残る2番に勝てば、10場所ぶりの関取復帰が確実視される状況となった。
相手の上突っ張りを、腰をドッシリ構え下からあてがいながら対応。
左からおっつけて相手の体勢を崩すと、ここが勝機とばかりに組み止めた。
左を抱えながら前に出て右が深く入ると、かいなを返しながら棒立ちの相手をねじ伏せるように、すくい投げで倒した。

大相撲九州場所(福岡国際センター)
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