本場所 3日前 情報!

■鶴竜
横綱・鶴竜が福岡県志免町の時津風部屋で出稽古し、平幕豊山を相手に15戦全勝と順調な調整ぶりを披露した。
鋭い踏み込みから立ち合いで圧倒。
素早い巻き替えでもろ差しにする場面も目立ち、豊山を全く寄せ付けなかった。
先場所途中休場の要因となった左膝は「完璧ではない」としたが、九州場所の出場については「もちろん(出る)」と明言した。

■白鵬
大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)を4日後に控えた6日、宮城野部屋の後援者による激励会が福岡市内のホテルで行われ、横綱白鵬(34・宮城野)が“国籍変更”を報告した。
会の冒頭で壇上に立つと「遅くなりましたが9月3日、日本人になりました」と話し、集まった300人の後援者から大きな拍手が起こった。
秋場所では2日目から休場したが、初日に内弟子で平幕の炎鵬、石浦とともに同部屋力士だけの土俵入りを実現させた。
壇上で炎鵬、石浦を横目に「秋場所では1度しか土俵入りができなかったが、今まで内弟子と土俵入りというのはなかったと思う」と胸を張った。
日本国籍取得後、初白星と初優勝を目指す今場所。
4日には阿炎、5日には北勝富士と稽古し、対戦が予想される両小結との“予行演習”を済ませるなどして調整を進めている。
白鵬は「部屋のみんながいい稽古をしている。みんなで頑張って優勝、三賞を取れるように頑張る」と気合を入れた。

■高安
3度目のカド番となる大関・高安は福岡県大野城市の田子ノ浦部屋で軽めに体を動かしただけで稽古を切り上げた。
痛めている左肘は万全ではないが、番付発表後は荒磯親方(元横綱・稀勢の里)との三番稽古、1、2日の二所ノ関一門連合稽古、5日の春日野部屋への出稽古で番数を重ねた。
「稽古量はいいと思う。(感覚は)元に戻ってきた。場所は行けると思う」と納得している。
7日には相撲を取る稽古を行う予定で、ぎりぎりまで調整を続ける。

■貴景勝
大相撲の大関・貴景勝(23・千賀ノ浦部屋)が6日、福岡市西区の追手風部屋で出稽古した。
関取衆3人と相撲を取り10勝3敗。
部屋移籍後初の出稽古で、九州場所(10日初日、福岡国際センター)に向けて、上々の仕上がりを見せた。
昨秋の千賀ノ浦部屋の移籍後、二所ノ関一門の連合稽古以外は自身の部屋で関取衆と切磋琢磨してきた。
だが、元十両・貴ノ富士が引退し、幕内・隆の勝も右膝に不安を抱えるため、4日に連絡を取って九州場所初日に対戦する可能性のある東前頭筆頭・大栄翔(25)らが所属する同部屋に出向いた。
申し合いで、関取衆らを突き押しで圧倒していた大栄翔だったが、低く踏み込んだ貴景勝は突き放して上体を起こしてあっさり料理。
「強かった。自分も低さを意識しているけれど、もっと低かった」と舌を巻いた大栄翔は「勝てないから四つに組んだ」と相手の不得手な体勢に持ち込んだ。
それでも大関は土俵際で体を開いて勝利するなど抜群の反応を見せた。
貴景勝自身は取材に応じなかったが、稽古を見守った元小結で相撲解説者の舞の海秀平氏は「もうちょっと悪いと思ったけど、思ったより良かった。当たってからの出足もいい」と評価。
予想以上の動きに目を丸くした。
先場所優勝決定戦で痛めた左大胸筋の不安も感じさせない好仕上がり。
スタミナ面にも不安なく、大関に復帰して臨む今場所は優勝候補に名乗りを上げそうだ。

■御嶽海
大相撲の関脇御嶽海(26・出羽海)が6日、出稽古を打ち上げた。
福岡市内の春日野部屋で関脇栃ノ心らと申し合いで1勝9敗。
それでも手応えは十分で「中に入る。その意識はできた」と収穫を強調した。
大関とり、大きな目標がかかる九州場所(10日初日、福岡国際センター)だが「意識して負けてるんで。意識せず頑張ります」と誓った。

■炎鵬
先場所優勝の関脇・御嶽海と幕内・炎鵬が福岡市内でトークショーに臨んだ。
成績次第で大関昇進の可能性がある御嶽海は「そろそろ目指したいというのはある」と改めて意欲を示し、炎鵬は「寒い九州を少しでも熱い場所にしたい」と意気込んだ。
司会者から結婚観について聞かれると、御嶽海は「料理は重要」と手料理の上手な女性を求めた。
炎鵬は料理上手に加え「お金の管理がしっかりできる人」という条件も付け加えていた。

※照ノ富士
大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)を、西幕下10枚目で迎える大関経験者の照ノ富士(27=伊勢ケ浜)が、好調をアピールした。
この日は、部屋の関取衆らとともに部屋がある福岡・太宰府市から福岡・志免町に足を運び時津風部屋で出稽古。
西前頭9枚目の豊山(26・時津風)、同10枚目の正代(28・同)、同14枚目の錦木(29=伊勢ノ海)と東十両筆頭の東龍(32=玉ノ井)の関取衆4人を相手に6連勝後、1回の“休憩”を挟み4連勝。10戦全勝で、順調なケガの回復ぶりと、精神面の充実さをうかがわせた。
両膝のケガ、内臓疾患で大関陥落から2年。
4場所連続全休などで番付を序二段まで落としたが、復帰から7戦全勝、3場所連続6勝1敗で、関取復帰が見えてきた。
今場所後の再十両昇進には、7戦全勝が求められハードルは高いが「4場所で幕内に戻って(東京)オリンピック前には幕内に上がりたい」と高い目標を掲げた。