2019.05 本場所 14日目 昼 情報!

■栃ノ心
13日目、栃ノ心にとっては悔やみきれない黒星だったろう。
朝乃山がつかまったら駄目だと、立ち合いから一気に出ていった。
土俵際で栃ノ心は左に回り込んで右からすくい投げを打ち、朝乃山の落ちるのとほぼ同時に栃ノ心の右かかとが出たかどうかの微妙な勝負。軍配は栃ノ心に上がったが、物言いがつき行司差し違えとなった。
栃ノ心にとっては遠い遠い10勝になったが、とにかく気持ちを切り替え中盤までの盤石の相撲を思い出し、残り2日にかけてもらいたい。

■竜電
13日目、12日目の鶴竜戦の敗戦からきっちり立て直した。
御嶽海に頭からぶつかって引きに乗じて足を運んだ。
相撲巧者を押し出して2場所連続で勝ち越し「うれしい。攻められたので良かった」と静かに喜んだ。
右股関節の大けがで十両から序ノ口に転落したがはい上がってきた。
自己最高位の西前頭3枚目だった昨年九州場所は負け越したが、西前頭5枚目の今場所はスピードある取り口が光る。
「あと2日力を出し切る。成長したところを見せたい」と意気込んだ。

■朝乃山
13日目、平幕朝乃山が軍配差し違えで関脇栃ノ心に寄り切りで勝って11勝目を挙げ、2敗で並んでいた横綱鶴竜は大関高安に押し出されて敗れ、単独トップに立った。
朝乃山が14日目に大関豪栄道に勝ち、鶴竜が栃ノ心に負けると、朝乃山の初優勝が決まる。

■志摩ノ海
新入幕の志摩ノ海が4連勝で勝ち越しを決めた。
琴恵光の攻めを耐え、おっつけから左上手を引いて寄り切った。
「きょうだけは喜んで、またあしたから気を抜かずにやりたい。あと2番が大事になってくる」と言葉に力を込めた。
三重県出身で、7月の名古屋場所は準ご当所となる。
「今場所は自信を持って取り組めた。勝ち越して、良い成績で帰りたかったのでよかった」とうれしそうに話した。

■炎鵬
新入幕で土俵を沸かせている炎鵬が右太もも裏を負傷した。
明生と投げを打ち合ってもつれた後、立ち上がろうとした際に痛みが出たという。
差し違えで黒星を喫し、まさに痛い1敗となった。
用意された車いすには乗らなかったが、足を引きずって花道を引き揚げた。
支度部屋では患部を冷やし、時折顔をゆがめながらも「(筋肉は)切れていない。大丈夫です」と気丈に話した。
勝ち越しに王手をかけてから4連敗。
素早い動きが持ち味だけに、今後が心配だ。