本場所 12日前 情報!

■高安
大相撲の大関・高安(29=田子ノ浦部屋)と演歌歌手の杜このみ(30)が結婚することが28日、分かった。
既に婚約しており、交際約2年でのゴールイン。31日に福岡市内でツーショット会見を開く。
高安は11月10日初日の九州場所(福岡国際センター)をカド番で迎える。
最愛の伴侶を得て心機一転、悲願の初優勝へ挑む。2人の出会いは16年2月に開かれたNHK福祉大相撲。
関係者によると、親交を深めたのはその後。田子ノ浦部屋と長年親交のある師匠の細川たかし(69)とともに、部屋の祝賀会や激励会に参加するようになってからだ。
関係者は「それぞれ本場所優勝、紅白歌合戦出場と大きな目標がある。通じ合う部分があり、同学年ということもあって意気投合した」と明かした。
17年に交際を開始し、今夏に高安がプロポーズして結婚を決めた。先月下旬には高安が家族を連れて、杜の故郷・札幌を訪問。両家の食事会で結婚を報告した。
同居はこれからで、挙式、披露宴については未定。杜は大関を支えることを最優先に仕事を続ける。婚姻届の提出時期について関係者は「会見で話すと思う」と明かした。
定期的に“遠距離恋愛”となる2人は、時間がない中で愛を育んできた。高安は本場所や巡業、杜も公演やキャンペーンで全国を飛び回る。
「大きな体で目立つのでデートはなかなかできなかった。知人を交えて食事することが多かったようだ」と関係者。互いに仕事を頑張ることで励まし合ってきた。
名古屋場所が行われた今年7月には、杜も同地の御園座で前川清(71)の座長公演に出演。高安は時間を縫って観賞に駆けつけ、ステージで真剣に歌う姿に刺激を受けた。
一方、杜も大相撲を観戦し、朝稽古も見学。昨年12月のブログで「魂のぶつかり合う相撲の文化に触れ、勝ち負け関係なく相手を思い遣る心遣いなど、人としてもお勉強させていただきました!!改めて、相撲が大好きになった一年でした」とつづった。
周囲は「大関は土俵では強く、普段は優しい。杜さんは誠実で男らしい人柄にほれた」と話している。
杜は細川の一番弟子。幼少期から民謡で鍛えてきた力強い歌声を武器に、NHK紅白歌合戦出場を目指している。
報告を受けた細川も「おめでたいことだ」と“娘”の結婚を喜んでいるという。
高安は左肘の負傷で9月の秋場所を全休し、カド番で九州場所を迎える。
杜の最新曲のタイトルは「王手!」。綱獲りに“王手”をかけるべく、初優勝を目指して土俵に上がる。

■御嶽海
日本相撲協会は28日、九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)の新番付を発表し、秋場所で2度目の優勝を飾った関脇・御嶽海(26=出羽海部屋)が大関昇進への強い思いを語った。
目標に掲げたのは、大関昇進の目安とされる3場所合計33勝に到達する12勝。
土俵上で雄姿を見せ、台風19号で甚大な被害を受けた故郷の長野県を勇気づける。
17場所連続で三役を張る御嶽海が“三役からの卒業”を狙う。
福岡県新宮町の出羽海部屋での会見で「自分の相撲を取って10勝以上。先場所と同じ12番を取れるようにしたい」と意気込んだ。
名古屋場所は関脇で9勝、秋場所は12勝3敗で並んだ貴景勝との関脇同士の優勝決定戦を制した。
九州場所で12勝なら3場所合計33勝。協会審判部は大関獲りとは明言していないが「上がれなくても次につながる数字」と大関を見据えた。
秋巡業では土俵での稽古が増えた分、「基礎運動が少なかった」という反省点もある。不安を払しょくして目標を達成するために「前に出ることを忘れないように」と攻めの姿勢を貫く。
最近3場所は黒星発進だけに「序盤が大事」とスタートダッシュも意識した。
故郷の長野県は台風19号により千曲川が氾濫し、甚大な被害を受けた。
被災者のために、秋場所の殊勲賞の賞金200万円を支援に充て、500ミリリットルの飲料水2000本も送った。
「早く元の生活に戻ってもらいたい」という思いから、12月には知人のリンゴ農園の泥などを除去する作業に出向く計画もある。
物資だけでなく、土俵上での活躍が地元の人々のためになるということも理解している。
「勝っている姿を見せて元気になってもらえれば」。大関獲りは、地元への何よりの恩返しになる。

■朝乃山
新小結・朝乃山は福岡市内の高砂部屋で会見し、「素直にうれしい。予想は前頭筆頭だった。無事(三役に)上がれて良かった」と笑みをこぼした。
小結4人は13年ぶりだけに番付には驚きもあった。
前頭2枚目の先場所は10勝して存在感を示して着実に番付を上げているが、師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は「三役で2桁勝たないと大関を口にしちゃいけない」と言い切る。
御嶽海ら同年代のライバルが上位で活躍することに「負けられない」と闘志を高めつつ、目標を問われ「とりあえず、勝ち越してから2桁を目指したい」と意欲をのぞかせた。

■遠藤
遠藤は8場所ぶりに三役に返り咲いた先場所、8勝7敗と勝ち越した。九州場所も好成績を残し、三役定着を狙う。

■炎鵬
名古屋場所から2場所連続で9勝を挙げた炎鵬は、順調に出世街道を突き進む。
角界屈指の人気者となった小兵の25歳は今年締めくくりの福岡でも躍動し、観客を沸かせたいところだ。

■若隆景
日本相撲協会は28日、大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)の新番付を発表した。
福島市出身の若隆景(24)=本名大波渥、学法福島高―東洋大卒、荒汐部屋=が東前頭16枚目に昇進し、新入幕を果たした。
県勢の幕内力士誕生は2013(平成25)年春場所で入幕し、昨年1月に引退した元幕内の双大竜(37)=本名高橋亮三、福島市出身=以来6年ぶり。
若隆景は福島市出身として双大竜に次いで2人目、学法福島高相撲部出身では初めての幕内力士となった。
全国学生相撲選手権個人で準優勝した東洋大を経て、17年春場所に初土俵を踏み、三段目最下位格付け出しでデビューした。
昨年の初場所で幕下優勝し夏場所で十両へ昇進。
十両9場所目だった先場所は西十両3枚目で9勝6敗の好成績を挙げた。
身長182センチ、体重125キロ。
同じ荒汐部屋に所属する若隆景の2人の兄は、次兄の若元春(26)=本名港、学法福島高卒=が4場所ぶりに十両に復帰し、西十両11枚目につけた。
長兄の若隆元(27)=本名渡、学法福島高卒=は東幕下13枚目となった。
大波3兄弟の祖父は元小結の若葉山。