2019.07 本場所 11日前 情報!

■白鵬
自動車大手トヨタの支援を得て、史上最多を独走する43度目の優勝に挑む。
名古屋場所に向けて25日、愛知・豊田市で本格的な稽古を再開。
トヨタの豊田章男社長と親交がある縁などで今年、部屋宿舎が昨年までの名古屋市からトヨタスポーツセンターに移った。
クーラー完備の常設屋内土俵で、約1時間半汗を流した白鵬は「あらゆるものがそろっている」と絶賛。
七夕の初日、会場で公開される短冊に「V43」と記し、2場所ぶり頂点を見据えた。

■貴景勝
右膝負傷で夏場所を途中休場した大関貴景勝が25日、名古屋市の宿舎で稽古を再開させた。
基礎運動のみで最後のすり足も腰を下ろさず負荷を軽減。
調整遅れは否めず、初日まで2週間を切り、出場への見通しは立たない。
四股、スクワットで汗をかき、膝の動きを前後左右に確認。
「(患部の状態は)日によって違う。痛さはもうあんまりない。安定感、緩さの問題。その辺をどうやっていくか」と不安は消えない。
かど番となる場所。「出る方向で一生懸命やる」と意欲はある。
一方で「また右(膝)を切ったら終わり。根性と無謀を間違えないようにしたい」と熟慮する。
27日から3日行う二所ノ関一門の連合稽古も「実戦的な稽古は微妙」と不参加が濃厚。
初日から1週間前に相撲を取れるかをメドにしたが、現段階では厳しい。「基礎をしっかりやって体をパワーアップさせていく」。
ぶっつけ出場の可能性はあるが、引くのも勇気。判断一つに力士人生が懸かる。

■朝乃山
大相撲名古屋場所を前に、五月場所で幕内優勝した朝乃山関と名古屋場所担当部長の出羽海親方らが二十五日、県公館に大村秀章知事を訪ねた。
大村知事は「今場所も勝ち越して三役となり、大関取りにまい進してください」と朝乃山関を激励。
朝乃山関は体調を問われ「はい、大丈夫です」と答えた。
大村知事との取り組みにも応じ、豪快に投げ飛ばして笑顔を見せた。
朝乃山関らは名古屋市の河村たかし市長も訪問。
河村市長は「表彰式でまたお会いできるように」と激励した。
恒例の関取との一番では「(朝乃山関に)大外刈りを決めたる」と意気込んだが、突き落としで切り返された。
ただ、取り組み後、朝乃山関に「ガツンときた。骨が当たって痛かった」と言わせた。
優勝力士に対し、県は知事杯とみかわポーク五頭分や県産バラなどの花束を、市は市長杯と有松鳴海絞の浴衣地、へこ帯を贈る。

※阿武松審判部長名古屋場所全休
日本相撲協会審判部の阿武松部長が体調不良により、大相撲名古屋場所を全休することが25日、協会関係者の話で分かった。
高血圧の症状があり、入院などで治療に専念するという。
名古屋場所では審判部長代理の親方を立てる方向。
阿武松部長は5月の夏場所で物言い協議後に勝った力士や東と西を言い間違えるなど、場内説明の際に分かりにくい言い回しが散見された。
同場所後の横綱審議委員会からは正確な説明を求められ、改善する意向を示していた。