本場所 千秋楽後 情報!

■御嶽海
大相撲秋場所千秋楽、関脇御嶽海が優勝決定戦で関脇貴景勝を寄り切り、昨年7月の名古屋場所以来2度目の優勝を果たした。
表彰式の優勝力士インタビューでは「最高です! 昨年の名古屋はまぐれで優勝できた。今回はしっかり目標に向かってやってこれたので。それが実ってよかったです」と喜んだ。
御嶽海は先場所で9勝、今場所は12勝で優勝。次の九州場所の成績次第では大関取りの可能性がある。
審判部長代理の高島親方は「いい成績を残して(大関取りの)雰囲気が出てくれば」と否定しなかった。
御嶽海は観客の前で「そろそろ皆さんの期待に応えられるように、11月場所で決めたいと思います!」と力強く宣言した。
宮崎県は22日、大相撲秋場所で2度目の優勝を果たした関脇御嶽海関に知事賞の表彰状と賞金50万円、優勝杯の「あかべこトロフィー」、副賞として県オリジナル米「天のつぶ」1トンなどの県産農畜産物を贈った。
東京都両国国技館で行われた表彰式では、内堀雅雄知事が土俵上で御嶽海関にあかべこトロフィーを贈呈。内堀知事が賞状を読み上げて「天のつぶ」1トンなどの副賞を発表すると、館内から歓声が上がった。
ほかの副賞は、福島牛のサーロイン10キロ、「ふくしま愛情野菜詰め合わせ」として、県産ブロッコリーやネギ、ハクサイの計20キロ分。
県は県産品の風評払拭に向け、国技館で行われる本場所ごとに優勝力士に知事賞を授与しており、今回が21回目。JA福島五連が協力している。

■貴景勝
貴景勝は優勝決定戦で力尽きた。
約4カ月ぶりの土俵に上がって15日間を戦い抜き、12個の勝ち星を積み重ねたが「最後勝たないと意味がない」。
大一番で左胸を痛め、取組後は何度も気にして顔をゆがめた。
本割は低く当たり、3敗で並んでいた隠岐の海を寄せ付けず、約20分後の決定戦へ進んだ。
痛めていた右膝の疲労もピークを迎える中、体は悲鳴を上げる手前だった。
夏場所で右膝を負傷した際の因縁の相手、御嶽海と今場所2度目の対戦。
もろ差しで押し切られると、苦悶の顔になった。
支度部屋に戻った貴景勝の息は荒く、沈痛な表情を浮かべた。
付け人には「(左胸付近が)切れてる」と漏らし、タオルもつかめないほどだった。「(痛めたのは)押した時」と明かし、左手に力が入らず「やべぇ」「最悪や」ともこぼした。
支度部屋を出た後、花道の向こうの表彰式の様子を見つめた。
迎えの車を待つ間、スマートフォンの映像で御嶽海との一番を確認した。
「あー残念。けがが残念」。けがを乗り越え、大関復帰を決めたばかりの23歳。
手負いの若武者にまたも試練が訪れた。

■明生
西前頭10枚目明生(24)が朝乃山を寄り切り、2場所ぶり2度目の10勝を挙げた。
「一生懸命、思い切りいこうと思いました。中に入るしか勝ちパターンはないので」。
過去2戦2敗の相手に会心の内容だ。
11日目終了時点で9勝2敗と貴景勝と並び優勝争いのトップに立ったが、12日目から3連敗。
「10番勝ったのも5番負けたのも全部経験。もっと自分を磨きます」と、今場所を前向きに振り返った。

■隠岐の海
隠岐の海は貴景勝との3敗対決で完敗し、初優勝の望みを絶たれた。
差せずに防戦一方。土俵際での粘りも及ばず、「こういう日もあるというのが、一番出てはいけない日に出た。もう少しいい相撲が取れれば…」と悔やんだ。
両横綱が休場し、大関陣も思うように白星を重ねられない中、初日から8連勝し、4度目の敢闘賞を獲得するなど存在感を示した。
34歳のベテランは「またしっかり巡業から頑張りたい」といい、先を見据えた。

■栃煌山
西前頭16枚目の栃煌山は9敗となり、2007年春場所の新入幕から75場所続けて守ってきた幕内からの転落が濃厚となった。
苦境に迷いも生じたのか、立ち合いの中途半端な変化を琴奨菊に見極められ、なすすべなく押し出された。
白星を先行させた後、4連敗で終了。
かつての大関候補は支度部屋では険しい表情のまま、まげを直し「一番に集中してやっていた。頑張る」と絞り出した。

※阿武松親方
大相撲で「白いウルフ」と称された元関脇益荒雄の阿武松親方(58)が体調不良などにより、日本相撲協会を退職する意向を固めたことが22日分かった。
阿武松部屋は、弟子の音羽山親方(元幕内大道)が継承する方針で、26日の理事会で審議される見通し。
阿武松親方は昨年2月の協会理事候補選挙で初当選。
審判部長を務めていたが、体調不良のため、7月の名古屋場所から休場が続いていた。
1979年春場所、押尾川部屋から初土俵。
差し身の鋭い速攻を生かし、新小結だった87年春場所で千代の富士、双羽黒の2横綱に加えて4大関を撃破。
「益荒雄旋風」を起こし、人気を集めた。
幕内在位は20場所。94年に阿武松部屋を興し、弟子が野球賭博問題に関与して降格処分を受けた一方、阿武咲らを育てた。
かつては、元貴乃花親方が率いた一門に所属していた。

※大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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