本場所 10日前 情報!

■豪栄道
右肩のけがで名古屋場所を途中休場した大関豪栄道が28日、東京都足立区の境川部屋で佐田の海と15番取った。
低く当たって一気に押すだけでなく、右おっつけ、巻き替えなどの動きも確認。
相撲を取る稽古は前日に始めたばかりで、「まだ本調子じゃない。メリハリをつけてやれることをやっていきたい」と話した。
秋場所は8度目のカド番で迎えるが、「出るからには優勝を目指す。高い目標を持たないとやりがいがない」と力強く言った。

■栃ノ心
右膝と左肩の負傷で大相撲名古屋場所を途中休場した大関栃ノ心が28日、同部屋で2カ月ぶりに申し合いを行い、平幕の碧山と計10番取って1勝9敗と精彩を欠いた。
立ち合いの厳しさがなかったため得意の左上手を引けず、上体を起こされて押し出される相撲がほとんど。
「(まわしが)取れない、当たれない、足が出てこない」と嘆き、3度目のカド番となる秋場所に向けて悲壮感を漂わせた。
右膝は今も痛みがあり「力が入らない」。過去2度のカド番と比べても「駄目ですね」という。
それでも「負けても落ち込まず、最後までやること。そうすれば少しずつ良くなる。休んでいても治らない」と前を向く。
痛みをこらえて稽古を続け難局に立ち向かう。

■貴景勝
大相撲秋場所を控えた27日、大関から関脇に陥落した貴景勝が東京台東区の部屋で行われた稽古に合流。
ぶつかり稽古で若い衆に胸を出すなどして汗を流した。
7月場所は右ヒザの故障で全休。場所後も部屋の稽古には姿を見せず、母校の埼玉栄高を拠点に治療やリハビリを行っていた。
貴景勝は約1か月に及ぶ“隠密トレ”について「自分がやるべきことはケガを治すこと。ヒザが動かない状態でここ(部屋の稽古場)に立っていてもしようがない。埼玉栄のヒザ専門の先生がいるので。(部屋ではやれない)治療もあるし、トレーニングもある」と説明した。
一方で、角界内では今回の貴景勝が取った単独行動を疑問視する向きもあった。ベテラン親方の一人は「自分の弟子なら認めない」と断言する。
その理由は監督責任がある師匠の目が届きにくいこと。
本来なら部屋頭の貴景勝は若手力士を指導する立場でもあるからだ。
大ケガや病気による入院でもしない限り、長期間の別行動はよしとされない風潮は今も根強い。
ただ、貴景勝自身も周囲から異論が出ることは折り込み済みのようだ。
「(別行動を)千賀ノ浦親方に認めていただいてありがたい。部屋のみんなにも、指導できる時はしてあげたいですけど。自分のリハビリで部屋にいないことを理解してもらって、みんなにも感謝しないといけない」と話し、師匠を含め部屋全体が納得済みであることを強調した。
貴景勝は近日中に相撲を取る稽古を再開し、本番に向けてペースを上げていく構え。
大関に復帰するためには10勝が必要となる中で「優勝したい。それを目指さないと10勝はできないし、10勝を目指したら5勝で終わる」と断言。
自ら選んだ方法が正しかったことを証明するためには、結果を残すしかない。

■遠藤
大相撲秋場所8場所ぶりに三役へ返り咲いた人気の小結遠藤は28日、埼玉・草加市の追手風部屋で大栄翔ら関取6人と11番取って8勝3敗だった。
「初日までまだある。ここからしっかり相撲を取っていく」。新小結だった平成30年夏場所は足首などの状態が思わしくなく1場所で陥落しており、万全の備えに気を配る。
東京場所前恒例の身長、体重測定では9キロ減の149キロだった。
夏巡業で食を細くしたこともあり「ショックだった…」というが、前回は測定後に正装での写真撮影が設定され、着物のほか多くの小物などを身につけていたという。
今回は浴衣で臨み、その“誤差”も指摘した。稽古でも体つきに変化はなく、立ち合いに軽さは感じられなかった。

※大相撲下関場所
大相撲の冬巡業となる下関場所が12月3日、県立下関武道館で開かれることになり、日本相撲協会巡業部の枝川親方が28日、PRのため下関市役所を訪れた。
下関場所の開催は2015年10月以来4年ぶり。九州場所の後、十両以上の力士ら総勢約270人が参加する予定。
公開稽古に始まり、気迫あふれる取組のほか、髪結いの実演、横綱の綱締めなどもある。「ぶつかり合う音など迫力を感じてほしい」と枝川親方。
豊真将、豊響といった力士が輩出した下関。枝川親方は、岩国市出身で相撲協会理事長も務めた故放駒親方(元大関魁傑)にも触れ、「後に続く力士が出てほしい」と期待を込めた。