本場所 10日前 情報!

■白鵬
休場明けの大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)で4場所ぶりの優勝を狙う横綱白鵬が30日、福岡県篠栗町の宮城野部屋で稽古を再開し「稽古できる喜び。その気持ちが(疲れに)勝っている」と相好を崩した。
この日はストレッチや四股、てっぽうで入念に体をほぐして土俵に入った。
幕内の石浦と14番取って13勝。
力強い出足で一気に距離を詰める場面が目立ち「小兵で的が小さいけど、後半はしっかり当たれた」と納得顔だった。
先場所は右手小指骨折で2日目から休場したが「巡業でしっかりやってきたことが今日につながった」と状態に不安はなさそう。
9月上旬に日本国籍を取得してから、本場所ではまだ1番しか取っておらず「体もそれなりにつくったと思うしね」と初日が待ち切れない様子だ。
稽古の最後には炎鵬を指名し、威勢のよい声とともに胸を出した。
充実感をにじませた第一人者は山あいの冷え込みも意に介さず「もう慣れている。気持ちいい。最高」と心地よさそうに汗を拭った。

■高安
左肘の負傷で大相撲秋場所を全休し、九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)が3度目のカド番となる大関・高安(29=田子ノ浦部屋)は30日、「ケガの功名という言葉通りになるよう頑張ります」と反転攻勢を誓った。
この日は福岡県大野城市の所属部屋で行った荒磯親方(元横綱・稀勢の里)との三番稽古で5勝17敗。
番数を重ねるうちに本来のパワーを発揮し5連勝する場面もあったが、「(最初は)ちょっとした恐怖心があったのかも。時間がない。これでダメなら、ケガするようなら本場所なんか出られない」と悲壮な決意を固めた。
稽古後の痛みを問われても「そんなに言うほどでは。“かゆい”ぐらいです」と強がる。
演歌歌手(30)と結婚することが明らかになり、31日には当地でツーショット会見に臨む。
周囲の祝福ムードに水を差すわけにはいかない。

■貴景勝
大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)を控えた29日、大関に復帰した貴景勝(23・千賀ノ浦)が福岡・篠栗町の部屋で稽古を再開した。
9月の秋場所は優勝決定戦で左胸を負傷。
今場所の出場が危ぶまれる中、いきなり「出ますよ。優勝しないといけない」と出場と優勝をダブル宣言した。ただ、今も左胸の状態は万全ではなく、先行きは不透明なままだ。
この日の貴景勝は四股などの基礎運動のほか、ぶつかり稽古で若い衆に胸を出して汗を流した。
9月の秋場所は千秋楽の優勝決定戦で左大胸筋を部分断裂。
加療6週間の大ケガを負った。
今場所の出場の可否が関心を集めるが、貴景勝は「もう、出ますよ」と早くも出場を明言。
「大関に戻ったから優勝を狙わないといけないし、優勝しないといけない」とV宣言まで飛び出した。
ただ実際には、左胸の状態は万全ではなく、先行きは見通せない。
秋巡業には中盤から途中合流したものの、現在に至るまで相撲を取る稽古は再開できていない。
11月1・2日には二所ノ関一門の連合稽古も予定されているが、本人は「(参加は)分からない。胸の調子次第」と一転して慎重な姿勢を示した。
今場所の貴景勝が置かれている状況は、カド番で迎えた7月の名古屋場所とも重なって見える。
右ヒザの負傷を抱える中で、師匠の千賀ノ浦親方(58・元小結隆三杉)に強行出場を直訴した。
師匠は関取衆との稽古が再開できていないことを理由に休場を勧告。
約5時間に及んだ説得の末、本人も最終的に休場を受け入れた。
千賀ノ浦親方は貴景勝の状態について「(当初の予想より)治りが早くて、相当にいい。出るつもりでやっていく」と言いつつも、最終的な判断に関しては「いい稽古ができていれば出場する」と条件をつけた。
今回も場所前の関取衆との稽古内容が、出場可否のカギを握ることになりそうだ。
周辺を取り巻く環境面では“追い風”が吹いている。
九州場所の宿舎は昨年は仮設だった稽古場が新築され、雨風の影響を受けることがなくなった。
30日には新たに発足した後援会による激励会も開かれる。

■御嶽海
先場所2度目の優勝を果たし、今場所での大関昇進を狙う関脇御嶽海は30日、福岡県新宮町の出羽海部屋で稽古を行い「巡業の疲れも取れたし、動きはいいかな」と手応えを口にした。
四股やすり足など基礎運動に加え、幕下力士相手に20番ほどぶつかり稽古を行い、鋭い出足を披露した。
31日からは同じ出羽海一門で、関脇栃ノ心らを擁する春日野部屋へ出稽古するといい「準備はできてますよ」と話した。
関取衆との稽古で調整のペースを上げる構えだ。

■阿炎
小結・阿炎が30日、福岡県篠栗町の錣山部屋宿舎で申し合い稽古を再開し、十両彩らと7番取った。
もろ手で相手を起こす立ち合いを試したが、中に入られる場面もあった。
稽古で取るのは約2週間ぶりといい「自分のペースでやろうと思った。良い感覚は覚えている」と振り返った。
昨年5月の夏場所から4場所連続で負け越した反省から、さまざまな力士の取組映像を見て研究するようになったそうで「少しでも勝てるようにいろいろやってきた」。
今年は5場所連続で勝ち越し。

■遠藤
小結・遠藤が29日、福岡市内の追手風部屋宿舎で四股やてっぽう、すり足などの稽古で汗を流した。
11月10日に初日を迎える九州場所に向けては、「気持ちは変わらない。頑張りたい」と落ち着いた表情で話した。
先場所は三役で初めて勝ち越した。
5月に結婚していたことが明らかになったこともあり、一層注目を浴びそうだが、「自分のペースでやっていきたい」と平常心を強調していた。

■北勝富士
平幕・北勝富士(27・八角部屋)が1日、東京都内の同部屋で会見し、大阪市出身で会社員(31)との婚約を発表した。
劇団四季の「ライオンキング」を見た9月4日、終演後に誰もいなくなった「2人だけの舞台」というロビーでプロポーズ。
4年の恋を実らせた。
そして迎えた秋場所初日は横綱・白鵬を撃破して金星奪取。
「最高のスタート」を切りながら2日目からまさかの6連敗。
ただ、そこから8連勝し「サプライズできた」と笑った。
来年1月に結婚して6月に都内で、結婚披露宴を予定している。

■朝乃山
大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)を新三役として迎える小結朝乃山(25・高砂)は30日、福岡市内の部屋で相撲を取る稽古を再開した。
同部屋の朝玉勢に4勝2敗、寺沢に4勝と、幕下2人に計10番で8勝2敗。
今月27日まで全20日(台風で中止の1日除く)の秋巡業は、15日間で朝稽古の土俵に立った。
最後の2日間は休養に充て、広島・三原市で行われた25日の巡業以来、5日ぶりに相撲を取り「少し体がなまっていたかも」と話しつつ、勝った8番はすべて得意の右四つからの完勝だった。
付け人を務める2学年下の寺沢とは、プロ入り後、初めて相撲を取った。
ぶつかり稽古で胸を出したことはあったが、相撲を取ったのは朝乃山が近大4年時に、寺沢のいた東洋大に出稽古した時以来、約4年ぶりだという。
稽古後、寺沢が真横にいる状況で「とても先場所、幕下で負け越した(3勝4敗)とは思えないほど力強かった」と、寺沢に聞こえるように冗談めかして話したが、奮起を期待しての愛情の裏返し。
寺沢は人懐こい笑顔を見せつつ、恥ずかしそうにしていた。朝乃山は続けて「付け人なので、強くなってほしい。付け人の力をつけてあげるのも自分の役目」と、三役力士らしく風格を漂わせた。
31日からは出稽古を予定している。
「小結になりましたけど、挑戦者という気持ちを持ち続けないと。小結で終わりじゃない。まだ上があるので」と話し、力を込めていた。

※高島親方
大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)で、日本相撲協会の審判部長代理を高島親方(元関脇高望山)が秋場所に続いて務めることになった。
審判部副部長の藤島親方(元大関武双山)が30日、明らかにした。
審判部長を務めていた先代阿武松親方(元関脇益荒雄)が高血圧などの体調不良により9月に退職したのに伴うもの。

※元貴乃花親方
貴乃花は昨年10月、弟子の貴ノ岩の暴行事件に関するトラブルが原因で相撲協会を退職。
同月、元妻の元フジテレビアナウンサーと離婚。
記事では、河野に明け渡した都内の〝5億円豪邸〟のローンの支払いが億単位で残っているなど、貴乃花の困窮ぶりが明らかになった。
見かねた兄弟子の貴闘力が、1回100万円の地方イベントの仕事を持ちかけるが、プライドが高い貴乃花は拒否。
結局、2人は疎遠になってしまったという。