2019.07 本場所 4日目 情報!

■白鵬
白鵬がうるさい相手を退けて3連勝。
右を差して、中に入ろうとする北勝富士の動きを止めると、低く頭をつける相手の肩越しに左を伸ばして上手を取り、最後は押しつぶすように左からひねった。
「立ち合いは悪くなかった。すくい投げか、前に出ようかと思っていた」と戦略を練っていた横綱。
肩越しにまわしを取る形は稽古で試みることがあり、「やっているから技も決まるんでしょうね」と満足そうだった。
休場明けで相撲勘が心配されていたが、「どうかなと思っていたが、体が動いている」と不安は消えつつある。

■高安
高安は2日続けての取り直し。
この日の遠藤との一番は軍配をもらったが、物言いがついた。
もう一丁では相手が前まわし狙いにきたところを右にかわして突き落とし、「内容は良くない」。連敗を免れても渋い表情だった。
2日目の竜電戦と合わせて2日で4番。
八角理事長(元横綱北勝海)は「場所前に(腰痛で)あまり稽古できなかったから、前向きに考えないと」と冗談交じりに話した。

■栃ノ心
関脇に陥落した夏場所で10勝し大関に復帰した栃ノ心は、新小結の竜電の上手出し投げに屈し3連敗。

■御嶽海
御嶽海が関脇対決を制した。
低く当たって玉鷲を起こし、一方的に押し出した。
「いい形で下に入れた。ああいう相撲が取れれば」と自賛。
玉鷲戦の連勝を10に伸ばした。
体調を崩して入院していた師匠の出羽海親方(元幕内小城乃花)が、この日から名古屋場所担当部長の職務に戻った。
御嶽海は「プレゼントになったんじゃないか。白星を重ねられたし、乗っていきたい」と上機嫌だった。

■竜電
28歳の新小結の竜電が前日の高安に続いて栃ノ心を破り、土俵を沸かせた。
連日の大関撃破に「正直うれしいです」と顔をほころばせた。
立ち合いで左上手を取ると頭を下げて体勢は十分。
投げを打って栃ノ心の姿勢を崩しながら、最後は右前まわしを引きながらの上手出し投げで転がした。
「勝手に体が動いた」と口にするほど好調だ。
これまでの土俵人生は順調ではなかった。
新十両だった2012年九州場所で右股関節を骨折して途中休場すると、その後も同じ部分を2度骨折して14年には序ノ口に落ちた。
師匠の高田川親方(元関脇・安芸乃島)は「けがをするのは、そこが弱いということ。もっともっと鍛えろ。稽古が足りない」と言い続けたという。
その叱咤に応えて18年初場所で新入幕を果たし、今場所で新三役。
苦労が実を結びつつある。
厳しいことで知られる部屋の稽古も「今はガンガンできる。つらくても、けがをしていた頃の方がつらい」と苦にしない。
4日目は横綱の白鵬との一番が控えるが「いつもと変わらない気持ちで」。稽古で養ってきた力を信じ、ぶつかっていく。

■朝乃山
先場所優勝の朝乃山は鶴竜に黒星。
前日の白鵬戦から続いた自身初の横綱挑戦を終えた。
立ち合いで得意の右が入らなくても構わず出た。
だが、鶴竜の体を開いての肩すかしに土俵に転がされた。
朝乃山は「肩すかしは頭になかった。まわしを取られての出し投げとかが来ると思っていた」と横綱の攻めの引き出しの多さに感服した様子。
連日、得意の左上手が遠く、「左上手をどう取るか。今場所は勉強と思って考えていきたい」と苦い連敗にも前を向いた。

■炎鵬
大相撲名古屋場所3日目(9日、ドルフィンズアリーナ)幕内下位で身長170センチに満たない小兵、炎鵬が3連勝と前半戦の土俵を盛り上げている。
大型力士を倒した24歳同士、照強と本日4日目に直接対決する。
99キロの炎鵬は180キロの琴勇輝に押し込まれたが、土俵際でうまく相手の左を手繰って回り込んで押し出した。
「腹がくくれている。先のことを考えずに、その日の一番に集中していく」とりりしい表情だった。

■照強
大相撲名古屋場所3日目(9日、ドルフィンズアリーナ)幕内下位で身長170センチに満たない小兵、照強が3連勝と前半戦の土俵を盛り上げている。
大型力士を倒した24歳同士、炎鵬と本日4日目に直接対決する。
116キロの照強は自らより88キロも重い魁聖を押し出し。
炎鵬戦へ「楽しみだね。一丁やってやるか」と気勢を上げた。


大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)
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