Data #10:今場所の目玉商品
豊昇龍
2月16日、千葉県柏市で横綱昇進パレード。2月25日、大阪市内の部屋で会見。第74代横綱昇進。初土俵から所要42場所は、年6場所制となった1958年以降歴代5位のスピード昇進。モンゴル出身では6人目で、外国出身力士として8人目。15年にモンゴルから来日。千葉・日体大柏高に留学。柏市で3年間過ごす。
大の里
18日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で稽古し、春場所に向け「初場所は勝たないと駄目という変な重圧があった。その反省を生かし、春場所で成果が出ればいい」と巻き返しに意欲を示した。24歳の大器は「感じるものはある。いろいろと考えた」と語る。この日は基礎運動にとどめたが、2月は相撲を取る稽古の頻度を増やし、1日20番前後をこなしてきたという。11日、大関昇進披露宴では、出席者から横綱昇進を期待する声を多くかけられた。「自分の目標はまだまだ。高みを目指して頑張りたい」と発奮材料にしていた。
琴櫻
17日、千葉・松戸市の部屋で、出稽古に来た幕内・王鵬らと12番相撲を取った。11日の時津風部屋の出稽古を皮切りに、出稽古や部屋での稽古で関脇・大栄翔や幕内・王鵬らと関取衆と番数を重ね、ここまでの稽古を振り返り「やれることはできた。1回仕上げる気持ちでやっている。感覚的な問題で、場所に向けてもっと研ぎ澄ましていけるようにしたい」と語った。春場所は大関7場所目で初のかど番で臨む。「大阪に入ってからまた仕上げないといけない」と、逆襲へさらに状態を上げる。第49回大相撲トーナメントで3位入賞。
大栄翔
時津風部屋に出稽古。初場所11勝をマークし5場所連続の三役。3場所連続の関脇。春場所は大関昇進の足場固めの場所。
王鵬
新三役昇進。新関脇は2024年名古屋場所の大の里以来。大嶽部屋からの新三役、新関脇は、現師匠が継承してから共に初。東京都からの新関脇は、1997年秋場所の栃東以来戦後9人目、新三役は2022年九州場所の翔猿以来15人目。親子三役は史上7組目。場所前は時津風部屋、佐渡ケ嶽部屋に出稽古。
霧島
2023年初場所以来の小結。2場所ぶりの三役復帰。
阿炎
第49回大相撲トーナメントで3位入賞。
若元春
11日、都内で結婚披露宴を開き、多くの関係者から祝福を受けた。新横綱豊昇龍や大関琴桜らも駆けつけた。「奥さんの前では、取り繕わない自分でいられる」と感謝した。2歳の長女についても「どれだけ悪い相撲を取ったあとも、帰ると娘が笑顔で迎えてくれる」と目尻を下げた。大関候補と期待されるなど、役力士として安定した実力を発揮。「応援してくださる皆様のためにも、奥さん、子供のためにも、より一層頑張らなきゃいけない。引き締まる思いです」と語った。第49回大相撲トーナメントでは腰にテーピングしての出場で準優勝。
豪ノ山
昨年夏場所以来2度目の自己最高位東前頭2枚目。ご当所場所で初の三役を狙う。
千代翔馬
返り入幕の昨年九州場所から2場所勝ち越しで、2017年夏場所以来2度目の自己最高位西前頭2枚目。
翔猿
8日、一部週刊誌で付け人へのパワハラ行為の報道がされるも「事実と異なる部分が多い」と否定。
高安
第49回大相撲トーナメントで元大関が5年ぶり3度目の優勝。
一山本
2場所連続勝ち越しで、自己最高位西前頭4枚目。
尊富士
返り入幕から2場所連続2桁勝利。自己最高位だった昨年夏場所の東前頭6枚目まで後一歩まで挽回。
正代
8日、花相撲のNHK福祉大相撲終了後に披露宴を行う。お相手は、28歳で北海道函館市出身。3歳の長男が2022年1月に誕生。
錦木
時津風部屋に出稽古。
明生
17日、都内の荒汐部屋に出稽古。首のヘルニアなど、故障に苦しみ番付を下げている。
獅司
2場所ぶりの返り入幕。
竜電
第49回大相撲トーナメント十両の部で優勝。2場所ぶりの返り入幕。
安青錦
安治川部屋が部屋を創設して以来初の幕内力士。ウクライナからは、2024年九州場所以来2人目。初土俵から所要9場所での入幕は、常幸龍と尊富士に並びスピード出世。3月23日に21歳を迎える。
佐田の海
2場所ぶりの返り入幕。
朝紅龍
2場所ぶりの返り入幕。
御嶽海
14日、東京台東区の立浪部屋に出稽古。
白熊
3場所ぶりの返り入幕。