2019.07 本場所 3日目 情報!

■白鵬
横綱白鵬(34)は5月の夏場所で平幕優勝を果たし初顔合わせの平幕朝乃山(25)を上手投げで退け、連勝発進。
白鵬が横綱の貫禄を示した。
先場所優勝し、今場所初日も大関豪栄道を下すなど勢いがある朝乃山を一蹴した白鵬が、不敵な笑みを浮かべた。
「邪魔してやりましたね」余裕があった。
立ち合いでがっちり当たると右を差し、左上手を引く万全の体勢。
朝乃山に左上手を取らせず、前に出てきたところをタイミング良く上手投げを打って土俵に転がした。今場所前、出稽古に訪れた朝乃山を強烈な張り手で脳振とうを起こさせ、恐怖心を植え付けた。
本場所でもまざまざと力の差を見せつけ、世代交代の予感を吹き飛ばした。
取組後は朝乃山について「これでまた成長するでしょう」と期待を込めた。
初顔合わせの若手に横綱の強さを思い知らせる。
白鵬流の“かわいがり”である。

■御嶽海
大相撲名古屋場所2日目(8日、ドルフィンズアリーナ)大関に最も近い東関脇に戻った御嶽海が人気者同士の対決で、目の覚めるような取り口を披露して初白星を挙げた。
遠藤に対し、力強い突き、押しで休まず勝負をつけた。
昨年の名古屋場所覇者は大きな拍手を浴び「ようやく1勝という感じ。しっかり前に出られた」と自画自賛した。
名古屋場所担当部長を務める師匠の出羽海親方(元幕内小城ノ花)が体調不良で休場中。
自身が躍進すれば昨年同様、場所は盛り上がるだけに「連勝していきたい」と闘志をみなぎらせた。

■竜電
新小結竜電が取り直しの末に高安を破った。
右上手を許して寄られても、回り込みながらすくって、うまく後ろについた。
大関が向き直ろうとしたところで2本差して体を預け、「強い気持ちでいったのがよかった」と納得した。
軍配をもらった最初の一番でも1分を超える相撲を取ったが「スタミナはまだあった」と涼しい顔。
初勝利を殊勲星で飾っても、「まだまだ始まったばかり。攻める気持ちを忘れずにいきたい」と気を引き締めた。

■朝乃山
大相撲名古屋場所2日目(8日、ドルフィンズアリーナ)結びは右の相四つで上手を先にどちらが取るかが焦点だった。
当たってやや押し込まれたものの、先に上手を取ったのが白鵬だった。
初めての横綱戦で期待された朝乃山だが、格上に得意の形になられては厳しい。
それでも出るしか活路がなく何とか出ていったが、白鵬はそのタイミングを測っていたようで、上手投げがぴたりと決まった。
朝乃山としては初めての挑戦でそれなりの手応えはあったのではないか。
とにかく、前に出ることで一辺倒だったが、一つ勉強して、これからは上手を取らせないように取る工夫をしてくるだろう。
負けて覚える相撲になればいい。

■炎鵬
大相撲名古屋場所2日目(8日、ドルフィンズアリーナ)小兵の炎鵬が体重差2倍以上の魁聖を機敏な動きで料理した。
体重99キロの炎鵬が204キロの魁聖。
狙った右の足取りはうまくいかなかったが、すかさず横に食い付いて動き回り、巨体を翻弄。
くるくると回りながら送り出しで仕留め、「始めから後ろに回るイメージだった。思ったより(相手が)小さく感じた」としたり顔。
小兵の魅力を存分に発揮して連勝発進を決め、意気揚々と引き揚げた。
「脚しか見ていなかった。初めから後ろに回ろうと思っていた」と狙い通りの内容に満足そうだ。
ただ報道陣から「くるくる王子」の異名を提案されると「それは嫌ですね」と苦笑いで断った。
初対戦の相手に翻弄された魁聖。
「ぐるぐる回って自分で笑いそうになった。相撲じゃないだろ」とお手上げだった。