2019.07 本場所 2日目 情報!

■鶴竜
大相撲名古屋場所初日(7日、ドルフィンズアリーナ)横綱鶴竜は盤石の相撲で白星発進。
頭で鋭く当たって左を差すと、休まず前に出て新小結竜電を寄り切り、「立ち合いが良く、自分のペースで相撲が取れた」と納得の表情。
今場所前に腰を痛め、出場も心配されたが、「今は痛いとは思わない」ときっぱり。
「日に日に良くなればと思っている。そのためにも中途半端な相撲になるのが一番良くない」と完勝にも冷静だった。

■白鵬
大相撲名古屋場所初日(7日、ドルフィンズアリーナ)右上腕負傷で夏場所を全休した横綱白鵬は、昨年夏場所で初金星を与えた阿炎を冷静にはたき込み、令和初勝利。
当時との違いについて「(自分が)太ったからじゃないの」と笑顔でおどけた。
2日目の今日は場所前の稽古で胸を出した朝乃山の初挑戦を受ける。
この日も大関豪栄道を破っており、「(今日も)良い相撲を取っていたが、『そうはいかないぞ』という相撲を取りたい」と貫禄たっぷりだった。

■高安
場所前に腰を痛めた高安が、不安を感じさせない取り口を見せた。
体当たり気味の立ち合いで北勝富士を起こすと、すかさず左を差して前進。最後は押し出し、「前に出て勝てたのでよかった」と納得した。
十分な稽古を積めずに初日を迎えたが、3大関でただ一人白星発進。
「あすも良い相撲で勝ちたい」と落ち着いて話した。

■御嶽海
昨年の名古屋場所で初優勝を果たし、連覇を狙う関脇御嶽海(26=出羽海)が、悔しい黒星発進となった。
東前頭2枚目碧山(33=春日野)にはたき込まれた。
昨年は初日から11連勝だっただけに「初日からつまずいたね」と、口をすぼめた。
碧山のはたきは「頭にはありましたね。それを耐えきれなかった自分がちょっと。はたかれちゃ話にならない」と、言葉を振り絞った。
昭和以降では単独2位の15場所連続の三役在位となった今場所。
長野県出身で、名古屋が準ご当所となる大関候補にとって厳しい船出となった。

■阿炎
大相撲名古屋場所初日(7日、ドルフィンズアリーナ)東西の新小結は横綱に屈した。
先に登場した阿炎は白鵬を喉輪で起こしかけたが攻め切れず、はたきに腹ばい。
対戦前は「負けるつもりはない」と強気だったが「めっちゃ強い。立ち合いが速かった」と苦笑いを浮かべた。
初挑戦では破った横綱に力の差を見せつけられたものの「楽しかった。また何回も対戦したい」と汗をぬぐった。

■竜電
竜電は結びの一番で鶴竜に完敗。
右上手を許し、なすすべなく寄り切られた。
支度部屋では「自分が弱かっただけ」と淡々と振り返った。

■朝乃山
大相撲名古屋場所初日(7日、ドルフィンズアリーナ)朝乃山が力強い相撲を取った。
右の相四つでともに右を差したが、豪栄道は立ち合いの当たりがなく頭を下げるだけといった感じで、先に左上手を取った朝乃山が圧力をかけどんどん前に出た。
土俵際で左上手が切れたが、休まず体当たりし先場所に続き寄り切った。
先場所優勝し、今場所は初めて上位と総当たりの地位にきたが、精神的にはプレッシャーになることなく、前に出る自分の相撲をのびのび取っている感じだ。
先場所は豪栄道との大関戦だけだったが、横綱や他の大関にどれくらい通じるか、真価を問われる。
2日目の今日は早速、白鵬戦。
稽古では白鵬が圧倒したそうだが、勝ち負けを別にして朝乃山がどんな相撲を取るのか、非常に楽しみだ。

■遠藤
遠藤が栃ノ心を撃破した。
かち上げられても動じずに右前まわしを取ると、強引に出てきた相手の圧力を利用するように体を開いて出し投げ。
「全部良かった」と自賛する流れだった。
2場所連続で負け越しており、最近は存在感を十分に示せていないが、3場所ぶりの白星発進で波に乗っていきたい。
「一日一番だけを考えて頑張る」と短い言葉に決意を込めた。

■松鳳山
東前頭9枚目松鳳山(35=二所ノ関)が“アベック白星”を喜んだ。
自分は隠岐の海を上手投げで破った。
相手がまわしをつかんだ腕を決めにかかり、流れの中で投げを決めた。
「うまかったでしょ? 炎鵬ほどじゃないけど。たまたまだけど…体の反応がいいからだし、たまたまが多分、一番いいんじゃないかな」と取り口を振り返った。

■炎鵬
入幕2場所目の炎鵬が関脇経験もある36歳の豊ノ島を破った。
懐に飛び込んで右前まわしを取ると、機を見て出し投げ。
場所前に痛めた右肩も存分に使って業師を手玉に取り、「始めから良いイメージでいけた。やっぱり勝つのはいいこと」と実感を込めた。
白鵬の土俵入りで露払いを務めた。
先場所は横綱が全休したため、かなわなかった出番前の仕事。
「緊張がほぐれた」と言い、精神面でも大きかったようだ。