2018.11 本場所 14日目 朝情報!

■高安
1差で追う高安は自力優勝の可能性を残すためには落とせなかった。
その重圧を振り払うように攻め抜いて、大栄翔を退け「全開でいけた」と納得した。
相手の低い突きに、いなしやはたきで応戦。
機を見て前傾姿勢となって押し込み、最後は土俵下へ吹っ飛ばした。
14日目には貴景勝との直接対決を迎える。
八角理事長が「気迫があった。あすに向けて勢いがつく」とうなれば、阿武松審判部長は「きょうの高安を見て読みづらくなった。良い勝負になる」と期待した。

■貴景勝
13日目、平幕碧山を押し倒して12勝目を挙げ、1敗で単独首位を守った。
14日目の直接対決で貴景勝が高安に勝つと、千秋楽を待たずに初優勝が決まる。
激戦の末に元関脇の32歳、碧山を下し、初の賜杯に大きく近づいた。
それでも支度部屋に戻った貴景勝はいつもと同様、表情を変えることもなく、淡々とこの日の一番を振り返った。
「気持ちでいけた。パワーも経験も全て負けているので、気持ちでいこうと思った」

■魁聖
13日目、8敗目を喫した竜電戦で左ふくらはぎを再び負傷した。
取組後は自力で歩きながらも「前に出たときに左足が滑って、『パキッ』と音がした。めちゃくちゃ痛い」と話した。
14日目の出場については、当日朝の様子を見て判断する。
魁聖は場所前の稽古で左ふくらはぎを負傷。
2日目まで休場し、3日目から途中出場したが、3勝にとどまっている。

■琴奨菊
福岡県柳川市出身の琴奨菊が九州場所で3年ぶりに勝ち越した。
12歳下の阿武咲に土俵際まで押し込まれたが、外四つでがぶってきめ出した。
「状況状況で体も反応して、意識も反応できた」と納得の表情で振り返った。
連日大きな声援を受けての土俵。
「福岡ではいろいろなものを背負っている。ちょっとほっとしたね」と正直な胸の内を明かした。

■隠岐の海
13日目、松鳳山をすくい投げで破って10勝目を挙げ、少しではあるが優勝の可能性を残した。
「微妙ですね。やりにくい」と内容には不満げだったが、11勝を挙げた昨年九州場所以来の2桁勝利に「久しぶりでうれしい」と喜んだ。
7日目から7連勝の快進撃にも「たまたま勝っているだけ」と33歳の実力者は淡々とした様子。
残り2日間へ意気込みを聞かれると「目立たないように、こそこそいきます」と控えめに意欲をのぞかせた。

※里山
23日、里山浩作(尾上部屋)の引退と、年寄「佐ノ山」の襲名を発表した。
鹿児島県出身の里山は日大を経て、2004年春場所で初土俵。
07年夏場所に初入幕し、幕内在位は計6場所だった。