2019.07 本場所 中日 情報!

■鶴竜
危なげなく正代を破って7連勝を飾った。
立ち合いから左前まわしを取ると右上手もガッチリ。
同じ時津風一門で、普段は一緒に稽古しているが「稽古場と本場所は違うから」と、油断せず5秒3で退けた。
場所前に腰を痛めたが「(今場所の)最初は負担がかからないように速い相撲を取ろうと考えていたけど、日に日に落ち着けるようになった」と、状態も上向きで自信をのぞかせた。

■白鵬
7日目、白鵬は勝つには勝ったが、大栄翔にだいぶてこずった。
立ち合い左から張ったが右をさせず、つかまえられないまま何度もはたきにいった。
最後ははたき込んだが、アップアップだった。
6日目の碧山戦もそうだったが、白鵬には一時の圧力が確実になくなっている感じもする。
対戦相手にすればそんなに慌てて出る必要もなく、おっつけたり、突っ張ったりと見ながら押していくべきだろう。
しかし、染みついたかつてのイメージはそう簡単には拭えないのか、いかなきゃいかなきゃと出ている。

■高安
7日目、平幕碧山の右からのすくい投げでまわしを切られたが、すかさず突いてさがったところを押し出した。
1敗を守り、優勝戦線に踏みとどまった。
「落ち着いてとれました。
(土俵際の)詰めだけしっかりとりたい」と気を引き締めた。
中日は12勝12敗と五分の関脇玉鷲の挑戦を受ける。
難敵を退け、3日目からの連勝を伸ばしたい。

■御嶽海
三役常連の御嶽海は、先場所優勝した25歳の朝乃山が相手とあれば燃えないはずはない。
「年下には負けられないでしょう」。強烈なプライドを胸に、2場所続けて挑戦をはね返した。
下から突き上げて相手を起こし、朝乃山得意の右四つにはさせなかった。
相手がたまらず引いたところを逃さず、もろはずでさらに下から攻め、一方的に押し出した。
「自分のほうが低かった。良かったんじゃないですか」。納得の内容だった。
昨年名古屋場所で初優勝してからの1年を、「早くて長かった」と独特の言い回しで振り返る。
けがもあって賜杯争いに絡めず、大関挑戦が実らなかった悔しさがある。
「今場所の主役になりたい」。長野県出身の26歳は、準ご当所でもう一度輝きたい強い思いを隠さない。
今場所の名古屋は比較的涼しいが、「早く暑くなってほしいね。その方が好きだから」。
場所前は十分な稽古を重ねてきただけに、スタミナには自信がある。
賜杯争いでは鶴竜、白鵬を2差で追う。さらに調子を上げて横綱、大関戦を迎えたい。

■遠藤
7日目、人気の平幕遠藤は、大関豪栄道にもろ差しを果たして寄り切る完勝。
連敗を2で止めて3勝目を挙げた。
「しっかり集中して取れた。勝てたから(内容も)よかった」。
最近2場所は、勝ち越せば返り三役も狙えた前頭筆頭、同2枚目でともに7勝8敗と悔しい思いをした。
この日で関脇以上の対戦を終え、「後半へ向け、引き締めていきたい」と先を見据える。

■輝
中学の同級生対決が、大相撲で実現した。
西前頭12枚目輝と、西前頭14枚目炎鵬の初顔合わせ。
同学年で金沢市立西南部中の相撲部に所属していた間柄だ。
相撲は輝に軍配。
潜り込もうと飛び込む炎鵬を、下から突き起こして最後は押し倒した。
中卒で193センチ、143キロの「白鵬並みの体格」として鳴り物入りで入門した輝に対し、168センチの炎鵬は高校、大学を経由。
中学の稽古場以来、約10年ぶりの手合わせだった。
「懐かしいと思った」と輝。
炎鵬が「一番負けたくない相手」と言えば、輝は「これから何回でも取っていけたら」と再戦を心待ちにした。


大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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