2018.09 本場所 千秋楽翌日 朝 情報!

■白鵬
14日目に41度目の優勝を決めた白鵬は千秋楽、鶴竜を送り出して15戦全勝で終え、自身の持つ最多記録を更新する14度目の全勝優勝を果たした。
横綱800勝、幕内1000勝と次々と自身が持つ記録を更新していった場所を、これまた自身の最多記録を更新する14回目の全勝優勝で締めくくった。
「久しぶりに相撲の神様が私にほほ笑んでくれたと思いました。今年はけがに泣き、4月におやじが天国に旅立ちまして寂しい思いをしましたけど、これで無事いい報告ができると思います」と土俵下での恒例の優勝インタビューでは、四方に手を振って大歓声に応えてみせた。

■稀勢の里
10勝で秋場所を終えた。
千秋楽は、豪栄道に左差しに行ったところをおっつけられ、俵に詰まると突き落としに土俵で一回転。
支度部屋では硬い表情で無言を貫いた。
8場所連続休場明けの今場所。
田子ノ浦部屋の兄弟子、西岩親方は「これだけ長く休み、2桁勝てたのは良かったのでは」と話す。
ともに先代師匠の元横綱・隆の里から厳しい指導を受けた間柄だけに「優勝して本当の復活。今場所は最初の一歩」。
横綱としての復活は、まだまだとみる。

■御嶽海
千秋楽、阿炎をはたき込みで下し、大関とりのかかった秋場所を9勝6敗で終えた。
立ち合いから激しい相撲になったが、阿炎の諸手突きをうまくいなし、最後は先輩力士の意地と粘りで大きな1勝を手にした。
11勝すれば大関昇進の目安「三役以上で3場所合計33勝以上」に届くところだったが、横綱・大関陣勢ぞろいの場所で苦戦し、9勝に留まった。
それでも初優勝した先場所の13勝と合わせて、これで2場所合計して22勝。
今場所同様、来場所でも11勝が昇進の目安になった。

■貴ノ岩
千秋楽、隠岐の海を上手出し投げで破り、10勝5敗の二桁勝利で千秋楽を締めくくった。
「二桁勝てて良かったです。言い訳にできませんが、終盤は体調を崩して力が出なかった。いい流れの時になぜこうなるんだろうと反省しました」と時折、咳き込みながら振り返った。

■嘉風
千秋楽、前頭九枚目・北勝富士を寄り切りで下し、2015年秋場所以来となる11勝目を挙げた。
先場所は初日から13連敗と絶不調だったが、今場所は番付下位で実力の差で圧倒。
9番も多く勝ち健在ぶりを見せつけた。

※懸賞
日本相撲協会は23日、大相撲秋場所の懸賞が史上最多の2160本になったと発表した。
これまでの最高は、昨年夏場所の2153本。

※三賞
23日、両国国技館内で三賞選考委員会が開かれ、史上初めて三賞とも該当者なしという異例の決定がなされた。
殊勲賞、敢闘賞、技能賞の三賞は、横綱・大関以外で、成績が優秀だった幕内力士に贈られる。
日本相撲協会の審判委員と記者らの投票で決定するが、今場所は上位陣が安定して勝ったことから目立つ力士がおらず、過半数を得た候補はいなかった。
三賞が1947年11月場所から実施されて以降、史上初の珍事となった。
出席した藤島審判部副部長は「いつも厳しめに(選考を)やっている。何が何でも(誰かを)選ぶということはしません」と毅然(きぜん)とした表情で話した。