2018.09 本場所 11日目 朝 情報!

■稀勢の里
10日目、優勝した昨年3月の春場所以来、9場所ぶりの勝ち越しを決めた。
西前頭3枚目の遠藤と3度立ち合いが合わなかったが、今場所最短2秒3で寄り切り快勝。
元横綱日馬富士と並ぶ、歴代6位タイの幕内通算712勝目を挙げた。
年6場所制となった1958年(昭33)以降の横綱では、歴代最長の8場所連続休場から進退を懸けて出場した場所で、引退危機回避へ最低ラインは死守した。
師匠の田子ノ浦親方は「まだまだこれから。勝ち越しが目標じゃないので」と、口数の少ない本人の思いを代弁した。
引退危機の完全消滅へ、さらに勝ち続けるつもりだ。

■高安
10日目、1敗同士の注目の大関対決は高安が豪栄道を退けて、初優勝に望みをつなげた。
けんか四つの対戦で差し勝ち、左下手を引く。
相手の左腕を抱え、タイミング良く右でかいなひねりを決めた。
横綱、大関陣でただ一人、優勝経験のない高安にとって11日目の白鵬戦は大一番。
多くの質問に無言だったが「もう一回、気を引き締めます」とだけ述べ、集中力を高めていた。

■御嶽海
10日目、鶴竜に寄り切られて4敗目となり、場所後の大関昇進が厳しくなった。
昇進問題を預かる審判部の阿武松部長も「(昇進は)厳しい状況でしょう」と明言した。
3連敗の御嶽海は「横綱が強かった。まだ5日間あるからね。しっかり気持ちを切り替えて」と前を向いたが、前日の白鵬戦から2日連続での横綱戦の黒星に険しい表情を浮かべていた。

■旭大星
両膝の負傷で4日目から途中休場し、9日目から再出場していた西前頭11枚目の旭大星が10日目の18日、琴勇輝戦で敗れた際に右膝を悪化させ、再び休場を示唆した。
土俵を割る際に右膝から崩れ、取組後は右足を引きずりながら歩いた。
旭大星は「(痛めたのは)土俵際でいなされた時。完璧に治すまで休んだ方がいい」と話した。

■貴ノ岩
10日目、栃煌山に快勝して1年ぶりに幕内での勝ち越しを決めた。
投げを打ってきた相手の左脚に右脚をかけて転がし、「うれしい。三役に上がれるように頑張りたい」。
師匠の貴乃花親方は「土俵に上がれることに感謝しているでしょう」と弟子を思いやった。