2018.11 本場所 10日目 朝情報!

■高安
優勝争いに食らいついている。
平幕・嘉風を立ち合いから攻め、余裕を持ってはたき込み。
2敗を守った。
3横綱不在の中、看板力士として踏ん張り、悲願の初優勝を目指していく。
嫌な相手を危なげなく仕留めても、高安は満足していなかった。
支度部屋の風呂から上がっても、表情は険しいまま。
相撲内容については「前に出て勝ちたかった」と答えただけだった。

■御嶽海
竜電に寄り切られて4敗目。
大関獲りが出直しとなることが決定的となった。
数字上は残る6番を全勝すれば昇進の目安とされる直近3場所33勝に届くが、審判部の阿武松部長は「結論は言えないが、かなり厳しい」と見解を示した。

■貴景勝
栃ノ心を寄せつけず、一番乗りで勝ち越しを決めた。
鋭く踏み込み、出足を利かせて前進すると、相手にまわしを取らせず押し倒した。
横綱、大関戦は3戦全勝。
再び連勝街道に乗っても、「ここから負けたら8勝7敗。15日間の戦いというのは10日目から(が勝負)だと思う」と気を引き締めた。
支度部屋を引き揚げ外に出ると、2人の男性ファンが「貴景勝~、優勝~!」と絶叫した。
期待が高まっても、本人は極めて冷静で「15日間の勝負。9日目が終わった時点での成績は何一つ参考にならない。あてにならない。あとどう向き合うか」ときっぱり。
未体験ゾーンに突入しても浮足立つことはない。

■碧山
9日目、碧山が存在感を発揮している。
191センチ、197キロの巨体を生かし、明生を立ち合いから圧倒。力強く前進して押し倒し、2連敗後に白星を七つ並べた。
「足も動いていたし、相手も見えていた。落ち着いていた」と納得顔だった。
前日の九州場所8日目は、晩ご飯にもつ鍋を食べるのが恒例になっているという。
英気を養って2場所ぶりの勝ち越しへあと1勝とし「いつもより親方がもつを多く入れてくれたと思う。食べて元気がついた」と目尻を下げた。

■阿武咲
大奄美を押し出し、2敗を守った。
「しっかり立ち合いから足を運ぶことができました。思い通りの相撲が取れました」。
右膝後十字じん帯損傷で初場所を途中休場し翌場所も全休。
名古屋場所から幕内に復帰したが、先場所は4勝11敗と負け越していた。
「先場所は苦しかったのでその分、気持ちも体も充実している。攻めてしっかり前に出ることの大切さを身に染みて感じました」と振り返った。