本場所 9日目 情報!

白鵬

17日に行われた大相撲九州場所中日、横綱・白鵬(宮城野)と前頭四枚目・玉鷲(片男波)の結びの一番は館内が騒然とする異様な雰囲気の中での決着となり、白鵬が見せた振る舞いに対して、元横綱・若乃花の花田虎上氏が「残念です」と苦言を呈する場面があった。
幕内における両者の対決はこれまでに16回あり、白鵬の15勝と横綱の圧倒的優位だ。
しかし、1度目の立ち合いで白鵬がつっかけて迎えた2度目の立ち合いで館内の様子は一変する。
今度は立ち合いが合わずに玉鷲がつっかけると、玉鷲の胸を目掛けて白鵬が右腕一本で激しく突き返したのだ。
この行動に対して館内は騒然となった。
ざわめきが収まらない中で3度目の立ち合い、左の張り差しから左上手を取った白鵬が一気の寄り切りで勝負を決すると、AbemaTVで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「ん?」と唸り、言葉を選ぶように「土俵の上では平等です」と話すと次のように続けた。
「立つ前にああいうことをやられてしまうと、玉鷲が萎縮して(白鵬に)合わせなければいけなくなってしまう。横綱の立ち合いで立たなければいけなくなるが、玉鷲は押し相撲。少しでも早く立たなければいけないが、それができなくなる。残念です」と話した。
白鵬は7日目にも前頭三枚目の宝富士(伊勢ヶ浜)をはたき込みで下した際、左腕を振り上げるガッツポーズのような仕草を見せている。
このことについても、花田氏は取組前に「これはよくない。我慢しないと、また言われてしまう」と残念そうに話していた。
2日目に前頭筆頭の大栄翔に敗れたものの中盤から徐々に安定感が増し、17日は押し相撲の玉鷲を組み止めて寄り切ってただ1人、1敗を守りました。
9日目の18日は、前頭4枚目の琴勇輝と対戦します。
過去3回の対戦は、いずれも白鵬が勝っていて、組み止めれば横綱の優位は動きません。

高安

大相撲の大関カド番、高安(29・田子ノ浦部屋)が九州場所8日目の17日、腰痛により急きょ休場した。
土俵入りの後、不調を訴えた。
取組直前の休場は極めて異例。
福岡国際センターから帰る際には、付け人の肩を借りながら車に乗り込んだ。
支度部屋で状況を確認した九州場所担当部長の境川親方(元小結両国)は「ぎっくり腰。こっちに来る前から痛みはあったようだ。歩けないから仕方ない」と述べた。
日本相撲協会の審判部は、既に決めていた9日目の取組を編成し直す「割り返し」を行った。
相撲協会によれば、取組直前の休場は1989年秋場所で、控えで出番に備えていた幕内の富士乃真(現陣幕親方)が土俵上からの力士の落下によって負傷し、休んだ例がある。
高安は今場所が3度目のカド番。
8日目の対戦相手、宝富士は不戦勝で、高安は3勝5敗となった。
再出場して勝ち越さなければ、来年1月の初場所は関脇へ転落する。
高安の休場は、左肘の怪我により途中で休んだ名古屋場所から3場所連続で、通算7度目。

貴景勝

本来の力強さが戻ってきた。
貴景勝が初顔合わせの明生を一蹴。
今場所は高安をはじめ役力士4人を倒すなど成長著しい相手を問題にせず、左胸に抱える不安からの復調を印象付けた。
「自分の相撲を取ろう」と自身に言い聞かせた。
その言葉通り、得意のもろ差しを狙ってきた明生に低く当たると、すかさず突き起こして懐には飛び込ませない。
攻め手を緩めずに押し出し、「自分の力を出し切れた」と納得顔だった。
7日目の妙義龍戦に続く完勝。
師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「昨日は初めていい相撲が取れた。押し相撲は一つのきっかけで変われる」という。
序盤戦では精彩を欠くこともあったが5勝3敗で折り返し、ペースが上がってきた。

御嶽海

2連勝で星を5分に戻す。
「体は動いている。あと6番勝って10勝。それ以上も意識してやっていく」と力強く。

阿炎

年間最多勝を争う朝乃山に押し出されて完敗。
「差させず、組ませないようにと意識し過ぎた。頭を使わないで、感じるままにやらないといけない」

遠藤

3連勝。
熱戦の末、北勝富士を押し出し、「まあよかった」。
星を5分に戻しての折り返しにも、普段と変わらない淡々とした口調で。

朝乃山

小結の阿炎を危なげなく押し出して6勝目。
9日目の今日は、前頭筆頭の大栄翔との対戦です。
朝乃山は、押し相撲の大栄翔相手に、今場所ここまで見せている、立ち合いの鋭い踏み込みで勝り、得意の右四つに組み止めて勝負したいところです。

宝富士

高安が急きょ休場となって不戦勝。
支度部屋では出番へ向けた準備をしており、「まげを直している時に聞いた。びっくりした」。

豊山

豊山が炎鵬に作戦勝ち。
「流れの中での相撲は相手の方が強い」と警戒し、3度目に成立した立ち合いでも当たらず距離を取り、見合う形に持ち込んだ。
その後は、懐に飛び込もうとしてきた小兵をよく見て攻め、両足がそろったところを見計らって押しつぶすようにはたき込み。
「きょうは落ち着いていた」と自賛した。

石浦

石浦が珍手の三所攻めを決めた。
当初、外掛けとアナウンスされた決まり手は、右手で錦木の左脚を取るなど、同時に3カ所を攻めていたと判断され、訂正となった。
この技を決めたのは、幕内では1993年秋場所での舞の海以来、26年ぶり。
「初めて。アマチュア時代にもやったことがない」と驚いた様子だった。v

大相撲九州場所(福岡国際センター)
大相撲を見逃した!もう一度見たい!そんな方はこちらをクリック☆