本場所 6日目 情報!

白鵬

白鵬は今場所、2日目に前頭筆頭の大栄翔に金星を許しましたが、その後は白星を重ねています。
6日目の15日は、明生の挑戦を受けます。
2人は初顔合わせで、白鵬が得意の右四つ、左上手の形に持ち込めば優位は動きません。

高安

カド番の高安は明生との激しい突っ張り合いの末にかいなひねりで土俵に転がされ、2勝3敗と黒星が先行した。
カド番の高安が早くも3敗目を喫した。
突き押しで明生を攻めたが動き回られ、最後は痛めている左腕をひねられて土俵に転がされた。
倒れた際には顔をしかめ、左肘を気にするそぶりを見せた。
取組後の支度部屋では無言を貫いた。
場所前の稽古は左をうまく使えないことが多く、怪我の影響を感じさせた。
そんな状況だけに今後への不安は拭えない。

貴景勝

14日に2敗目を喫した大関復帰の貴景勝は、平幕の玉鷲と対戦します。
過去の対戦では、貴景勝が7勝4敗と勝ち越しています。
しかし、今場所の貴景勝は強烈な当たりから一気に押し込む本来の相撲がほとんど見られず、同じく押し相撲が得意の玉鷲に踏み込まれると勝負の行方は分からなくなります。

御嶽海

関脇御嶽海(26=出羽海)の大関取りに暗雲が垂れ込めている。
大相撲九州場所4日目(13日、福岡国際センター)、幕内大栄翔(26=追手風)に寄り切られて2敗目を喫した。
前日3日目(12日)の取組で右まぶたを切って流血。
病院で6針縫い、この日は分厚いガーゼを貼りつけて土俵に上がった。
もろ手突きで攻めたが、負傷の影響からか、圧力が伝わらず大栄翔に逆襲を許した。
審判部長代理の高島親方(62=元関脇高望山)は「立ち合いが怖いんだろう。血を出してでも、当たって前に出る相撲を取らないと。手先だけでは相手も下がらない」と指摘した。
大関昇進の目安は三役(関脇・小結)で3場所合計33勝以上。
御嶽海の場合は過去2場所で9勝12勝(優勝)とあって今場所は12勝以上が必要だ。
高島親方は2勝2敗の御嶽海の現状について「ちょっと負けすぎ。印象は良くない」と厳しく採点。
これでは、大関昇進の可否を判断する審判部内の機運も高まってこない。
いずれにせよ、今場所の大関取りを逃したとしても、2桁白星は死守したいところ。
10勝を下回れば、来年初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)での大関挑戦権さえも失うことになるからだ。
御嶽海は「(まぶたの傷は)大丈夫。思い切って取るだけ」と前を向いたが…。ここから巻き返すことができるか。

北勝富士

敗れた北勝富士は「しょうがない。首に電気が走って、『これはだめだ』と思って無理をしないでいこうとね」とサバサバした様子でした。

朝乃山

朝乃山がどっしりとした攻めで北勝富士との小結対決を制した。
鋭く踏み込んで右四つに組み止めると、左はおっつけて前進。
まわしにこだわらずに寄り切った。
苦手意識があるという押し相撲の北勝富士とは、場所前に何度も手合わせした。
この時にうまくいなされた反省も頭に入れていた。
新小結の場所で序盤を1敗で乗り切り、「体はしっかり動いてくれている。あとはしっかり前に攻めていきたい」。
口ぶりも堂々としたものだ。

明生

一方の明生は、14日に大関 高安を破り、すべて三役との対戦となった序盤戦を終え4勝1敗としています。
明生は、鋭い踏み込みから得意の左四つに持ち込んで、勝機をうかがいたいところです。

宝富士

貴景勝を突き落としで破り、初日以来の白星。
「必死にやっている。久しぶりに勝って水をつけるのを忘れかけた」

炎鵬

幕内最軽量98キロの西前頭6枚目炎鵬(25=宮城野)が東前頭5枚目碧山(33=春日野)を破り、1敗を守って序盤5日間を終えた。
身長で23センチ、体重で101キロ上回る相手の突きに耐えて引き落とし。
幕内2場所目、名古屋場所での195センチ、206キロの魁聖(現十両)戦に続く、巨漢力士からの白星。
兄弟子の横綱白鵬と「チーム宮城野」で今場所を盛り上げる。
「怖かった。のみ込まれるかと…」。
仕切り線から自身より倍以上重い相手に相対した炎鵬は、時間いっぱいで何とか腹をくくった。
立ち合いで突き放され、その後の展開は「覚えていない」と、引かずに無心の攻め。
何度か張られても下からあてがい、はたきにもぎりぎりで堪えた。
間合いが生命線だった。幕内在位48場所を誇る碧山の武器は強力な突き。
この日の朝稽古後は「懐には入れない。相手との距離感が大事」と心に刻んだ。
取組中、相手の攻めをしのぐ中で「腰が引けて嫌がっているのが分かったので、そのまま我慢した」。
碧山の迷いを見逃さず、右へ俊敏に動いて両手をつかせた。
かつての兄弟子のバックアップが心強い。
9月の秋場所で引退した元幕内大喜鵬の山口雅弘さん(30)が、現在もちゃんこ番など裏方として部屋の力士を支える。
その料理を食べて、秋巡業後に2、3キロ減った炎鵬の体重は適正に戻った。
場所前は山口さんが焼いた牛肉を食べることが多く、焼き肉ダレも特製。
タレは炎鵬いわく「優しい味」で、山口さんは「企業秘密なので」と詳細は明かさなかったが、女性人気を考慮して「ニンニクは少なめ」と、イケメンの弟弟子へ気遣いは抜群。
山口さんは「ONE TEAMですよ」と右手で親指を立てた。
現時点の星数は兄弟子の白鵬と同じ。
「まだまだです。横綱を援護できれば」と炎鵬。
好調を維持すれば、三役との対戦の可能性もある。

琴奨菊

ご当所で5日目に初白星。
正代に土をつけ、「応援してくれている人に白星をという気持ちだけ。これで感覚も良くなってくると思う」。

豊山

豊山は4日目の初黒星を引きずらず、連敗しなかった。
上体の起きた相手を押し込み、危なげなく突き出し「負けた後が一番大事。いい流れでいけたと思う」とうなずいた。
前日は佐田の海に完敗し、初日からの連勝が3で止まった。
特に験直しはせず「普通にしていた方がいいと思って、部屋にいた。もともと全勝するような力士じゃないし」と話し、うまく気持ちを切り替えられたようだ。
通算300回出場の節目で中盤以降に弾みをつけ「今日のような内容をもっとできたら白星も増えていく」と上機嫌だった。

正代

琴奨菊に一方的に寄り切られて初黒星。
「負け方が良くないので見直したい」と反省しつつも「勝ちが先行しているのでそんなに悪くはない」と前向きに。

千代大龍

千代大龍は、31歳の誕生日、通算700回目の節目の土俵を白星で飾り、「30歳から31歳になって、1歳かわっても体力が落ちるわけではない。20代の気持ちでやっている。気分は悪くない。このままどこまで白星を続けていけるかだ。けがなく集中して一番、一番、やっていきたい。次は777回目で教えてください」と上機嫌でした。

隆の勝

25歳の誕生日を白星で飾る。
「同じ世代に取り残されないよう一生懸命稽古をして、飛躍の一年にしたい」と気持ちを新たに。

鳴戸親方

11月13日は「いいひざの日」。
力士は一般的に膝に負担がかかるため、持病を抱えていることが多い。
元大関琴欧洲の鳴戸親方もその1人。
両膝とも靱帯を痛め、特に右膝蓋骨脱臼は、引退の一因になった。
引退後も階段の昇降も苦労するほど膝に痛みが残り、さまざまな治療に取り組んできた。
それでも痛みはおさまらず、引退から約5年半たった今年9月、最先端の再生医療「幹細胞治療」に踏み切った。
関係者に東京・千代田区の「お茶の水セルクリニック」を紹介され、治療を始めた。
まずは、へそ付近の皮膚を5ミリ切開し、少量の脂肪細胞を採取。
約1カ月かけて治療の必要な数まで幹細胞を培養した。
その後、増やした幹細胞を膝の関節に注入してもらった。
鳴戸親方は「以前より痛みがだいぶやわらいだ。おかげで弟子たちの稽古も順調。今場所もまわしを締めて土俵に上がっています。順調に回復すれば、現役復帰もできそうなくらい」と手応えを口にしている。
幹細胞治療は、幹細胞独特の動きにより、人間が持っている正常の機能に再生させるよう促す治療法。自身の体内から取り出した幹細胞を使用するため、リスクも少ないという。
鳴戸親方は17年4月に独立して鳴戸部屋を興して以来、自ら胸を出して弟子を育ててきた。
稽古をつける時に膝を亜脱臼することが多かったが、今はその苦しみから脱出しつつある。
部屋頭の三段目元林は、九州場所5日目を終えた時点で3勝0敗。
序ノ口デビューから17連勝中でもある。
近大出身の逸材は、スピード出世の真っただ中だ。
師匠が「いいひざ」を取り戻せば、さらに効果的に稽古をつけることができる。

大相撲九州場所(福岡国際センター)
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