2019.07 本場所 9日目 情報!

■高安
白星を手にした高安が、思わず左肘を押さえて顔をしかめた。
対戦成績で五分だった難敵の玉鷲を破って1敗を堅持したものの、痛い傷を負った。
相手の突きをこらえて左を差したところで、小手に振られた。
左肘をきめられていた感じで、その後は左に回って攻めをしのぐと、前へ出て右手で押し倒した。
支度部屋では報道陣の問い掛けに応じず、まげを直す間は左肘の内側を氷で冷やした。
貴景勝、栃ノ心に続いてこの日から豪栄道が右肩のけがで休場。
4大関のうち3人が不在となり、残った高安もアクシデントに見舞われた。
八角理事長(元横綱北勝海)は「前に出ていたから相手が崩れた」と攻めの姿勢を評価。
藤島審判長(元大関武双山)も「あまり得意ではない玉鷲に良い相撲だった」と振り返り、「あしたも元気いっぱい取ってくれればいいが」と心配した。
この日の朝稽古後には「良い感じできている。前に圧力がかけられている」と手応えを口にしていた。
初の賜杯獲得に向けて1差で両横綱を追う後半戦へ、試練が訪れた。

■御嶽海
大相撲名古屋場所中日の14日、上松町出身の東関脇御嶽海(出羽海部屋)は西前頭四枚目の逸ノ城に押し出しで勝ち、6勝2敗で折り返しとなった。
御嶽海の手付き不十分が続き、3回目で立ち合いが成立。
張り手を受けて左上手を取られた御嶽海は、逸ノ城の懐に潜り込むと脇に差し込んでいた右手を突き上げるように押した。
相手が上手を切って体を開いた瞬間を逃さずに攻め、押し出した。
今日は東小結阿炎と対戦する。対戦成績は3勝負けなし。

■竜電
竜電が阿炎との新小結同士の一番に敗れた。
突きをあてがって前進したが、土俵際で逆転の引き技を食った。
「仕方ない。負けは負け」。言葉は潔かったが、表情には悔しさがにじんだ。
三役以上との対戦が終わり、3勝5敗で折り返し。「また、あしたからやるだけ」と前を向いた。

■豊ノ島
36歳の豊ノ島が持ち味を発揮し、初顔の22歳貴源治をはね返した。
両まわしを許して寄られたが、土俵際で左からの豪快なすくい投げ。
「衰えてはいるけど、さびついていなかった。おじさんの意地」。元気な新入幕を転がして、したり顔だった。
再入幕の場所は3連敗スタートと苦しみながらも連勝で3勝まで星を戻し、「少しエンジンが掛かってきた」。後半戦へ弾みがついたようだ。

※吉田沙保里
大相撲名古屋場所中日(14日、ドルフィンズアリーナ)レスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里さんが、NHKのテレビ中継でゲスト解説を務めた。
打ち出し後には親交のある白鵬と握手。
「やめるのはいつでもできる。今しかできないことを頑張ってほしい」とエールを送った。
白鵬は正代を引き落とし、8連勝で自身の最多記録を更新する48度目のストレート給金。
「休場明けで1つクリアしたということですね」とうなずき、吉田さんの訪問に「ありがたいね」と笑った。


大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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