2019.07 本場所 2日前 情報!

■鶴竜
腰を痛めている横綱鶴竜が4日、6度目の優勝を狙う大相撲名古屋場所(7日初日・ドルフィンズアリーナ)に出場する意向を示した。
報道陣の問いに「もちろん。そのつもりでいる」と意欲的だった。
1日に片男波部屋へ出稽古した際、稽古中に足を滑らせて痛めたという。
3日に続き、この日も午前中は治療に出掛けて稽古はしなかった。
腰の状態については「まだ場所まで時間があるので安静にする。痛めたときより良くなっている」と強調した。
治療後、部屋で鶴竜と話し合った師匠の井筒親方は「2日は一進一退だったが徐々に良くなっている。出る方向でいる」と話した。

■白鵬
最近の白鵬は稽古場に姿を現すと、まずは10分以上かけ、念入りに下半身をほぐす。
今年3月で34歳となった。けがとはほぼ無縁だった頃と比べると、より一層、体調管理に心を配るようになった印象だ。
右膝や左足首、右腕などに故障が重なり、休場は直近6場所で4度にも上った。
「けがが多くなっているし、苦しんでいる」と、珍しく弱音を吐いたことも。
自身が不在となった4場所では、いずれも初優勝力士が誕生。
毎場所のように賜杯を抱いた20代を思い起こせば、時代の変わり目が着実に迫っていることは否定できない。
1日には、令和最初の本場所となった夏場所で主役に躍り出た朝乃山に胸を貸した。
果敢に前へと攻めてくる25歳をがっぷり右四つで組み止めたかと思えば、巧みないなしや多彩な投げで崩す引き出しの多さを披露。
強烈な張り手も見舞った。「重い、強い、勢いのある一番脂が乗った力士」と認めるからこそ、今場所での初対戦を想定し、第一人者の厳しさを示してみせた。
6月下旬。七夕と重なる初日に向け、短冊に「V43」と記した。
「自分なりには仕上げてきているつもり。令和も始まったばかりだから、頑張りたい思いはある」。2場所ぶりの本土俵を、新たな復活劇を演じる舞台にする意欲で満々だ。

■貴景勝
大相撲の夏場所を右膝負傷で途中休場した大関貴景勝(千賀ノ浦部屋)が、初のカド番となる名古屋場所(7日初日・ドルフィンズアリーナ)を休場することが4日、決まった。
4時間以上の話し合いを経て、出場を望む貴景勝が、千賀ノ浦親方の休場勧告を受け入れた。
途中出場はせず、新大関からわずか2場所での陥落で、9月の秋場所は関脇へ。
取材に応じた失意の大関は、10勝以上で大関復帰となる秋場所を見据えた。
貴景勝の休場は、賢明な判断だ。
強靱な下半身をバネのように使った突き押しスタイルを支えているのは、間違いなく夏場所で負傷した右膝。
ぶっつけ本番の復帰となれば力士生命を左右しかねなかった。
再休場して2度不戦敗し、批判を浴びた夏場所の教訓も生かされた。
当時、再出場は千賀ノ浦親方との話し合いの末、新大関の意見を尊重して決まった。
名古屋で負け越せば関脇転落だけに、カド番脱出へ復帰を急ぎたいのは当然。
番付上の重圧もあったのだろう。
だが、同じ過ちは許されない。本調子ではない弟子に対し師匠は最後、休場勧告までして止めた。
角界で師匠は、いわば親代わり。
昨年末、貴景勝らが旧貴乃花部屋から移ってきた際も「どの子も我が子」と歓迎した師匠は今回、何としても未来ある22歳の相撲人生を守ろうとした。
陥落しても来場所、2ケタ勝てば大関復帰の道がある。
貴景勝は今回のことから、ファンに対して、このように話している。
「つかんだ大関の座をいったん手放すことになる。申し訳ない。もっと謙虚に、支えてくれる人のために頑張っていきたい」
「去年の九州からいい思いをしてきた。ここで悪い経験をするのは自分にとって大事。精神的に強いか弱いか分かれる。もう一回つくり直して地道にやりたい」
不安だらけのまま名古屋で勝ち越しを目指すよりも、力強い貴景勝の復活を誰もが待っている。

■栃ノ心
大相撲名古屋場所(7日初日・ドルフィンズアリーナ)前の稽古で左肩を負傷した大関栃ノ心(日野部屋)4日、愛知・春日井市の部屋宿舎で朝稽古を行った。
患部の大事を取って四股、すり足や幕内栃煌山とのぶつかり稽古などで終え、2日連続で相撲は控えた。
名古屋場所出場については「3日前の稽古でちょっと気合を入れ過ぎちゃったかな。場所が近いから左肩に無理はしないようにと思った。でも、もう大丈夫ですよ。名古屋ではまず勝ち越したいね」と支障はなく、表情は明るかった。

■玉鷲
1月の大相撲初場所で優勝した片男波部屋の関脇玉鷲関と、幕下の玉金剛さんが3日、南知多町の内海中学校を訪れ、生徒らと交流した。
河合康博校長が三月まで勤務していた知多市旭北小に玉鷲関らが訪問していた縁で、内海中にも来校することになった。
同校生徒や内海小6年生、保護者ら180人が参加。
女子児童2人との対戦では笑顔で押し出された玉金剛さんだったが、男子生徒を相手にするとひょいっと肩に乗せて土俵の外へ。
玉鷲関も男子生徒を片手だけで押し出し、力の強さを見せつけた。床山が玉鷲関の髪を手際良く結い上げる実演もあり、子どもらは興味深そうに見入っていた。
玉鷲関に勝負を挑んだ三年の大岩義典さんは「大人でも押さえ付けられるような強い力だったけれど、体は柔らかくてびっくりした」と話した。

■朝乃山
夏場所で初優勝した朝乃山は、名古屋市内のホテルで高砂部屋激励会に出席した。
今場所は上位陣と総当たりになるだけに「みんなつぶしにくると思う。連敗しても心が折れないように。(横綱との対戦は)思い切りいくだけ」と意気込んだ。
この日は犬山市の時津風部屋へ出向き、正代らとの申し合いで本格的な調整を終えた。
「足は出ているし、体も動いている」。優勝後は多忙を極めたが、状態に不安はない。