千秋楽翌日 朝情報!

■高安
8連勝で締めて、自己最多に並ぶ12勝目を挙げた。
左四つで前に出てくる御嶽海の攻めをこらえ、最後は右からの上手投げで転がした。
8日目からは相手をはじくような力強い立ち合いが光った。
「次こそ自分が優勝したいという気持ちを持って取り組みたい。ひたすら稽古(けいこ)するしかない」と決意を新たにした。

■栃ノ心
前日に初優勝を決めた栃ノ心が、遠藤を破って千秋楽を白星で締めた。
左上手を引けなくても、前に圧力をかけて攻めた。
力強く右からすくって相手の上手を切ると、勝機とみて押し出した。
「ここで負けたら気合が足りないとか言われる。勝ててよかった」と、一息ついた。
28日、三賞選考委員会で初の殊勲賞、2度目の技能賞に決まった。
三賞ダブル受賞は2015年秋場所で殊勲、技能賞の平幕嘉風以来。
前夜はジョージアに帰省中の夫人とテレビ電話で話し、喜びを分かち合った。泣いていた愛妻の姿を見て、幸せを感じたという。
幕内優勝力士に名を連ねたが、「これからも稽古を一生懸命し、親方の言うことを聞いて、来場所もいい相撲を取れるように頑張りたい」と気持ちを引き締め直した。

■照ノ富士
8敗7休で白星なしに終わった。
右の相四つの蒼国来を相手に簡単に寄り切られ、以前の力強さは全く見られなかった。
来場所は十両転落が決定的。
昭和以降で大関経験者が十両に落ちるのは大受、雅山、把瑠都に続いて4人目となる。
けがで幕下まで番付を下げながら、幕内優勝を果たした栃ノ心に共感する部分があるようで、「自分もそうやって次に向けて頑張るしかない」と前を向いた。

■阿炎
新入幕、東前頭14枚目で千秋楽に勝って白星を2桁に乗せ初の敢闘賞受賞。
千秋楽、松鳳山を押し出して三賞を引き寄せ「力が通じないわけじゃないと思えた」と手応えを口にした。

■竜電
新入幕、東前頭16枚目で10勝を挙げ初の敢闘賞受賞。
千秋楽、千代丸の引き技に落ち、「きょうの相撲は良くなかった」。
複雑な表情を浮かべながら、「まだまだ始まったばかり。これから番付を上げたい」と先を見据えた。


・新入幕の三賞受賞は昨年秋場所の朝乃山以来となる。

・大相撲初場所は千秋楽の28日も入場券が完売し、15日間満員札止めとなった。
昨年起こった元横綱日馬富士の傷害事件以降、不祥事が次々と明らかになっている中でも盛況だった。
取組への懸賞は当初2200本以上申し込まれていたが、白鵬と稀勢の里が休場した影響もあって1988本にとどまり、過去最多だった昨年夏場所の2153本には届かなかった。