2018.05 本場所 千秋楽翌日朝 情報!

■鶴竜
自身初の連覇を成し遂げた。
昨年名古屋場所以来、5場所ぶりの横綱同士の対戦で、白鵬を外四つから寄り切り。
14勝1敗で2場所連続5度目の優勝を飾った。
モンゴルからは両親がサプライズで来日。
妻と2人の子供とともに喜びを分かち合った。

■栃ノ心
栃ノ心らしい相撲だった。
勢と右四つで胸を合わせ、左上手を引きつけての寄り。
大関昇進の目安、3場所計33勝を大きく上回る37勝は、3代目若乃花らに並ぶ史上最多。
結びで白鵬が鶴竜に敗れたため優勝決定戦は実現しなかったが、最後まで盛り上げた。
「ドキドキしながら(結びを)見ていましたね」。
13日目の正代戦で右手首を痛め、病院で検査すると、以前に骨折した痕が2カ所も見つかった。
「いつやったのかな。気づかなかった」。
前夜はジョージア風の鍋などを作り「料理はリフレッシュできる」。
気持ちを切り替えて千秋楽に臨み、笑顔が戻った。

■松鳳山
鶴竜に土をつけた一番を評価され、初の殊勲賞を手にした。
受賞の条件は自身が勝ち越し、鶴竜が優勝することだった。
速攻で宝富士を下して給金を直した後、結びで鶴竜が勝ったのを見届けると、「ドキドキして吐きそうだった」と言って胸をなで下ろした。

■千代の国
12勝3敗の成績を残し、自身初の敢闘賞を受賞した。
今場所は初日から白星を重ね、九日目で勝ち越しを決めていた。
この日の取組は輝を突き落としで破り、白星の数を幕内で自己最高の12に伸ばして三賞受賞に自ら花を添えた。
受賞インタビューでは「(12勝は)自分でもびっくりするくらい、いい成績なのでうれしい。今場所はしっかり当たって先手を取って動けていたし、落ち着いて相撲が取れていた。また、稽古を頑張って、万全の状態で来場所に挑みたい」と語った。

■旭大星
北海道出身として26年ぶりの新入幕だった旭大星は、素早い動きで千代丸を圧倒し、晴れて敢闘賞を受賞した。
勝てば三賞をもらえることを取組前に知っていたというが、硬くならなかった。
「負けても9番だから。気持ちいい」と自然と笑みが広がった。
かつては「相撲王国」と呼ばれた故郷の期待を背負い、連日生きのいい取組を続けた。
6月9日には芳恵夫人との挙式披露宴を控え、土俵外でも充実の日々。
「(敢闘賞の賞金は)披露宴に回す。こんなに勝てるとは思っていなかったのでうれしい」と上機嫌だった。

※阿武咲
十両は元小結の阿武咲が11勝3敗で並んだ剣翔をはたき込んで優勝した。
右膝の負傷の影響もあり十両に落ちていたが、2場所ぶりの幕内復帰が確実。

※照ノ富士
元大関で東十両8枚目の照ノ富士は、今場所を9敗6休で終えた。
来場所の幕下転落は確実だが「誰もやめるとは言ってないよ」と現役続行に意欲を示した。
再起を期し、当面は故障を抱える左膝や内臓疾患などの治療に専念する。
大関経験者の幕下転落は、昭和以降初めてとなる。
師匠の伊勢ケ浜親方は「若い(26歳)から下に落ちたからといってやめさせるとかじゃない」と説明した。