2019.07 本場所 初日 情報!

■鶴竜
大相撲名古屋場所は本日、初日を迎える。
6日は会場となる名古屋市のドルフィンズアリーナで土俵祭りが行われ、三役以上の力士らが出席し、15日間の安全を祈願した。
本場所前の出稽古で腰を痛め、出場も危ぶまれた横綱鶴竜は「(骨が)ずれたわけではない。炎症が治まれば、普通にいける」と軽症を強調した。
名古屋場所は昨年まで3年連続で休場している。
「一日一日、ベストを尽くすだけ。最後まで集中力を切らさず、精一杯やりたい」。昨年夏場所以来となる6度目の優勝へ、静かに闘志を燃やした。

■白鵬
6日名古屋市のドルフィンズアリーナでの土俵祭りでは、右上腕の負傷で先場所を全休した横綱白鵬は、自身にとって令和初の取組になる。
43度目の優勝に向けて「(平成13年春場所初土俵は)幕内では私が一番先輩。一番の兄弟子として頑張ります」とうなずいた。
初日は昨年5月の夏場所の初対戦で押し出され、金星を献上した新小結阿炎と対戦。「借りを返したいね」と力を込めた。

■御嶽海
6日名古屋市のドルフィンズアリーナでの土俵祭りでは、長野県出身で、昨年の名古屋場所で初優勝した関脇御嶽海(26)は「2連覇を狙う」と宣言。
宿舎に縁起のいいムカデが現れ、勢いに乗る。
あの歓喜から1年。
土俵祭りに出席した御嶽海は気持ちを新たに、表情を引き締めた。
「去年の名古屋場所で優勝し、チャンスをもらったが、結果につなげられず、もどかしい部分があった。2連覇し、チャンスをつかみたい」
昨年の名古屋場所で13勝2敗で初優勝。
世代交代の旗手として大関昇進も期待されたが、その後は2桁勝利はなく、今年初場所は小結に転落した。
その間、主役は春場所で大関昇進を決めた4歳下の貴景勝に取って代わられ、「もう1年たったのか。早かったし、長かった」と振り返る。
今場所前は時津風部屋の豊山や正代らと番数を重ねた。
「しっかり体が動いている。悪くない」と手応えを口にし、「主役になれるよう頑張りたい」と意気込む。
土俵外でも吉兆があった。
昨年に続き、愛知・犬山市の出羽海部屋の宿舎にムカデが現れたのだ。
ムカデは戦勝の神「毘沙門天」の使いとされ、進むばかりで後退しないことから勇ましい虫と尊ばれる。
御嶽海は「勝ち虫ですね」とにやり。
愛知県に隣接する長野県出身で、指定懸賞数は力士トップの150本。
場所前の注目度は群を抜く。
初日は過去2勝2敗の碧山、2日目は4勝4敗の遠藤と対戦。
連勝で波に乗り、再び土俵の主役に躍り出る。

■阿炎
6日名古屋市のドルフィンズアリーナでの土俵祭りでは、今場所を新三役で迎える小結・阿炎(25=錣山)は、初日の横綱・白鵬(34=宮城野)戦に向け「向かっていけたらいい。負けるつもりはない」と気合を入れた。
白鵬とは今回で2戦目。
昨年の夏場所6日目の初対戦では会心の押し出しで、自身初金星をつかんだ。
それでも「もう忘れた。考えずに、自分の相撲を取る」。約1年ぶりに優勝42度の横綱に挑むが「怖いと思ったことはない。緊張もしてない」と強心臓ぶりを見せた。
幕内上位で戦うため、夏場所以降は増量に励んだ。
名古屋入り後、近所のラーメン店に通い詰め師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)からは「食べ過ぎるな」と怒られた。
夏から6キロ増えて、現在154キロに。
「この体重でどれだけ戦えるか」と自己最重量で挑む。
白鵬は「ちょうど1年前か。借りを返したいね」とニヤリ。
名古屋で横綱昇進からちょうど12年を迎える今場所、若手の挑戦をはね返し、その威厳を示す覚悟だ。
世代交代の波が押し寄せる令和の大相撲。
「楽しみたい」と意気込む阿炎が、初日から場所を盛り上げる。

■朝乃山
先場所初優勝の朝乃山は6日、愛知県蟹江町の高砂部屋で最終調整に努めた。
上位陣との対戦が続くことが予想され「(いつも通り)場所に挑むだけ。楽しみですし、これからの相撲人生に関わってくる」と大相撲名古屋場所(7日初日・ドルフィンズアリーナ)を勝負の場所に位置づけた。
初日は大関豪栄道、2日目は横綱白鵬との対戦が組まれている。
6日は幕下以下の力士を相手に10番取り、汗を流した。
得意の左上手を引いて前に出る相撲を繰り返し、突き、押しの動きも入念に確認した。

※花田虎上
本日から愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)で大相撲名古屋場所が開幕する。
本場所は先場所中の負傷により途中休場を余儀なくされた大関・貴景勝(千賀ノ浦)が休場となり、2場所での大関陥落が濃厚となるなど波乱のスタートだ。
しかし今場所は、横綱・白鵬(宮城野)が先場所の休場から復帰する。
さらに夏場所でじつに58年ぶりとなる平幕優勝を果たした朝乃山(高砂)、さらに先場所で一場所での大関返り咲きを果たし、心身充実の大関・栃ノ心(春日野)からも目が離せない。
直近の9場所で5人の力士が賜杯を手にしていることもあり、今場所も終盤まで目が離せない取組が続くことが予想される。
AbemaTVでは、熱戦が続く15日間を生中継で放送する。
今場所の放送の目玉は、“三代目若乃花”の花田虎上氏だ。土日のレギュラー解説が決定しており、“相撲芸人”で知られるあかつと取組直後の実演解説を予定している。
また、第66代横綱ならではの見識から核心を突く本音トークも見逃せない。「わかりやすい解説を目指します」と意気込みを語った花田氏が、どのような解説を披露するか、あかつの相撲芸と合わせて注目だ。

※触れ太鼓
大相撲名古屋場所の初日を翌日に控えた6日、開催を告げる「触れ太鼓」が名古屋市内各地で披露された。
同市中区の朝日新聞名古屋本社前では、法被を着た呼び出しが「阿炎には白鵬じゃぞ」「鶴竜には竜電じゃぞ」と初日の取組を伝えた。
大相撲名古屋場所は名古屋市中区二の丸のドルフィンズアリーナ(県体育館)で開かれる。