本場所 5日目 情報!

■鶴竜
大相撲秋場所4日目横綱鶴竜は逸ノ城を肩透かしで下し、4連勝。
「どっしり構えられると嫌なので、とにかく動いて先に先にいけてよかった」と振り返った。
支度部屋を出ると、柔道五輪金メダリストの大野将平(旭化成)と握手。
同じ整体師に治療を受けている縁で知り合い、8月の柔道世界選手権を生観戦し、優勝を見届けた。
大野は「柔道界の横綱になれるように鶴竜さんから学びたい」と刺激を受けた様子だった。

■栃ノ心
大相撲秋場所4日目カド番大関の栃ノ心は反則負けで3敗目を喫した。
土俵際で阿炎をはたき込み、軍配は栃ノ心に上がったが、物言いがつき審判団が協議。
頭を押さえた左手がまげを引っ張ったと判定され、行司差し違えとなった。
取組後、映像を見た栃ノ心は「はっと思ってすぐに離したんだけどね…」と言い、自らの左手をたたいて悔しがった。

■貴景勝
大相撲秋場所4日目1場所での大関復帰を目指す貴景勝は鋭い踏み込みで当たって友風の上体を起こし、電車道で押し出して4連勝。
「悪くなかった。勝とうが負けようが今日は終わった。明日の相手に気持ちをつくっていけたら」と淡々としていた。
右膝負傷による2場所連続休場の影響で、場所前の稽古は関取との番数が少なかった。
八角理事長(元横綱北勝海)は「後半戦になるとどうなるか」と心配する一方「元気なうちに勝っておくことだ」とエールを送る。
大関復帰条件の10勝まであと6勝。
「上がれなくても腐らず頑張って上がっていけばいい。今場所に越したことはないけど、追い込まれている気持ちはない」と自然体で臨んでいる。

■阿炎
阿炎が幸運な星を拾った。
栃ノ心にいなされて前のめりに土俵を割ったが、相手がまげをつかんだとして物言いがついた。
行司差し違えでの白星に「負けたと思っていた。ついているってことじゃないですか」と笑った。
2日目の白鵬戦で不戦勝となってから3連勝。
「場所前に海でごみ拾いのボランティアをしたからかな。心もきれいになった」と上機嫌だった。

■遠藤
大相撲秋場所4日目人気の小結遠藤が、朝乃山を寄り切って3連勝。
5日までの序盤戦で3連勝するのは平成30年名古屋場所以来で、返り三役が好調な滑り出しをみせた。
勝機を待たない。自らつくる。けんか四つ。不十分の右四つになった遠藤が、寄られた土俵際で起死回生の巻き替え。
俵に乗った左足一本。もろ差しを果たした体を弓ぞりにして残し、逆転の寄り切り。返り三役が、3連勝と加速する。
「勝てたからよかった」。支度部屋では今場所も短い言葉しか口にしない。
だが、相撲を取り切っている充実感には「そうですね」とうなずいた。
結果的に組み負けたが、下手を取った右肘を張り、朝乃山に上手も下手も与えなかった。

■逸ノ城
大相撲の東前頭2枚目逸ノ城が秋場所5日目の12日、休場した。
4日目の横綱鶴竜戦で敗れた際に右肩を負傷。
取組後、土俵についた右肩について「コキッと外れた」と話し、両国国技館内の診療所で診察を受けていた。
逸ノ城の休場は、今年の夏場所以来3度目。
5日目の対戦相手だった玉鷲は不戦勝になる。
今場所、十両以上の休場は、横綱白鵬、大関高安、十両貴ノ富士、嘉風に続いて5人目。

■隠岐の海
隠岐の海は、宝富士を受け止め、うまく小手に振った。
平幕で唯一の4連勝。 本人は、「受けてしまっている。あれでいいか、と思っちゃう、そういう自分に勝てない」と反省を口にした。
20歳代の頃は幕内上位の常連で、190センチを超す体格で将来を期待された。
だが、体調不良で稽古が満足にできなくなった。そして、いま34歳。「正直きついし、昔に比べて今は弱い。けがもしていないのに相撲が怖い。でも、それを乗り越えたい」と話している。

■炎鵬
大相撲秋場所4日目炎鵬は松鳳山と1分を超える熱戦を繰り広げたが、初黒星を喫した。
右下手を引いて潜り込んだが、首を絞められるような体勢になり、動きを止められた。
尻が土俵につきそうなほどに腰を落として居反りを狙うも不発。
体をひねって再び反り技を試みたところを浴びせ倒された。
支度部屋では反省の弁を並べ「我慢が足りなかった。後手に回ってしまったのが良くなかった」と悔やんだ。
小兵の業師を苦手とする力士が多い中、対戦成績で3連勝とした松鳳山は「動き負けないようにと思った。明日は筋肉痛だな」と笑い飛ばした。

■松鳳山
35歳の松鳳山と24歳の炎鵬が1分を超える熱戦で館内を沸かせた。
激しい攻防の末に勝ち名乗りを受けた松鳳山は「お互いに負けたくない気持ちが出た」と振り返った。
俵伝いに回った相手に右の下手を許して食い付かれても、松鳳山は慌てなかった。
両腕で抱えて炎鵬の動きを止めると、肩越しに左上手を引いた。上から押しつぶすように攻め、98キロの相手がしゃがみ込んで繰り出してきた捨て身の反り技にも構わず、137キロの体で浴びせ倒した。
松鳳山は「大学の同期に居反りをするタイプがいて、昔はさんざん食らっていたから」と経験を生かしてにんまり。
動きの良さで白星を重ねてきた炎鵬は初黒星を喫し、「もうちょっと我慢してもよかったかもしれない。後手に回ってしまった」と反省しきりだった。

※大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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