本場所 3日目 情報!

鶴竜

横綱鶴竜(34・陸奥)の「大失態」が角界内に波紋を広げている。
大相撲九州場所初日(10日・福岡国際センター)に持病の腰痛を再発させて当日になって取組を“ドタキャン”したが、横綱が初日を休場して不戦敗となるのは史上3例目。
そのうちの2度は鶴竜で、唯一無二の不名誉記録となった。
鶴竜は九州場所初日の10日午前、日本相撲協会に「腰椎すべり症再発で14日間程度の安静療養が必要」との診断書を提出して休場した。
師匠の陸奥親方(60・元大関霧島)によると、当日の朝稽古で四股を踏んだ際に持病を抱える腰に痛みを訴えたという。
同親方は「かなり痛がっていた。次の場所もあるし、無理はさせられない。残念」と苦渋の表情を浮かべた。
本場所の初日を休場する力士は、審判部が初日の2日前に開く取組編成会議までに休場を届け出る必要がある。
取組編成後に休場すれば、大事な初日の取組に「穴」をあけることになるからだ。
実際、今回の鶴竜の“ドタキャン”で新小結朝乃山(25・高砂)との結びの一番が消滅。
大勢のファンを失望させることになった。
横綱の初日の休場は1954年5月場所の吉葉山、2015年3月場所の鶴竜に続く3例目(1場所15日制以降)。
2度目の失態を演じた横綱は鶴竜が初めてだが、今回の不始末の裏側では何があったのか。
鶴竜の師匠だった井筒親方(元関脇逆鉾)は9月の秋場所中に58歳で死去。
今回は陸奥部屋に移籍して迎える初めての本場所だった。
新たに師匠となった陸奥親方は今場所前の鶴竜の調整方法について「本人の負担になってはいけないから(細かい指導は)言わないようにしていた。横綱だから、自分でやることは分かっている」と最大限に配慮し、本人に一任していた。
一方で、鶴竜に近い関係者は「新しい部屋で結果を出したい気持ちが強すぎたのかもしれない」と横綱の胸の内を推察する。
福岡入り後の鶴竜は精力的に出稽古を敢行。
腰に違和感を覚える中で関取衆と相撲を取った日もあったという。
八角理事長(56・元横綱北勝海)は、鶴竜の休場について「申し訳ない」とファンに向けて謝罪した上で「年齢的にも疲れを取りながら稽古をしないと。(疲労が)いっぺんに出た。腰はすべてに影響する要。(稽古を)詰めてやると、こういう結果になる。仕上げ方が急すぎたのでは」と指摘した。

貴景勝

大関に復帰した貴景勝に早くも土がついた。
朝乃山につかまり、最後は左上手からの出し投げで腹ばいになった。
立ち合いで2度つっかけ、過去3勝1敗だった新小結にいいところなく敗れたのがよほど腹立たしかったよう。
取組後の支度部屋では付け人を目の前に立たせて報道陣を遠ざけ、足早に引き揚げた。

御嶽海

先場所優勝の御嶽海に土がついた。
北勝富士に右四つに組み止められた後に引いてしまい、思い直して出たところで突き落とされた。
支度部屋では目を閉じたまま「落ち着いていたけど、足がついていかなかった」と振り返った。
来場所以降での大関昇進を見据え、2桁勝利を目指す。2日目でつまずいたが、「悪い相撲じゃない」と言い、懸命に切り替えた。

北勝富士

御嶽海に押し込まれたが、突き落として逆転勝ち。
「圧力がかかっているから回り込めた。あれで技能賞がほしい」と動きに納得。

朝乃山

大相撲九州場所は3日目、11日に大関 貴景勝を破った新小結の朝乃山は横綱 白鵬に挑戦します。
九州場所は2日目に関脇以上がすべて敗れ、波乱の展開になる中、新小結の朝乃山は初日に不戦勝、11日は大関 貴景勝を破りました。
白鵬と唯一対戦したことしの名古屋場所では、朝乃山が得意の左上手を引くことができず上手投げで敗れました。
朝乃山としては先に上手を引いて優位な形を作り、休まず攻めることができれば勝機が出てきます。

大栄翔

東前頭筆頭大栄翔(26・追手風)が初の白鵬撃破で、先場所に続く2度目の金星を挙げた。
かち上げに構わず、低い当たりで横綱を引かせた。
結びの横綱戦で快勝。「(相手の立ち合いは)一応頭にあった。頭の中で絞りながら、しっかり前に出ることだけ考えた」とうなずいた。
この日は佐田の海-琴恵光戦から結びまで、12番連続で番付下位の力士が勝利した。
大横綱を倒して“下克上デー”を締めくくった大栄翔は「子どもの頃からテレビで見ていたあこがれの横綱。すごいうれしい」と笑みをこぼした。
初日の前日10日に誕生日を迎え、26歳初の白星を挙げた。
幕内上位で2場所連続勝ち越しているが、上位陣が詰まっているため、三役の枠が空かない不運な男。
それでも「勝てば上がれるから、そこは貪欲にいく」と、若手の上位陣に仲間入りするつもりだ。

明生

場所前の出稽古で手合わせした遠藤に初勝利。
「今回はたまたま勝てたのでよかった。立ち合いの低さ、鋭さ、まわしの切り方とか全部勉強になる」と話した。

友風

大相撲西前頭3枚目の友風(24・尾車部屋)が九州場所3日目の12日、日本相撲協会に休場を届け出た。
2日目の琴勇輝戦で右膝を痛めた。
取組後は救急車で福岡市内の病院に搬送。右膝には包帯が何重にも巻かれていた。
師匠の尾車親方(元大関琴風)は「関節が外れているみたいだ。(復帰には)時間がかかると思う。(3日目は)もちろん休場」と話した。 3日目の対戦相手、碧山は不戦勝。
友風の休場は2017年夏場所の初土俵から初めて。

炎鵬

人気小兵力士の西前頭6枚目炎鵬(25・宮城野)が、今場所の初日を出した。
三役経験者の西前頭5枚目竜電を引き落として1勝1敗。
頭を下げて突っ込むと、左に回り込みながら左下手でまわしに手をかけた。
懐に入りきれなかったが、前傾の相手が土俵に手をついて勝負あり。
炎鵬は「(立ち合いが)思い浮かばなくて、とりあえず思い切り動こうというイメージだった」と話した。
場所前にはテレビ出演なども増え、注目度はますます上がるばかり。

剣翔

東前頭7枚目剣翔(28・追手風)が、ボクサーのように顔を腫らした。
東前頭8枚目松鳳山(35・二所ノ関)に張り手を5発浴びながら、最後は抱え込んで小手投げ。
「目の前が真っ暗になってクラクラしてしまった。視点が合わなかった」と、勝ち名乗りを受けても数秒土俵を降りられなかった。
「意識はあったけど…土俵から降りるのが怖かったです」苦笑いを浮かべるしかなかった。
ケンカ相撲でも頭は冷静だった。「逃げたら負け。張られて持っていかれるわけじゃないから」。
両目周辺は真っ赤。支度部屋に戻っても頭は痛かったが、10勝を挙げて敢闘賞を獲得した先場所以上の好スタートは切れた。

琴奨菊

ご当所で初日から連敗。
「歯がゆい。足で相撲が取れていない。でも上を向いてやるだけ」と己に言い聞かせるように。

若隆景

大翔鵬を送り出し、新入幕で連勝スタート。
「速い相撲を心掛けた。十両の声援とはひと味違うが、変に硬くならずにできている」と話した。

東十両3枚目勢(33・伊勢ノ海)が2連勝を飾った。
英乃海と右四つの体勢から左を巻き替え、もろ差しとなり、寄り切った。
「落ち着いてましたね。焦らずにね」。立ち合いでしっかり当たり、下がらず、焦らず、万全の体勢にしてから勝負を決めた。
春場所から蜂窩織炎を患った左膝下は「見た目にはわからないかもしれませんが、まだ痛いですよ」という。
それでも、十両優勝を飾った先場所より、体調はさらに上向いている様子。春場所以来5場所ぶりの返り入幕に向け、申し分のないスタートだ。

豊昇龍

元横綱朝青龍のおいで新十両の西十両13枚目豊昇龍(20・立浪)が、小結経験者の西十両12枚目臥牙丸(32・木瀬)を寄り切り、初日から2連勝とした。
相手ののど輪に耐えながら果敢に前へ出ると、右下手を取って優位な形になった。
支度部屋では「下手を取ったのが良かった」と納得の表情を見せた。
200キロ近い相手を寄り切り「重かったです」と汗をぬぐったが、ハイレベルな十両の土俵は「楽しい。(幕下のころより)それは強くなった。気持ちが本当にいい」と充実感たっぷり。
入門時からあこがれていた15日間の取組。
スタミナに不安はなく「(幕下のときと)変わらない。自分の相撲を取っていきたい」と力強かった。

納谷

元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の三男、東幕下7枚目納谷(19・大嶽)は1番相撲で西幕下7枚目芝(27・木瀬)に敗れた。
今場所は黒星からのスタート。突き放す展開を狙ったが、四つに組まれて寄られた。
「(組んで)様子を見すぎてしまった。できれば離れたら良かったけど、上手を取られないことを考えすぎた」と肩を落とした。
場所前は二所ノ関一門の連合稽古で幕下上位の力士と相撲を取るなど、順調な調整を送っただけに「いい稽古ができたのでいけると思ったんですけど…」とショックを隠さなかった。
弟の納谷幸成が同じ大嶽部屋に入門し、今場所の新弟子検査を受験。弟が弟弟子となったが「(影響は)まだ特にない」と話す。
埼玉栄高の先輩、大関貴景勝が今場所から大関に復帰し、夏場所以来再び付け人を務める今場所。
場所前には大関から直接「今場所よろしく」と声をかけられたという。付け人として支えながら、若き大関の姿勢を見習い、勝ち越しを狙っていく。

相撲協会がSNS投稿「自粛」から「禁止」を通達

相撲協会員個人による、SNSへの投稿が「自粛」から「禁止」へと強制力が強くなったことが2日目の11日、分かった。
芝田山広報部長(元横綱大乃国)が明かしたもので、初日の10日までに各部屋に「禁止」として文書で通達した。
小結阿炎と十両若元春による不適切動画のSNSへの投稿を受け、同部長名で6日に自粛を要請するよう通達していた。
同部長は「少なくとも研修で指導するまでは当面、禁止」と話した。

日本大相撲協会公式アプリ

日本相撲協会とドワンゴが共同提供するスマートフォン向けアプリ「大相撲」において、幕内の取組を視聴できる動画に加えて幕下上位5番を含む十両の取組動画も十一月場所より配信開始となっている。
今回の追加によって、従来と比べて2倍の取組を視聴可能になったことになる。

※大相撲九州場所(福岡国際センター)
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