Data #10:今場所の目玉商品

照ノ富士

横綱在位20場所目。一人横綱は、番付上で18場所連続。10月1日からの秋巡業に参加。20日から糖尿病、両変形性膝関節症で巡業から離脱。25日の岡山巡業から再び合流し、土俵入りのみの参加も、責任果たす。巡業では相撲を取る稽古を行わなかったといい、九州場所への調整遅れが懸念される。

琴櫻

9月29日、都内のホテルで大関昇進披露宴が開かれ、1100人が出席。30日、99年前の1925年から続く歴史ある大会で、先代琴桜で元横綱の祖父、師匠で父の佐渡が嶽親方も果せなかった「全日本力士選手権」を初優勝。

豊昇龍

秋巡業2日から本格稽古を再開し、体の調子もよく8番とって全勝と精力的に稽古。

大の里

史上最速、所要9場所での大関昇進。二所ノ関部屋からは、現師匠(元横綱稀勢の里)が部屋を創設してから初の大関誕生。石川県出身では、99年秋場所以来、日体大出身では初。初土俵から所要9場所は、昭和以降1位のスピード昇進。9月29日、第2の故郷糸魚川市に凱旋し各種イベントに参加。30日に行われた「全日本力士選手権」では準V。10月18日、秋巡業中「アデノウイルス感染症」と診断され、約1週間の安静加療を要する見込みで離脱。今は『しっかり回復している』と話す。

大栄翔

4場所ぶりの関脇。

若元春

3場所ぶりの三役。

正代

昨年夏場所以来の三役復帰。

王鵬

秋巡業を休場。秋場所に右目付近を骨折。右眼窩底骨折と診断され、10月10日に手術を受ける。九州場所には間に合う見込み。東前頭筆頭は、自己最高位。

若隆景

10月3日、「右膝蓋腱炎で約4週間の加療を要する見込み」と診断され秋巡業を離脱。九州場所では、1年8ケ月ぶりに上位総当りとなる。

熱海富士

10月3日、「右変形性股関節症で1ケ月の安静加療を要する見込み」と診断され秋巡業を離脱。

美ノ海

「急性気管支炎で1週間ほどの治療が必要」と診断書を提出し、秋巡業を初日から休場。2場所連続の10勝を挙げ、自己最高位で挑む。横綱、大関総当りの場所。

欧勝馬

自己最高位。

狼雅

自己最高位。

高安

10月5日「変形性腰椎症に伴う急性腰痛症のため、7日から全治約3週間を要する見込み」と診断書を公表し、秋巡業を離脱。近年は慢性的な腰痛に苦しめられる。

宝富士

秋巡業を休場。

玉鷲

「左大腿後面の炎症性粉瘤を発症したため」秋巡業を休場。患部に、こぶし大のしこりなどがあり、局所麻酔を行って切開。このあと約4週間ほどの期間、毎週1、2度の受診が必要と診断。

北勝富士

10月7日「急性咽頭喉頭炎、両側急性中耳炎で14日までの間、通院治療と自宅安静が必要」と診断され、秋巡業を離脱。

千代翔馬

2場所ぶりの返り入幕。

錦富士

秋巡業を休場。

阿武剋

入幕2場所目。

時疾風

3場所ぶりの返り入幕。

獅司

20年春場所で初土俵を踏み、約4年半で新入幕。雷部屋からは、現師匠(元小結垣添)が昨年2月に入間川部屋を継承してから初の幕内力士誕生。ウクライナ出身では初。

尊富士

今年3月の春場所で110年ぶりの新入幕優勝の快挙。同場所で負った怪我で、夏場所全休。名古屋場所は、左胸の怪我で途中出場も2勝止まり。秋場所は、13勝を挙げ自身2度目の十両優勝で3場所ぶりの返り入幕。

朝紅龍

現師匠(元関脇朝赤龍)が部屋を継承して初の幕内力士誕生。大阪府出身では、昨年名古屋場所以来。日体大からは、戦後23人目。