2018.11 本場所 11日目 朝情報!

■高安
10日目、千代大龍を右四つに組み止め、胸を合わせて寄り切った。
8勝目を挙げて勝ち越し。
貴景勝を1差で追う、2敗を守った。
立ち合い、千代大龍の激しいぶちかましに当たり負けせず「押し込まれないように踏み込もうと思った。落ち着いて前へ出られた」。
貴景勝とは直接対決を残しており、終盤戦へ向かう。
「一日、一日。前向きに、上向きに…」。
3横綱の休場で、大関の責任感を漂わす。

■御嶽海
10日目、平幕正代に押し出されて5勝5敗となり、場所後の大関昇進が事実上消滅した。
昇進の目安とされる直前3場所合計33勝に届かないことが決まった。
残り5日間を全勝しても合計32勝にとどまる。
昇進問題を預かる日本相撲協会審判部の阿武松部長は、高い次元の成績を求めていた。
昇進について明言を避けたが「最初から何勝というものもない。とにかく自分の相撲を取り戻してほしい」と話した。

■貴景勝
北勝富士を難なく押し出し、1敗を堅持した。
「1敗とか2敗とか関係ないんで。自分がどう戦っていくかだけ考えてました」と無心であることを強調したが、この9勝目は価値ある白星となった。
新入幕した2017年初場所から在位12場所目で幕内100勝目に「そうなの。頑張らないといけないと思います」。
疲れもたまる終盤戦「大丈夫です。全然。疲れるの当たり前なんで。あしたの準備をしっかりして備えたい。負けて後悔しない相撲を。それだけ考えたいと思います」と弱音は吐かない。

■大栄翔
持ち味を発揮し、給金を直した。
低い当たりで隆の勝を押し込み、土俵際のはたきにも構わず前進。
「白星が多いので気持ち的に楽に取れている。とりあえず一安心」と喜んだ。
10日目で勝ち越しを決めるのは、今年初場所に並び自己最速だが、その場所は9勝止まりだった。
それだけに終盤戦が重要。
「負けた次の一番はより気合を入れて連敗しなかったのが良かった」とここまでを振り返り、「一日一番、集中したい」と残り5日間を見据えた。

■碧山
10日目、初の8連勝を飾り、勝ち越しを決めた。
西前頭8枚目宝富士にまわしを与えず、小刻みな突き押しを約330発見舞って体を起こし、最後ははたき込んだ。
「押し切りたかった。相撲は良くないけど、押していたから(はたきが)効きましたね」。
7連勝は13年名古屋場所6日目からと、優勝次点だった17年名古屋場所初日からの2度あったが、自己記録を更新して2場所ぶりの勝ち越しを決めて表情は緩む。

■阿武咲
10日目、千代翔馬を出足で圧倒し、10日目で勝ち越しを決めた。
立ち合いで相手の得意の左を差されたが、「下手を殺せた」と右肘を絞り、まわしを遠ざけて前へ。
左を差して自慢の馬力で一気に出ると、相手の苦し紛れの投げに乗じて寄り切った。
得意の押し相撲に加え、四つに組んでも強さを発揮し、「落ち着いて対応できた。集中できている」と充実の表情だ。