本場所 14日目 情報!

■豪栄道
大相撲秋場所13日目大関豪栄道が、大関復帰を決めた関脇貴景勝を上手投げで土俵へはわせた。
頭を低くして立ち合った貴景勝の肩越しに左上手を取って投げを打った。
埼玉栄高相撲部の後輩でもあり、先輩大関は「やっぱり気合が入る」。と話していた。
貴景勝には3連勝で、これで通算8勝3敗。
自身は4敗だが、優勝ラインを自力で下げて「まだまだ頑張らないと。(賜杯争いは)どうなるかわからない。集中していく」と気合を入れた。

■御嶽海
関脇御嶽海が通算17場所目の三役で、2度目の10勝に到達した。
平幕の妙義龍を押し出し、初優勝を飾った昨年名古屋場所以来の大台だ。
大関復帰を決めた貴景勝が3敗目を喫し、優勝争いでも隠岐の海、剣翔の4人でトップに並んだ。
4敗も5人と、残り2日で1差に9人の大混戦。
「盛り上がるんじゃない?」と2度目の賜杯に狙いを定めた。
支度部屋でどっかり座った御嶽海が結びの結果を付け人に尋ねた。
「どっちが勝った?」。貴景勝が豪栄道に負けた。3敗でトップに並んだ。無言で2度、フンフンとうなずいた。
何より待望の10勝目だ。「ちょっとやりにくかった」と、3連敗中だった妙義龍をダイブしながら押し出した。
三役連続在位は歴代2位の16場所目になった。白鵬、鶴竜の時代にくさびを打ち込む次世代リーダーらしい安定感はある。
だが、10勝以上は初優勝を飾った昨年名古屋場所だけだ。
新三役翌場所の17年初場所、前頭筆頭では11勝したのに、三役ではできない。
「三役で大関になるのは難しいと思ったけど、2桁勝つのにここまで苦労するとは思わなかった。どうすればいいかわからない。方法を探してます」。
だからこそ、今場所はいくら優勝争いについて問われても「目標10勝」をかたくなに繰り返してきた。
充実感は大きい。「本当に目標達成できたんだ」。優勝時と今回の違いを「全然違う。前はあれよあれよだったけど、今回は違うでしょ?」と説明した。

■貴景勝
いつも通り低く当たった貴景勝だが、上背のある相手ならはじける。
ただ豪栄道は身長も低く的が小さいから、当たりづらく突き放しも利かない。
それがここまで3勝7敗という合口の悪さに表れている。
押し相撲の幅を広げる意味でも、豪栄道のような相手には頭からいかず、手を出していくなり考える必要がある。
もっと言えば、手の甲が下向きならいいが、手のひらが下向きだから落ちやすい。低く出れば何とかなると思ったところに落とし穴があった。
豪栄道からすれば、自分からまわしを取りにいったわけではないが、貴景勝の低さに救われた格好で、上手に手が届いた。
豪栄道が意地を見せたことで4敗の5人にも優勝の可能性が残された。

■遠藤
大相撲秋場所13日目人気の遠藤が琴奨菊を上手投げで破り、8勝目。
三役として初めて勝ち越した。得意の左を差したが、相手の寄りに後退。
投げを打ってバランスを崩したところを再び寄り立てられたが、体を弓なりにして逆転の投げ。
「あきらめず相撲を取れてよかった」。新小結だった平成30年夏場所では3勝だった。
取組後のテレビインタビューでは、珍しく笑みを浮かべて喜んだ。 8場所ぶりの小結返り咲き。膝や足首に抱える古傷と向き合い、「何とか相撲が取れている」という状態で進歩した姿を示した。
残り2日。2桁10勝へ向け「いい相撲を取れるよう、しっかりやるだけ」と前を見据える。

※八角理事長
大相撲秋場所13日目優勝争いは3敗に4人、4敗に5人がひしめく大混戦となった。
横綱不在などが主な原因といえそうだが、八角理事長(元横綱北勝海)は「楽しませてくれるよね」と前向きに捉えた。
13日目終了段階で星一つの差に9人いるのは1998年夏場所以来。
このときは3敗に3代目若乃花、武蔵丸、出島、4敗に曙、貴乃花、貴ノ浪らがいた。
結局、12勝3敗で大関の3代目若乃花が制し、場所後に貴乃花との史上初の兄弟横綱が誕生した。
2横綱3大関が圏内に入った当時と比べ、今場所は新入幕の剣翔ら平幕6人に優勝の可能性が浮上。
藤島審判部副部長(元大関武双山)も「また展開が読めなくなってきた」と予測不能だった。

※大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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